Combat Air Patrol(CAP)-直掩・戦闘空中哨戒(意訳版)

Last-modified: 2020-08-08 (土) 11:11:15

Combat Air Patrol(CAP)-戦闘空中哨戒

Combat Air Patrol(以下CAP)とは戦闘機を用いた艦隊防空の事を指します。主に艦隊の上空に戦闘機を貼り付かせ、敵の航空攻撃を阻止する事を目的とします。

Overview-概要

RTW 2では、CAPは主にゲームのAIによって処理されます。 プレイヤーはCAPの強さを設定するだけです。
護衛や攻撃に使用できる戦闘機が少なくなるという点で、強力なCAPにはマイナス面があります。
CAPを設定すると戦闘機は自動的にTask force(任務部隊、以下 TFと呼称)を巡回して艦隊を直掩し、空中哨戒に当てられます 。
戦闘機はTask Force(艦隊)の上空を燃料切れまで飛行した後、その後給油される予定です。
CAP機の離発着の為に航空戦隊は自動的に艦首風上に針路を取ります。
既存のCAPがすでに空中にある場合、戦闘中にCAPの設定を変更すると、少し遅れて反映されます。

注意:
Task Force=任務部隊、海自では「艦隊」(旧海軍の艦隊に相当)
Task Group=任務群、海自では「隊群」(旧海軍の戦隊に相当)
Task Unit=任務隊、海自では「隊」(旧海軍の隊に相当)
※厳密には異なる概念ですが親しみ易さを重視して旧海軍表記とします

Setting CAP levels-CAPレベルの設定

CAPを設定するための画面は、ROUTINE AIR OPS画面にあります。
この画面では、CAPに専念する利用可能な戦闘機の割合を設定することができます。 LightからMaximumの範囲で設定可能な4つのレベルがあります。Maximumの設定は、空母力を利用可能な戦闘員の約50%をCAPに当てるようにします。この画面では、捜索パターンも設定できます。
Task Force(艦隊)内の全ての航空母艦から (搭載機数問わず)等しくCAP任務に戦闘機を供出するでしょう。
[添付]キャプレベル

Distant CAP-離れた戦隊への直掩

航空戦隊に「Support」の役割が割り当てられている場合は、支援されている戦隊、つまりリードフォーメーション(従属)として設定されている戦隊の上へ直掩機が向かいます。
[添付]リードフォーメーション
航空戦隊は「Surport」された戦隊に戦闘機を送り始め、その戦隊に対して一定のCAPを維持しようとします。 「Suport」されている戦隊がかなり離れていても、直掩機は向かいます。
「Suport」を割り当てられた航空戦隊は、一般の戦隊とは異なり「Suport」された戦隊から数マイル離れて追従します。


[添付]数マイル離れたところにいる艦隊
CAPのコントロール画面で設定できるのは艦隊全体への防空レベルだけで
Distant CAP(離れた戦隊へのCAP)は航空戦隊ごとに設定する必要があります
[添付]Distant cap の画面

Other factors that affect CAP-CAPに影響を与える要因

国がフライトデッキカタパルト技術を研究した場合、その国はフライトデッキカタパルトを設置することができます。
一旦設置されれば、この装置は空母の針路を変更する事なくCAPと捜索機を発艦させる事が出来るようになります。
空母は常に風向きによって針路を変え、すべての飛行機を回収しようとします。
研究によってCAPの有効性を高める開発や、技術の進歩などの要因がいくつかあります。

CAP and combat -CAPと航空戦

戦闘空中哨戒の目的は、艦船や地上の目標を航空攻撃から守ることです。
CAPに割り当てられた戦闘機は、直掩を命じられた船または基地の近くを哨戒するでしょう。


敵機がCAP戦闘機の範囲内に入った場合、戦闘機は敵機を撃墜しようとします。
戦闘はランダムで発生し、攻撃面に対する直掩隊(CAP機)の位置や、研究によって開発できる(高度な戦闘機制御方法)などのその他の要因も関係します。
したがって、対空戦闘は、攻撃側の飛行機が航空攻撃を完了する前後に発生する可能性があります。


敵攻撃隊が投弾・雷撃する前に空対空戦闘が発生した場合、敵攻撃隊が突入する前に交戦の結果が適用されます。空対空の戦闘は飛行隊レベルで発生します。
(つまり敵機を予め戦闘機で撃墜したり損傷させた場合、敵は投弾・雷撃を行う前に交戦結果の判定を受けます)


敵攻撃隊一隊に対して、こちらも一隊の飛行隊が割り当てられます。
空対空戦闘の結果は、機体の無影響から攻撃任務の中止、敵機の完全破壊まで、多岐にわたります。
空対空戦闘の結果は、攻撃側の飛行機と防御側の飛行機の双方に影響を与える可能性があります。

以下は航空戦によって起きるステータスです
[添付]航空戦のログ写真

  • No effect (効果なし) 戦闘による影響がない場合、航空結果は表示されません。
  • Dameged(損傷) 損傷した飛行機は目標を攻撃しようと試みるかもしれませんが、成功率は減少します。 損傷を受けた飛行機は着陸時に墜落し破壊される可能性が高くなります。
  • Destroyed(撃墜) 飛行機(そしておそらくパイロット)も撃墜されています
    ・空戦は、攻撃側と防御側の両方に混乱を招きます。 これはさらなる空対空戦闘での有効性および船舶への攻撃において
    艦船への攻撃の正確性や成功率を低下させます。

CAP fuel and ammo -CAPと燃料・弾薬

飛行隊は、使用弾薬を使い果たすまで、複数の空対空戦闘に参加します。
経験豊富な分隊は弾薬が切れる前により多くの空対空交戦に従事することができます。
飛行隊が弾薬を使い果たすと、敵機を迎撃するのをやめて着陸します。 燃料の残量が少ないと、飛行隊は基地や地上に帰投します。
これは、遠く離れた戦隊のCAP(直掩)を行う戦闘機の場合は頻繁に目にする事になるでしょう。
追記:つまり遠くの戦隊のCAP(Distant CAP)を行う場合はどうしてもCAPされていない時間が発生する事が多くなる