Tier 2 ソビエト連邦 駆逐戦車
スペック
車体
HP | 125 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 16/15/10 |
最高速度(km/h) | 30 |
重量/最大積載量(t) | 9,61/9,9 |
本体価格(シルバー) | 3,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | AT-1-57 (1,010/26,200) | ━ | SU-76M (1,100/35,500) | |||
AT-1 (110/3,000) | ━ | AT-26-37 (585/5,770) | ┻ | AT-26 (860/13,600) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
AT-1 | T-26 | 45 mm 20KS | AT-1 | AT-1 | 125 | - | |||||||
90 | AP APCR HE | 51 84 23 | 47 47 62 | 80 | G | 28.57 1.70 0.43 | 30 | --/--/-- | 44 | 250 | |||
AT-26-37 | T-26M | 37 mm ZiS-19S | AT-1 bis | AT-1 | - | - | |||||||
100 | AP APCR HE | 58 92 19 | 40 40 50 | 80 | G | 28.57 1.70 0.34 | 32 | --/--/-- | 44 | 250 | |||
AT-1-57 | T-26F | 57 mm ZiS-8S | AT-1 bis | AT-1 | - | - | |||||||
130 | AP APCR HE | 75 112 29 | 75 75 95 | 80 | G | 19.35 2.29 0.43 | 32 | --/--/-- | 44 | 250 | |||
AT-26 | T-26F | 76 mm L-10S | AT-1 bis | AT-1 | -- | -- | |||||||
130 | AP APCR HE | 66 75 38 | 105 110 164 | 80 | G | 12.50 2.90 0.55 | 32 | --/--/-- | 44 | 250 |
解説
史実
ソ連は1930年代に入ると、BT戦車シリーズとT-26シリーズ、そしてT-37、T-38等の水陸両用型などの国産の軽戦車を続々と開発、生産コストが低いこれらの軽戦車は大量に生産が行われました。
これらの軽戦車により、一定数の戦車台数の確保に目途が付いたソ連軍では、最大でも45mm戦車砲しか搭載していない軽戦車をサポートするために、スペイン内戦での戦訓を受けてレニングラード特殊車両工場で大型の主砲を装備した、火力支援用の砲兵戦車の開発を開始しました。
この砲兵戦車用の主砲として使用されたのが、中戦車T-28や重戦車T-35などの主砲として用いられていた16.5口径 76.2mmPS-3戦車砲で、短砲身で後座長が短く軽量であるこの火砲は、軽戦車の車体に適したものでした
この、76.2mmPS-3榴弾砲をT-26の車台に搭載した、自走砲AT-1が1935年に登場します。
車体は砲塔を撤去して嵩上げした戦闘室に直接主砲を搭載したもので、戦闘室は密閉型となっており、後のドイツ軍の突撃砲に似たレイアウトとなっていました。
ところが、AT-1は当時としては先進的で理解されず、翌1936年にはBT-7をベースとして、専用の砲塔に76.2mmPS-3戦車砲を搭載した砲兵戦車BT-7Aが開発され、続く1937年にはT-26をベースにBT-7Aと同じ砲塔を搭載したT-26-4が開発されます。
これらの旋回式の砲塔を装備した車両の方が、自走砲形式で主砲を搭載するよりも運用面で優れており、安価で済むと判断された為に、AT-1はヴォロシーロフ工場で1936年までに10両程度の生産にとどまり、車体が8台分完成していたところで生産中止が下されます、砲兵戦車としての役目はBT-7Aなどにその座を譲ることになりました。
皮肉にも、ドイツのIII号突撃砲が成功を収めると、ソ連軍首脳部・戦車生産委員会は、即、これと似たものを欲しがり、後に2ヶ月の突貫作業でSU-122を作らせることになったのでした。