戦略提案(日本)

Last-modified: 2020-06-23 (火) 17:52:32

※Rule the waves2 V1.14 で日本を数回プレイしたので、日本でプレイする上での方針を提案してみたいと思います。1900年スタートを前提とします
※作成者はWIKI編集初心者ですので、至らない点等あるかと思いますが、ご容赦ください
※2020年2月7日、戊:空母航空団編成、目次を追加
※2020年2月15日、戊・空母航空団編成に C:5飛行隊編成 を追加
※2020年2月26日、巳・航空戦統計(防空に何が最も有用か)を追加
※2020年6月23日、航空戦統計にSAM実装後の一例を掲載
以下、目次

甲:ゲーム中における日本

 1900年スタートにおける日本は、一言で言うと「発展途上国」です。
 ドック容量は10000トンと列強最小であり、使用できる砲も最大10インチと列強最弱、かつ、予算も最低レベルです。
 序盤においては、ドックの早期拡張と急速な技術研究、予算の都合で数の上で優位に立てない中でどう戦うかが悩みどころになってきます。

 一方で、ゲーム終盤になると、経済が発展し、史実通り世界3位の海軍力を誇る強国へと変貌します。この段階であれば、イギリスと単独で戦争して勝利することも不可能ではありません(アメリカはもっと凄いことになっているので、ゲーム終盤での戦争はおススメできません。奴はCVを40隻とか揃えてきます)

 日本の強みとしては、その立地が挙げられます。列強がひしめくヨーロッパから見れば辺境の極東にあり、最初の守備範囲は2つの海域だけで済みますので、列強との戦争において、多くの場合、その全力を相手にせずに済みます。極東地域に拠点を持つ列強勢力でも、港湾の規模や、他の植民地の防衛との兼ね合いで、極東地域に多数の艦艇を派遣することは難しいからです。
 ですので、日本の攻略の基本としては、列強に比べて劣る戦力を可能な限り集中し、極東地域に派遣されてくる敵艦隊を各個撃破するという形になるかと思います。この作戦のために、台湾の港湾規模を可能な限り拡大することをお勧めします。最低400くらいはあるといいと思います。

乙:攻略方針

その1:序盤 1900~
 日本にとって、序盤のうちに可能な限り叩いておきたいのがロシアです。
 ロシアは列強の中で唯一日本と本国相当の海域が重なっており、また、海軍予算でも日本に優越しているので、放っておくと日本近海にこちらを圧倒する大兵力を展開してくるためです。
 ですので、兵力差の少ない序盤の内に、ロシアと一戦して、その力を削いでおくことをお勧めします。
 また、序盤においては、フランスとドイツは格好の戦争相手です。
 両国はアジアに多くの植民地を持ち、予算でも日本を上回っていますが、極東は彼らの本国から遠く、艦艇の支援基地も貧弱ですので、極東に強力な艦隊を展開することはめったにありません。ですので、日本プレイでは各個撃破をやり易く、序盤から勝負に出れて、リターンも見込める絶好の相手となります。
 ですので、序盤における日本の戦争目標は、ロシア、フランス、ドイツの3か国が良いと思います。ただし、勝てるからといって、日本の防衛するべき海域を無暗に増やさないでください。日本がそれらの海域全てを防衛する戦力を整えられるのは終盤になってからで、現状では維持するのが難しいです。

その2:中盤 1920~
 序盤を上手く進めてきた場合、日本はアジア地域を中心に勢力を拡大し、予算もフランスやドイツに近づきつつあると思います。
 中盤で重要になって来るのが、同盟関係です。何故なら、単独で勝てるような相手、フランスやドイツとは序盤で戦っており、アジア地域で取れるものは取ってしまっているはずなので、これ以上戦っても得るものが少なく、従って、イギリスやアメリカといった超大国との交戦を考慮する時期になるからです。
 残念ながら、イギリスやアメリカに、日本単独で抗する術はありません。ですので、同盟によって味方を増やし、強大な敵を分散させて、日本は引き続きアジア地域に侵攻してきた敵艦隊を各個撃破することに専念することになります。

 また、運に左右されますが、イギリス、あるいはアメリカと同盟を組むことに成功すれば、超大国相手に戦争を実施することも不可能ではありません。
 おススメは、アメリカと組んでイギリスを叩くことです。イギリスはアジア地域に多くの植民地を持ち、日本としては、守備するべき海域を増やさないままに勢力を拡大することが可能です。また、これによって、イギリスと戦争に及んだ時、アジア地域に大艦隊を展開されて苦戦を余儀なくされる、という事態を防止することができます。

