The Dig Picture

大局観

ジョン・タインズ
本書は、キーパーが現代の「クトゥルフの呼び声」キャンペーンを構築する際に使用する、広範なリソースのセットを紹介します。
また、現代ホラー／陰謀RPGのキャンペーンを運営するGMにとっても、この中に含まれる情報は役に立つはずです。

展望

デルタグリーンを作成した第一のきっかけは単純だった： クトゥルフの呼び声』には、なぜ異質な個人の集団が結束してクトゥルフ神話の力に立ち向かうのか、その核となる根拠が常に欠けていた。
H.P.ラヴクラフトの小説では、神話に立ち向かうのはほとんど孤独な個人でした。
3～6人のグループが集まって、このようなことをする理由は、ほとんどなかった。
そのため、CoCの自作キャンペーンでは、探偵事務所や心霊研究機関などの組織が登場することが多く、調査員たちがなぜ団結したのか、また、調査時間や研究図書館など自由に使える資源があるのか、新しい調査員をキャンペーンに容易に導入できるのか、といった便利な理由づけがなされている。
CoCでは、リアルなストーリーを重視するため、新しい調査員がいきなり現れるのではなく、例えば、宿泊しているホテルのフロントマンに、カルトの大きな生贄の儀式を妨害しに行くように勧誘させることは、全体を漫画のようにしてしまい、ゲームの精神にそぐわない。
そこで、ゲームのリアルさを損なわないよう、できるだけ本物らしさを追求したのが「デルタグリーン」です。
第二のきっかけは、1990年代のCoCキャンペーン用の資料がほとんど出版されていないことでした。
1920年代のCoCをプレイすることは、このゲームの主要な部分であり、その時代の環境は魅力的なものです。
しかし、それはまた遠いものでもあり、多くのプレイヤーやGMは厳密な歴史的再現をプレイすることに特に興味があるわけではありません。
現代にキャンペーンを設定することで、「車にトランクはあるか」「道端の宿で電話を見つける確率はどのくらいか」といった厄介な質問を避けることができます。誰もが身近な現代社会に慣れ親しんでいるため、ここで設定されたシナリオでは、プレイ中に気が散ったり中断したりすることが少ないのです。
また、ラヴクラフトの宇宙観は、彼が書いた時代に限定されるべきではなく、持続可能なビジョンであるならば、現代やその先の時代にアップデートする厳しさに耐えなければなりません。
ラヴクラフトには、それ以上の価値があるのです。
3つ目のきっかけは、プレイの過程で繰り返される障害物を取り除くことでした。
捜査官は何度警察と対立し、ファスト・トーク・ロールで犯罪報告書を見たり、質問の裏付けとなる権限のない容疑者にインタビューしたりしなければならないのだろうか。民間人が自分たちの手で法律を守る、という斬新さは早晩薄れる。
捜査官が連邦法執行機関であるという物語構造は、捜査官が捜査に専念でき、面倒なもつれや根拠の曖昧さを避けることができるため、自然な流れであった。
(捜査官は捜査に専念し、面倒なもつれや正当化を避けることができるからだ（「部族の漁師捜査官、軍曹が現場写真を見せてくれたぞ」）。また、航空券を買うお金があるのか、捜査官が職を失うことなく2週間も捜査に出かけられるのか、などといった些細な心配も脇に置くことができます。
連邦警察で働くことはこれらの懸念に答えるものであり、デルタグリーンという陰謀は公務を超越して冒険に出る根拠となるものである。
このような願望と、UFOや現実の超常現象に対する作者の生涯の関心から、『デルタ・グリーン』の根拠は明らかでしょう。
3年半前に作ったときも、そして今も、デルタグリーンのコンセプトは少しずつ変化していますが、納得のいく内容になっています。

• 概要
  さて、『デルタグリーン』へようこそ。
  本書は、超常的な脅威から米国を守るために、米国政府内にある陰謀の存在を仮定している。
  デルタグリーンの調査員は、超常現象の数々をもっともらしく調査することができ、クトゥルフ・ミルホスの勢力やその人間のエージェントと頻繁に接触することができるのだ。
  • 全体像
    この本の概要に続いて、この章には、この後に続く資料の大部分に対してキーパーを準備させることを目的としたいくつかの記事がある。
    これらはここに要約される。
  • 1990年代における神話。
    この章では、人類とクトゥルフ神話の関係、および現代における神話の状態について分析している。
    また、神話の主要なグループや存在について、現在の言葉で論じる。
  • ユゴスから来た菌類。
    ミ・ゴーの性質と、過去数十年にわたるアメリカでの活動（「グレイズ」の隠れ蓑として）のビザンチンな性質についての詳細な考察がなされています。
    本書では、Mi-Goを主要な悪役として想定しており、この章では、この異質な存在に対する我々のアプローチを説明し、彼らの目標の多くを明らかにします。
  • ビッグブラザーのその後から今に至るまで
    "ビッグ・ブラザー "は、この本のヒルラン的な側面に焦点を当てている。この記事は、米国の情報機関と法執行機関の事実上の歴史であり、その後に詳細な年表が続いている。
    歴史的な出来事に神話を挿入するのが好きなキーパーは、ある状況において「実際に」起こったことを説明する機会があるでしょうが、この章の主目的は別のところにあります。
    デルタグリーンの歴史、構造、手法は、アメリカ政府の一部であり、政府の情報部門が世界の情報コミュニティの中で現在の地位を獲得するために取ってきた道を理解することは重要である。
    米国以外の読者には、特に役立つはずです。
• 組織
  本書では、キーパーが利用するためにいくつかの組織のプロフィールが紹介されています。
  そのうちの1つ、「超越のカルト」は『デルタグリーン』ではなく、近日発売のソースブックに掲載されるが、ここではその文脈を理解するために簡単に取り上げている。
  • デルタグリーン
    1928年のインスマス襲撃と第二次世界大戦のナチスのオカルト研究から生まれたこの組織は、1942年から1970年まで存在した情報収集と諜報活動のグループである。
    しかし、カンボジア侵攻前の作戦で失敗し、デルタ・グリーンは閉鎖された。
    そのため、多くのメンバーがデルタグリーンの活動を継続し、多くの超常現象を調査したが、指揮系統が存在せず、中央のファイルがないため、多くの作戦は失敗に終わった。
    1994年、デルタグリーンの長年のリーダーが暗殺された後、グループは古典的な細胞構造の陰謀に再編成された。
    現在、デルタグリーンは政府内の非合法な陰謀組織として、超常現象の事例を発見し、その影響から米国民を守るために最善を尽くしているが、指揮系統と集中的な情報収集の努力によって恩恵を受けている。
  • マジェスティック12
    本書は、第二次世界大戦の「フーファイター」や1947年の悪名高いロズウェル事件以降に発展したUFO伝承に対して、一貫した神話的説明を提供することを大きな柱としていることは前述のとおりである。
    マジェスティック12は、UFO現象を調査するために結成されたハイレベルな極秘グループである。
    近年、マジェスティック12は宇宙人とのコンタクトに成功し、その結果、貴重な技術的、科学的知識を獲得している。
    マジェスティック12は異星人と条約を結び、情報や協力と引き換えに、地球上での異星人の活動（たとえそれが米国市民の傷害や死亡につながるものであっても）を政府として認可し、保護することに成功した。
    マジェスティック-12の指導者は、大部分が腐敗している。
