ゲーム用語/一品物

Last-modified: 2024-01-22 (月) 16:00:04

世界に一個しかない物品。
持っている人はそのジャンルの筋金入りのマニアと言えるだろう。

目次

概要

  • ゲーム的には「入手機会が一度しかないアイテム」のこと。
    普通はイベントでしか手に入らない、世界に一個しか宝箱がない……なんてアイテムのことである。
    RPGなんかでは最強クラスの装備品は大体店では手に入らない限定品である。
    ゲームやプレイヤーによっては「唯一品」「一点物」と呼ぶ事もある。
  • モンハンもやはりゲームなので一品物はあるにはあるのだが、
    基本的に素材を入手してそれを元に武具を作ってもらうというシステム上、殆どの装備は一品物ではない
    ラスボスを乱獲することもできるモンハンでは、ラスボスの装備すらも一品物ではなく、
    素材さえあれば何個でも作ってもらうことが可能である。
    • 一品物の武具は基本的にストーリー内や、闘技大会や訓練所の報酬で一度だけ得られるものが挙げられる。
      「ヒーローブレイド」や「大長老の脇差」が有名だろう。
      村長や長老の頼み事をこなすとお礼として貰える、彼らの現役時代の武器である。
      ガンナー武器の一品物はMHP3の海造砲やMH2系の龍頭琴などがある。
      これらは作製に必要な素材が一つしか手に入らないというケースが多く、事実上の一品物である。
      防具では闘技大会や訓練所の報酬で得られる各種ピアスが有名。
      こちらは直接防具として受け取ることも少なくない。
    • 変わったところではMHP3の古ユクモノ武器がある。
      これらは初期装備かつ強化可能でありながら再入手不可であり、一度強化してしまうと二度と入手できない。
      強化前の武器も含めてコレクションしているコレクターは注意されたし。
  • 他の近年のゲームでは一品物は売れない作品が多いが、
    モンハンではなぜか殆どの作品で(先述の一品物の素材含め)売却できてしまう
    当然ながら、売却してしまう(もしくは捨ててしまう)とニ度と手に入らなくなってしまう
    性能上使わないから、という人にとってはダメージとはならないだろうが、
    アイテムコンプリートを目指す人にとっては致命傷なので注意。
    そのためなのか今までの作品で勲章でアイテムコンプリートを要求してくることはなかったので、
    間違えて売却したとしても勲章コンプ不可能になることは(今のところ)ない。
    • また性能だけ見る場合も注意が必要で、当該作品では使い物にならなくても
      拡張版(G級版)に於いて優秀な強化先が追加される可能性もないわけではない。
      データ引き継ぎを行なった場合、当然その武器に関するイベントは消化済みになるので
      再入手は不可能になってしまう。
    • MHSTでは一品物の武器防具は売却不可能になった。
      しかしながら一品物の素材は売却できるため注意。
    • ほかのゲームではしばしばある「複数ある一品物からどちらかしかもらえない」というケースは
      モンハンでは殆どない。
      例外的にMH2の「マスターブレイド(片手剣)」と「伝説の双刃(双剣)」はどちらかしか作れない。
      レプリカであるMHP2(G)の「マスターブレイドC」と「伝説の双刃C」も同様だが、
      こちらはMHP経由で引継を行うことでキー素材を2つ手に入れて両立させることができる。
  • MH4Gのエピソードクエストには、最後までクリアすると一品物が手に入るものがある。
    物凄いナマクラな武器や、残念になったオトモ用装備が入手できるので、是非クリアしよう。
  • 発掘装備も一品物と言えば一品物である。
    「同じ見た目で同じ性能の装備」を引ける確率は天文学的に低い。
    同じ理由で、MHFの剛猫武器も一品物と言える。
    ただしこちらはハズレの武器であれば同一性能のものが出現する可能性は無くはない
    (大当たりにも同じことが言えるが、大当たり自体超低確率なので
    同一性能のものを引き当てるのは極めて困難)。
  • なお、モンハンのゲームデザイン上の理由からか、これらの一品物が最強ということはほぼない
    武器なら精々「攻略には有用だけど、もっと強い生産武器が出たらお役御免」程度の立ち位置であることが多く、
    特にMHP3の古ユクモノ武器に至っては最弱の初期装備であったりする。
    南蛮刀のように、一品物かつ強力な武器もあるにはあるが、それでも「世界最強」とはほど遠い。
    さすがにMHPの煌竜剣辺りはバランスブレイカーだったが
    というか伝説にしか名を残さない天災級の古龍武器を平然と作って振り回す
    ハンターと加工屋達がおかしいだけで、これらの武器は普通に強いとも取れるが。
