コメント/不死鳥の騎士団
Last-modified: 2024-04-18 (木) 11:20:09
不死鳥の騎士団
- 気になった点。『ゲーゲー・トローチ/ゲロゲロトローチ/puking pastille』 1冊の中で訳が2種類ある。 『アロホモーラ』 3巻だったかではアロホモラと訳されていた。というか5巻の中でもアロホモラと訳されている箇所がある。英語では違いがないのになぜ? 下巻p.162 『ペット犬』 飼い犬と言うのが普通かと。 --
- ペット犬って、、、 --
- 訳語の不統一はあかんよね --
- 5上巻p.522『ペンフレンド』 4上巻p.131ではペンパルだった。 『カンカン』5巻はハリーの精神状態が不安定でよく怒ったり他人を怒らせたりするが、かなりの割合でカンカンと訳されている。家族や友人を馬鹿にされて怒るような真面目な場面ですらカンカン。平易な表現にしたいならば「すごく怒っている」とか「とても怒っている」でいいし、そっちのほうが自然。また、英語ではfuriousやberserkやangrilyやheatedlyやmadやfumingやlividなど(忘れたけど他にもあったはず)多様な表現を使っているのに全部カンカン。大きく文学性を損なっていると思いました。 --
- 5上巻p.445「いいクィディッチ日和だわ。私、もう一週間もプレイしてないの。あなたは?」「ううん」ハリーが答えた。 5下巻p.242-243 「ロンとジニーは、いないな?」椅子を引き寄せ、周りを見回しながら、フレッドが聞いた。ハリーは首を振った。 この二つは日本語の「はい」「いいえ」と英語の「Yes」「No」の違いを考えずにそのまま訳したと思われます。ストーリーを理解していれば「はい」「いいえ」を逆にしなければならないと分かるはず。 --
- 上巻p.42 しかし、猫の尾を踏んじまったね UK p.27 but the cat's among the pixies now. 猫の尾では魔法界独自の言い回しであることが伝わらない。虎の尾を踏むを翻訳者が本気で間違えたのかと思った。さらに言うと虎の尾を踏むとthe cat's among the pigeonsとで少しニュアンスが違う。個人的試訳1「ドラゴンの尾を踏む」(欠点:大げさすぎ) 試訳2「ピクシーの中に猫を放り込んだような大騒ぎになってしまったね」(欠点:直訳。説明くさすぎる) --
- 5下巻p.204停職になった:「on probation」は、ハグリッドが授業を続けていることから、有罪(停職)判決を受けての「執行猶予」ということでしょうか? --
- 「停職になった。しばらくは猶予だが」と意訳している方がいた。 --
- たぶんそうじゃね? --
- 5下巻32章p.505:アンブリッジは、スネイプに、「あなたは停職です!」と。UK版p.686は、「You are on probation!」。スネイプも、停職だけど、しばらく猶予の身ということになるのか? --
- 秘密の部屋で、ダンブルドアを理事会が停職にさせたときは、ルシウス・マルフォイは、「Dreadful thing, Dumbledore, but the governors feel it’s time for you to step aside. This is an Order of Suspension — you’ll find all twelve signatures on it. I’m afraid we feel you’re losing your touch」。と言ってます。「an Order of Suspension」が、停職命令です。 --
- ここが参考になる https://harrypotter.fandom.com/wiki/Probation#cite_note-POA5-4 --