    マジェスティック-12のメンバーの中には、エイリアンから提供された情報を、長寿（おそらく無期限）と金銭的報酬の増加など、個人的な利益のために使用した者もいる。
    マジェスティック12は非常に強力であるが、そのメンバーは馬鹿にされているのである。
    グレイズ」は、人類を研究し、彼らが欲しがる地球の資源を手に入れるために、ユゴス大陸の菌類である「ミーゴ」によって作られた生体オートマトンに過ぎない。
    マジェスティック12はMi-Goの策略にまんまとはまり、それがいかに恐ろしいファウスト的取引であるかにまだ気づいていなかった。
    しかし、デルタグリーンは、エイリアンとマジェスティック12をアメリカの安全保障に対する重大な脅威とみなしている。
  • カロテキア
    世界（あるいは国）の舞台ではメジャーではないが、カロテキアは重要な組織であり、デルタグリーンと重要な関係を持つ組織である。
    第二次世界大戦中、カロテキアはナチスの秘密組織で、ヒトラー政権の利益のためにオカルトや超常現象の力を利用することに専念していました。
    戦時中のカロテキアは、征服したヨーロッパの図書館にアクセスし、そこから貴重なオカルト知識を盗み出し、恐ろしい実験を行った。
    戦時中、カロテキアはデルタグリーンによって阻止されたが、一握りの生存者が南米でグループを再結成した。
    アドルフ・ヒトラーそのものの姿（あるいはそう主張している）に導かれた老齢のナチス3人組は、不吉な魔法を使って命を長らえ、支配力を発揮している。
    このグループは、新ナチスやファシスト集団のグローバルネットワークを構築しており、彼らの協力を得て、この自称第四帝国は征服計画を実行する予定である。
    現在のところ、カロテキアは力を欠いており、その中央組織は小規模で脆弱である。
    しかし、カロテキア関連のヘイトグループのローカルな行動は、デルタグリーンの注意を引く可能性がある。
  • ソーサーウォッチ（SaucerWatch）。
    このUFO研究調査グループもマイナーな存在だが、珍しい存在である。
    しかし、ソーサーウォッチは、その仕事のプロ意識と、裕福な後援者と会員によって作られた基金によって、かなりの程度の財政的裏付けを持っている点で、おそらくユニークである。
    その結果、ソーサーウォッチは、（少なくともUFO団体に信用を与えようとする人々の間では）本物の信用を獲得した数少ないUFO団体の1つであり、ソーサーウォッチはデルタグリーンとMJ-12の対立において重要な役割を果たすことができます。
    実際、MJ-12はこのグループに潜入し、いくつかの成功を収めています。
    ソーサーウォッチとデルタグリーンの関係は、彼らの存在と活動に対してプレイヤーがどう反応するかで大きく変わります。
    (ただし、ソーサーウォッチはその活動をUFOに関連する現象に限定しており、UFOとの関連性が明確でない限り、不吉なカルト活動や連続殺人事件を調査することはない。
    (ただし、ソーサーウォッチはUFO関連の現象に限定しており、UFOとの関連性が明確でない限り、邪悪なカルト活動や連続殺人を調査することはありません。) 創造的なキーパーは、調査員がソーサーウォッチのメンバーで、デルタグリーンとMJ-12の戦争に足を踏み入れ、想像を超えるものを学ぶという代替キャンペーンを簡単に設定できます（既存のNPsを一部または全部入れ替えられますが)。
  • 運命
    ニューヨークを拠点とする影のオカルト犯罪組織「フェイト」（別名「ネットワーク」）は、麻薬、売春、密輸、政治腐敗など、あらゆる種類の違法行為に手を染めている。
    しかし、Fateのリーダーは、相当な知識と力を持つ魔術師でもあり、ギャングというよりカルトのような組織運営をしています。
    フェイトは相当な魔力を有しており、問題に対処するために神話の呪文やクリーチャーをしばしば使用する。
    フェイトのリーダーはスティーブン・アルジスという名前で、噂によると彼は実はニャルラトホテプだという（フェイトはそう考えている）。時折、「スティーブン・アルジス」が1930年以来15回死んでいるという証拠（死亡証明書、新聞の死亡記事など）を持っていると主張する人物がいる。
    このような人物は、跡形もなく消えてしまうか、自然発火の犠牲になってしまうことが多い。うーん．
  • クラブ・アポカリプス。
    この "組織 "は珍しいもので、調査員にとって敵でも味方でもないという意味である。
    クラブ・アポカリプスは、ニューヨークのアッパーイーストサイドにある不思議なナイトクラブである。
    1969年の創業以来、ニューヨークのオカルトアンダーグラウンドの中心的存在で、スラムのヤッピーや若いゴッホやシーンメイカーが頻繁に出入りしている。
    当初から経営していたのは、ベリアルとして知られるロバート・ヒューバート。
    彼は20代半ばに見え、1960年にバーナードを卒業したとされる頃から同じ顔をしている。
    ベリアルは多くの有名人と知り合い、彼らはしばしば非業の死を遂げる。
    オカルト界とのつながりは見事なもので、神話については、一見まともな人間が知るべきことよりも多く知っている。
    さらに謎なのは、クラブ・アポカリプスの秘密のオーナーと噂される男、前述のスティーブン・アルジスである。
    アルジスはクラブ・アポカリプスの所有者であることを否定しながらも、頻繁にクラブ・アポカリプスに出入りしている。
    クラブは当然、フェイトとの重要な接点となる。
    クラブ・アポカリプスのハウスバンドは、ベリアルの友人であるアントン・メリウェザーが率いるシャーネル・ドリームズと呼ばれるバンドである。
    メリーウェザーと彼のバンドは、オカルトや神話と深いつながりがあり、その目的は不明である。
    クラブ・アポカリプスは、ベリアル（またはアルジス）が捜査に必要な情報、アイテム、人脈を捜査員に紹介することを目的としています。
    キャンペーンが始まったら、クラブはシナリオの開始や情報の伝達のための頻出ポイントとして機能するはずだ。もちろん、ベリアルとアルジスは彼らの協力に対して見返りを求めるだろう。
  • 超越のカルト。
    この組織は本書では紹介されず、近日発売のソースブックで詳細に説明される。
    簡単に言うと、カルト・オブ・トランスセンデンスはスウェーデンのストックホルムに拠点を置くイルミナティ的な陰謀団である。
    このカルトは、アメリカ国内に莫大な数のフロント組織を持ち、様々な手段でアメリカ国民を（そして世界を）社会不適合者の状態に落とし、終末の時代への道を開くことに専念しています。
    このカルトはニャルラトホテプに率いられ、ストックホルムにいる一握りの狂気のマスターたちによって運営されており、彼らはみなアザトースの宮廷に昇格するために働いています。
    カルトはデルタグリーンの捜査員にとって手強い敵であり、特に彼らの組織はアメリカ連邦法の執行力がほとんど意味をなさない外国に拠点を置いているため、その存在は大きい。
    彼らはマジェスティック12よりも大きな脅威であるが、その活動はより狡猾で、より繊細であり、それゆえに容易に過小評価される。
• 付録
  本書の6つの章で紹介された背景や組織の他に、いくつかの重要な付録がキーパーのための追加情報を紹介しています。
  書誌と用語集（それぞれ付録A、B）は自明なものである。
