ドイツ RankII 中戦車 Pz.Bef.Wg.IV J
File not found: "War Thunder Screenshot 2021.03.03 - 16.36.15.743.jpg" at page "IV号戦車 J型"[添付]
概要
大戦最末期に生産されたH型の簡易生産型。
ゲーム内では砲塔旋回が遅くなっている他、車体のシュルツェンも省略されている。
因みにIV号戦車としては最多生産型である。
車両情報(v2.3.0)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 10.0 |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) | 5.9 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 80 / 30 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 30 / 30 |
重量(t) | 25.4 |
エンジン出力(hp) | 572 |
3,000rpm | |
最高速度(km/h) | 43 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 99 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 75 mm KwK40 L/48 cannon | 1 | 87 |
機銃 | 7.92 mm MG34 machine gun | 2 | 5,150 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm KwK40 L/48 | PzGr 39 | APCBC | 6.8 | 28.9 | 770 | 145 | 143 | 130 | 116 | 104 | 93 |
Hl.Gr 38B | HEAT | 4.4 | 872.1 | 450 | 80 | ||||||
PzGr 40 | APCR | 4.1 | - | 990 | 182 | 177 | 159 | 140 | 122 | 107 | |
Sprgr. 34 | HE | 5.74 | 686 | 550 | 10 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
K.Gr.Rot Nb. | Smoke | 6.2 | 50 | 540 | 3 |
小隊ツリー
前車両 | Ⅲ号戦車 M型 |
---|---|
次車両 | Sd.Kfz.6/2 |
解説
特徴
H型の改良型といえば聞こえがいいが、生産性を上げる為のダウングレード版簡略化型。
その為、完全手動になった砲塔旋回速度は大幅に低下し、車体側面のシュルツェンも無くなった。
【火力】
最大貫通力140mmの炸薬入りAPCBC、垂直装甲に特化していて使い道の無いAPCR、軟目標(オープントップ)用のHE、軟目標用兼軽装甲相手もなんとかこなせるHEAT、視界を遮れる煙幕弾と豊富な弾種を使用可能である。炸薬は相変わらず少な目なのでちゃんと弱点を狙うといい。
ちなみに俯角-10度とハルダウンしやすい。
H型との大きな差異は砲搭旋回速度の低下だろう。H型の14.0°/sよりはるかに遅くなった10.0°/sで、速い敵に対して対応しづらくなった。
いざというときは車体ごと砲搭を回すなどの工夫が必要になる。
APCBC: ランクIIにおいて遭遇するすべての車両を正面から貫通することができる。ただし強い傾斜部分に当たったり、昼飯の角度を活用されるとやはり跳弾してしまうため、慢心することのないようにしよう。炸薬が少なく貫通できても敵戦車の乗員が何名か生き残ってしまうことがあるため、相手の砲手付近を狙えると良い(大抵の戦車は砲塔左側、つまり狙う本車の側からみて右側に砲手がいる)。また、14mm以下の装甲に対しては貫通しても爆発しないため、極度に軽装甲の車両やトラックベースの車両に対しては後述のHE弾を使おう。
APCR:装甲に垂直に入射したときの貫徹力に特化した徹甲弾。本車両においてはAPCBCで十分貫通できる上、加害力の弱さ、傾斜装甲への弱さから使うメリットはない。(この弾が活用できる相手とは垂直装甲で厚みが140~160mm程度の戦車であるが、該当するのがチャーチル NA75程度しかいない。APCRに再装填してまでこれらの戦車と正面から撃ち合うのは不利で、変速機か操縦手を撃ち抜かれて嫌々撃ち合う羽目になったときに1~2発撃つかどうかというレアケースでしか使えない。別にAPCRを積んでいなかったとしても砲身を撃てばよい。)
HE: 多くの密閉砲塔の戦車にダメージを与えられないが、オープントップ車両(外部から乗員が見える車両)にたいして過圧判定(炸薬がTNT換算200g以上の弾薬の爆風が戦闘室の内部モジュールに到達すると付近の乗員全員の気絶判定が入る。多くの榴弾は炸薬がTNT換算200gを超える上、オープントップ車両では乗員付近に着弾した場合確実に爆風が乗員まで到達し過圧判定が入るため、ワンパンできる)が入るため車体のどこかに当たるだけでワンパンできる。特にトラック系車両はAPCBCではうまくダメージが入らない事が多いため、対策としてこの弾を2~10発持っていくといいだろう。APCBCに比べて初速が遅く垂れる弾道であるため注意。
