バレンタインミニイベント(2020)

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると かのじょは「おい、そこで とまれ！」と さけんで かけよってきた。

「もってゆけ」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「きさまに きょひけんは ない、さぁいけ わたしの みていないところで くえよ」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
…だれかは わからないが さしいれだろうか。
ありがたく いただくと しよう。

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると こばしりに あなたの もとへと かけよってきた。

「これ、うけとって！！」
かのじょは あなたに ちいさな つつみを おしつけてきた。
「いい、ぜったい おかえしを よういすること！」

「ぜったい わすれたら ダメなんだからね！たかい やつで よろしく！」
そう さけぶと かのじょは あしばやに どこかへ さっていった。

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると かのじょは フラフラと あなたの まえまで あゆんできた。

「ウフフ、やっぱり ここに いたぁ…」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「わたし… あなたのこと いつでも どこでも みているから… ね…」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
…これからは びこうに きをつけなければ…

はいごに けはいを かんじ ふりむくと あなたの かたわらに みおぼえのある じょせいが かしずいていた。

「あるじさま これを…」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「…おしたい もうしあげて おります」

ひょうじょう ひとつ かえずに かのじょは ちょうやくして どこかへ さってしまった。

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると てをひとふりして あなたの もとへと あゆみよってきた。

「うけとりたまえ」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「きでんは それがしの とくべつだから な」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
…あれは いったい だれなのだろう？
しっている にんげんなのだろうか。

ギチギチと ふかいな おとを たてて みおぼえのある にんぎょうが むこうから あるいてきた。
あなたに きがつくと にんぎょうは あなたの もとへと あゆみよってきた。

そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
くちが ひらくと かすれた こえが きこえた。
「これ… うけ… トレ…」

にんぎょうは そのつつみを あなたに わたすと どこかへ さっていった。
つつみからは あぶらくさい においが ただよっている。

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると ものかげに かくれ あなたが ちかづいてくるのを まっている。

「あの、あの… あ、その… こ、これっ」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「あぁ、はずかしい…」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
…どこかで おあいしましたかと きけば よかったかも しれない。

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると こばしりに あなたの もとへと あゆみよってきた。

「くだらない… じつに くだらない…」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「こんな あくしゅうなど さっさと ほろびるべき…」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
ぐちぐちと もんくを いいながらも わざわざ よういして もってきて くれたようだ。

とうとつに ずじょうが まばゆい ひかりを はなつと あなたの まえに つばさの はえた じょせいが まいおりてきた。

「おめでとうございます あなたは かみに えらばれました」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「これを うけとりなさい うんめいの こよ」

かのじょは そのつつみを あなたに てわたすと そらに むかって また まいがっていった。
あたりには ぬけおちた はねが まきちらされていった。

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると こばしりに あなたの もとへと かけよってきた。

「あの、これ…」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「いつも おせわに なっておりますから」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
…なんだか からだに よさそうな においが する。
どうせ しんだ にくたいなのだから たべても もんだいは ないだろう。

ふわふわと うきながら かがやく ちいさな しょうじょが むこうから とんできた。
あなたの すがたを みつけると あなためがけて きゅうに とびこんできた。

「やっと みつけたよー！」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「はい、おいしいよ！これ～」

かのじょは そのつつみを あなたにわたすと また どこかへ さっていった。
…つつみが ひかっている。なにか よからぬ ものが はいっていなければいいが…

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると てをおおぶりしながら あなたの もとへと かけよってきた。

「いたいた、はいコレ！」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「ハッピー バレンタイン♪ のこさず くえよな！」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
…やけに なれなれしいが わるいきは しなかった。

みおぼえのある すがたの じょせいが むこうから あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると あなたの もとへと あゆみよってきた。

「るてんする うんめいの なかで しんじつを しる すべは しんえんを のぞくいがいに ない…」
そのてには ちいさな つつみが にぎられている。
「ちからを うけいれろ。そして かいほうするのだ」

かのじょは そのつつみを あなたに わたすと また どこかへ さっていった。
…なにを いいたいのか さっぱり わからなかったが うけとった つつみからは いい においが する。

うすよごれた おとこが むこうから フラフラと あるいてきた。
あなたの すがたを みつけると かれは げびた わらいを みせながら あなたにてまねきした。

「おったおった よぉ にいちゃん」
そのてには こぎたない つつみが にぎられている。
「いつも せわんなっとるから のう ほれ アメちゃん やるわ」
　　　（[むしする]　　→[ころす]）

けしずみに なった おとこは こぎたない つつみを のこしていた。
…ねんのため なかみを あらためておいても いいかもしれない。

そのふくろの なかには たいりょうの チョコレートが つまっていた。
ちっぽけな ざいあくかんを いだきながら あなたは そのつつみを かかえて そのばを さった。

ミニイベント中、主人公は彼女らの内の何人かに対し「見覚えはあるが誰かは分からない」という態度を取る。
これは登場する女性職業は皆あくまでBuriedbornesであり、彼女らという素体そのものはもちろん見慣れているが、
それを操っている「中の人」が誰かまでは知らないことを意味すると思われる。

「俺の〇〇はこんな口調や性格じゃない(涙)」という人は、
特定の誰かがイベント用に演じていると考えれば幸せになれるかも知れない。
その誰か(一人しかいないが)の中ではこれらの職業はこんな性格だ、というのが垣間見れるイベントでもある。
「つまりみんな中身は男じゃねえか」という点に気付いてはいけない。忘れる事！