  それ以外のものは、追加の説明が必要であり、次のセクションで説明されています。
  • 付録C: セキュリテュの分類。
    公式の秘密は、陰謀論的なストーリーの一部である。
    この記事では、米国政府がどのように文書を分類しているのか、また、どのような種類の文書にどのような分類が使われているのかを解説しています。
    プレイヤーに調べさせるために、リアルな小道具の文書を作りたいと考えているキーパーは、この記事を特に興味深く思うはずです。
  • 付録D： 謎めいた手稿
    エルクリッチの伝承を記した書物がなければ、『クトゥルフの呼び声』はどうなるのだろう？しかし、この場合、その書物は、地球上のエイリアンの存在の背後にある謎のいくつかを明らかにする、政府の機密文書である。
    このような4つの文書がゲーム用語で説明されています。
    おまけに、そのうちの3つの文書の全文が、公的なマークと分類付きで収録されています。
    これらをコピーして、プレイ中に調査員が発見したときに、プレイヤーに配ってください。
  • 付録E：アドベンチャー
    ここでは、通常の長さのシナリオを2つ、長めのシナリオを1つ用意しています。
    最初のシナリオ "人形劇と 影絵 "は、まだデルタグリーンに洗脳されていない新しい調査員のための入門アドベンチャーとして機能する。
    2つ目の「コンバージェンス」は、『語られざる誓い』第7号に掲載されたデルタグリーンのオリジナルシナリオの改訂版で、マジェスティック-I2を悪役として提示しつつ、グリーズの背後にある真実の一部を示唆しています。
    最後に、"The New Age "はミニキャンペーンで、何度もプレイする必要があります。
    Mi-Goをより深く扱いながら、広範な調査と驚くべき（惑星間ですら！）アクションを提供します。
  • 付録F：連邦政府機関。
    アメリカ政府には、秘密裏に、そして表向きに、さまざまな任務を遂行する機関が複雑に絡み合っている。
    この付録では、法執行や諜報活動を行う34の連邦政府機関を紹介する。
    各項目には、その機関の人事、予算、目的、歴史、その他の注目すべき分野の情報が含まれています。
    さらに、各項目には、1つ以上の捜査官の職業テンプレートが含まれています。
    あなたの調査員は、CIAの情報分析官、INSCOMの心理戦スペシャリスト、ATFの特別捜査官、あるいはパークレンジャーになることができます。
    最後に、各エージェンシーのNPCのサンプルも収録されており、キャンペーンで使用することができます。
  • 付録G.H.およびI： プレイヤー情報 ここでは、プレイヤーに役立つ情報を提供します。
    デルタグリーンの調査員の作り方、新しいクトゥルフの呼び声のスキルの選択、そして世界中の近代的な銃器のサンプルがあります。
    巻末にはデルタグリーンのキャラクターシートがあり、コピーして使用することができます。

キーパーとしてのアドバイス

デルタグリーン・キャンペーンのキーパーとして、あなたは初期シナリオを実行する前に慎重に検討すべきいくつかの選択肢を持っています。
(本書をCall of Cthulhu RPG以外のキャンペーンに使用する場合は、自己責任でお願いします。私たちは、市販されているすべての現代陰謀・ホラーロールプレイングゲームでこの素材をどのように使用するかの提案をすることはできませんが、それほど難しいことではないはずです。
しかし、それほど難しいことではないはずです）これらの選択について、以下に説明します。

• 基礎固め。
  まず最初に、どのような大筋と小筋を取り入れるかを決める必要があります。
  デルタグリーンとマジェスティック12の対立に焦点を当てるのか？それとも、UFOの話はやめて、デルタグリーンがカロテキアと戦うのがいいのか？それとも、フェイトとクラブ・アポカリプスの陰謀があなたのツボにはまりますか？それとも、この本が自分を追い詰めてでも、この本の一冊一冊を使いこなすようなマニアックな方ですか？へへ、へへ。
  現実的には、キャンペーンの主な焦点を決めて、その方向で調査員を励ますべきでしょう。
  しかし、その第一の焦点に対処するためには、それなりに長い時間がかかるはずなので、調査員を誘導するために、1つか2つの小さな焦点を選ぶべきでしょう。
  例えば、マジェスティック12をキャンペーンの主要な悪役にすることをお勧めします。
  彼らは信じられないほどの力を持ち、MiGoと結びついていて、Coeに不可欠なパラノイアの感覚を育てるのに役立ちます。
  カロテキアは厄介な集団ですが、すぐに見つけ出して対処できるので、プレイヤーに達成感を与え、今後のシナリオで訪れるマジェスティック12との大きなクライマックスに向けて準備することができます。
  カロテキアが主要なサブプロットであると仮定すると、ソーサーウォッチとFate/Club Apocalypseはマイナープロットとして、プレイヤーの希望に応じて使ったり無視したりすることを提案します。
  ソーサーウォッチは、マジェスティック12に対処するのに役立つが、カロテキアについてはほとんど何も提供できない、あるいは何も提供できない、ちょっとした迷惑な存在になり得る。
  フェイトとクラブ・アポカリプスは、超常現象の情報とコンタクトを得るための有用な情報源となり、オカルトミステリーの奇妙な雰囲気を保ちながら、キャンペーンの他の部分の陰謀やパラノイアのトーンとうまくバランスを取ることができる。
  この2つのグループはおそらくカロテキアを倒すのに役立つはずですが、マジェスティック12とはほとんど関わりがないでしょう。
  もしプレイヤーがこれらのグループに焦点を当て、マジェスティック12を無視するならば、フェイトに十分に叩かせ、自分たちの手に負えないことを理解させることです。
  もちろん、ここで説明したキャンペーン構成は、いくつかの組み合わせのうちの1つに過ぎません。
  本書が最もよくサポートし、最も簡単に実践できるものとして推奨しているもので、本書は主にこのような構成で書かれています。
  しかし、オカルトホラーに没頭したいのであれば、MJ-I2のようなものは無視して、フェイトとスティーブン・アルジスをキャンペーンの中心とし、カロテキアも一緒に登場させればよい。
  選択肢は、いつものように、あなた次第だ。
• 準備をする。
  キャンペーンの大筋と小筋を決めたら、調査員がキャンペーンの重大な秘密を知るためのメモを準備する必要があります。
  これは主に、アドベンチャー、NPC、ストーリーライン、その他の背景情報を計画することを意味します。
  Fateを使う場合、誰が最初に調査員にグループのことを伝えるのでしょうか？スティーブン・アルジスから突然、現在の捜査に関連する謎めいた申し出があるのか？血のついたナプキンに書かれた名前から、クラブ・アポカリプスにたどり着くのか？このようなことを事前に考えておくか、少なくとも今後の冒険の中で、どの要素がグループと突発的に結びつく可能性があるかを考えておく。
  最初にどのようなアドベンチャーを実行するつもりですか？もちろん『人形劇と影絵』を提案しますが、他に何か考えていることがあるかもしれません。
  特にここ数年、1Vや他の場所でUFOや超常現象が流行っていることから、アドベンチャーの機会は広く、数多くのシナリオのアイデアが得られるはずです。
  最初のアドベンチャーを設定したら、次のストーリーでどんなことをしたいかを考え、その2つをつなげる機会があるかどうかを確認するとよいでしょう。
