ベニミズケムシ

Last-modified: 2018-07-31 (火) 22:47:41
ベニミズケムシ(オリフレ)_fw.jpg
名前
ベニミズケムシ
学名
Blepharisma japonicum
英語表記
Japanese Blepharisma
分類
異毛目 ブレファリスマ科 ブレファリスマ属
保全状況
未評価 (NE)

元動物の解説(製作者様のレスより抜粋)

ブレファリスマ、或いはブレファリズマとも呼ばれる、日本の池や沼、川等の淡水域に棲息しており、シストと呼ばれる休眠体が土壌に見付かる事もある、紅色から赤紫色の全長150~500μm、幅55~180μmの紡錘形の繊毛虫類です。
口が特徴的であり、先端より稍後方腹面より溝の如く切れ込む様な形状で、その口のサイズは非常に大きく、全長の3分の1から2分の1程を占めています。
赤色から桃色に近い色素であるブレファリスミンから構成される色素顆粒を持ち、ブレファリスミンは、紫外線の一部を遮蔽する事でこれに因るDNA損傷を防ぎ、捕食者の多くに対しては毒性を示して、その色素顆粒は、攻撃を受けた時に傷口より放出されて相手を忌避させるか、弱らせ、量が多いと死に至らしめます。
但し、同種にはこの毒性は示されず、細菌類や小型鞭毛虫類を捕食する際にも用いられぬ、防衛に特化した色素顆粒であると共に、頑丈な身体である為、致命傷を負う事は少なく、又、このブレファリスミン色素顆粒は、光を受容する眼の働きも持っています。
性別は雌と雄ではなくIとIIであり、Iがガモン1と呼ばれるフェロモンを発し、これに因りIIがIに誘引されて接合し、Iはこれに依りガモン2を分泌出来る様に成り、ガモン2はIをIIと接合出来る様にする、という複雑な繁殖様式を有し、無性生殖も行います。
環境が悪化すると、乾燥等の場合にはシストを形成して眠りに入り、その他の場合には血縁度の高い個体が群れを形成し、相対的に弱い個体が相対的に強い個体に捕食され合うという共食い行動を起こしますが、これは己の遺伝子をより多く後代に遺す為の独特な利他的行動であり、その際に生き残った個体は全長約700μm、幅約300μmの巨大虫と成ります。

概要

毒にも眼にも紫外線遮蔽物にもなる真っ赤な顆粒を全身に持つ「ベニミズケムシ(紅水毛虫)」のフレンズ。
けものフレンズBBS NEOの「【創ってみよう!】オリフレ投稿スレ」にて投稿された。
作者はamamas氏。

特徴

全身を深紅の衣装で身を包んでおり、攻撃されたと同時に、深紅の猛毒が舞う。
転んで怪我をしたとしても、鼻血を流したとしても、深紅の猛毒が舞う。
全長の2分の1程迄を占める大きな口は、上方に開いた装束を召した姿として現れたものの、先端より稍後方腹面より口が始まる為に、ベレー帽を被った姿と成った。
食べたり保存を目的として何かを取り込んだりした際に大きく成るのは、仲間を取り込んで巨大虫に成る所から来ている様だ。
元の姿のベニミズケムシの意匠を施された何かを持っており、それはこのコが取り込み、保存した何かの一部である。
眠っている時は、元の姿であった頃のシストと同様に、迚も頑丈な様である。
弱肉強食をその思考法の根底に持ち、捕食者と被食者等(セルリアンも含めて)、多様な立場にその心身を置いて、多角的に思考を巡らせるコである。
それは、元の姿であった頃の血縁者同士での共食い行動に由来する、利己的と利他的の境界が曖昧な感じからでもある。
それでも、自身の遺伝子をより多く遺せるのに有利な行動でもあり、血縁者にとってもそれは同じである為、保存やコレクションが好きなコでもある。
当然の如く、保存用、鑑賞用、布教用、実用と4つは揃えようと努めるが、自身も保存される覚悟を常に持っている。
仲間想いではあるが、自己にも他者にも迚も厳しい性格のコであり、捕食の際に毒を用いない所から、稍甘い時もある性格である。
身体中に散らばる真っ赤なブレファリスミン色素顆粒が眼の役割を果たすので、基本的に全方位死角無しである。
故に、鼻血の異名を持つ深紅の猛毒が、今日もどこかの空を舞っているかも知れない。

一言

()(ぞん)(よう)(かん)(しょう)(よう)()(きょう)(よう)(じつ)(よう)だよん♪ ウチもじゃんじゃん()(ぞん)しなきゃね♪」

セリフ

「ニヒヒヒー、()(なか)(じゃく)(にく)(きょう)(しょく)だよん♪ ウチが(つよ)かったらウチが()(ぞん)する(がわ)(まわ)って、ウチが(よわ)かったらウチが()(ぞん)される(がわ)(まわ)るだけじゃん? ウチは(ほか)(だれ)かに(もの)(すご)(きび)しいよ、でもね、ウチはウチに(たい)して、もっともっと(きび)しいって()()かせる(あま)さをも()()わせているんだよん♪」