種族/紹介

Last-modified: 2011-06-24 (金) 22:18:12

イントロダクション

(マニュアルより)

 

Sins of a Solar Empireへようこそ。
このゲームはターン制の戦略ゲームとリアルタイムの戦略ゲームが持つ最良の要素を組み合わせたRT4Xゲームです。
あなたは3つの個性的な種族からひとつを選んで指導者となり、あらゆる手段を駆使してライバルを打ち倒し、人々を勝利へと導かなければなりません。
あなたの勢力が新しい世界に広がることによって、重要な資源や強力なアーティファクトを手にしたり、大艦隊を建造するために造船所を建築したり、近隣諸国と交易を確立したり、さらには敵対文化を同化していくことが可能になります。
Sins of a Solar Empireに登場する種族は、それぞれ違った強みと弱みを持っています。
一度どの陣営で戦うかを選んだならば、あなたの母星の資源とあなた自信の知力だけが頼りです。
全てのフェーズレーンの先には危険が潜んでいることを忘れてはいけません。
あなたの滅亡を望んでいるのはあなたの敵対種族だけではないのです。

The Trader Emergency Coalition?(TEC)

歴史

(マニュアルより)

 
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TECの歴史は1,000年以上前、経済的動機による移民達により設立された"the Trade Order"の創設期に始まる。厳格な経済的指導者と行動規範を土台として、"the Trader Worlds"は急速に拡大した―そして"the Trade Order"を工業と経済の絶対権力と化した。一方で、"the Traders"の中核的指導者達を除けば、各々の構成世界はそれぞれの裁量に従い、政治体制や経済体系、文化を保っていた。


このような"the Trade Order"の黎明期において、後々銀河系を変革させることになるちょっとした事件が起きた。新しい貿易相手を見つけるための定期探査の途において、"the Trade Order"の使節団は赤色巨星を周回する乾いた砂漠の惑星に降り立った。この地で彼らが見たものは、最も憎むべき科学的かつ社会的な逸脱行為を営み、"the Trade Order"の誓約に背く人びとの集団であった。使節団が帰還すると、彼らのニュースは"the Trader Worlds"中に衝撃を走らせ、直ちに決定が下された―追放である。彼らの歴史において初めて"the Trade Order"はその意志を主権を持つ世界に強制した。一致団結し強制的に彼らの歪んだ従兄弟達を"Trader space"から永遠に排除し…そして忘れ去った。


その後の千年間、"the Trade Order"は相対的に平和と繁栄のうちに過ごした―人類の黄金期である。戦争は歴史書やホロビデオの中だけのものとなった。稀に発生する紛争は"the Trader"傘下の裁判所により収められ、貿易艦隊が星間連絡路を物資で埋め尽くした。


"the Trade Order"の黄金期は10年前"the Vasari Empire"の到来により唐突に終わりを告げた。防衛手段もなく、"the Trade Order"の船は呆気なく"the Vasari Empire"に掃討された。そしてものの数ヶ月のうちに敗北が現実のものと思われるようになった。戦局を覆す最後の手段として、"the Trade Order"は異星人の脅威と戦うための"the Trader Emergency Coalition (TEC)"の創設を承認した。"the TEC"は"the Trader Worlds"の莫大な工業資源を軍需物資に転用する技術を急速に身につけ、彼らの新しい戦闘兵器を"the Vasari Empire"を水際で食い止めるために投入した。"the TEC"にとって不運なことに、古の仇が今まさに帰還を果たし、彼らに向けて二面戦争の戦端を開こうとしていた。

解説

いわゆる人類種族。もっともクセが少ないので、初心者はTECから始めるとよい。ユニットは全般的に性能が低めで、その分安い。大量生産と物量作戦が基本戦略。早い段階から資金資源強化の技術が用意されているので、序盤の展開は速い。しかし、中盤以降の爆発力に乏しいので、序盤でつまづくと挽回は厳しいかもしれない。

The Advent

歴史

(マニュアルより)

 
LS_CharacterPsi.png

"the Advent" の起源は "the Trade Order" の歴史が記録される遥か以前に始まった。伝説によれば、彼らの文明は、ノウンスペースの辺境において精神的な救いを追求する多くの傷ついた集団の一つとして、古代の大戦に続く期間に始まった。


"the Advent" ―彼らの社会は "the Unity" の総称で知られている― は、高度に発達した文明であり、霊能力、超能力およびサイバネティック技術に強く依存している。エリート主義の精神が "the Unity" に浸透しており、 これは彼らの超常能力に対する偏重に最も強く現れている。"Silent Ones" ―"the Unity" の集合精神に参加する能力を持たない者たち― は、非常に稀であり一般的に忌避されている。


