ドイツ RankVII 重戦車 マウス
概要
初イベント【VIKING ARMOR】にて実装された鍵ガチャ限定車両で、現在は復刻ガチャ以外では入手不可能となっている。
ドイツ軍が戦時中に開発した超重戦車。
車両情報(v1.4.1)
報酬
SL倍率 | 4.4 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 12.8 |
俯角/仰角(°) | -7/23 |
リロード速度(秒) | 18.2(主砲) |
4.0(副砲) | |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 200 / 180 / 160 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 232 / 205 / 200 |
重量(t) | 188.0 |
エンジン出力(hp) | 2,290 |
3,300rpm | |
最高速度(km/h) | 22 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 250 |
乗員数(人) | 6 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 128 mm KwK44 cannon | 1 | 68 |
副砲 | 75 mm KwK44 L/36.5 cannon | 1 | 50 |
機銃 | 7.92 mm MG34 machine gun | 1 | 1,000 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
128 mm KwK44 | 12.8/8.8 Pzgr.TS | APCBC | 9.85 | 108.8 | 1230 | 312 | 310 | 290 | 266 | 245 | 226 |
PzGr 43 | APCBC | 28.3 | 786.5 | 930 | 272 | 269 | 257 | 242 | 228 | 215 | |
PzGr | APC | 26.35 | 786.5 | 930 | 252 | 249 | 237 | 222 | 208 | 196 | |
Sprgr | HE | 28.0 | 3700 | 750 | 37 |
副砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm KwK44 L36.5 | Hl.Gr 38C | HEAT | 4.4 | 875.5 | 450 | 100 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
車体 | リバースギアボックス | 前進・後退同じ速度で移動可能 |
砲塔 | 発煙弾発射機 | 視界前方に煙幕を張る 所持数6個 消費1個 |
車両改良
Level | 名称 |
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15 | 迫撃砲 |
曳光弾ベルト | |
リロードシステム | |
20 | 大口径 |
装甲貫通ベルト | |
濃煙 | |
25 | 発煙弾 |
ステルスベルト |
迷彩
冬 | |
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条件 | ガチャ・GE購入 |
砂漠 | |
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条件 | ガチャ・GE購入 |
砂漠 | |
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条件 | ナシ |
森林 | |
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条件 | ナシ |
小隊ツリー
前車両 | - |
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次車両 | トゥルム Ⅲ |
解説
特徴
重戦車というより超重戦車である。迷彩があるため一応見えにくい。
重戦車らしい高火力、重装甲、低機動である。MBTに対しては十分に戦える
【火力】
使用できる砲弾はヤークトティーガーで使える砲弾にプラスして12.8/8.8 PzGr.TSという砲弾が使える。この砲弾の最大貫徹力は312mmと戦後戦車のAPDSに迫る貫徹力を有している。そのためPzGr.43では貫徹出来ない東側戦車やT95対策に有効である。欠点としては8.8cmの砲弾でありながら12.8cmと同じ18.2秒装填である事と、炸薬量が8.8cm砲のPzGr.39と同じなため、12.8cmより炸薬が少ないく、車内が広い戦車相手では一撃撃破し辛い事である。とは言え貫徹出来れば基本一撃なので困ることはないだろう。