  ストーリー自体につながりがなくても、1つ目のアドベンチャーで登場したNPCを2つ目のアドベンチャーで接触させることができるかもしれません。
  このようなつながりを計画することで、キャンペーンが、孤立した事件のきしむような集合体ではなく、シームレスな全体の流れのように流れるようにします。
  キャンペーンで大きな役割を果たす組織と小さな役割を果たす組織がわかっているのだから、あなたのグループの調査員に関連して、それらの組織の目標は何ですか？マジェスティック12が主要な役割を担っているのであれば、調査員はフォローされているのでしょうか？カロテキアがその役割を担っている場合、地元のヘイトグループは少数派の調査員を嫌がらせの対象にしているのか？もし誰かが今調査員たちを見ているとしたら、その人は何を見ていて、それがその人にとってどんな意味があるのか？もしカロテキアが彼らを見ていたら、彼らは調査員の行動を完全に誤解し、物事を台無しにしようとするかもしれない。調査員がただクトゥルフのカルトの残党を逮捕しようとしているだけで、たまたま地元のカロテキアと関係のあるクークラックス・クランのメンバーも含まれているとは気づかないのだ。
  調査員の行動に興味を持つ不吉な組織が多数存在することを考えると、調査員は誰が何のために自分たちに嫌がらせをしているのか、決してわからないようにしなければならない。
• 侵入経路を用意しておくこと。
  もし調査員が、先月車を爆破したのがナチスのオカルト野郎だとわかったら、"ナチスのオカルト野郎をどうやって見つけるか？"というようなことを聞いてくるはずです。あなたの反応は、「うーん...」ではありません。「その代わりに、調査員を問題のグループに少し近づけるよう導くことができる簡単なNPC（必要となる前に、場所やグループに縛られていない）を作成する必要があります。
  つまり、調査員が地元のカスバーに行って、人脈のある人種差別主義者のカス野郎を聞き回ったとき、たまたまカロテキアの連絡先であり、調査員が彼の尻を蹴飛ばしたり監査で脅したりした後で調査員に連絡先を渡せるNPCを用意し、地元の風土にはめ込んでおくのです。
  このようにキャンペーンに適した入口を設定することで、調査員が適切なドアをノックし始め、適切な行動をしていれば進展が期待できるようにします。
  その一環として、さまざまな手がかり（あるいは航空券や電話記録など、手がかりの種類を問わない）が、捜査官をエントリーポイントに、そこから別の人物に、さらにそこから悪者に、といった具合に結びつける様子を示すフローチャートを作成することも検討します。
  手がかりの経路を一般的なものにしておくと（「シカゴのジャンキー、レイ・ギテルマンと話す」ではなく「ジャンキーと話す」）、その場で特定の詳細（名前、所属、場所）を追加するだけで、構成が破綻したり、手がかりの経路をまったく新しく作り直したりする必要がなくなるからです。
  また、キャンペーンをより具体化するために、出版物を探すのもよいでしょう。
  現代版Call of Cthulhuのシナリオは、ChaosiumのThe Stars Are Right！やAt Your Door、The Unspeakable Oathのバックナンバーやその他の雑誌で見つけることができます。また、他の現代ホラー/陰謀ゲームのシナリオをあなたのキャンペーンに適用することもできます。
  この種のものに関する資料も有用で、GURPS Illumi-nati、Conspiracy X、Hidden Invasion、World of Darkness RPGs、その他同様の製品を見てみると、さらなるアイデアが得られるかもしれません。
• はじめに
  最後に、あなたのキャンペーンの調査員がすでにデルタグリーンのメンバーなのか、それとも勧誘と教化のプロセスを直接体験させるのか、決める必要があります。
  前者であれば、どのようなシナリオを使ってもよいでしょう。
  後者の場合、まず、1人か2人のプレイヤーに「人形劇と影絵」を演じてもらい、そのプレイヤーはFBI捜査官とし、その後（シナリオにあるように）デルタグリーンにスカウトされるようにすることをお勧めします。
  そして、次のシナリオ（おそらくあなたが考案したシナリオか、「コンバージェンス」）では、新しくデルタグリーンに入った捜査官が、他の捜査官を組織に勧誘する（あるいは、すでにメンバーになっている捜査官もいるかもしれない）。
  この戦術は、デルタグリーンの陰謀構造を強化するものであり、真実が明らかになるまでのシナリオの間、デルタグリーンについて秘密にしておく調査員もいるかもしれないので興味深い！デルタグリーンの秘密主義と手法の重要性を皆に印象づけ、プレイヤーに偏執的な陰謀家のように考えるよう促すことが目的であり、このラインではあらゆる巧妙なことができる。(調査員の選択とその背景の詳細については、p. 236 の「デルタグリーンの調査員の作成」を参照)。
  236.) 冒頭の作戦が決まり、シナリオの下準備が整い、プロットとエントリーポイントが設定されたら、いよいよガスで調理するときが来た。
  ある種の戦争が始まっていて、私たちはあらゆる助けを必要としている。
  私たち」とは誰ですか？それはそれでいいんだけど。
  では、また！

1990年代の神話。

ジョン・タインズ
時代は1920年から変わりました。悟りを開いた捜査官たちが、人類の最終的な終焉を食い止めるために、未知の力と戦っていました。
世界は変わり、クトゥルフ神話もそれとともに変化した。
かつて、人里離れた場所で陰湿で騒々しい恐怖に遭遇することは、恐怖の対象でした。
今、神話の恐怖はまったく異なる方法で作用しています。
終末の時代に近づくにつれ、社会と人間の秩序の崩壊こそが真に恐ろしいのです。
世紀が進むにつれて、怪物への信仰は後退し、怪物そのものも影を潜めていった。
その代わりに、連続殺人犯、大量虐殺を行うファシスト、人種間の対立、そして、私たちが生きているだけでこの世界を破壊しているという忍び寄る認識が出てきたのです。
1920年代の研究者たちに知られていた神話は、もはや人類の主要な敵ではありません。
今日、人類は自分自身と対峙しているのである。
私たちは堕落し、私たちの共通の姿は神話の姿に変わってしまった。
カストロ翁がルグラッセ警部に語ったように、「人類は偉大なる古きもののようになり、自由で野性的で善悪を超え、法律や道徳を捨て、すべての人が叫び、殺し、喜びに浸るようになったであろう」という日が、間近に迫っている。 "
そして、「解放された古の者たちは、彼らに新しい叫び方、殺し方、楽しみ方を教え、地球全体が恍惚と自由のホロコーストで燃え上がるだろう」と警告された。
" ホロコーストへようこそ。
人類の終末へようこそ。
ようこそ、終わりの時へ。
神話には、自己増殖と混沌以外に、それ自体「ゴール」はない。
しかし、人類の立場からすれば、その目的は明らかである。人間は、卑屈になり、自己破壊的になり、最終的には、神話が唱える考え方を受け入れるようにならなければならないのである。
過去数世紀、神話は世界的な変化というよりは、孤立した出会いによってこの変化をもたらそうとしていたようです。
時折、狂気の魔術師や狂気のカルトが大混乱を引き起こしたが、世界全体としては変化しなかった。
これが、往時の研究者たちの思い込みであった。
しかし、それは間違いであった。
世界は変わりました。
私たちは二律背反の時代に生きている。生命の価値を認め、それを守るために科学を前進させる一方で、記録的な数の人々を殺し、征服し合っているのである。