幼少時において、Adventの子らは、どんな方法であれ個々人の生得の能力に応じたやり方で開眼することを教えられる。そのため、幼い子供でさえ精神的能力を強化するために神経薬物や人工移植を利用することが一般的である。彼らの技術 ― "PsiTech"として知られる ― による統合の高度な段階は、 "the Advent" の奇妙な集団主義の感覚を形成する主な原因であり、彼らに思考と感覚とをほとんど先天的な水準で分かち合うことを可能にしている。この意識の海を導き、解釈し、整形することは、Adventの文化において高く尊重される技能である。そして、これらの領域における専門性が "the Unity" の社会的階層の基礎を形成する。女性、特に生まれついての優れた能力を示し、上位のカーストを支配するようになった者は、 "Coalescences"と呼ばれる。


"the Trade Order" が "the Advent" の祖先を彼らの故郷から追放したとき、それは彼らの精神に消すことのできない傷跡を作り出した。彼らの仇に天罰を下し、銀河の中における彼らの正当な立場を勝ち取るために、この刻印はその後何世紀にも渡って全てのAdvent市民に形成され続けた。この強力な復讐への執念は、"the Advent" の慣習をさらに推し進め、彼らの技術を "the Traders" の予想を遥かに凌ぐ領域にまで進歩させた。その後1,000年の間、"the Advent" は彼らに利用可能な全ての資源を、"PsiTech" を利用した恐ろしい新兵器や新能力の創造に費やした。彼らの資源が尽き、武装が整ったことを契機に、"the highest Coalescence" は "the Unity" の意志を統合し、決断を下した。今こそ支配の予言を成就させるために、本来の故郷に還る時である、と。

解説

非常にクセのある種族で、上級者向け。ユニットはTECほど安くなく、かと言ってvasariのようにそれだけで押し切れるほど性能が高いわけでもない。しかし、種族としての潜在能力は決して低くなく、各ユニットの特性や能力を見極めて上手く組み合わせると恐るべき力を発揮する。

序盤はきつく、展開はどうしても遅くなりがちだが、時間が経つにつれて強みを発揮し、中盤以降の爆発力は凄まじいものがある。ただし、これはあくまでも使いこなすことができれば、の話である。

The Vasari Empire

歴史

(マニュアルより)

 
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古代の"the Vasari Empire"はかつて無数の世界を支配していた。銀河の核を起源として、"the Empire"は拡大の一途をたどり、何百もの異種族をその支配下に置いた。"the Vasari"の遭遇した種族の殆どは原始的であり平和裡に併合されたが、一方でより発達した文明は非情に服従を強いられた。ひとたび征服されると、これらの種族は"valued citizens"として最低限の地位を与えられ、Vasari社会に同化させられた。征服された世界はその後封鎖され、反乱の機会を最小限に抑えるために、巨大な軌道上の施設から支配された。


全ての帝国がそうであるように、"the Vasari"文明の衰退も内部から始まった。10,000年前、"the Empire"の中枢世界が突如として沈黙した。はじめは現地種族による反乱としか思われず、"the Dark Fleet"の駐留部隊が秩序を回復すべく派遣されたが、一切の状況報告もなく消息を絶った。ほどなく、さらに3つの惑星が"the communications grid"の接続を断ち、沈黙した。そして内部諜報機関が、これらの事態を反逆者の仕業に過ぎないと見ている間に、さらにいくつもの世界が闇に消えた―"the Vasari"の古代の母星までも。


この未知なる敵の進出速度は驚くべきものであり、それは"the Dark Fleet"全軍の侵攻能力をすら遥かに凌駕していた!最後の手段として、"the Dark Fleet Veerr"は、"the Empire"の中核世界を食い荒らしている何者かに無差別攻撃を仕掛けるべく、彼らの部隊の大部分を帝国勢力拡大のための前線から呼び戻した。一隻の大破した"the Dark Fleet"の戦闘艦が"the Empire"の辺境惑星の軌道上に phase out して現れたとき、その惑星の住人はその船を調査することを決定した。そこで彼らが見たものは、恐怖によって発狂した、かつては百戦錬磨であった乗組員達の亡骸であった。


自治国家の行動としては稀なことに、その植民地は"the Empire"から遠く離れた星系へ脱出することを決断した。それは彼らが二度と再びVasari宇宙を見ることはないだろうことを意味していた。それから10,000年の間、"the Vasari"の難民船団は星系から星系へと移動を続けた。彼らは行く先々で警報ビーコンを残し、資源を補充するために必要な時間だけ逗留するとすぐに次の星系へと移動した。しかし"the Vasari"が如何に遠くへ逃避しようとも、彼らの警報ビーコンは必ず沈黙した。この未知なる敵は"the Vasari"の絶滅に向けて今も着実に歩みを進め続けているのだ。

解説

異星人種族。TECとは逆に、ユニットの性能は高く、その分コストも高い。Fleet Logisticsの消費も高めに設定されており、数を揃えにくいようになっている。phase stabilizerが設置された惑星同士の間ならば、航路を無視してphase jumpできる他、艦隊の機動性を高める技術やサポート艦が用意されている。「機動と集中」が基本戦略となろう。
資金資源収集能力は、TECよりは弱いがAdventよりは強い。序盤の展開は遅めだが、中盤以降一気に盛り返す爆発力がある。マップは広いほど強さを発揮できる。