その3:終盤 1940~
 この時期になると、日本の国力が増強され、フランスやドイツといった列強を上回る様になってきます。ロシアなどはもはや敵にすらなりません。
 戦力的にも、空母機動艦隊の整備などを推進していれば強力な航空打撃力を擁しているはずで、日本の固有スキルである奇襲攻撃が上手く発動すれば敵に一方的な大打撃を与えることが可能になってきます。
 序盤、中盤と苦しかった分、自由に振る舞えるのが終盤の日本です。
 特に、序盤では雲の上の存在であったイギリスと単独で戦って勝利することも不可能ではなく、インド洋、南太平洋への進出も夢ではありません。

 一方で、この時期のアメリカはほぼ一強状態になってきますので、太平洋戦争の勃発は可能な限り回避してください。
 もっとも、イギリスと同盟を組んだ状態であればアメリカに対抗することは不可能ではありません。どうしてもアメリカをぎゃふんと言わせたい!という方は、同盟関係をうまく使うことを考慮に入れるのをおススメします。
 でないと、総計で30隻とかのCVを擁する米帝様と正面対決することになります。

 日本プレイする上での戦略提案は以上になります。参考になりましたら幸いです。

丙:艦艇整備方針

・1900~
 ゲーム開始時点の日本は、素直に海外に建造を依頼するのがおススメです。
 16000トンまで建造できるイギリスを筆頭とする欧米列強の他に、6インチ砲の品質0を最初から有するアメリカなど、候補はいろいろあります。
 イギリスに発注して敷島型を再現したいところですが、作者はアメリカを推します。というのは、この時期の前弩級艦は舷側装甲8インチでもそれなりに通用するため、ドック規模が14000トンのアメリカでも有力な艦を建造できる上、副砲として優秀な6インチ砲の品質が他の列強よりも優れているためです。
 このため、作者は、B、CA、CLまで、全てアメリカに外注してしまいます。国産はDDくらいです。

・1905~
 ドックの拡張に注力していれば、この時期には既にドックの規模で欧米に匹敵しているはずです。ですので、この辺りから国産の艦艇の生産を考慮し始めます。
 残念ながら技術予算最大でも、日本では英米の技術力に追いつけません(特に主砲口径)ので、史実であれば建造が始まっているBBを日本はまだ作れません。ですので、副砲に10インチとかの大口径砲を多数備えた準弩級戦艦を揃えていくことになると思います。
 まだ外注でいいや、ということであれば、欧米に新式戦艦を発注してもいいでしょう(作者は相変わらずアメリカに頼ります)。技術先進国に外注した艦が竣工すると、その進んだ技術からインスピレーションを得て国内の技術が発展する場合もあるので、お得な気がします。

・1910~
 この時期は、とにかく、戦艦と巡洋戦艦を作りましょう!
 将来すぐに陳腐化しちゃうよな~とか考えたりせず、今、手に入るものを作るのです。
 国産にこだわるのもよし、外注で新式の艦を入手するのも良し。とにかく、他国の戦艦と撃ち合える船の頭数を揃えましょう。
 そうしないと、質はともかく、他国に数で圧倒される様になってしまいます。実際、作者はロシアに圧倒されたことがあります。質で勝っていても戦艦6対戦艦17では勝ち目がありませんでした。相手には前弩級艦も混ざっていたのですが・・・。

 12インチ砲が手に入っているなら、国産化してバンバン建造するのもいいです。この時期の日本は他国より建造期間が長いのですが、その分、1ターン当たりの費用が小さく、予算を組みやすかったりします。
 クロスデッキファイアとか、意外と強力です。
 とにかく、建艦競争で負けない様にしましょう。

・1920~
 この時期になると、最初から持っている艦艇が陳腐化してきています。特に速力が鈍足で、この時期には初期艦は敵にVPを与えるカモにしかなりません。使い道が無ければ廃棄して、新型で更新しましょう。
 特に、巡洋艦の更新を検討するべき時期です。空母を作ってもいいですがこの時期はまだ有効に運用できません。
 なるべく足の速い巡洋艦を建造しましょう。植民地経営に活躍するCLは、逃げられないとすぐに沈むので特に足が重要です。CAの方は、この時期に作っても陳腐化が早く、巡洋戦艦で代用できるので後回しでもいいと思います。

 超弩級戦艦、超弩級巡洋戦艦もできたら建造しましょう。14インチ砲でも門数が多ければ結構長い間通用します。

 旧式のCAは、CVLに改装してしまってもいいかもしれません。10000トン以上の大型艦であれば、搭載機20前後の、この時期としては有力なCVLに変貌します。低速なので艦隊型空母としての寿命は短いですが、ゲーム終盤でも、TP用の対潜護衛空母としての運用が可能です。空母運用の練習にも使えます。

