Tier 10 ソ連 軽戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 90/40/40 | 本体価格(シルバー) | 6,100,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 72.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 25.0 | 派生元車輌 | T-54 ltwt. | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 307.54 | ||||
移動時 | 307.54 |
パッケージ
T-100 LT E:279,800 S:6,100,000 |
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E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
T-100 LT | UTD-20 | 100 mm T-100 | T-100 LT (Article 64992) | T-100 LT (Article 64992) | 1,500 | R-123 | |
720 | 56 / [43.08] | 180/40/40 | 850 | ||||
48.00 | 1.0/1.3/1.9 | 53 | 390 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
100 mm T-100 | APCR AP HE | 880 11G 670 | 230 248 50 | 300 300 360 | --- --- 1.76 | 1,200 790 460 | 720 720 720 | 7.69 | 2,307 | 2.00 | 0.46 | 43 | +15 -5 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 10ソ連軽戦車。
1960年代に提案された新型軽戦車の計画案である。 - 火力
ぺったんこな見た目の割には俯角は取れるが、悪い部類であることには変わりない。
ソ連車輌の主砲の特徴を極限まで尖らせたような主砲であり、砲性能において最高クラスの値と最低クラスの値が同居する極端な性能に仕上がっている。- 100 mm T-100
単発火力はTier10内で最低値だが、装填時間が短く、DPMは同格軽戦車内で2位を誇る手数型の主砲となっている。
しかし、いずれの弾種もTier10内で最低クラスの貫通力であるため火力を発揮するには機動力を活かした側面攻撃が重要になってくる。
また、照準時間は平均的だが射撃精度は一部の大口径重戦車に並ぶ最低クラスの値である。
飛び出し撃ちや走行間射撃でも容易に砲弾を命中させることができ、機動力の高い本車にとって大きな強みとなる。
ちなみに砲塔の旋回速度はTier10内で最速である。
また、手数型故に時間あたりのモジュールや乗員へのダメージは意外と大きい。
特に履帯破壊による履帯ハメはかなり強力であり、修理キット無しで脱出するのは困難なので意識して狙っていくとよいだろう。
ただし、接触ダメージなどリスクもあるので注意が必要である。
俯角・仰角が狭く地形適応能力は低いが、車高の低さから小さな地形の隆起に身を隠せるなど他車にはない独自の地形利用が可能である。
反面、通常の車輌が使う定番のハルダウンポイントが使えなかったりと苦労も多い。- 各種砲弾の特性
通常弾は前身から引き続きAPCR弾。
弾速が更に向上しており、容易に偏差射撃を当てられるだろう。
一方で貫通力は230mmと非常に厳しい値である。
前述の精度の悪さと合わせて軽装甲以外の敵の正面装甲を狙うのには適しておらず、高いDPMを活かすには優れた機動力を用いて敵の側面を取る必要がある。
貫通力は248mmと通常弾からの上昇幅は僅かであるが、傾斜装甲や距離減衰に強く、実際には数値以上の貫通力を発揮する。
また、通常弾に比べて弾速が4割近く低下してしまうので、距離に応じた弾種切り替えの判断が難しいところである。
しかし、弾速が非常に遅く、一部の同格自走砲に負けるレベル。*1
