剣士用スキルの一つ。スキルポイントが10以上で「オートガード」が発動。
ハンターからも「オートガード」と呼ばれる。
概要
- 抜刀状態でガードが出来る体勢で、かつモンスターの攻撃を受け止められる範囲でなら
自動的にガードを行い攻撃の直撃を回避できるスキル。
護りのピアスや兵士の護石、天盾珠Gなどを使うと簡単に発動させる事が出来る。
もちろんガードが出来ない武器を装備していては効果は無い。
ボウガンのシールドも、それがあるだけでオートガードを発動させているのと同じ状態なので
ガンナーではまったく効果が無い。
- 風圧無効や高級耳栓スキルをつけていても、風圧や咆哮を自動で防御してしまうなどの欠点もあるが、
攻撃モーションなど、ガードができない状態を意図的に作り出すことによって対処が可能である。
シリーズを通してまだ操作に慣れていない初心者用のスキルというレッテルが貼られてるせいか、
あまり真価を見出されずにいることが多い。
特にP2Gでは、他のスキルを圧迫するため、
このスキルを発動させるくらいだったら他のスキルを…という状況が多い。
- 画面外からの不意打ちなど、完全に意識外からの攻撃にも対処が可能なため
(あくまでも真横などのガードできる範囲であるが)、
複数のモンスターを相手にする場合などに有効である。
またガードボタンに意識を置くことなく、モンスターの方向を向くだけで防御が可能なため、
完全に無駄の無い防御動作が取れる。
つまり常時、自由にアクションを使える状態でガード歩きをしていることとなる。
必要以上にガードをするとスタミナ回復の時間を稼げなくなってしまうので、
間接的にハンターのスタミナを補助するスキルであるとも言える。- フルフルの放電攻撃のように「通常であれば範囲外から近づけない攻撃」に対しても、
このスキルが有ればただ前進するだけでガードが取れる。
ガード中に動けなくなる武器種はともかく、ランス・ガンランスも
ガードモーションに移行→前進という動作を挟まなくてよくなり
攻撃可能な時間が増える。
- フルフルの放電攻撃のように「通常であれば範囲外から近づけない攻撃」に対しても、
- 吹き飛ばしで転倒しガード不能方向から攻撃を重ねられてしまうと、
通常ではそのまま追撃を許してしまうことになるが
オートガードがあれば起き上がりにガード可能方向へキーを入れっぱなしにすることで
追撃をガードすることが出来るため、大幅に死亡率が下がる。
- 初見のモンスターの攻撃のタイミングをガードで完全に捉えることができるため、
回避タイミングを計れるスキルでもある。
- 熟練者は別の意味で嫌っていたりする。
お守り一つで簡単に発動ができるため、スキルを何も考えずに防具を適当に組み、
そこにオートガードだけ付けている地雷ハンターが結構な数いるからである。
しかもそういうハンターに限って装備しているのは、
太刀だったり操虫棍だったりとそもそもガードできない武器なのはお約束。
- さりげなく対人戦にも強い。
作品別の扱い
- 初登場はMHG。護りのピアス単独で発動するが、他の防具にはスキルポイントは一切無い。
以降のシリーズでもこの傾向は踏襲され、特定の防具以外でSPを持つものは極めて少ない。
例外はMH2で、各部位にポイントがばらけているので発動がかなり面倒になっている。
- MH3以降では、お守りの追加にともない護石専用スキルとなった。
村クエを進めて行くと、NPCから「自動防御+10」の付いた護石が貰える。
それ以外にこの護石の入手手段は一切なく、P2G以前とは違いSP付きの防具や装飾品も無いので、
間違って売らないように注意されたし。
- MHP3では、ガンランスと組み合わせると恐ろしいことが起きる。
詳しくはリンク先を参照。
- MHXでは、ブシドースタイルのジャストガードとの兼ね合いを考慮してか、未登場となっている。
なお、シリーズ恒例のNPCからもらえる自動防御+10の護石については、採取+10に差し替えられている。
その後もMHWorld以降、復活する様子はない。
- MHFでは長い間産廃といわれるスキルの一角であり使われることは一切なかった。
しかしG6になってからG級指折りの強豪といわれるG級ナナ・テスカトリ特異個体が登場。
ガードをすると周囲に攻撃を跳ね返してダメージを与えるスキル「反射」と組み合わせることで、
放置戦法が編み出されサービス開始から7年たちようやく日の目を見ることになった。
本来の用途とは著しくかけ離れた使い方を編み出されるとは一体誰が予想できただろうか。- ちなみに自動防御スキルを使用した放置戦法は確かに楽ではあるが、
たとえこの戦術用に強力なスキル構成にした防具を使用しても凄まじく時間がかかるため、
これを積極的に使用した素材集めはそれほど流行はしていない。
むしろG級ナナ・テスカトリが強すぎて倒せず困っている人の最後の手段といった趣さえある。
もっとも完全に放置するのではなく、隙を見て攻撃できるようになれば討伐時間は縮まる。 - やや変わった使い方として、狩人珠スキルの「刹那の守り」と併用するというのがある。
ガード直後の硬直を無くすスキルだが、ガード操作をした直後に攻撃を受けなければ発動せず、
そのタイミングは4フレーム、つまり4/30秒とかなりシビアとなっている。
刹那の守りは手動操作のみに有効で、オートガードで発生したガードの場合は対象外だが、
ジャスト狙いでガードのタイミングが遅れた場合でもガードできるので保険として機能する。
刹那の守り【大】なら、反射の効果を通常スキルに頼らずに発揮させることができる。 - しかし、MHF公式は「自動防御+反射で放置して狩猟する」運用法は、
意図しないプレイスタイルであるとの見解を示しており、
MHF-ZZ以降は「ガード成功をトリガーとする一部スキル」として、
反射、雌伏、猛進、及び極ノ型ランスの「ガードストック」のチャージが、
本スキルの効果によるガード時のみ無効化される変更が行われた。
完全に無効化されたわけではなく、あくまでオートガードによるガードのみ無効であり、
加えてオートガードの効果で作ったガード態勢中に攻撃を受けると無効化されない。
よって、2HIT以上の多段ヒット攻撃は初撃以外のみ問題なく発動するのではあるが、
放置戦法の主軸は単発ヒットのモンスターが相手である事が多い事実を鑑みると、
これでも十分対策された、ということはできなくもないだろう。
- ちなみに自動防御スキルを使用した放置戦法は確かに楽ではあるが、
関連項目
アクション/ガード
スキル/ガード性能
スキル/ガード強化
スキル/自動装填 - 自動と名の付くバランスブレイカー経験のあるガンナー用スキル
ゲーム用語/一品物
モンハン用語/AGガンス - MHP3でのみ可能だった自動防御を絡めた戦法