その一方で、私たちは記録的な数のお互いを殺し、征服し合っています。私たちの明文化されていない指示は、伝播と混沌です。
狂気の魔術師の戯言も、古ぼけた書物の伝承も、それに比べれば大したことはない。
これらのことは単なる囁きであり、陰湿な悪の端的な現れであった。人類という共通の絆を破壊し、その絆を分裂的で孤立主義的な利己主義に置き換えるということである。
私たちは今、集団全体よりも個人の生活の方が重要であり、それゆえ全体が苦しまなければならない。
私たちは自分自身をチャトレルに仕立て上げ、屠殺の日が迫っているのです。
私たちは、一歩一歩、群れをなして屠殺場に入っていくが、牛追い棒を持つ者や死の機械を操作する者は、非人間的な怪物ではなく、むしろ私たちの隣人、友人、指導者、そして私たち自身であることがわかる。
私たちは、ウィルバー・ウェイトリーやジョセフ・カーウェンが行ったよりもずっとうまく、熱心に、偉大なる古きものの命令を実行したのである。
神話は、私たちが自らを破壊することを許すことによって、私たちを破壊した。
今、その時は熟した。
今こそ饗宴の始まりだ。
20世紀末のこの時期に、私たちは、歴史という厳しい屠殺場で私たちを待ち受けている運命を、ようやく垣間見ることができるだろう。
それは、私たちが見ている、そして私たちが求めている、私たちの終わりです。
種として、我々の降伏は完了した。
神話は勝利したのだ。
あとは、世界の時代精神が奈落の底に落ちていくのを、黙って見ているだけでいい。
こちらへどうぞ。
出口はすぐそこだ。
銃を手に取り、拳を振り、化学物質を捨てよ。
奈落の底が待っている。それは、生まれたばかりの赤ん坊のように、飢えた、飽くなき口であり、その存在だけで、私たちは資源の枯渇と集団の価値の切り下げを着実に宣告されるのだ。
私たちはもっと愚かだったのだろうか。もっと神話を助けることができただろうか？愚かな選択と違うことをすることができただろうか？いいえ。
我々の運命は、星々が教えてくれる。
我々の人生には意味がなく、この世界には希望がない。
目の前にあるのは、死と繭玉だけなのだ。

• 神話の現在
  神話という概念は、「人間の条件」という全く別のものに変化しています。
  私たちは、クラックハウス、企業の婉曲表現、民族浄化作戦など、日々、神話を目の当たりにしています。
  それは、私たちがかつて悪夢につきまとったディープ・ワンやその他の恐ろしい獣と変わらないというところまで、私たちの思考を浸透させている。
  しかし、日常生活の危険の中でさえも、これらの獣は私たちにつきまとう。
  過去数十年、数百年の間に頻繁に見られた直接行動という形からは後退したが、彼らは残っている。
  マス・コミュニケーションと高速輸送の台頭により、外国人嫌いを誘発する異国、異民族、荒廃した地形といったものは、マーケティングの概念に過ぎなくなった。
  かつて、暗黒のアフリカを思い浮かべると、賢明な人たちでさえ不安に震え上がった。しかし今日、アフリカはもはや暗黒ではなく、その原産品や宗教的イメージは、どの都市でも、法外な値札と安心した罪悪感（ミール聖画を買えば、差別的な祖先を許せる）に縛られ、無帽の流行りのフォークアートショップに存在する。
  外国人嫌いは過ぎ去り、ヨーロッパで経験したことのない社会が、西洋文明の堅苦しい宗教よりも、より適切で、より原始的であるとして流行している。
  このような思想の劇的な変化とともに、私たちは土着の宗教や見知らぬ神々を恐れることもなくなりました。
  しかし、私たちは、もっと奇妙な神々、人類にとって異質な神々、しかし私たちの間を歩く神々が存在することに気づかなかったのは残念なことです。
  1920年代に遭遇した神話の恐怖はまだ残っているが、登場する頻度はずっと少なくなっている。
  ニューイングランド沿岸部では、もはや、小さな町が交配したディープ・オンによって滅ぼされるかもしれないという恐怖に震えることはない。
  引きこもりの魔術師が、松明と火縄銃を持って行進してくるような堅実な町民の怒りをかうこともなくなった。
  今日、魔術師はケーブルテレビに出演し、ニューエイジ宗教の布教をすることが多くなっている、主要なクレジットカードが使える。
  今日、神話の力が直接行動を起こすとき、それはほとんどの場合、人間の要請によるものである。
  グロテスクな超自然的な力を求めるほど堕落した人々は、神話の存在たちを呼び寄せ、その結果を受け入れる。
  沼地に潜む憎い生き物が罪のない村を脅かすという偶然の餌食になる代わりに、人間は自分自身と仲間の破滅を招くのである。
  人間が獲物で、ミリオスが狩人だった昔を懐かしむような気持ちになる。
  しかし、人類がいなくなっても、神話は残り続ける。それでは、現代世界における神話の力のあり方について考えてみよう。
  以下の議論は、主に地球上に長期間存在する神々、種族、集団に焦点を当てている。
  ビャーキーや ナイトゴーントのようなクリーチャーは、一般的に人間（あるいは非人間）の魔術師によって召喚された時のみアリーリに現れる。
  • クトゥルフ教団。
    アンゲル教授やフランシス・サーストン、その他多くの人々の命を奪ったこの古代のカルトは、ほとんど根絶やしにされています。
    それは古い儀式と古い慣習に彩られた古いカルトであり、現代世界は沼地や孤島にいる嫌な半狂乱のお祭り騒ぎ集団に好意的ではなかったのである。
    なぜ彼らはテレビに出ないのか？神話の怪物たちが、なぜ毎日夕方のニュースに登場せず、郊外を徘徊しているのか不思議に思う人もいるかもしれない。
    理由はいくつかある。
    まず、あまり出てこないということだ。
    クトゥルフの呼び声』の出版物をすべて考慮しても、神話に登場する生物の総量はまだ非常に少ないのです。
    これらのクリーチャーはめったに活動しないし、世界がどのように変化したかを考えると、以前よりも姿を現すことが少なくなった。
    第二に、彼らはプライベートで現れる。
    ディープワンはボストンの街で暴れたりしないし（少なくとも今は）、ビャクヒーズも大統領を暗殺しようとしたりしない。
    これらの存在は、人里離れた場所、個人の家、あるいは魔法のような通信手段を使って現れる。
    ネス湖の怪物、サスカッチ、ニューメキシコの翼竜、その他伝説的な種族について、どれだけの頻度で新しい映像を見ることができるだろうか？先史時代に海に生息し、現在も生存しているシーラカンムでさえ、今世紀なってようやく確実な報告がなされたに過ぎない。
    また、巨大なダイオウイカ（anhiteuthus dux）の存在も、事実上の証拠（例えば、エンバトクジラの巨大な吸盤痕など）により判明しているが、現在では生きた標本はない。
    そして、これらの生物は、日々、多くの人々や組織が積極的に求めているものばかりである！神話の創造主たちが夕方のニュースに登場しないのは不思議なことではない。
    彼らの仲間である人間の悪意ある過剰な行動は、そうでなければ注目されるかもしれない超自然的な要素から注意を引き離すことが多いからです。
    秘密めいたことは秘密めいたままであり、それがほとんどない場合は、秘密めいたままである。
    しかし、キーパーがフォーティーン・タイムズやストレンジのような雑誌に "魚人伝説 "などの記事を掲載しないわけがない。
    さらに言えば、超心理学よりもむしろ暗号動物学の立場から神話に迫ったNPC調査員も面白いかもしれません。