山なりに飛ぶことを利用して遠くの稜線に隠れた敵を撃つという事も出来なくはないが,基本的には履帯切りや装甲の薄い車輌へのとどめ用に数発積んでおくだけで良いだろう。
- 各種砲弾の特性
- 100 mm T-100
- 装甲
軽戦車としては厚めの正面装甲を持つがTier10戦場では簡単に貫通される値であることに変わりはない。
運が良ければ格下の砲弾を弾くことがあるという程度に考えたほうが良いだろう。
小さな車体には隙間なくモジュールや乗員が配置されている。
弾薬庫の耐久値が低いため頻繁に破損し、155mm砲が直撃すると誘爆して一撃で撃破される可能性がある(152mmまでならセーフ)。弾薬庫保護を取得するのも一考だろう。- 車体
車体の装甲厚は正面上部で90mm(実効180mm程度)、正面下部・側面・背面が40mmとなっている。
車体正面向かって右側には操縦手が、左側には燃料タンクとその奥に弾薬庫が配置されている。
口径120mm以下のAP・APCR弾に対しては70°以上のきつい豚飯で跳弾を狙うことができる。
運が良ければ油断した敵の砲撃を一度防ぐことができるので頭の片隅に入れておくと良いだろう。 - 砲塔
砲塔装甲厚は正面180mm、側面前半部分が130mm、キューポラが100mmとなっている。
ソ連お馴染みのお椀型砲塔だが、傾斜がきつくなる外縁部で運がよければ弾くといった程度である。
また、砲塔後部の突き出た部分には弾薬庫が配置されている。
これらのことから砲塔は本車にとっての弱点であると言えるが、砲塔自体は小さく高速で動き回る本車に対してわざわざ狙いを定めるプレイヤーは少ない。
ただし、車高の高い敵へ密着する際、敵車輌に対して砲塔を向けると敵の射線上に弾薬庫が配置されている砲塔の後頭部の天板を晒してしまう可能性があるので注意。
- 車体
- 機動性
ゲーム内トップクラスである最高速度72km/hに加え、ゲーム内最高の出力重量比48hp/tを有する。
そのため加速が良く、急傾斜の斜面の登坂でも50km/h程度の速度を維持でき、試合開始直後の要所確保がしやすいだろう。
一方で接地抵抗は同格軽戦車に比べて劣っており、車高の低さから浅い水辺でも水没する可能性がある。
これらの理由から湿地や河川への侵入には特段の注意が必要である。 - 偵察性能
視認範囲はTier10車両の中でも下位である。
しかし、隠蔽率はTier10軽戦車中トップで視界範囲の狭さは十分補える。
平地での走行偵察時などに同格軽戦車に後れをとることはなく、むしろこちらの方がわずかに早く相手を発見できる。
いうまでもなく隠蔽スキルの取得や拡張パーツのレンズ被膜の装備は必須である。
これらの問題はカニ眼鏡を装備することで解決できるが、発動には停車が必要であるという性質から機動力を活かしたい本車との相性はあまり良くない。
レンズ被膜と合わせてカニ眼鏡を搭載すれば偵察面における弱点はなくなるが、火力強化につながる拡張パーツの搭載は制限されてしまう。
高Tier軽戦車には火力提供の役割も期待されるため、自分のスタイルとよく相談して拡張パーツを選択すると良いだろう。
高い隠蔽性に加え、軽快な前進後退速度と移動時の主砲の拡散の小ささから、茂みを用いた15mルールでの射撃と非常に相性が良い。
上手く活用すれば敵に見つからずに一方的に偵察と攻撃ができるので、使用可能な茂みを確認しておくと良いだろう。 - 総論
最高クラスの機動力と隠蔽性に加えて尖った攻撃性能を獲得する一方で、視界や地形適応能力に劣るなど、良くも悪くもソ連軽戦車ツリーの最終到達地点らしい車輌となっている。
優れた偵察能力は万能性が高く、あらゆるマップで偵察車輌としての役割を十分に果たすことができる。
反面、尖った攻撃性能で高Tier軽戦車のもう一つの役割である火力支援をするには状況に依存する部分が大きく、自ら有利な状況を作り出せるかが重要になってくる。
他の同格軽戦車同様に大きな戦果を上げるには受動的な偵察にとどまらず、チャンスを伺い攻撃に打って出る決断力を要する上級者向けの側面を持つ車輌である。
史実
T-100兵装を用いた軽戦車の計画案であり、1960年代中盤に第100研究所とGSKB-47(国立特殊設計局)によって共同開発されていました。
本案には素晴らしい装甲が施されており、正面に被弾した場合であれば、距離を問わず90mm砲弾に耐え得るレベルでした。