イギリス RankI 中戦車 クロムウェルV
概要
車両情報(v1.3.1.13)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 25.0 |
俯角/仰角(°) | -12/20 |
リロード速度(秒) | 5.0 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 64 / 46 / 32 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 64 / 51 / 44 |
重量(t) | 28.0 |
エンジン出力(hp) | 1,145 |
2,550rpm | |
最高速度(km/h) | 52 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 85 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 75mm OQF Mk.V cannon | 1 | 75 |
機銃 | 7.92 mm BESA machine gun | 1 | 4950 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm OQF Mk.V | M72 shell | AP | 6.3 | ― | 619 | 91 | 88 | 78 | 67 | 57 | 49 |
M61 shell | APCBC | 6.53 | ― | 618 | 103 | 100 | 89 | 77 | 66 | 57 | |
M48 shot | HE | 6.3 | 666 | 463 | 10 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
M89 | smoke | 3.0 | 50 | 259 | 8 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
砲塔 | 発煙弾発射機 | 視界前方に煙幕を張る |
小隊ツリー
解説
特徴
【火力】
イギリス車といえば「無炸薬、デカ砲塔、遅後進、高貫徹」が売りであり、特に「無炸薬と高貫徹」というのはデメリットとメリットが互いを相殺するのに役立っているのだが...
なんとこの車両は「無炸薬、低貫徹」というダブルデメリットシステムを採用しており、いまいち存在意義がわからない車両となっている。
メインウェポンとなるAPCBCは100mm/100m程度の貫徹であり無炸薬である。つまり104mm/100mの貫徹を炸薬入りAPCBCで確保しているM4A1シャーマンに全く及ばず下位互換となってしまっている。
装填もそこまで速くはない。
なお精度はチャーチルIよりいいためT-34などの傾斜装甲相手でも弱点狙撃を心がければ戦うことは可能である。
【防御】
車体前面に垂直装甲があるあたりで察して欲しい。ほぼない。車両によっては砲塔正面を抜いてくるので正直豚飯も効果は限定的である。というか車体側面装甲の方が貧弱なので頭出しが有効である。
結局砲塔は抜かれるけど。
【機動性】
前進速度は優秀だがいつも通り後進速度が終了している。
ここは日ごろから英国旧世代MBT使用者の紳士諸君からみれば問題ではないだろう。
【総評】
せめてM10レベルの貫徹が欲しかった。そんな車両である。
史実
巡航戦車Mk.VIIクロムウェルは巡航戦車 Mk.VIクルセイダーの後継車として開発されたものである。
本車の大きな特徴として、スピットファイア等に搭載されていたマーリンエンジンの陸上タイプのミーティアエンジンを搭載した事による、素晴らしい快速が挙げられる。
同時期に同じくクルセイダーの後継車として開発されていたライバル機達が、セントーの場合は43km/h、キャバリエの場合は39km/hとクルセイダーの43km/hと殆ど変わらないレベルの速度だった中、クロムウェルはそれらを大きく上回る64km/hを誇ったのだから驚きである。
その凄まじい快速ぶりから「第二次世界大戦中最速の戦車」と呼ばれたという。
速度もさることながら、本車は当時としては比較的厚い装甲を持っている為、バランスの良い車輌と言えるだろう。
なお、Mk.Vは、Mk.Iの主砲をQF6ポンド砲からQF 75mm砲へと換装したタイプである。
QF 75mm砲はQF6ポンド砲と同じ砲架を用いており、QF6ポンド砲を搭載できる戦車は全てQF 75mm砲に換装できた。
ただし対戦車能力に関してはQF6ポンド砲より大幅に劣っており、全ての戦車が換装したわけではない。
最大の特徴は強力な榴弾が使用できる点にあり、対人戦闘においての火力が向上した。榴弾はTNTを680gもしくは620gのアマトールを充填したM48HEを使用した。
対戦車用途にはM61APCBCもしくはM72APを用いる。なおM61APCBCに関しては炸薬を充填せずに使用した為APショットM61と呼称された。
小ネタ
・クリスティーの血筋
イギリス陸軍はアメリカのクリスティー式戦車をベースにA13以降の巡航戦車を開発したがこのCromwellも例外ではない。
そのため同じくソ連でクリスティー式戦車をベースに開発されたBT戦車を発展させたT-34とは遠い親戚関係にあたる。
CromwellとT-34をよく見ると機関室等の車内レイアウトが似ているのがわかる。
外部リンク
コメント
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編集用コメント
- 別に弱すぎて使えないわけじゃないけど、別にこの車両じゃなくてもいい感はすごい。 -- TWR? 2023-11-12 (日) 10:29:29
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