Tier 6 ドイツ 駆逐戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 50/20/20 | 本体価格(ゴールド) | 3,200 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 40 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | |
後退 | 12 | シルバーボーナス(%) | 35 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.30 | 経験値ボーナス(%) | 30 | |
移動時 | 0.18 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
D. Max 3,200G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
D. Max | Maybach HL 120 TRM 112 | 10,5 cm Kanone 18 | Dicker Max | Dicker Max | 550 | FuG5 mit 20 WS.E. | |
272 | 35 | --/--/-- | 620 | ||||
10.86 | 1.1/1.3/2.3 | 26 | 400 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
10,5 cm Kanone 18 | AP APCR HE | 600 10G 650 | 169 227 53 | 300 300 380 | 6.45 | DPM | 1,935 | 0.36 ? ? | 26 | +15 -10 |
解説
- 概要
Tier6ドイツプレミアム駆逐戦車。
IV号a型10.5cm対戦車自走砲「ディッカー・マックス」(太ったマックス)。
Pz.Kpfw IV Ausf. D?をベースに試作された駆逐戦車である。
マッチング優遇は無い。
- 火力
- 火力
射界がやや狭く、市街地戦では特に扱いにくく感じるかもしれない。
一方、本車両の長所の一つとして俯角が-15°と極めて優秀であり、これはStrv 74と並んで同格トップタイの数値である。
装甲の薄さから非貫通や跳弾は厳しいものの、急斜面でもハルダウンを行えるため、積極的に被弾面積を減らしていきたい。
逆に仰角は+10°とNashornの半分しかなく、撃ち上げがしづらい点には注意しよう。- 10,5 cm Kanone 18
同格駆逐戦車Nashornの8,8 cm Pak 43 L/71と比べて貫通力・精度・弾速・装填速度などで劣っているが、単発火力では上回っている。
貫通しさえすれば格上戦車に対しても十分なダメージソースとなり、それにもまして装甲を貫ける格下戦車や駆逐・自走砲に対してはめっぽう強い。
しかし貫通力よりも重大な問題があり、それは弾数26発とかなり少ない弾薬しか携行できないことである。
その上で格上の重装甲車輌には通常弾では歯が立たない相手もいるので、できるだけ課金弾は多目に積んでいきたい。
- 10,5 cm Kanone 18
- 装甲
全面の装甲が薄い上に耐久値もTier6駆逐戦車の中で最下位*1であり、オープントップなので下位の自走砲すら油断出来ない存在になってしまう。
装甲が全く当てにできないだけに、被弾面積を極力抑えられる位置取りを心掛け、前線は味方に任せて一歩引いたところから援護に徹しよう。
- 機動性
ベースとなったPz.Kpfw IV Ausf. D?に比べエンジン出力が大幅に低くなっているため、機動力に難がある。
通常の移動に困るほどではないが、傾斜や陣地転換を行う時は不便となる。
また、旋回性能も低く、軽戦車などに回り込まれると自分一人では対処できない事が多々あるので、味方から孤立しないよう注意しよう。
- 偵察性能
全駆逐戦車中トップタイの400mという圧倒的な視認範囲を有している。マッチング範囲内で同等の視認範囲を有するのは一部の格上軽戦車くらいである。
他の駆逐戦車にはない長所であるため、拡張パーツや搭乗員スキルでさらに伸ばしておきたいところだ。
また、隠蔽性も最低限の数値は確保しており、静止していれば先に相手に発見されることは少ないだろう。
- 総論
同格では並ぶ物の無い視認範囲と高い単発火力、突出した地形適応力は、少々の数的不利は軽く覆しうるポテンシャルを秘めている。たとえ劣勢になっても諦めず、待ち伏せからの先制攻撃を狙おう。
俯角を生かしてハルダウンすれば、粘り強く戦うことができるだろう。
史実
元々はフランスのマジノ要塞を破壊する為のバンカーバスターとして10.5cm砲を搭載した装甲自走砲を1939年、クルップ社によってPz.Kpfw.IV Ausf Eの車体を利用して開発が始まった。
1940年6月21日、フランスの降伏により戦闘は終了し、この装甲自走砲は完成する事はなかったが、対戦車用車両として開発方針を変えた。
1941年1月に2両のプロトタイプが完成。同年3月31日にヒトラーの前でデモンストレーションを行い、発注される事となった。
ドイツ軍による試験が行われ、これに合格すれば1942年の春頃に本格的な生産が行われる可能性があった。
開発中は10.5cm K (Pz.Sfl.IVa)と名付けられていたが、1941年8月13日に10.5cm K (gp.Sfl.)と名称が変更されたが俗称であるDicker Max(太ったマックス)としても知られている。
戦闘試験の為に2両のプロトタイプは第521駆逐戦車大隊へ配備され、地中海の戦いで使用された。
その後は第3機甲師団に所属を移され、主に東部戦線でソ連軍を相手に戦っていたが、1941年12月17日から開始された1度目のヴォルホフ戦線で1両は事故で動けなくなった所に砲撃を受け弾薬庫の誘爆により失われた。
もう1両は1941年末まで戦闘に参加し、成功を収めた。
1942年初頭にクルップ社に戻され同年7月のブラウ作戦に参加出来るよう改修され、再び第521駆逐戦車大隊へ戻された。
残った1両の行方は依然として所在が不明なのだが、1942年11月~12月の第521駆逐戦車大隊のレポートに使用可能の報告がされていない事からブラウ作戦中に失われたと推測される。