ゲームシステム

このゲームの腕はゲームに対する知識によるところが大きな部分を占めています。
ゲームシステムのページではゲームの根本的なルールについて説明していきます。

計算式や細かい説明が多く、初心者プレイヤーにはとっつきにくい内容ですが、各ページ内の画像と公式動画だけでも見ておくといいかもしれません。

目次

文章量が多いので二部に分けています。
※CS版独自仕様と判明していないものについては、PC版と同じ仕様と仮定して書いてあります。
また、CS版独自仕様もしくは独自仕様が含まれていると判明している事項については見出しに[★]をつけています。

• 第一部：移動する、見る、隠れる、情報を共有する
  出力重量比、履帯性能、ミニマップの見方、視認範囲と隠蔽率、通信範囲などについて解説。
   

• 第二部：攻撃する、防御する
  砲撃・砲弾、装甲などについて解説。

ゲームシステムページを作成するにあたって特に参考にしたサイト

• World of Tanks公式Wiki
  PC版のWar Gaming公式Wiki。
  Battle Mechanicsのページにある公式を元にいろいろと検証しました。
   

• World of Tanks:Mod Dev
  PC版WoTにてMod製作をしている方のサイト。
  製作したModでクライアント内から直接データを取得し、性能の検証などもされているようです。
   

その他参考になりそうなページ

• 搭乗員、スキル・パーク
  熟練度と車輌性能の関係性や、スキル・パークについてなど、搭乗員関係全般について解説。
   

• パラメータ解説?
  各性能の意味について解説。
  ゲームシステムの内容と大きくかぶるかも。
   

• 新兵のために?
  ゲームについての基礎的な解説から戦闘についての考察をしていくつもりです

おまけ：マッチングについて

公式による解説

WOTでは以下の要素を基に試合の組み合わせが決められている。

• 車種
• 待機中の小隊数
• バランスウェイト
• 戦闘Tier

よって以下の要素はマッチングの際に考慮されない。

• 車輌搭載品(パッケージ、拡張パーツ、消耗品)
• 車輌の国籍
• 搭乗員
• プレイヤーのスキル

(2020/03/17 現在)

バランスウェイト(戦力値)

バランスウェイトとはTier毎に設定されたポイントに車種毎に設定された倍率を掛けた値で、マッチングの際にはこの値が偏らないように試合が組まれる。
具体的なTier毎の数値と車種の倍率は下の表のように設定されている。

• ただし、自走砲以外のTier8,9,10車輌は一律で1.2倍
   
• 早見表

また、以下の車輌は個別にバランスウェイトが設定されている。

戦闘Tier(Battle Tier)[★]

戦闘Tierとは試合に設定されたTierであり、簡単に言うとその試合での最も高い車輌Tierを示すもの。
自分の車輌Tierと同じTierから、Tier4までは自分の車輌TierよりTierが1つ、Tier5以上では2つ上の試合まで組み込まれる可能性がある。
例外として、個別にマッチング範囲が設定されている車輌もある。具体的なマッチング範囲は下記の表を参照。

※PC版とは違いTier4車輌はTier6とマッチングしない

また、戦闘Tierは11まであり、戦闘Tier11の試合ではTier9,10の車輌のみがマッチングされる。

ガレージ内では具体的なマッチング範囲を知ることはできないが、戦闘で遭遇しうる車輌の最高Tierを確認することはできる。

車輌名があるものは特別なマッチング範囲を持つ車輌。それ以外は[車種]基本と書かれた箇所のマッチング範囲となる。

• 特殊塗装車輌は基本的に基となった車輌と同じ。

  凡例
  軽戦車	中戦車	重戦車	駆逐戦車	自走砲

小隊の扱い

小隊のマッチング範囲は小隊の中で最高戦闘Tierが高い車輌に合わせられる。
そのため、小隊員が優遇付の車輌を選ぶと本来マッチングしない車輌と戦う事になる可能性が出てくる。

• 偵察枠軽戦車とその他の車輌、通常車輌とマッチング優遇車輌など、同Tierの車輌でも格差小隊になってしまう場合もある。
  事前にマッチングしうる最大Tierを確認すること。

マッチメイカーは小隊の人数、小隊内の平均バランスウェイト、小隊の最高Tierメンバー、小隊内のTier分布を考慮して小隊のバランスウェイトを設定する。

• 小隊の人数が2～3人ならばソロプレイヤーと同等にウェイトが設定がなされるが、4～5人の場合はソロプレイヤーより重いウェイトが設定される。

マッチングの処理手順

まず、ウェイトバランスが偏りやすい4～5人構成の大規模な小隊を探し、そして自走砲、偵察車輌を探す。
その後、両チームの均衡がとれるよう考慮しつつほかのプレイヤーを振り分けていく。
また、待機時間が5分を超えたプレイヤーはガレージへ戻される。

マッチメイキングのルール[★]

• 両チームのトータルバランスウェイトは、 6.67％より大きい差がでないようにする。
• 両チームの小隊員の人数が、チームのプレイヤー数の5分の1(15vs15であれば3両)より大きい差が出ないようにする。
• 両チームの自走砲のトータルバランスウェイトは、20％より大きい差がでないようにする。
• 両チームの自走砲の数の差は1以内に収める。
• 1チームにおける自走砲の数は、チームのプレイヤー数の3分の1(15vs15であれば5両)を超えない。
• 両チーム偵察車輌のトータルバランスは、30％より大きい差がでないようにする。
• 両チームの偵察車輌の数は、1以内に収める。
• 両チームのTier上位3分の1(15vs15であれば5両)がいずれも自走砲ではなかった場合、Tierの組み合わせは互いに同じでなければならない。

このルールを全て満たすことが難しい場合、待機時間短縮のために時間経過で緩和されるが、以下のルールは最低限のバランス要件として、必ず守られる。

• 両チームの最高Tierは同Tier。
• チームの最低人数は7人。
  • 人数不足を補うため、経験値とシルバーは増加する。
  • 戦闘Tierが2以下の試合では7人未満のチームが組まれることもある。

ちなみに、PC版とは違いトップ・ミドル・ボトムの数に制限はない。

また、2戦連続でその車輌のマッチング範囲上半分の試合に組まれたプレイヤーは、次の戦闘でマッチング範囲下半分の試合に組まれるようになる。
つまり、Tierボトムが続くと次の試合ではTierトップになりやすくなるのである。

• 例：Tier4軽戦車の場合、2戦連続で戦闘Tierが6の試合に組まれると次の試合では戦闘Tierが4,5の試合に組まれるようになる。
• マッチング範囲下半分については制限がなく、何戦続いても次の試合がマッチング範囲上半分で確定するという事はない。

コメント