    (南極にヒトデがいると言ったら、笑われたよ！馬鹿なやつらだ！") クトゥルフ教団は、世界の僻地の町の小さな飛び地（特に家族的なもの）で生き残っているが、教団の世界的な脅威はとっくに終わっている。
    クトゥルフはカルトを必要としないし、その損失は大きくない。
    現代の秘密の歴史を調べる鋭い捜査官は、間違いなくカルトの奇妙な事実や遺物を探し出すだろうが、カルトが殺意をもって自分を追跡してくることを恐れる必要はもうない。
    カルトは狂気であり、孤立がそれを保護することができる限りにおいてのみ有効であった。
    そのような時代は過ぎ去り、カルトもまた去った。
    クトゥルフは、もちろん、まだ待ち続け、まだ夢を見ています。
    彼にはまだ崇拝者がいるが、そのほとんどはカルトに属さない意志の強い個人であり、自分の個人的な目的を達成するために、密かにクトゥルフを崇拝している。
    互いの存在すら知らないことが多いので、一緒に行動することは稀である。
    世界の富裕層や権力者を調べ始めると、クトゥルフに敬意を表している人たちが驚くほど多いことに気づくだろう。
    彼らはこれを密かに、そして一人で行っている。
    しかし、やがて夢が訪れ、目が開かれ、深淵の住人を崇拝するのは自分たちだけではないことに気づくだろう。
    その時、クトゥルフ教団は生まれ変わり、社会、商業、政治の最高のメンバーで構成され、その時、彼らは終末の時の出来事を仕組むために全力を尽くすだろう。
    それまでは、彼らはそれぞれ孤独で、おそらく対処されるかもしれません。
    しかし、非常に多くの、非常に多くの・・・。
  • 暗黒のシュブ＝ニグラスの子供たち。
    悪名高いダーク・ヤングは、最近ではめったに遭遇しない。
    彼らは呼ばれるとどこからか現れては来るが、かつてのように暗い森を歩き回り、廃墟と化した教会にたむろすることはない。
    シュブ＝ニグラスに服従する孤立した個人が、この悪夢を地上に連れてくることはあるが、それはほとんど常に1つの儀式やセレモニーのためであり、一般的な監視役として機能することは、ほとんどないだろう。
  • ディープ・ワンズ
    神話に登場するすべてのサーヴィターの中で、ディープワンズは人類と最も高いレベルで交流してきた存在である。
    ディープワンズは、明確な意図を持って活動し、ゆっくりとした腐敗の価値を理解している、過去の数少ない神話集団の1つであった。
    今日、彼らの古い戦術は通用しない。
    海岸沿いの町は、もはやかつてのような孤立した飛び地ではなくなっている。
    アメリカの海岸沿いの町で、全国衛星テレビ放送から4時間以内の距離にある町はほとんどない。
    かつてディープ・ワンズが巧みに行ったような緩慢な腐敗は、もはや有効ではない。
    また、1928年のデビルズリーフの魚雷攻撃に見られるように、人類の海洋進出はディープワンの作戦を脆弱なものにしている。
    その結果、ディープワンズは撤退した。
    偉大なるゲームの一端を果たした彼らは、あとは放っておかれることを望むだけである。
    彼らの主であるクトゥルフが波から立ち上がる時が間近に迫っていることを彼らは知っており、もはや人類の体に爪を伸ばし、その心臓を引き抜く必要はないのである。
    ディープワンズは今、秘密主義だけを望んでいる。
    星が正しく輝き、リライが深淵から蘇るまで、邪魔されずに生きることを望んでいる。
    その時まで、彼らは身を潜め、足跡を隠し、人間との接触を極力避けるだろう。
    人間には、もはや手間をかける価値はないのだ。
    ディープワンズが今すべきことは、ただじっと待つことである。
    深海探査や軍用潜水艦の作戦などには脅威となるが、人類にとってはほとんど脅威にはならない。
    彼らの仕事はすでに終わっているのだ。
  • ディメンジョンシャンブラー
    神話に登場する存在の中で最もユニークな存在である、この無名の次元間存在グループは、地球上でもよく遭遇するようになった。
    これは、ネットワーク（p. I28）としても知られる「運命」によるところが大きい。
    ニューヨークを拠点とする奇妙なオカルト犯罪組織「ネットワーク」（p.I28）が、犯罪の証拠や警察の手に渡ってはならないものを処分するために、このクリーチャーを利用している。
    運命を怒らせた者は、このクリーチャーの神聖でない抱擁の中で永遠に消える直前に、背後からディメンジョン・シャンブラーのパチパチという音を聞くことになるだろう。
  • エルダー・シングス
    ショゴスの創造者であり、南極の狂気の山脈に位置する大都会の設計者は、我々の世界から姿を消した。
    ダンフォースが1930年のミスカトニック大学の不運な南極探検の非公式コメントで述べた山脈は、それ以来誰も見たことがなく、どうやら存在しないようである。
    彼が見た幻の都市も存在しない。
    この探検で何が起こったのか、そしてその奇妙な記録を書いた人が（他人を怖がらせないために）誇張したのか、（世間を守るために）隠したのか、その真相は定かではない。
    確かなことは、その山も街も、現在の南極大陸には存在しないということである。
    仮に、この証言が正しいとすると、レイクの一行が回収したまま行方不明になっている8体のエルダーシングの標本はどうなったのだろう？レイクの一行が回収した8体の無傷のエルダーシングはどうなったのだろうか。
    この8人が、氷の中に埋もれていた自分たちと同じような存在たちを目覚めさせ、その結果、このダッチたちが廃墟となった都市に再び入り込み、現代人の目から遠ざけてしまったと推測される。
    もしかしたら、それは幻に包まれたまま、まだそこにあるのかもしれない。エルダー・シングスも、街も、それを囲む山々も、この世界を離れてどこか別の場所に行ったのかもしれない。
    この後者の可能性が最も高いと思われる。
    エルダー・シングスは神話の一部ではないので、私たちが知っている地球が破壊されるのを見ることに既得権益はなく、それが起こる間ここにとどまる理由もない。
    南極の氷の下、あるいは南半球の海底には、彼らの都市の遺跡が残っているかもしれない。
    沈みゆく船のネズミのように、エルダー・シングスは手遅れになる前に我々から去っていったのかもしれない。
    もしそうであれば、再び彼らに会うことはないだろう。
  • グール（Ghouls）。
    この古代の死体喰いの種族は、かつて平然と墓地を徘徊し、地下の大宴会場で死者の肉を貪り食っていた。
    時の流れは彼らの活動を抑制することはなかったが、より慎重にならざるを得なくなった。
    多くの者はアメリカを離れ、アフリカ、南米、アジアに移住した。内乱によって健全な肉体が供給され、混乱が彼らの足跡を隠すからだ。
    彼らはドリームランドを利用して移動し、深いトンネルを通って夢の国に入り、そこからまた覚醒した世界のさまざまな場所に戻ってくる。
    アメリカに残っているグールたちは、大都市、特にニューヨークに集まっている。
    そこでは、自分たちのトンネルだけでなく、何キロも続く下水道や地下鉄のトンネル、忘れ去られたサービスシャフトなど、街の地下にある信じられないような建造物も利用します。
    このようなグールは通常、墓荒らしの習慣を捨て（都市の墓地は珍しい）、代わりに通りや地下鉄から生きている人間を誘拐するようになった。
    これらの不幸な人たちは地下に連れ去られ、殺され、食される。
    このような行為に反対するのがグールの古株たちである。