 偵察任務に水上機を運用していくつもりなら、大型の水上機母艦を複数、建造してもいいです。ただ、ゲームの都合で戦場に出て来ないこともあり得ます。
 水上機母艦の索敵能力はかなり高いので、使えればかなり便利です。搭載機数が多いのはやはりいいですし、カタパルトの無い時代では水上機の離発着に艦が停止する必要があるので、将来はともかく、この時代に主力艦に水上機を搭載するのはおススメしません。作者は基本、水上機母艦を作って分業させます。

・1930~
 空母戦術が進歩し、空母機動部隊が編制される時代に入ってきますので、いよいよ空母を作りましょう!
 旧式化した艦を改造してもいいですし、新設計してもいいです。
 新設計するなら、20000トンで搭載機50機以上の空母がおススメです。ほどほどの値段で数を揃えられて、便利に使えます。
 もちろん、より搭載数を増やした大型空母を建造してもいいです。とにかく、艦上機の数=打撃力になりますので、防御は巡洋艦程度で搭載機数をどんどん増やしましょう。巡洋戦艦などの盾役を整備していれば、実戦に出しても空母が攻撃を受ける機会は稀です。

 また、予算的に厳しいですが、ここらで新式の戦艦、あるいは巡洋戦艦をごく少数、調達してもいいです。速力が27~30以上出る高速戦艦・巡洋戦艦であれば、空母の盾役として、あるいは航空戦でダメージを負った敵艦隊への殴り込み役・トドメ役としていい活躍をしてくれます。きちんと上空にCAP機がいれば、戦艦は航空攻撃にも簡単に負けたりしません。
 1920年代に超弩級戦艦、あるいは超弩級巡洋戦艦を建造できていれば、それで十分間に合います。無理に作らなくても大丈夫です。

 マガジンボックスという技術が開発された場合、作者としては使ってみてもいいと思います。これは弾薬庫のみ重防御にして、他の部分の装甲を減らす(なので従来よりも排水量を削減できる)技術、らしい、ので、防御を万全にしたい場合は採用しない方がいいのですが、作者は「他で減らした分を弾薬庫周りに集中できる」と解釈しています。排水量を削減しながら、ワンパンで吹き飛ばされる危険がある弾薬庫を重防御できるので、実戦でも有用であると考えます。

 各海域での小競り合い用にCAを準備してもいいです。この時期であれば、終盤でも通用する船が作れる様になってきます。その場合、8インチ以上を12門、速力30ノット以上、防御舷側5~6インチくらいは欲しいです。というのは、史実と異なり軍縮条約が無いので、これくらいの要目の船をAIが出してくるためです。8インチ砲は将来自動装てん装置が開発されて、同数の10インチ砲艦にも打ち勝てる様になるので、8インチ砲で排水量に余裕のある艦を整備することをお勧めします。

・1940~
 もはや主力は空母の時代です。より強力な空母を建造しましょう。
 大鳳の様な装甲空母を整備してもいいでしょう。大型化した空母には重防御を施す価値があります。

 1920年代に建造した戦艦、巡洋戦艦は、廃棄するか、空母に改装してしまいましょう。いずれにしろ、AIが出してくる新式の高速戦艦・巡洋戦艦には、もはや対抗できません。空母に改装すればそこそこ有力な戦力になってくれますが、そこは予算と好みの問題です。
 空母を主に、盾役の高速戦艦・巡洋戦艦を極少数、そして新式の巡洋艦を整備していきましょう。
 特に、軽巡は、今作から最大排水量が10000トンまで(最初は旧作と同じく8000ですが、途中で解禁されます)作れるので、AIは6インチ12門とかの軽巡を繰り出してきます。自動装てん装置搭載艦同士だと、あっという間に双方の艦が火だるまになっていきます。
 個人的には、6インチ連装砲を多数装備した軽巡をおススメします。6インチ砲は両用砲になることができるのですが、三連装砲ではDP化できないからです。対空、対艦能力に優れた大型軽巡、使い勝手がいいです。防御が薄いのが難点ですが。

・1950~1970
 メインゲームは1955年までですが、1970年まで遊ぶことができます。
 延長して遊ぶ場合は、ロマンに走りましょう!

