ソ連 RankIII 重戦車 KV-1E
概要
ソ連のランクIIIイベント車両。KV-1に追加装甲を施したもの。
車両情報(v2.25.0)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 12.0 |
俯角/仰角(°) | -5/30 |
リロード速度(秒) | 6.3 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 100 / 75 / 70 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 75 / 100 / 75 |
重量(t) | 49.0 |
エンジン出力(hp) | 954 |
1,900rpm | |
最高速度(km/h) | 36 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 100 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 76 mm F-32 cannon | 1 | 111 |
主砲 | 7.62 mm DT machine gun | 1 | 1890 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76 mm F-32 | BR-350A(MD-5) | APHEBC | 6.3 | 150.0 | 615 | 78 | 76 | 69 | 51 | 43 | 37 |
BR-350B(MD-8) | APHEBC | 6.3 | 98.56 | 615 | 86 | 84 | 76 | 67 | 59 | 52 | |
O-350M | HE | 3.72 | 621.0 | 615 | 10 | ||||||
D-350A | Smoke | 6.45 | 50.0 | 615 | - |
小隊ツリー
解説
特徴
KV-1の装甲強化型。このランクでは装甲100mmと非常に固く、駆逐戦車や高貫通砲でなければ貫通は難しい。
タミヤから「KV-1B」という名前で限定生産のプラモデルが出ていて知っている人もいるはず。
【火力】
主砲は76mm F-32砲。これはKV-1 (ZiS-5)の改良前の砲であるが基本的な性能は変わらない。その代わりAPCBがなくなっており、貫徹力が90mmにすら満たない砲弾しか使えない。それかつワンランク上がっているため貫徹出来ない戦車も多くなっているため注意が必要だ。特に同じKV-1Eやイギリス重戦車と出会うと泥沼戦闘になることも多々あるので、貫徹できない戦車と対峙したら履帯または砲身を破壊する事も頭に入れておこう。
【装甲】
砲塔には35mm、車体には25mmの増加装甲が張られておりかなり硬い(よく見ると砲塔は空間装甲となっている)。
車体側面も増加装甲が多数貼り付けられており、そこは合計100mmの装甲となっている。反射的に狙うであろうフェンダー上部や上部支持輪には罠とばかりに追加装甲がある。正面の弱点は操縦手ハッチで、側面は転輪の間の上半分あたりを狙うと追加装甲を避けやすいだろう。(近い距離で十分狙える余裕があるならフェンダー上部の先端を狙うとよい)
【機動性】
最高速度こそ素のKV-1 (ZiS-5)と変わらないものの、増加装甲で3t近く重量が増えたため全体的に更に鈍重になってしまっている。特に車体旋回が鈍いため足の速い戦車に懐に潜り込まれた場合は非常に危険な状態に陥る。単独行動は危険なためカバーしてくれる味方との連携が欠かせない。
史実
KV-1 1940年型に25mmの装甲板を追加で取り付けたもの。1941年4月、国防人民委員部砲兵担当人民委員代理兼砲兵総局(GAUKA)局長のグリゴリー・クリーク元帥が提案したが当初設計者のドゥホフ技師はただでさえ低いKVの機動力を損なうとしてこれに反対したがクリーク元帥はスターリンのお気に入りということで増加装甲の取り付けが決定された。
さらに大祖国戦争開戦直後の7月、前線からKVの装甲がドイツ軍の8.8cm高射砲に容易く貫徹されるという報告が上がってきた(なお、この事について赤軍は開戦前から既に予想していた)。しかしKV用装甲板を生産するイジョルスキー工場では100mm級の装甲板を生産する技術がなかったため、暫定的に25mmの装甲板を砲塔前側面及び車体前側面下部にボルト留めする事となった。
なお増加装甲については前線で取り付けられたとされており、故に砲塔のみ増加装甲が取り付けられていたり、車体側面下部の増加装甲が取り付けられていないなど装甲板の取り付け方が一致していないと思われる。
またKV-1Eとはソ連軍における通称のKV-1 s Ekranami(КВ-1 с Экранами. 訳:KV-1 平幕装着型)の略称系であるKV-1E(КВ-1Э)のE(Э)が制式名称であると誤解されているものと思われる。よって制式番号の車種ではない。
小ネタ
外部リンク
コメント
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- Tierが上がって、相対的にKV-1よりも耐久性はなくなってる。一発KOはほぼ無いけど、被弾すれば確実に致命的なダメージになるから油断は禁物。 -- 2024-03-02 (土) 16:01:47