    防具についてもこれまた防御力に難があったりなど、こちらも最強というほどではない。
    しかしながら防具の一品物には非常にスキルが優秀なものも結構あるので
    間違っても売却してしまわないよう気をつけていきたい。
  • 武具以外では「自動防御+10」のお守りも一品物である。間違えて売ったら泣くに泣けない。
    ちなみにMH4の「乗り+10、狂撃耐性+2」のお守りも一品物には違いないが、
    乗り+10のお守りは普通に出るので自動防御とはやや立場が異なる。
    スロットがあるお守りが出たらお役御免になる
    アイテムでは錬金術に必要な「調合書G・錬金編」は登場作品全てにおいて一品物である。
    • システムと紐付いた存在であるため一品と言えるかは微妙な所だが、収納術やモンスター関連の知識
      ギルドカードの背景・称号プーギーの服なども手に入るのは一度きりである。
      これらは手放す手段も存在しない(手放すメリットも無いが)。
    • MHXでは自動防御+10のお守りは削除され、代わりに採取+10のお守りがもらえるようになった。
      こちらは普通のお守りとして出現する可能性があり、同作において一品物のお守りは実質存在しない。
    • MHXXでは防具合成が実装されたが、一品物の防具を見た目防具にしたい場合は通常の防具*1として使うことを諦めなくてはならない。
      また一品物の防具の見た目を複数使い分けたい場合は防具合成を解除して希望の見た目に合成しなおす必要がある。
  • MHWorldでは闘技大会報酬の爆砕の羽根飾り、龍封じのピアスα、
    FF14とのコラボで登場した猟虫ドラゴンソウルが該当。
    本作ではこれら一品物がメインシリーズでは初めて売却不可能となっている。
    ただドラゴンソウルはともかく羽根飾りとピアスは需要が少なく売却したいハンターもいるとかいないとか…。
  • MHW:Iでは同じく闘技大会報酬のEX身軽さの耳飾りα、EX陽動の耳飾りα、
    配布防具のガーディアンαシリーズが売却不可能。
    また、マイハウスの家具の材質を増やす「ニャイスルーム!」系列の依頼では、
    おまけとして一品物の護石をもらうことが出来る。こちらも売却は出来ない。
    また、地味なところではストーリー中にもらう耐寒珠や、
    依頼の達成で貰える耐氷珠II、耐毒珠II、耐麻珠II、沼渡珠IIも一品物で、売却や錬金への投入は不可能。
  • MHRiseでは里クエストのエンディング後に里長より継伝の太刀【無銘】がもらえる。
    この太刀は前述の武器達と違って売り払うことができないようになっている。
    • また、今までの作品では一品物の武器は強化して見た目や名前が変わってしまう事があっても
      決してもう1本入手する事ができないという点がコレクター的には悩ましい問題だったりしたのだが、
      本作では強化後の武器を差し戻すという機能が追加された為にこの点も安心である。
    • これ以外にもアップデートでいくつかの武具が追加されており、特にMHR:Sへ向けた初心者救済武具や護石が出たが
      これらは一品物ゆえに売却できない品が多く、全部ダウンロードすると武具の枠が恒久的に20個近く潰れてしまう。
      枠は相当な余裕があるので実用面ではまだまだ困るほどではないが、MRまで進んだ者にとっては微妙な性能の装備が
      ダウンロードしたが最後、不可逆で護石や武具ボックスに消せずに残り続けるのでそれが気になる人は一考しよう。
  • MHFでも超絶のピアス等、一品物の装備品や素材などが存在する。
    これらは他シリーズと同様に通常のプレイでは1回しか手に入らないものだが、
    素材の状態に限りエクストラコースとマイガーデンの宅配ネコを併用することで、
    同一アカウントの別キャラクターから一品物を受け渡し、
    見かけ上1人のプレイヤーが2つの一品物を有しているという状態にすることは可能である。
    キャラクターを追加して育成し、削除して再び追加して…と繰り返すことで好きなだけ手に入れることも
    (その意義はともかく)可能。
    • なお、別アカウント間及び武具の受け渡しは不可能である。
  • MHSTにも一品物の武器防具が存在する。
    現在の所、MHXのセーブデータ連動で出現するサブクエストの
    「MHX・斬竜の片手剣」をクリアすると生産できる灼炎のプロミナー*2
    DLCのトーナメント「MHX・クロスフェスタ」の優勝賞品灼炎のブレイザーと、
    「ビッグマウンテントーナメント」の優勝賞品ユピテルグローブや、
    特定のサブクエストをクリアすると貰えるいくつかの武器防具がこれに該当。
    他のトーナメントで入手できる武器は普通に生産素材として授与されるため量産も可能だが、
    上記の2振りのみ、最初の優勝時のみ武器そのものを渡される形になる。