12.8/8.8 PzGr.TSとは装弾筒付き徹甲弾(APDS)に近い構造をしたもの。これにより火薬の威力を最大限に活用することができ、射出された砲弾は絶大な初速と貫通力を得られるという特性を持っていた。本来APDSとは、大口径砲から筒の中に入れられた小型の希少金属製弾を撃ち出すものが多いが、この砲弾が計画設計された頃には既に希少金属であるタングステンが入手出来ない状況となり代わりに既存の8.8cm砲弾を流用したようだ。
副砲は4号戦車と同じ75mm砲で、このランク帯では威力不足は否めない。とはいえ主砲のリロード中の牽制や砲身、履帯等の外部モジュールや軽装甲目標の破壊に使用出来る。またMBT戦場は戦中戦場より軽装甲な車両が多いため、全距離100mm貫徹のHEATなら正面からでも抜ける事がある。しかし威力の距離減衰が激しく、もし貫徹してもまともに加害しないなんて事もある。そのため相手の搭乗員や弾薬へピンポイントで射撃しなければならない。また副砲は主砲と比べて砲身が短く、主砲と副砲の照準と弾道は大きく異なる。
本家のマウスのwikiを見れば分かるが、マウスの副砲には80mm貫徹HEATと100mm貫徹の二種類のHEATがある。*2ここで「もしかしたら80mmの方かもしれないだろ!」と思った人もいるかもしれない。80mmの方では履帯は1発で切れないが、100mmの方では1発で切ることができる。また筆者は主砲を割られたので副砲で適当に撃ってたらT-44-100の砲塔後部にある弾薬庫を側面から貫徹して撃破した事がある。
そしてT-44-100の砲塔側面は100mmである。
ちなみにティーガーII(H)やヤークトティーガーの車体・砲塔側面は傾斜を含めても87mm程度しかないため、ヤークトティーガーなら車体側面を、ティーガーII(H)なら車体側面か砲塔後部の弾薬庫を狙えば撃破する事ができる。
【防御】
すごく固い。
ほぼ箱型の砲塔の前面部分は跳弾を誘発する曲面で構成された240mmの防盾を備え、その横の砲塔前面部分(通称ほっぺ)も数値上232mmの厚さを誇っている。一見、強固に見えるが曲面に対して垂直に着弾する砲弾に対しては、曲面の傾斜が活かされず最も目立つ貫通されやすい場所になっている。また曲面の下部に着弾するとショットトラップを誘発しやく、50mmしかない車体上面装甲を爆発範囲に巻き込む事を狙った大口径の榴弾砲の標的にされ、自慢の装甲を活かせない事も珍しくない。
200mmの厚さをもつ側面も、ほぼ垂直に近い装甲形状の為に砲塔の傾斜を稼いでおかないと容易く貫通されるので注意が必要である。リロード中は45度ほど常に傾斜をかけるよう心掛けよう。
砲塔天板は60mmもあり、Object 120の152mm HEであっても貫徹される事はない。しかしアルティメット仮設トイレやMBTのHESHは防ぐ事は出来ない。
乗員が6人もいるため弾薬庫さえ爆発しなければ1発死は極めて少ない。しかしいつぞやのアップデートで副砲の弾数が50発に固定されてしまった。そのため左ほっぺに弾薬庫が存在するようになりここを撃たれると1撃死してしまう。さらに砲塔後部にキッチリと弾薬があるためどちらにせよほっぺを抜かれたら加害がその弾薬庫まで到達してしまう恐れがある。いくら装填が早いとはいえ50発の副砲弾薬を使い切る事はないので、交戦する前の移動中にバシバシ撃って弾薬の数を30発ぐらいまで減らそう。ちなみに25発にするとほっぺから弾薬が消える。
砲塔と同じくほぼ箱型の車体の前面も、車体下部が特別薄いという事もなく、傾斜した200mmの車体下部は300mm前後の実装甲厚を誇る。もちろん車体上部は200mmの傾斜装甲で実質400mm前後と、同格では抜く事はほぼ不可能だろう。泥除けの中に隠れている幅広の履帯のおかげで、見かけよりも車体部分がコンパクトだったりする。
側面は、外見から判別できないが上部は180mmの一枚板、下部は100mmの装甲サイドスカート+80mmの車体装甲となる。下部は空間装甲として機能するためこのランクで飛び回るHEAT-FSに対し効果を発揮するものの、後序の機動性の問題もあって昼飯の角度や豚飯を活用できない側面からの攻撃は致命傷=即撃破につながりやすい。
なお車体底部であるが、後部こそ50mmしかないものの前部は100mmもあり、例え152mm砲であっても車体と地面の間に榴弾を打ち込み撃破することは不可能である。ただ、車体底部後方に榴弾やロケット砲を打ち込まれた場合、エンジンに誘爆して砲塔ごと吹き飛ばされる事もある。
ちなみに車体を傾けてよそ見すると鉄壁の要塞が出来上がる(その状態なら同格戦車に抜かれる事はまず無く、格上であってもガンガン弾く