 基本的な建艦方針は1940年代を踏襲しますが、余裕を見て、好きに船を作りましょう。
 作者18インチ12門、速力28、舷側18インチとかの超戦艦を作って遊んでました。AIが出してくる新戦艦相手にも無双できて楽しかったです。建造コストはかっとんでましたが・・・

 以上、作者が日本でプレイした上での、建艦方針でした。
 他にもいろいろ意見はあると思いますが、そうやってあーだーこーだできるのがこのゲームのいい所だと思います。

丁:対潜について

 このゲームにおける潜水艦は、無慈悲に作者の主力艦を葬り去ってきました。
 ようやく竣工したばかりの新鋭空母を持って行かれたのは、1度や2度ではありません。

 ので、この憎い潜水艦対策をいろいろやってみて、効果があったものをご紹介します。

 ずばり、飛行艇大量配備です。
 対潜護衛艦を大量配備してもいるのですが、飛行艇は潜水艦攻撃イベントを度々発生させてくれるので、潜水艦をより素早く駆除することができます。
 ですので、基地航空隊の攻撃能力は我慢して、とにかく、飛行艇を、あちこちに、大量に、配備するのです。
 飛行艇軍団で可能な限り迅速に敵潜水艦を撃滅する。これが今のところ一番効果を実感できる方法です。

 これは、アメリカプレイの時なのですが、ASW値900/900くらいを用意しても、潜水艦による被害は一向に減りませんでした。
 1940年代以降に起こった戦争での話なのですが、大体100隻くらいの敵潜水艦がいた場合、毎月商船は20~30前後、バンバン沈み、主力の大型空母や巡洋艦も、唐突に持って行かれます。戦艦はなかなか沈まないんですが、同じ水雷防御レベル4の空母や巡洋艦はどうしてかあっさり沈みます。
 支配海域各地に最新の対潜能力を持った駆逐艦を各8隻程度配備し、ASW値は上記の値を満たした上でこれです。

 被害を防ぐのは難しい。
 ならば、やられる前に沈めてしまえ。
 これが作者の結論です。

 飛行艇大量配備によって敵潜水艦を迅速に沈め続けることで、100隻いた敵潜水艦も、1年後には大体20とかに減っています。

 が、残念ながら、それでも被害はゼロになりません。
 商船は数隻ずつ沈められるし、駆逐、コルベットなどの小型艦を中心に被害は出続けます。たまに戦艦や空母などの主力艦もスナイプされます。
 たった数隻の潜水艦が、数十隻の護衛艦艇の群れをかいくぐってどうやって攻撃しているのかはなはだ不思議ではありますが、スナイプされるものはされるのです。

 どなたか、良い対潜対策を発見した方。ぜひご教授くださいませ。

戊:空母航空団編成

 本ゲームの目玉となるのが、機動航空部隊、すなわち空母を中心とする機動部隊の戦いをシミュレートしている点であると思います。
 それで、いくらか空母航空団の編成を試してみたので、その感想と、実戦での運用面における感想をお伝えします。
 あくまで個人の感想です。

 :空母航空団編成方針
  a:シンプル型
 空母航空団を構成する航空隊を、なるべく大きな単位(最大20機)でまとめるやり方です。
 例えば、F20、F20、DB20、TB20の4個飛行隊、計80機編成などです。部隊運用時に管理しやすいやり方ですが、1航空隊の編成上限が現状20機であるため、80機以上搭載の超大型空母を建造する場合、部隊構成が中途半端になる場合があります。
  b:小分け型
 空母航空団を編成する航空隊を、F12、F12、F12、F12、DB12、DB12、TB12、TB12の、8個飛行隊、計96機編成するなど、飛行隊を上限までの数とせず、小分けにして運用するやり方です。このやり方のメリットとしては、戦爆雷連合の打撃部隊を2部隊編成しやすく、攻撃部隊を常に2部隊準備できる点です。例えば、第1次攻撃隊を発艦させた後に新目標が発見された場合に、そちらに第2次攻撃隊を向かわせるといったやり方や、敵に波状攻撃をかけるといった使い方ができます。80機以上搭載の超大型空母でもバランスよく航空団を編成できます。

