ドイツ RankII 自走式対空砲 3.7-cm Flak 36 auf Selbstfahrlafette Sd.Kfz. 6/2
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概要
ドイツ初のハーフトラックとなる
トラック好きには、さぞ嬉しい事だろう
車両情報(v2.11.0.71)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 35.0 |
俯角/仰角(°) | -8/85 |
リロード速度(秒) | 0.4 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し/ - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 3 / 3 / 3 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 7 / 10 / 0 |
船体崩壊 | 有 |
重量(t) | 11.1 |
エンジン出力(hp) | 219 |
2,600rpm | |
最高速度(km/h) | 55 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 107 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
機銃 | 3.7cm FlaK36 cannon | 1 | 318 |
弾薬
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
3.7cm FlaK36 | 既定 | APHE/FI-T | 0.69 | 49.3 | 820 | 49 | 46 | 33 | 22 | 14 | 10 |
Sprgr. 18 | FI-T | 0.62 | 49.3 | 820 | 3 | ||||||
PzGr | APHE | 0.69 | 22.1 | 770 | 49 | 46 | 33 | 22 | 14 | 10 | |
M.Gr.18 | HEI-T | 0.55 | 108 | 914 | 4 |
弾種
名称 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FI-T | 0.62 | 49.3 | 820 | 3 | |||||
APHE | 0.69 | 22.1 | 770 | 49 | 46 | 33 | 22 | 14 | 10 |
HEI-T | 0.55 | 108 | 914 | 4 |
小隊ツリー
前車両 | IV号戦車 J型 |
---|---|
次車両 | - |
解説
半装軌式ハーフトラックのSd Kfz 6の荷台に37mmFlak砲をつんだテクニカル自走式対空砲。
特徴
【攻撃】
各国に一台いる運転席の屋根が邪魔をして、真正面に砲を向けられない微妙な車両枠。上空を通過する敵機を追いかけて忙しなく砲塔を動かす必要のある自走式対空砲にとって大きなマイナス要因になっている。
だが火力はかなりあって、航空機に37mm砲をブチ込むと大抵は即爆散するほどの威力がある他、戦車に対しても徹甲弾を積んで撃ち込めば軽戦車程度なら即スクラップに出来る。上手く使おう。
【防御】
見た目通りトラックなので装甲は無いに等しく、戦車の砲や機銃、航空機からの攻撃などあらゆる攻撃が致命傷となりかねない。
安全な場所から狙撃するプレイを徹していれば無双も夢ではないが敵に接近されるとこっちが廃車になるので周辺の状況には十分注意しよう。
【機動力】
トラックとしては並。後部の履帯で悪路には強い。タイヤの慣性で方向転換しようとした際にタイヤが真っ直ぐに戻らず曲がり過ぎてしまう事が多々ある。
史実
Sd.Kfz.6/2対空自走砲は5tハーフトラック(Sd.Kfz.6)シリーズ最初の派生型で、第2次世界大戦時においてドイツ軍が多用したハーフトラックを母体とする対空自走砲の旗手として、より小型で2cm対空機関砲を搭載した1tハーフトラック(Sd.Kfz.10)ベースのSd.Kfz.10/4、10/5対空自走砲と共に、大戦の全期を通じて用いられた対空車両でもあった。
1939年9月のポーランド侵攻前にドイツ軍は、牽引式の軽対空機関砲としてデュッセルドルフのラインメタル社が開発した65口径2cm対空機関砲FlaK30と、57口径3.7cm対空機関砲FlaK18を機甲師団と歩兵師団の対空部隊、そして空軍に配備していたが、いずれも牽引式のために布陣に際しある程度の時間を必要とし、敵航空機との突然の遭遇に対処することはまず不可能だった。
このため、これらの対空機関砲を車両に搭載して自走化を図るという発想が登場するのは自然の成り行きであり、まず1930年代半ばに1tハーフトラックに、2cm対空機関砲FlaK30を搭載したSd.Kfz.10/4対空自走砲が開発されたが、より大口径の3.7cm対空機関砲FlaK36を5tハーフトラックに搭載したSd.Kfz.6/2対空自走砲が登場したのは1939年に入ってからのことであった。
Sd.Kfz.10/4対空自走砲に搭載された2cm対空機関砲FlaK30は、小型軽量で120発/分という高い発射速度を備えていたが反面、小口径故に最大射程が2,200mと短いことが難点として挙げられていた。
このために、より射程が長く破壊力の大きな3.7cm対空機関砲FlaK36の搭載が求められることになった。
本来ならば、コストの関係から1tハーフトラックに搭載するのが得策だが、当然ながらサイズと重量が大きいために搭載はかなわず、ならばと白羽の矢が立てられたのが5tハーフトラックであった。
Sd.Kfz.6/2対空自走砲の開発契約は、1939年に入って間もなくブラウンシュヴァイクのビューシンクNAG社との間に結ばれ、当時生産が開始されたばかりの5tハーフトラックBN l 9が対空自走砲型の車体に流用された。
Sd.Kfz.6/2対空自走砲の試作車は1939年春頃に完成したものと思われ、ツォッセンのクンマースドルフ車両試験場で実施された試験の結果は問題無かったようでまず63両が発注され、さらに135両が追加されて1939年7月から生産が開始された。
ただし、Sd.Kfz.6/2対空自走砲の実際の生産を担当したのは主契約者であるビューシンクNAG社ではなく、アンメンドルフのゴットフリード・リンドナー(GL)社である。
GL社は5tハーフトラックのシャシーの製作を担当する下請け会社であったが、Sd.Kfz.6/2対空自走砲の生産においてはビューシンクNAG社がシャシーの製作を担当し、フリードリヒスハーフェンのマイバッハ発動機製作所で作られたエンジン、そしてラインメタル社で製作されたFlaK36などのコンポーネントがGL社に送られて最終組み立てが進められた。
そして7月中には早くも25両が完成し、8月には38両が作られて最初に発注された63両のSd.Kfz.6/2対空自走砲を納入した。
その後もGL社での最終組み立ては続けられ、追加発注分の135両が完成したのは1941年末、もしくは1942年初め頃と思われる。
Sd.Kfz.6/2対空自走砲の車両製造番号は、第1次発注分の63両に関しては3217~3280と判明しているが、第2次発注分135両は3217~3225、3227、3229~3230、3236、3254~3259、3264~3268、3288~3297の35両分しか判明していない。
小ネタ
外部リンク
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