MBTに出会って攻撃を外した場合は潔く諦めましょう
【機動性】
機動性は低く最大速度が22km/hしか出ない上に旋回するとほぼ止まる速度になる。一方後退速度は優秀で前進速度と同じ-22km/hを出すことができリロードのため引っ込むことは余裕である
史実
VIII号戦車ことマウスはナチス・ドイツが開発した超重戦車。制式番号はSd.Kfz 205である。
主砲は12.8cm KwK 44と破格の口径だった、副砲は7.5cm KwK 44。
重量は188tにもおよび、エンジンは二つ積んだが出力不足は明らかだった。
参考までに、自衛隊の10式戦車は全備重量約44t、同じ1,200馬力で時速70km。マウスは10式の約4倍の重量である。
装甲も非常に厚く、車体正面装甲は200mmである。(55°の傾斜がつけられているので300mmに相当する厚さ)
しかし最高速度は整地で精々20km/h。不整地では13km/hが限界であった。
行動距離も狭く、整地では186kmで不整地だと68km(追加燃料タンクを外すと42km)という有様だった。*3
ヒトラーは1500両近くの生産を命じたが完成したのは後にも先にも2両であった。
1945年に試作2号車はベルリンに迫りくる労農赤軍を迎撃すべく出撃したが途中でエンジンにトラブル発生。そして燃料が切れた。だがエンジンを直しても燃料が無く、どのみち動かせないので鹵獲されないように爆破処理を行った。
その後労農赤軍は爆破放棄された2号車とほぼ無傷の1号車を鹵獲した。先述の通り1号車は無傷に近かったが2号車は砲塔のみが原型を留めており、車体は木端微塵と化していた。それを受け、赤軍機械化装甲部隊司令部は1号車の車体に2号車の砲塔を載せ、本国へ輸送するように命じた。なお、砲塔を輸送するのに6台の18トンハーフトラックを使った。
現在は上述した車両がクビンカ戦車博物館に展示されている。
小ネタ
実は本車は、見て分かる通り操縦士・機銃手と砲塔側の間にエンジンルームがあるため、直接移動ができず、車外に出なければ移動できなかった。
また、当時としては珍しく世界に先駆けてBC防御と水密加工が施されておりガス・エレクトリック方式を採用する等様々な先進的な機構を備えていた。
マウスには史実に記載している通り車体試験用の1号車、砲塔を乗せ運用試験を行った2号車、未完成に終わった3号車以降が存在したが、惑星のマウスは砲塔はともかく車体は1号車と2号車の特徴が混ざったものとなっている。
具体的には、車体後部左右にみられる四角の溶接痕は1号車のみ見られる火炎放射器(未完成)用の開口部を塞いだ跡だが、それ以外は2号車の仕様となっている。
なお履帯は2号車で一時試験されたのち何らかの問題があったのか交換された穴あきのある軽量型履帯だが、転輪は軽量型履帯と同時に交換された穴あきのある軽量型転輪ではなく、交換後の1号車と同じ穴無し転輪となっている。
マウスは当初量産も考えられていた。その過程で少しずつ車体に変更が入る予定だった。
本来は段階的な変更となる予定だったが、内容としては操縦手のペリスコープの前の車体前面装甲に視界確保に切り欠きを入れる、車体幅を3700mmから3670mmに変更する、車体及び砲塔装甲の継ぎ目に使用されている楔を省略する、などである。
マウスの更なる改良プラン。
車体はそのままに、砲塔をショットトラップの起きづらい傾斜をつけた平面の装甲で構成する予定だった。
装甲構成の他、副砲の装備位置を主砲の上に変更、ステレオ測距器の装備がなされる予定だった。
なお軽量化の為全体的に装甲が減じられており、正面が220mm→200mm、側面が200mm→80mm、後部が200mm→150mm、天面が60mm→40mmとなったと言われている。
このマウスIIの砲塔はE-100と共用する予定だったとも言われている。
外部リンク
コメント
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- 以前より加速がのっそりしたような気がする -- 2024-03-19 (火) 02:59:01
- 最近、戦場でマウス見ないなー -- 2024-04-07 (日) 16:55:49
- マウス今はあんまり強くなさそう... -- 2024-04-21 (日) 12:47:09
- 12.8/8.8cm砲弾のことゲルリッヒ砲って書いてあるけど間違ってね?書き直しておけ? -- 2024-04-21 (日) 15:44:47
- おk -- 2024-04-21 (日) 16:39:09
- しときました -- 2024-04-21 (日) 16:52:03
- 砲塔旋回が絶望的に遅い以外は強いと思う。けど、MBTの砲塔抜けなかったりするから、狙いは慎重に -- 2024-04-21 (日) 18:44:47