    彼らはモルディギャンから、古くから伝わる儀式の一環として、死者を消費することを任されているのである。
    誘拐犯や殺人犯になることは、彼らにはふさわしくないし、モルディギアンのやり方でもない。
    若いグールたちは、表面的にはモルディギャンに耳を傾けるが、どのように入手しようとも、食べ物は食べ物であると主張する。
  • グラーキー
    グラアキはイングランドのセヴァーン渓谷にある自分の湖の中に沈んで、今も生きている。
    そこでは孤立した人々が彼を崇拝し、彼は今でも時折アンデッドの召使いを連れている。
    グラアキは長年にわたって世界の他の場所の湖にも姿を現し、地元のカルト集団の助けを借りて短期間に大混乱を引き起こした。
    そのようなカルトはほとんど存在しないが、出現した場合はグラアキの直接的な支援と庇護を受けているため、実に危険な集団である。
• イスの偉大なる種族。
  イース族は神話の一部ではありません。
  彼らは独立した種族であり、その歴史は神話の勢力と密接に絡み合っている。
  しかし、彼らはポスト・ヒューマンでもある。なぜなら、彼らは過去から前方に意識を移し、この惑星で人類の後継者となる繭玉の種族を掌握しているからである。
  ース人はすべてを見聞し、そのすべてを金属製の偉大な知識の石版に記録している。
  人類が誕生する前の時代を舞台に、イース人は現代人と精神を入れ替える。
  イース人の体に収監された人間の心は、自分の知っていることをすべて記録することを強いられ、一方、現代の人間の体に収められたイース人の心は、できる限りのことを学びます。
  数年後、この交流は逆転し、すべてが元通りになる。
  彼らの目的は生存と知識の保存であり、その目的は不確かである。
  しかし、彼らは人類に害をなすことを特に望んでいるわけではない。
  ただ、起こったことを記録することを目的としている。
  今日、イーティアンは多くのことを研究しているに違いない。
  人間社会の多くの力が、自分たちの破滅をもたらすために協調して作用しているのだから、その物語は記録するために幻想的なほど複雑であるに違いない。
  イース人は、人間の肉体に精神を宿し、私たちの間を行き来しています。
  おそらく彼らは、現代の社会構造や行動に対する理解が深まるにつれて、その手法を洗練させ、友人が大種族に連れ去られても気づかないようにしているのだろう。
  いずれにせよ、数十年前に見られたような記憶喪失や憑依の明らかなケースは、もはや我々の中にはない。
  大いなる種族は時代に適応し、より良い方法を見出したのだ。
  しかし、その方法がどのようなものであるかは、我々には想像もつかない。
  • ハスター、語られざる者。
    ハスチャーへの崇拝は、驚くほど増えたが、直接的には増えていない。
    現在、「名状しがたい者」を崇拝するのは少数の孤立した狂人だけであり、彼のTcho-Tchoカルトは（カルトの虜になった者を除いて）無関係と言えるほど小さいものである。
    その代わり、ハスチャーは "黄衣の王"（右図）と呼ばれる存在を通して、より強大な権力を行使している。
  • イタクア（IthaQua）。
    1930年代まで、イタクアは世界中のカルト教団によってさまざまな名で崇拝されていた。
    CoCのキャンペーン「ウォーカー・イン・ザ・ウエイスト」を知っているキーパーなら、そこで想定されたカルトをよく知っているだろうし、勇敢な調査員が直面する困難や、彼らの行動が現代のイタクアの影響力にどう関わっているかも知っているだろう。
    本書では、『ウォーカー』の筋書きがほぼそのまま展開され、調査員の一団がイタクアの目的を阻止するために、信じられないほどの確率で成功を収めるという結末を迎えたと仮定する。
    この大失敗の後、気性が荒く復讐心に燃えたイサクアは、自分を見事に裏切った教団のリーダーたちに死と破壊の雨を降らせた。
    現代では、イタクァは過去数千年の間、彼と同じような力を持ち、それ以下でもない。
    しかし、彼の教団はボロボロである。
    1920年代から1930年代にかけての教団の世界的な計画や複雑なネットワーク（前世紀の精神主義運動から生まれた）は、イタクアの致命的な怒りと教団自身の指弾と孤立主義への崩壊の中で崩壊してしまった。
    現在、古い宗教を信仰しているのは、トロントの啓蒙家グループであれ、イギリスの孤独な農家の鈍感な農民であれ、孤立した真の信者のグループである。
    このような散らばった、つながりのない集団の中の一握りの人々が、先祖の知識を保持し、40年後に待ち受ける挑戦のために、自分自身と組織を準備しようとしているのである。
    土着の信仰が崩壊し、流用され、西欧諸国では宗教に対する信頼が失われていることを考えると、それは実に大きな挑戦である。
    もちろん、こうした熱心な狂信者たちは、2030年代の前に星がやってくることはないだろうという前提に立っている。
    今のところ、イサクアのカルト集団はほとんど影響を受けていない。
    しかし、2030年代を見据えた通信手段の回復と計画策定を目指す指導者たちの努力は、現代の調査官たちの注目を集めることになるかもしれない。
  • 黄衣の王。
    ハスターのアバターとして知られる存在。
    彼の名を冠した戯曲の腐敗した影響が、現代世界の前衛や知識層に入り込んでいるため、ここ数十年で地球上での影響力は飛躍的に高まっている。
    特に、パーシー・シェリーが詩人たちを世界の「秘密の元老院」と呼んだことに由来する「秘密の元老院」と呼ばれる流行に敏感な知識人、作家、芸術家、詩人、哲学者たちが、「黄衣の王」という名の劇に出会い、ハスチャーと王を象徴する奇妙な夢を経験した。
    今日の「黄衣の王」の目的、あるいは少なくとも最も明白な目的は、現代のトレンドセッターたちを誘惑し、ニヒリズム、狂気、社会病理の道へと導くことによって、次世代の人類の芸術、美学、道徳を腐らせることである。
    今日のアバンギャルドは明日のメインストリームである。
    無名だが影響力のある現代のクリエイターをターゲットにすることで、キングは後の世代にグローバルな影響を与えることができる。
    キングに関連するテーマは、大衆文化の中でますます一般的になってきている。
    少なくともここ数年の大作映画では、イエローサインを一瞬だけ登場させるという大胆な演出がなされている。
    ハスチャーと黄衣の王が、星が右傾化するときに起こる自己虐殺のために人類を準備するように、このことはこれからの時代、ますます起こるだろう。
  • ロイガー（Lloigor
    ウオイゴーと呼ばれる存在たちは、今も私たちの中にいる。
    その存在と行動は目に見えず、微妙であるため、発見される危険性はほとんどない。
    ウオイガーは今もなお、狂人と自暴自棄になった者に仕え、彼らを助ける者からは恐ろしい代償を払っている。
    しかし、LIoigorは姿を消し始めている。
    もともとこの世界にはいなかったが、現在では1920年代に活動していた人数の半分程度になっている。
    残された人々は、いなくなった人たちが「亡くなった」と言うだけで、それがウオイゴーの死なのか、それとも別の場所や状態に旅立っただけなのかはわからない。
  • ミーゴ。
    様々な理由から、Mi-Goは本書の主要な神話上の悪役である。
    そのため、17ページから始まる長いセクションで、彼らについて説明する。
  • ニャルラトホテプ