HEAT: HEと同じく炸薬がTNT換算200gを超えるためオープントップ車両対策として使用でき。また、威力も貫徹力も頼りないが装甲車両にもある程度対処ができる(ご先祖であるPz.IV F1での主力弾であったHEATと同一の弾である)。HEよりも更に初速が遅く弾道の垂れが大きいため、HEとどちらを持っていくかは好みが分かれる。
Smoke:煙幕弾である。主に敵の狙撃ポイントに打ち込んで妨害するなど上級者向けの弾である。積めば戦術の幅が広がるが、持っていく弾薬が増えると弾薬誘爆のリスクも上がるため、マップ等の状況を見て入れるか入れないかを決めるべきである。よくわからなければ持っていかなくてもよい。
【防御】
車体正面80mm、砲塔正面50mmと砲塔が柔らかめ。砲搭のシュルツェンは相変わらずだが、車体側面はついていない。
追加装甲で20mmの履帯を砲搭と、車体正面に盛れるが、車体正面の追加部分はH型よりやや少な目である。
H型では廃止された煙幕弾発射機が復活したのでいざというときは射線を切れる。
弾薬についてはスポンソンの弾薬が消える54発(満タンから-33発)か、操縦手後ろ以外の弾薬がなくなる30発(満タンから-57発)だけ搭載するのがおすすめである。
弾薬に関しては、30発に抑えると操縦手後ろの弾薬庫のみとなり、弾薬誘爆リスクがかなり低くなる。乗り始めや戦い方がわからない場合はまずこの弾数まで減らそう。
弾薬が足りない場合は、上記表に従って少しずつ弾薬を増やしていくといいだろう。なお、右側面の弾薬庫にも弾薬を入れた場合54発となるが、これでも足りない場合は戦い方や弾種構成を見直してみたほうがいいだろう。
【機動力】
カタログスペック最大43km/h。後進速度はー8km/h。H型とほとんど機動性は変わらない。
史実
生産性を高める為に、H型と比べて構造が簡素化されていた他、生産時期によって細かく仕様が異なっていた。
最大の特徴は砲塔旋回モーターと発電用の補助エンジンがなくなったことである。その為砲塔旋回は必然的に手動で行うこととなったが、手動になったおかげで車体が傾斜していても旋回できたり、装填手がもう一つのハンドルを使って旋回を手伝えたのでかえって速度が向上したとも言われている(一例として補助旋回用ハンドルと共に回すことで一周26秒(14度/秒)程度で旋回させることができたと言われている。)。これに伴い車体後部から補助エンジン用のマフラーが消えた。
1944年5月には砲塔側面ハッチの視察孔が廃止、溶接で埋められ、7月からは車体上部の装甲厚を16mm強化するなどの改修が行われ、8月には主マフラーも廃止され消音効果のない単純な物に変更された。更に補助エンジンのあったところに燃料タンクが増設されたが、燃料漏れが生じたので外された。9月以降は、改良型の新型燃料タンクを装備して解決した。
鉄製の一枚板だったシュルツェンも、9月に軽量化などを図った金網製の「トーマ・シールド」に変えられた。10月頃には車長用キューポラのハッチが横にずらして開けるタイプに変更されるとともに車体前面の牽引具が省略され、代わりに車体側面装甲を前方に伸ばして穴を開け、そこにシャックルを付けて代用した。12月には上部支持転輪が3個に減らされた。
車体前面のブレーキ通気口も、1945年1月から省略され始めた。
なお、それぞれの仕様変更は月ごとに細かく分けられるが、後発品の生産状況や在庫次第によってかなり時期の違うパーツが混じっている場合もあり、初期の特徴のパーツを装備した末期車両等が普通に存在するため、一概には上記の推移が当てはまらない場合がある。
ちなみに中東戦争でシリア軍が本車を使用し、イスラエル軍のセンチュリオンと交戦した記録がある。
小ネタ
このゲームのランク順では初めてIV号J型からお目にかかる装備である。ゲーム内では発煙弾発射器となっている。
これは砲塔や車体の天井に取り付けられる360°旋回可能な簡易な発射装置であり、発煙弾の発射を発射可能な他、尾部をオープンにすれば信号拳銃を突っ込んで使用することで信号弾の使用や326 LP Pz時限榴弾を発射して接近してきた歩兵の掃討に使うことができた。
IV号戦車でいえば1944年10月から配備されており(準備自体はそれよりずっと前から行われていたが生産が間に合わなかった)、末期ドイツ装甲車両には大体装備されているおなじみの装備となっている。
以前はSマイン発射器などと言われていたがそれは間違いであり、あくまでも発煙弾の使用が目的の装備である。信号拳銃で発射する326 LP Pz時限榴弾もSマインとは関係のない弾薬である。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- 4号Hの完全な下位互換です… 砲塔旋回が遅い! -- 2024-04-07 (日) 16:54:17