システム/環境生物/キガニア

Last-modified: 2023-11-19 (日) 19:06:44

MHRiseにて登場した環境生物の一種。
罠型生物に分類されるピラニアに似た肉食魚。

概要

  • 水没林に棲息する攻撃的な罠型生物。
    MHRiseで初登場した環境生物で、発売前から公式でも紹介され話題になっていた。
    尖った吻と大きな牙を持つ、ピラニアに似た大食いの肉食魚。
    水没林の水場に群れで跳ねているが、この時点では触れても何も起きない。
    しかし生肉をその群れ付近に設置したり投げ置くと、途端に凶暴化し群れで食い荒らす
    その凶暴さはそれだけに収まらず、周囲に接近したモンスターやハンターにまで食い付きダメージを与える。
    モンスターに対しては固定ダメージを、ハンターに対しては一度微ダメージを与え吹き飛ばす。
    攻撃されているモンスターは連続でダメージが入り、怯み続けるためほとんど動けなくなる。
    ただし効果時間はそこまで長くなく、うまくハマれば4~5回怯ませられるが、
    変なタイミングで巻きこむと2回ほどの怯みで終わってしまう。
  • この習性を活かすためか、水没林のクエストでは必ず支給品用肉エサが貰える。
    持ち帰る事も出来ないので、機会があれば是非使ってみよう。
    • 尚この肉エサは通常の生肉と異なり、設置すると即消滅する。
      調合も出来ないので罠の用途としては使えず、当然だが焼いて食べたりすることもできない。
    また、生肉だけでなく状態異常を引き起こす眠り生肉、シビレ生肉、毒生肉でも飛び出てくる。
    当然というか、大型モンスターにすら効果がある毒物を食べても特に変化はない。
    そういった毒物に耐性があるのか、食べた個体が状態異常になったそばから別の個体が食い荒らしに来るのか
    単なる仕様のせいかは不明である。
  • キガニアの群れのクールタイムはエリアによって細かく区切られている訳ではなく、水没林全体で処理されている。
    つまり、生肉1個投げ込んだら水没林全体のキガニアが腹一杯になってしまう
    そのため連続で使用してハメのように活用する、といったことは不可能。
    再使用可能になった際は、おとなしくなっていたキガニアが再び水面を飛び跳ねるようになる。
    • 利用できるエリアの判別にも使える水面を飛び跳ねるキガニアのエフェクトだが、
      エリア11の川はエフェクトがないにもかかわらずキガニアが喰い付く。
  • 大型モンスターにもかなりのダメージが期待できる上、
    小型モンスターならそのまま討伐する事も可能
    以前から古龍すら行動不能にするカエルハンターが四人ぶら下がっても耐えられる虫などもいたが、
    小型モンスターを直接攻撃してそのまま討伐してしまう環境生物まで現れてしまった。
    • 古龍級生物であるラージャンやバゼルギウスにも効くのは勿論のこと、
      あのヌシや古龍すら怯ませ続ける事が出来るという脅威のポテンシャルを秘めている。
      ご存知の通りヌシモンスターは罠を始めとした拘束手段がほとんど通用せず、
      水没林でのクエストの場合、砦の強力な設備や里のツワモノによる支援すらない。
      そんな中で確定怯み・連続ダメージを確実に与えられるキガニアは頼りになるだろう。
      通常フィールドであるという事を活かし、ガスガエルなど他の環境生物と組み合わせるのも効果的。
    • ただし前述の通りハンターにもダメージが発生し、
      さらにぶっ飛ばされるので仲間がいる場所で使うのは避けたほうが良い。
      特にモンスターのダウン中などはハンターが集まってきてしまうので、
      極力ソロで使用するのが良いだろう。
      或いは小型モンスターの掃討に使用するものと割り切るのも良し。
    • また、何かを纏う習性のあるモンスターに対しても高い効果を発揮する。
      水没林には泥を纏うジュラトドス、岩や泥玉を抱えるクルルヤックオロミドロが出現するが、
      彼らに向かってキガニアを放つと面白いように部位破壊が出来る。
      また、ビシュテンゴは尾で立っている状態の時にダメージを与えると転倒するが、
      これもキガニアを使って行うことも可能。
      普通の狩りに飽きた際に活用してみるのも面白いかもしれない。

