コミュニケーション

概要

「手のひらサイズのオンラインゲーム」を謳う、インターネットマルチプレイモード対応の本作には、実に多彩なコミュニケーション機能が実装されている。USB キーボートなどには非対応である、PSP のハード的な制約を補うために、様々な工夫が凝らされている。

SELECT ボタン2回押しで出てくるシンプルキーボードによるチャットが実現されている。コレは本作専用のシステムであり、辞書なども PSP 搭載のものとは違う。容量の関係で、携帯などの辞書に比べると賢くない。単語変換レベルなら、ゲーム中の単語なども登録されている。ケータイ的な絵文字も使用可能。PSU からおなじみのフキダシの形が変化するシステムも継承。「ノーマル」「バーン！」「ぽわぽわぽわ」の3つ。他のプレイヤーが同時に同じ発言をすると、フキダシが巨大化するシステムも継承。PSU にあったカットインチャットは、本作では採用されていない。

ソフトキーボード

文字入力は全てソフトキーボードで行う。本作オリジナル仕様。

• ストーリーモード、マルチモード、インターネットマルチモードの場合、セレクト2回押しで出る。
• 文字変換は△ボタン。□ボタンは無変換。
• 変換候補のない状態で□ボタンを押すと「OK」にショートカット。そのまま○ボタンで発言。
• 変換候補がない状態で△ボタンを押すと、フキダシの形が選べる。3種類。
• ソフトキーボードを出した状態で、□＋方向キー上下を押すと、過去3回分までのチャット発言履歴。

シンプルメール

オンラインマルチプレイモード限定機能。パートナーカードを交換したフレンドに送信することができる。ミッション中のフレンドにも送信可能。同時に3人まで送信可能。オフラインのフレンドにもメールを打つことができる、相手がオンラインになったときに、受信される。メールは同時に8通まで受信可能となっており、それを超えた分はサーバ側に保存される。受信したメールを削除してもう一度受信すれば、全て受信できる。

パートナーカード

最大100枚まで所持可能。1人のキャラクターではなく、最大8スロット分、セーブしている全てのキャラクターのデータを見ることができる。ただし、コメントはキャラクターごとに記入できる。様々な条件で絞り込んで検索したり、様々な条件でフレンド間のランキングを表示させることができる。パートナーカードをくれたフレンドと通信プレイを行うと、そのパートナーカードの内容が自動的に最新の状態に更新される。
マルチプレイモードでは、お互いにカードを所有していないとアイテムトレードができなかったり、ルーム作成設定で、カードの所持が参加条件といった設定が可能など、コミュニケーション上、重要な意味を持っている。

Tips：カードが渡されると、画面下部にアイコンが表示される。受け取るには、メインメニュー内の「コミュニケーション」にある「カードを受け取る」を選ぶ。カードを渡す場合も同メニューから。

ブラックリスト

特定のユーザーとのマッチングを避けたいときに利用する。ブラックリストに加えたアカウントの全キャラクターと、一切マッチングされなくなる。相手からも見えなくなる。登録は40件まで。ブラックリストの登録、編集はインターネットマルチモード限定の機能。
【登録相手のセレクト元】

• パーティメンバー
• プレイログ（最近マッチングした10名から）
• シンプルメール
• パートナーカード

ショートカット

あらかじめシンプルキーボードを使用して登録したメッセージを、任意で表示することができる。マルチモード、インターネットマルチモードでプレイ中に SELECT ボタンを1回押すと、ショートカットウィンドウが表示される。前作同様12個まで登録可能。
※ストーリーモード時に SELECT ボタンを1回押した場合は、ショートカットオーダーが優先表示される。左右のボタンで切り替えられる。

Tips：フキダシの形は、ワード登録時のキーボードでは変更できない。ショートカット設定の各項目選択時に、△ボタンを押すと順に切り替わる。ノーマル→バーン→ぽわぽわ→…

オートワード

特定の行動を取ったときに、自動的に設定しているメッセージを発言するシステム。キーボードが使えない PSP のチャットをサポートする。
メッセージの内容は、ユーザーが自由に設定することができる。フキダシの形も変更できる。デフォルトは全て未設定になっている。全てのモードにおいて設定はできるが、実際に使用できるのは、マルチモード、インターネットマルチモード時のみ。なお、オートワードは該当の状況になった際に、全てが必ず発言するようにはなっていない。発生しやすい状況（例：被ダメージ時）などは、発言する確率が抑えられており「ちょっと出過ぎてウザいんだけど！」という状況にはならないようになっている。

Tips：フキダシの形は、ワード登録時のキーボードでは変更できない。オートワード設定の各項目選択時に、△ボタンを押すと順に切り替わる。ノーマル→バーン→ぽわぽわ→…

アイテムトレード

トレード対象者、トレード可能な場所、トレードできるアイテム、全てに制限が掛けられている。

• 場所：シティのカフェ内にあるアイテムトレーダー。スペシャル体験版では利用できない。
• 対象者：パートナーカードを交換しているプレイヤー同士でのみ可能。
• 対象アイテム：武器(B～Cランク)、鎧・ユニット(B～Cランク)、回復薬、治療薬、増強剤、服／パーツ、家具、PMデバイス等。ユニットはSUVユニットやミラージュユニットが可能。
  クバラ製は、交換不可のものが多い。特にパスワードアイテムは、服／パーツ等も含め大多数が不可。

フィールドにも条件付きでアイテムを置くことができる。

• ストーリーモード：整理しやすいように、アイテムは全て置くことができる。
• マルチプレイモード：回復系アイテム・能力値上昇系アイテム・トラップなどの消費アイテムのみ置くことができる。
• インターネットマルチモード：マルチプレイモードと同じ。
• チャレンジミッション：全てのアイテムを置いて交換することができる。

ロビーアクション

いわゆるエモーション。基本的にはシティで使うモノだが、フィールドでも一部使用可能。

チャットの文字変換

辞書に登録されている変換候補。武器カテゴリの別称などが登録されている。登場するアイテム名、モンスター名などもスムーズに出る。

【変換例】