 :運用した感想
 bの小分け型を最初運用していたのですが、バグなのかシステムの都合なのか、戦闘機部隊が消失して、せっかく2波の攻撃隊を編成できるように作ったのに満足に護衛の戦闘機をつけられず、攻撃隊が敵機の迎撃で大損害を受けるという事態が何度か発生してしまいました。多分、戦闘機部隊はCAPのために飛んで行ってしまっているんだと思うのですが、各空母からバランスよく飛び立つのではなく、いくつかの空母から集中的に飛び立ってしまうようです。また、航空隊が細かく分かれているので、管理するのがとても面倒くさく、恐らくこれは本当にバグなんですが、所属する飛行機の表示がマイナス表記になるという状態が度々発生しました。
 aのシンプル型はbで起きた問題を解決するために導入した編成案です。これも、CAPのためにいくつかの空母から集中的に戦闘機が発艦してしまうという事態が起きましたが、bよりは影響が小さかった様に思います。ただ、注意点として、攻撃役のDBやTBを1度に出せるだけ出してしまうと、同時発艦機数の制約から護衛戦闘機の数が少なくなってしまい、敵機の迎撃を受けて敵艦への攻撃前に多数のDBやTBが撃墜されてしまうという事態も発生しました。出せるからと言って欲をかかず、戦闘機をちゃんと護衛につけることをおススメします。また、第1次、第2次と、1隻の空母で攻撃隊を2つ編成しづらいのがちょっと使いづらいかなと思いました。

 :新編成 C:5飛行隊編成
 上記のaとbの中間みたいな編成です。戦闘機3隊、艦爆1隊、艦攻1隊で、F16F16F16DB16TB16などの編成です。
 バグも起こらず、また、戦爆雷連合の攻撃隊を編成するとだいたい艦の同時発艦機数に近似するので使いやすかったです。護衛もちゃんとついているので、味方航空部隊の損害もかなり減りました。
 5で割れる搭載機数の空母には大体使えますが、半端な数字になる場合は、戦闘機優先で積むといいと思います。
 作者としては、この編成案をおススメします。

巳:航空戦統計

 いつのバージョンからだったかは失念してしまいましたが、このゲームでは、戦争終了後、その戦争中に撃墜した敵機が、何によって撃墜されたかを示す統計データを表示してくれます。
 艦隊防空において何が重要かが分かり易いかと思いますので、一例として、作者がVer1.17でプレイした中での統計データを公開したいと思います。
例1
1950.10航空戦統計(戦闘機の重要性が分かりますね).png
例2
1962.4航空戦統計.png
 これらのデータをご覧いただければ、防空において何が最も活躍しているかは一目瞭然ですね。
 1に戦闘機、2に戦闘機、3に戦闘機、4に戦闘機、5に戦闘機、といった感じです。6にその他の航空機、といった感じでしょうか。艦の対空兵装の中では対空砲が比較的活躍していますが、機関砲や機関銃はあまり活躍する機会に恵まれていないのが分かります。
 ちなみに、この統計データは、作者がよく使っている5部隊編成(戦闘機3隊、攻撃機2隊)の空母航空団を持つ空母で戦った結果です。戦闘機の割合を優先しているので、防空に常に多くの戦闘機を割くことができていたからこういう結果になっています。
 もちろん、対空砲の類が役立たず、というわけではありません。上空に護衛機がいても敵機の爆撃や雷撃を受けることはありましたし、護衛なしで行動しなければならない場合は対空火器が命綱となります。この結果は、艦の対空砲火が炸裂する間合いに入るよりも先に、味方の戦闘機部隊がより多くの敵機を撃墜してくれている、ということです。
 「マリアナの七面鳥撃ち」は、対空砲火の有効性を証明する逸話でもありますが、実際には、攻撃に向かった日本軍機は、その大半が米軍の戦闘機による迎撃で撃退されています。当時の日本軍側パイロットの技量低下や、航空機の性能差などによる結果ですが、同時に、艦隊防空にとって戦闘機が最も重要な活躍をするということでもあります。
 敵機の空襲で味方がやられる! という方は、是非、戦闘機部隊の充実をご検討ください。

:SAMのススメ

SAMのススメ.png
 1960年代に起こった戦争でSAMの威力を体感できたのでご紹介。
 これまでは戦闘機部隊頼みだったのですが、SAM実装後に本格的にSAMを導入した艦隊(戦艦から駆逐艦まで、全ての艦に単装以上のSAMランチャーを搭載した艦隊)を編成して戦わせてみたところ、思っていた以上に効果があって驚きでした。
 敵機動部隊、基地航空隊との戦いで数百機が一度に襲来するとさすがに全ての攻撃を撃退することはできなかったのですが、それでも味方艦隊の被弾は1、2発と軽微で、SAM無しで戦っていた過去の経験からすると雲泥の差がありました。
 SAMは重量があって搭載しにくいのですが、その分の見返りは十分にある様です。
 これからまたバランス調整等あるかと思いますが、うまく活用していければと思います。

 以上、長文になりましたが、どなたかのお役に立ちますように。