余談

  • 名前は「飢餓」+「ピラニア」からか。
    今作は妖怪やそれに類する存在のモチーフが多いため、「餓鬼」も入っているのかもしれない。
    間違えやすいがギガニアではなくキガニアである。
    更に世界的に有名な某モンスター捕獲ゲームも知っているとキバニアなんてものいる。
    発音は名前の由来である「飢餓」で覚えよう。公式も間違えていたが。
    • モチーフとしては前述の「餓鬼」や、設定イメージ案を見る限りでは
      小鬼」も含まれているようだ。
    • 現実のピラニアも水面が盛り上がるほどの勢いで獲物を襲う事はあるが、
      さすがに水面から飛び出すほどの勢いではない。
      またフィクションでよく見られるような人食いの怪物でもなく、
      自身より大きな生物に対しては逃げ出してしまうほど臆病な性格。
      そのため「川に入ったら一巻の終わり」という訳ではない。
      しかしケガなどで血液を晒していた場合、水に混じった血の匂いによって興奮状態に陥るため
      襲われてしまう可能性は飛躍的に高くなるが、それでもまだ確率の話に留まる。
  • 水没林の手記帳にはキガニアと思しき魚が登場する。
    肉を撒いたら飛び出てくるという習性は古くから知れ渡っている様だ。
  • 写真に収める際は水上に飛び出している時のみにカメラが反応してくれるが、
    上記の通り水面から飛び出すほどの勢いで跳ねている為、全身を写した綺麗な写真を撮るのは意外と難しい。
    撮れたとしても尾びれと頭のみ見切れて写っている、なんて事は茶飯事である。これはシラヌイカも同様。
    シラヌイカとは違い肉を置くことで能動的に全身を写すこと自体は容易なのが救いか。
  • 水没林自体は3、P3、3Gでも登場したが、
    大型モンスターを怯ませ小型モンスターを仕留めてしまうほど凶悪な魚類は当時にもいなかった。
    当時いた魚類にはアロワナ型マンボウ型
    そしてナマズ型くらいで、意外にもピラニア型はいない。
    手記帳によれば昔から棲息はしていたようなので、
    当時とはだいぶ環境が変わった為に観測されるようになったのかもしれない。
    ちなみに当時いた魚類で今作でも確認できるのはナマズと同種のガライーバのみだが、
    他の小型モンスター同様キガニアに食い殺させる事が可能である。
    せっかくMH3G以来の凱旋なのに……
  • 水没林や獄泉郷のBCでは本種が焚き火で焼かれている。美味しそう。
    獄泉郷の場合近くに鍋料理もあるためやはり食べるのだろうか。
    上記の餓鬼が登場する餓鬼道は獄泉郷のモデルであろう
    地獄道と同じ悪道に分類されるためそこそこ似合っている。
    • ちなみに、キガニアの元ネタのピラニアは
      原生地である南米ではポピュラーな食用魚である。
      実食した人曰く癖のない上品な味わいで鯛に似ているとの事。
      ほかにも南米は近代まで鉄の道具がなかったため、
      あまりの牙は刃物としても活用されていた。
      現在では観光客向けにもピラニア料理や牙を使った道具が販売されてもいる。
  • MHR:Sの体験版では、密林のエリア3や4などの水辺に生肉を投げ込むと
    謎の水飛沫が上がるというバグが発生していた。
    ハンターが触れると吹っ飛ばされモンスターに微量の連続ダメージを与えるなど
    挙動はキガニアのそれと同一であったが、
    跳び上がるキガニアのグラフィックが無いため本当にただの水飛沫になってしまっている。
    • おそらくは、水没林の水辺のデータを流用しているために起きていた現象だと思われ、
      当然ながら製品版では修正されている。

関連項目

システム/環境生物
フィールド/水没林