Tier 5 ドイツ 中戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 50/30/20 | 本体価格(ゴールド) | 2,500 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 48 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 5~6 | |
後退 | 20 | シルバーボーナス(%) | 40 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.26 | 経験値ボーナス(%) | 40 | |
移動時 | 0.19 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
Pz. IV Hyd. 2,500G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Pz. IV Hyd. | Maybach HL 120 TRM V12 | 7,5 cm Kw.K. 40 L/48 | Pz.Kpfw. IV Hyrdostat | Pz.Kpfw. IV Hyrdostat | 580 | FuG5 mit 20 WS.E. | |
440 | 40 / [36.00] | 50/30/30 | 620 | ||||
18.67 | 0.9/1.0/2.1 | 44 | 350 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5 cm Kw.K. 40 L/48 | AP APCR HE | 70 7G 38 | 110 158 38 | 110 110 175 | 13.95 | 1,535 | 2.00 | 0.39 3.18 2.75 | 87 | +20 -10 |
解説
- 概要
Tier5ドイツプレミアム中戦車。
マッチング優遇があり、Tier7とはマッチングしない。
マッチング優遇があり、IV号の最終砲候補と同じ主砲を備え、そのうえ機動性も悪くない事が最大のポイント。
- 火力
- 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
通常弾の貫通力は110mm、APCRなら158mmであり、マッチング優遇も相まって貫通に苦労する敵は限られる。
発射速度は13.95と本家改良砲塔には一歩譲るものの不足は無く、俯角も-10度と地形適応性も高い。
プレミアム車輌では珍しく攻撃面で優秀な車輌と言える。
- 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
- 装甲
装甲は車体・砲塔ともに最高でも50mmしか無く、側面に至っては30mmである。
昼飯や豚飯をどうこうでは無く、撃たれない場所、もしくはハルダウンで露出面積を減らせる場所への移動を第一に考えるべき。
俯角が10度取れるので稜線射撃が得意だが、砲塔正面も50mmしかなく被弾すれば貫通してしまう。
「どう撃つか」よりも「どこから撃つか」を重視した運用が決め手になる。
HPは580でTier5中戦車では多め。
また、モジュール耐久値が低めに設定されているらしく、側面への被弾で弾薬庫の破損が目立つ。
車体後方下部への被弾ではエンジンが破損しやすい。
- 機動性
最高時速48km/h、出力重量比18.67と平地では問題は無いものの、上り坂ではもたつき、丘取り合戦では上り坂で速度が落ちて多大な被害を被るだろう。
一か八かで無理に上に登るよりも、-10度の俯角を生かして麓で支援する方が無難。
- その他
視界、隠蔽はいずれも標準的。
プレイスタイルによって拡張パーツや搭乗員スキルで補おう。
- 総論
プレミアム車輌にありがちなクセの強い部分が少なく、マッチング優遇・優秀な主砲・過不足無い機動性のおかげでストレスを感じる事は少ない。
APCRの使用を強いられる事は比較的少なく、クレジット稼ぎには向いていると言える。
欠点は生存性の低さであり、序盤は後方からの支援、中盤以降敵の数がある程度減ってから動いた方が良い結果を残せるだろう。
史実
1944年7月、アウクスブルクのZF社は武装親衛隊の要求により、砲塔無しのPz.Kpfw.IV Ausf.Hの車体を用いて新型の油圧駆動システムを搭載した本車を開発した。
この油圧駆動システムは機械式トランスミッションとギアボックスを省略するもので自動クラッチの様なシステムである。
Maybach HL 120 TRMとは高性能ツインオイルポンプと直結されている。
丸みを帯びた特徴的なリアはPz.Kpfw.IVとは違い油圧駆動システムやエンジンを搭載する為に修正されたものである。
1944年半ばには油圧で動く砲塔を取付けられたプロトタイプが完成した。
同年には武装親衛隊によりテスト運用の為にソ連へ送られたがその結果は未だに不明である。
第二次世界大戦終了後、戦闘では使用されていないと思われるプロトタイプがアメリカ軍により発見され、アメリカのヴィッカーズ社によって調査された。
ヴィッカーズ社はアメリカ戦車にも同様の設計を行う事に取り組んでおり、1946年4月にこの車輌についての試験報告書を作成した。
この車輌に用いたPz.Kpfw.IV Ausf.Hの車体は広範囲に改良されていた。
エンジン室は完全に新規設計でコンパクトに纏めてあり、車体延長を全くしていない。
その代わり、駆動機の収容スペースの為に砲塔の後ろから車体後部まで傾斜させ両側に3つの大型鋳造エアインテークを持ち、補助モーターの消音器は車体の左側に装着されていた。
この部分の装甲は試作のためか薄い鉄板で作られていた。
現存するプロトタイプはこの1両だけであり、アメリカのアバディーン陸軍兵器博物館の屋外で展示をされていたが、2005年にバージニア州フォート・リー基地への移転が決定。
2009年8月から移転作業が始まり、2014年2月には屋外展示物の98%の移転が終了しているようだが、本車が移送されたかは不明。