リコ(ドルフロ)

ガンスリンガーガール2話は、リコが自身を語る部分から始まる。
かつては四肢に障害を持ち一歩も歩くことが出来なかった彼女は、義体になったことで自由に動けるようになった。
ベッドの上では得られなかった、公社の生活でのあらゆる事に喜びを感じるようになっていた。

公社を支援している政治家の政敵を暗殺する任務が下されたリコは現場になるホテルを下見に行くことになる。
そこでホテルのポーター見習いの少年エミリオと出会い、語り合う。
リコの持つケースを楽器ケースと思ったエミリオは、別れ際に再開と楽器の演奏をお願いする。

その後、ヴァイオリンを弾いているヘンリエッタに相談に行く。
「好きっていうのって良くわからないけど……もし私なんかを好いていてくれる人がいたら、幸せだな。」
というセリフはこの時のもの。
アニメでは二人でヴァイオリンを演奏してみるシーンが追加されている。

任務当日、ホテルの従業員に扮したリコは対象の暗殺に成功するが、部屋から出てくるところをエミリオに見られてしまう。
（ええと…こんな時なんて言うんだっけな…）とリコは動揺するものの、
そのまま銃をエミリオに向け「ごめんね」の言葉と共に彼を殺害する。*1

最後にリコが公社での生活を気に入っていることを再び語って2話は締めくくられる。
義体たちがどのような存在なのかを表している、序盤の印象的なエピソードである。