イギリス RankIII 中戦車 A30 Challenger / チャレンジャー
File not found: "T-62(2).jpg" at page "チャレンジャー"[添付]概要
車両情報(v2.25.0)
必要経費
必要小隊レベル | 10 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 33.0 |
スタビライザー / 維持速度(km/h) | 無し / - |
俯角/仰角(°) | -12/20 |
リロード速度(秒) | 5.3 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 28 / 14 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 63 / 40 / 40 |
重量(t) | 31.5 |
エンジン出力(hp) | 600 |
2,550rpm | |
最高速度(km/h) | 58 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 104 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称(戦車砲) | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 76.2 mm QF 17-pounder cannon | 1 | 42 |
機銃 | 7.62 mm M1919A4 machine gun | 1 | 3,750 |
弾薬
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76.2 mm QF 17-pounder | Mk.6 AP | AP | 7.7 | - | 883 | 160 | 157 | 133 | 112 | 96 | 86 |
Mk.1 HE | HE | 7 | 580 | 883 | 9 | ||||||
Mk.4 APC | APC | 7.7 | - | 883 | 165 | 160 | 138 | 10 | 94 | 81 | |
Mk.8 APCBC | APCBC | 7.7 | - | 883 | 171 | 168 | 156 | 143 | 130 | 120 | |
SV Mk.1 APDS | APDS | 3.5 | - | 1,203 | 228 | 226 | 207 | 189 | 159 | 134 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
17 pdr Shell SS Mk.1 | Smoke | 8.44 | 0.05 | 229 | - |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
砲塔 | 発煙弾発射機 | 視界前方に煙幕を張る |
小隊ツリー
解説
特徴
【火力】
コメットの77mm砲から17pdr砲に戻り、貫通力も少し上がった。APDS弾もあるので、格上相手も(貫通だけなら)十分対応できる。
また、装填速度は変わらずの5.3秒装填なので、炸薬がない分手数で相手を圧倒しよう。
【防御】
はっきり言って装甲はないも同然。正面装甲は63.5mm、側面は14mmを2枚並べた30mmとコメットに比べさらに薄くなっている。機関砲を正面から耐えられるだけまし程度に考えておいた方がいい。上面は航空機の20mmに耐えられる厚みになっている。
内部配置は砲塔に4人乗っており、砲塔貫通で4人ともお亡くなりになる可能性が高い。装甲が頼りないのも踏まえてなるべく敵に見つからないように行動したほうが良い。
【機動性】
エンジン出力はコメットと同じだが、重量が2tほど軽いので加速が良く軽快に動くことができる。後退速度は3キロと変わらないので常に動き回りながらの戦闘スタイルが向いている。
【総評】
コメットを攻撃と機動性の2点に振った車両といえるだろう。相対する敵に正面からチャレンジするのは無謀なので、機動性を生かして思わぬところからの奇襲をしたりするとよいだろう。
史実
北アフリカ戦において、ドイツ軍が1942年春から長砲身75mm戦車砲装備型のIV号戦車を実戦投入した結果、イギリス軍戦車の主砲の威力不足は決定的となり、巡航戦車の火力の増強が検討された。
当初の計画ではA27Mクロムウェル巡航戦車に、当時開発中であった強力な17ポンド(76.2mm)対戦車砲を搭載することが検討された。
しかしクロムウェル巡航戦車の車体は幅が狭く、そのままでは17ポンド対戦車砲の搭載は困難で車体は再設計されることになった。
この新型巡航戦車A30の開発は、1942年5月にBRC&W社(Birmingham Railway Carriage and Wagon:バーミンガム客車・貨車製作所)で開始された。
A27巡航戦車の車体を延長すると共に転輪を片側6個に増やし、車体中央部の上部構造の幅が拡大された。
砲塔はTOGII重戦車の砲塔から増加装甲を外し、軽量化したものが搭載された。
1942年8月に、A30巡航戦車の試作車が完成した。
エンジンやサスペンション、その他機構的にはA27巡航戦車と同じであったため、重量増加分だけ機動性は低下し駆動系の故障も多かった。
そこで重量軽減のために装甲を薄くして、車体機関銃を撤去した改修車が1943年1月に完成した。
砲尾の巨大な17ポンド対戦車砲を無理して搭載したために砲塔はシルエットが高く、重量軽減の必要性から装甲は薄かった。
また、さらなる重量軽減策として弾薬庫の装甲板が撤去されたため、被弾により弾薬が誘爆する危険性が大きくなった。
しかし当時17ポンド対戦車砲を搭載し、すぐに生産が開始できる戦車はA30巡航戦車以外に存在しなかった。
本車は基本設計の多くの部分をクロムウェル巡航戦車から受け継いでいたため、クロムウェル巡航戦車と共通の部品が使用できるのが唯一の利点であった。
A30巡航戦車の出現により、少なくとも火力だけはドイツ軍戦車に対抗できることになった。
車体機関銃は廃止され、そのスペースには主砲弾薬庫が新設された。
これは、従来の75mm戦車砲に比べて17ポンド戦車砲の薬莢サイズが巨大であるため、そのままでは搭載弾薬数が減ってしまうことへの対処である。
ドイツ軍は1942年11月から強力な8.8cm戦車砲を装備し、最大装甲厚100mmを誇るティーガー重戦車の北アフリカへの配備を進めており、17ポンド戦車砲搭載戦車の実戦化は緊急を要した。
このため多くの問題点を抱えていたものの、A30巡航戦車は「チャレンジャー」(Challenger:挑戦者)の呼称でイギリス陸軍に制式採用されることになった。
チャレンジャー巡航戦車は当初200両が発注され、イギリス陸軍機甲師団の各戦車大隊に6両ずつ配備し、クロムウェル巡航戦車3両と本車1両で小隊を編制する計画であった。
チャレンジャー巡航戦車の最初の生産車は、1944年3月に完成した。
この戦車の開発と並行して、アメリカ製のシャーマン中戦車に17ポンド戦車砲を搭載したシャーマン・ファイアフライ中戦車の開発計画も進められていた。
ちなみに「ファイアフライ」(Firefly)とは、「土蛍」と呼ばれる肉食性の蟻地獄のような虫のことである。
この試作車の試験の結果はチャレンジャー巡航戦車よりも明らかに優秀と認められたために、実戦部隊にはファイアフライ中戦車が配備されることになった。
チャレンジャー巡航戦車の方は1944年8月から機甲偵察連隊に配備され、結局活躍する場が与えられないままに終わった。
小ネタ
外部リンク
A34 Comet I and A30 Challenger
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