    神話の主要な存在の中でほぼ一人、ニャルラトホテプとして知られる存在は、これまでと同じように、いやそれ以上に活発に活動している。
    人類への干渉の長である彼は、人類と神話との関係の最前線に立ち続けている。
    もし、人類の現在の悲惨な状況に意識的な設計者がいるとすれば、それは間違いなくニャルラトホテプであり、彼は多くの仮面に隠れているため、その真の影響力を完全に知ることも理解することもできない。
    ニャルラトホテプの最も遠大な王としての活動は、それ自体がほとんど目に見えず、人類の間で認識されていないのだが、「超越カルト」の形成と成長である。
    この特異な集団は、アザトースの宮廷に入ることを目指す、一握りの邪悪で退廃的な崇拝者たちによって支配されている。
    地球上では、人類を侵食し、生き方として社会主義を広めることを目的として活動している。
    カルトは、従来の陰謀と同様、多種多様なフロント組織を通じて活動する。
    しかし、カルトが操る操り人形集団は、権力のために、あるいは富や地位のために力を集めるのではなく、派閥主義、人種差別、ニヒリズム、その他の広範な教訓を奨励することによって、人類の絆を損なわせようとする。
    Call of Cthulhu』では、本作の発売から数ヶ月後に出版されるはずのPagan PublisKing社のソースブック『The Cult of Transcendence』に、この組織のことが書かれている。
    ニャルラトホテプの手はまた、局所的な形で、クラブ・アポカリプスとして知られるニューヨークの施設（p. 131）とその奇妙な支配人にも見出すことができる。
    131）とその奇妙な支配人ロバート・"ベリアル"・ヒューバートにも、局所的な形でニャルラトホテプの手が見られる。
    さらに、スティーブン・アルズという謎めいた魔術師がいる。
    は、クラブ・アポカリプスの所有者ではないかもしれないが、そこに頻繁に出入りする人物であり、ニャルラトホテプが働くもう一つの仮面であると、オカルト界では広く噂されている。
    アルツ。
    が本当にニャルラトホテプなのか、それとも単にニャルラトホテプの名を借りて行動しているのかは不明である。
  • 砂の住人
    サンド・ドゥエラーズと呼ばれる種族は、これまで一度も定期的に遭遇したことがない。
    サンド・ドゥエラーズが現代まで存続しているかは疑問である。もし存続しているとすれば、ヨーロッパやアジアの砂漠地帯の過激派と有益な関係を築いているのかもしれない。
    その影響力は小さく、よほどのことがない限り遭遇することはないだろうが、悪質であることは間違いない。
  • 蛇の民。
    古代より存在する魔術師の種族。
    現在に至るまで継続的に生存している者はほとんどいない。
    しかし、ある種のサーペント・ピープルは、時間的なゲートを通り抜け、あるいは何世紀もの超自然的な眠りから覚めた後、この世界を歩いている。
    現在活動しているサーペント・ピープルは全世界で数十人程度であろうが、現存するサーペント・ピープルはいずれも強力な魔術師であり、どの地域であろうとその存在を隠し、定着していると考えてよい。
    彼らの目的は、一般にオカルト知識の習得と自らの生存の確保である。
    遭遇した場合、彼らはプライバシーを守るために迅速な行動をとるだろう。また、単に姿を消し、似顔絵を描いた人たちとは別の人格を持つこともある。
  • シャン（Shans）。
    この奇妙な生物（シャガイの昆虫としても知られている）は、神話の壮大な計画の中では、せいぜい小さな些細なものでしかない。
    地球に住むシャン族はここに閉じ込められ、すぐにでも脱出しようとするか、最終的に脱出するために支援ネットワークを構築している。
    地球にいるシャン族は、星が正しい位置に来たときに存在することを望まず、ただ地球から他の故郷に逃げたいと考えている。
    しかし、彼らは個人的な力を高めるための時間があることを認識しており、その結果、自分たちの目的のために人間を勧誘し、堕落させることに積極的である。
    近年、シャン族は小さな敵も獲得している。
    トゥルード・アイの軍団は、シャン族にはびこるが、徹底的な自己改革によってはびこりを破壊した人々からなるイギリスの小さな宗派である。
    多くは狂気に満ちているが、彼らはシャン族を激しく憎んでいる。
  • シュブ・ニググラス（Shub-Niggurath）。
    シュブ＝ニグレイリとして知られる豊穣の神には、地球上で長い歴史があり、それは今ようやく明らかになりつつあるものである。
    シュブ=ニグラスは、多くの人間の豊穣の神の仮面に隠された真実であり、彼らの守護神は平和的で、生命と成長を促すことだけに関心があると信じていた人間たちの間でも、そのように信じられていた。
    これは多かれ少なかれ正しいのですが、近視眼的です。シュブ＝ニグラスの奨励する最終的な成長と生命の形は、退化したものなのです。
    数千年前の様々な大地や作物の神々を崇拝する人々は、残酷さと欲望の道に沿って陰湿に堕落していったのです。
    英国におけるシュブ＝ニグラスの活動については、『黄金の夜明け』のソースブックに詳しく書かれています。
    今日、シュブ＝ニグラスの存在は、無害な仮面に隠されており、ニューエイジ・ムーブメントの中で、特に肥沃な崇拝者の源となりました。
    これらの崇拝者の中には、不注意にもShub-Niggurathに取り付かれ、徐々にその守護神に堕落させられている者もいる。
    シュブ＝ニグラスの物理的特性は、シュブ＝ニグラスの「ミルク」から発生する特異な生物学的促進剤と変異原に興味を持つフリンジ科学者の関心をも集めている。
    " Chaosium社のキャンペーン「At Your Door」では、このシュブニグラスの現代における影響力の側面について、より詳しい情報を紹介しています。
  • チョウ・チョウ（Tcho-Tcho
    Tcho-Tchoとして知られる先住民族は現在も存在し、チベットやその他のアジア地域の一部に居住しています。
    その中には、アメリカやその他の西洋諸国に渡り、煌びやかな都市で醜い儀式を行う者もいる。
    彼らの影響力はせいぜい小さいが、暴力的で破壊的であるため、調査員を引きつける可能性が高い。
    ChaosiumのAt Your Doorには、現代世界におけるTcho-Tchoの事例が掲載されている。
  • イゴロナク
    グレートブリテン島のセヴァーン渓谷地域は神話活動の肥沃な土地であり、イゴロナック（グラアキと同様）はそこで活発な信奉者のグループを持っている。
    Y'Golonacの影響力はせいぜい微々たるものだが、彼の信奉者の行動は依然として非常に公的であり、また非常に暴力的であることがある。
    その地域以外では、Y'Golonacの影響力に遭遇することはほとんどないが、遭遇すると破壊的である。
  • ヨグ＝ソトース
    ヨグ＝ソトースは、様々な形で現れ、受け入れられた現実の仮面の裏にあるものを暴こうとする人々によって、今もなお探し続けられている。
    真実を追い求める者たちは、いまだにヨグ＝ソトースに出くわす。そして、この存在の発現と力は非常に広範で、驚くほど多様な悪性事象をもたらす。
    しかし、ヨグ＝ソトースの信奉者はほとんど学習能力の高い孤独な人間だけであるため、ヨグ＝ソトースの世界的な影響力は最悪でもわずかである。