スウェーデン RankVIII 対戦車ミサイル車両 Pansarvarnsrobotbandvagn 551
概要
Ver1.3.0.20で追加されたATGMキャリア。ミサイルは最大800mm貫通で同格と比べると強力。
射手がむき出しなのでちょっとした爆発でも気絶しかねない。
車両情報(v1.3.0.20)
必要経費
必要小隊レベル | 10 |
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車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 25.0 |
俯角/仰角(°) | -5/10 |
リロード速度(秒) | 12.0 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 25 / 10 / 5 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 0 / 0 / 0 |
重量(t) | 9.7 |
エンジン出力(hp) | 259 |
5,200rpm | |
最高速度(km/h) | 41 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 93 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | Rbs 55 ATGM | 1 | 8 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | 貫徹力(mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離10~2000m | |||||||
RB 55B | ATGM | 19.05 | 296 | 半自動 | 3.75 | 2.88 | 630 |
RB 55C | ATGM | 21.45 | 329 | 半自動 | 3.75 | 4.41 | 800 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
車体 | 発煙弾発射機 | 視界前方に煙幕を張る |
外部装甲 | 側面に5mmの均質圧延鋼装甲 |
小隊ツリー
解説
特徴
【火力】
同格と比べ強力な最大800mm貫徹力を誇るRB 55Cを使用することが出来る。またECCMを持っているためIRCMを保有している車両に対して強気に出る事が出来る点も嬉しい点である。
…と良い事を述べたがデメリットも大きい。まずミサイルのストックが非常に少ない。携行弾数は8発。
この点はまだ流せる範疇かと思うが最大の弱点は俯角の低さである。本車両は-13度までしか取れない。-10度が一般的なMBTよりはマシではあるものの本車両はオープントップの対戦車ミサイル車両であり、この数字の低さは運用に大きな影響を及ぼす。
基本的にこの傾向の車両は稜線や崖を上手に利用し大きな俯角で狙撃を行うのが好ましいのだがこの車両はMBTにわずかに勝る程度の低さの為その運用が苦手なのである。同カテゴリとしてはあまりに致命的な弱点となっている。
【防御】
オープントップ車両としては珍しく車体正面に関してはブローニング12.7mm程度であれば防げる程度の装甲が施されている。
なお砲手が上半身乗り出しであり、撃たれないように細心の注意を払うのは必須である。
【機動性】
悪い。非常に悪い。
整地であればある程度の速度は出るし、最低限の加速はあるが最高速は38km/hまでしか出ない。快速MBTはもとよりセンチュリオンなど鈍足MBT組と同程度の最高速しか出せないのである。
これは同格の対戦車ミサイル車両と比べてもダントツで悪い数字であり、いち早く有利な狙撃位置を抑えたい同カテゴリとしては致命的な弱点であろう。
【総評】
全体的に難点が目立つ車両と評する他ない。ただしその火力だけは"ホンモノ"である。
俯角や足回りを上手く補い、愛を持って接すればこの車両も答えてくれるであろう。
史実
1983年2月、プロトタイプ車両での試験が成功した後スウェーデン国防軍は、ハーグルンド社、ゾーナー社と契約を交わした。数年前に最前線から撤退したIkv 102、Ikv 103戦車駆逐車を小改修し、TOWミサイルを載せる改造を施し実戦運用するのである。最初の車両は1984年にスウェーデン国防軍に納入され、1986年半ばまで生産が続けられた。
面影はあるものの、Ikv 102、103は大改造を施されており、主にシャーシとサスペンションの変更、エンジンとトランスミッションの交換、戦闘室を車体の後方まで延長し、装甲を改善し、新しい通信機器や観測装置を取り付けた。主に装甲旅団と機械化旅団に供給される。Pvrbv 551戦車駆逐車は合計55台がスウェーデン国防軍に納入された。
操縦手は車体左側前部に座っており、前方と側面を視察するためのペリスコープがあり、頭上にハッチがある。車長が操縦手の右側に座っており、右後部に開く一体型のハッチと、視察ペリスコープがある。車長の位置は、より外部を見やすくするために上げ下げが可能である。装填手、砲手は車体中央に座る。
車体中央の天板に、大きな円形の開口部があり、両側にある2枚の蓋で覆われている。TOWミサイルは車体の内部に搭載され、必要に応じて出すことが出来る。
その後2000年まで国防軍で使用され、全車退役した。
小ネタ
本機に搭載されているRbs55システムは米国のTOWミサイルシステムである。
他国のTOW搭載のミサイル車両は127mmの改良型TOW(I-TOW)を搭載している事が多いため口径に変化がないのだが本車両の開発弾はTOW2となっている。TOW2は127mmから152mmに口径が拡大されているため、惑星上では数少ない開発により口径が変化する車両の一つとなっている。なおインターフェイス上はTOW2を搭載した際も127mm表記のままである。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- デカくて鈍くて薄くて乗員むき出しでショボいHEATFSをくらっただけで過圧で乗員全員お陀仏。M3ブラッドレーの砲塔を取っ払ってミサイルを強化したような性能。8発しか積めないが止まれば撃てるのはまだ救いに感じる。ハルダウンミサイルで無双してるやつらと張り合えないのが残念。なぜこいつがレベル14……? -- 2023-10-28 (土) 17:16:45
- IT-1のミサイル発射機とかAMX-30のキューポラ狙ったらオーバープレッシャーかなんかでぶち殺せるのってこいつだけ? -- 2024-01-23 (火) 21:22:18