M2 Medium Tank

Last-modified: 2017-12-10 (日) 20:21:02

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Tier 3 アメリカ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

HP180
車体装甲厚(mm)32/18/13
最高速度(km/h)43
重量/最大積載量(t)20.43/21.5
本体価格(シルバー)31,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
T5E2 Medium
(1,895/23,630)
M3 Lee
(3,500/126,000)
M2 Medium
(1,140/31,000)
T5 Medium
(350/8,350)
M2A1 Medium
(2,245/20,680)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
M2 MediumWright Continental R-975C237 mm Gun M5T48M2M19180265
340AP
APCR
HE
48
70
19
40
40
50
12018
2G
10
24
2.09
0.46-0.45
3525.39/25/2540280
T5 MediumWright Continental R-975C237 mm Gun M6T48M2M19180325
340AP
APCR
HE
56
78
19
40
40
50
12018
2G
10
26.09
1.70
0.41
3525.39/25/2540280
T5E2 MediumWright R-975EC237 mm Gun M6T49M2M7210615
400AP
APCR
HE
56
78
19
40
40
50
12018
2G
10
26.09
1.70
0.41
4038/25/2539370
M2A1 MediumWright R-975EC275 mm Howitzer M3T49M2M7210615
400HE
HEAT
38
91.4
175
110
4656
7G
13.04
2.29
0.55
4038/25/2539370

解説

史実

M2中戦車は、1939年にT5/I試作戦車の量産版として採用された中戦車で、72両が生産されました。

そもそも、M2中戦車の基になったT5コンバットカーは、アメリカのロックアイランド造兵廠が1934年から試作したコンバットカー(騎兵戦車とも呼ばれた)でT2E1軽戦車をベースとしていました。 
車体前部右にボールマウント式M1919A4機銃1挺を搭載。 銃塔は円筒形で並列式(270度限定旋回)、左にM1919A4、右にM2重機関銃を装備していましたが、1936年の改良でT5の銃塔を1つに統一したもので、左にM2重機関銃、右にM1919A4機銃を装備に変更、エンジンもコンチネンタルW670-9星型7気筒空冷4サイクルガソリンエンジン(250馬力)から、ギバーソンT1020-4星型9気筒空冷4サイクルガソリンエンジン(220馬力)に変更した他、トランスミッションもコンスタント・メッシュからシンクロメッシュ式に換装されました。
これが1940年にM1コンバットカーとして制式化された後、同年7月、ドイツ機甲師団の活躍を目の当たりにした事でアメリカ陸軍も騎兵隊を再編、機甲軍が新設されたのをきっかけにM1A2騎兵戦車がM2中戦車と改称されることになったのでした。

M2中戦車になるにあたり、主砲は37mmM6砲1門、副武装は7.62mmブローニング機銃8挺。装甲厚は9.5~25mm、最大速度41.84km/h、路外最大速度27.68km/hと大幅に強化され、さらに、M2A1では、砲塔側面を垂直に変更し、ピストルポートを6カ所に設置、乗員用ハッチを砲塔後面から上面に移しました。
最大装甲厚が32mmとなっており、エンジンも400馬力のカーチスライトR975EC-2に変更して重量が21tに増加したことに対応しています。
主砲砲身と駐退機に防御が施され、戦闘室四隅の機銃には円筒形の照準器が付き、防楯も装備されました。
また、跳弾板が車体後部フェンダーに取り付けられていましたが、これは戦車が塹壕を乗り越えた際に、後方スポンソンに装備された機関銃がこの跳弾板を撃って弾を逸らし、弾丸を塹壕内や戦車の後方下部へばらまくことを狙ったものでした。 スポンソンに装備された機関銃とともに、この跳弾板は近代戦では無用な装備であることが明らかになったため、以後のモデルでは廃されています。
1940年から1,000両が生産される予定でしたが、ドイツ軍のフランス侵攻時に使用されたIV号戦車が75mm砲を搭載していたことと、当初のアメリカ軍は第1次大戦同様の塹壕戦闘を想定していたため、機甲機動戦主体の時世になった事で本戦車は時代遅れとされ、94両のみの生産に留まり、75mm砲を車体に搭載したM3中戦車へと生産移行されました。

この頃のアメリカ陸軍では、まだ砲塔に主砲を載せる技術や設計思想がなかったために、T5E2の車体に軽榴弾砲などを試験的に搭載するなどしていました、この経験が後のM3中戦車で生かされることになり、設計の参考にされたと言われています。

なお、M2中戦車はレンドリース先のイギリス軍に、「マチルダ」の愛称で呼ばれていたそうです。

コメント

  • Tier3のMTだけど最終砲の75mm榴弾砲はかなり使えますね。独特の軌道を描くので動いてる敵に当てるのは至難だろうけど、同Tierの静止している車輌なら(特にオープントップのTD、SPG)一発で撃破も可能ですね。 -- 梅ちゃん? 2015-02-20 (金) 17:02:55