該当するアイテム・装備

武器/包丁 - 初代モンハンでは一品物
武器/ヒーローブレイド
武器/斬老刀【スサノオ】 - MHXでは生産可能
武器/煌竜剣 - MHP・MHXでは一品物
武器/封龍宝剣
武器/イカリハンマー
武器/龍頭琴 - MHP2(G)では一品物
武器/南蛮刀
武器/チュクチュク - MHP3以降
武器/海造砲【灰燼】 - 同上
武器/古ユクモノ武器
武器/発進、撃龍鎚イサナ! - MHXでは生産可能
武器/工房謹製・オオナグリ - MH4Gでは一品物
武器/継伝の太刀【無銘】
防具/ピアス
防具/鶴寿の羽飾り
防具/隼刃の羽飾り
防具/カイゼリンシリーズ
防具/セーリオ・シャルマンシリーズ
オトモ/残念なお面
オトモ/最高のお面 - MHXでは生産可能
武器/ゲイボルグ - 報酬で貰える猟虫のドラゴンソウルが一品物

余談

  • 一品ではないが個数の限られたアイテムとして、無印・MHGのチケット類が挙げられる。
    ミナガルデのゲストハウスで一定回数の食事を行うごとに手に入るチケットだが、
    シルバー、ゴールド、プラチナチケットそれぞれに入手上限が設定されている。
    特にゴールドチケットは入手数よりも用途のほうが多いので、必要とする武器を全て作ることは不可能
    (無印で獲得した状態でMHGに引き継いだ場合、引継後に再入手できるので必要数を満たせる)。
    また歌姫武器もキー素材の入手数が作れる装備の種類より少ないので、何種類か諦める必要がある。
    これらは数量限定品とでも言うべきだろうか。
    • MHP2(G)のポッケチケットGも個数が限られているが、こちらについては必要数より多く手に入る。
  • 料理においてはカレーや丼もの、ハンバーガー、ラーメンなど
    「1品だけ(1つの器)で完成している比較的簡単な料理」や、
    キムチや和え物、サラダの様なサイドメニュー・小皿料理。
    「メニューの中から客の好みのものを、一品ずつ選択して注文できるコース料理ではない料理」の事を
    一品物と呼ぶ事がある。一品料理、アトラルカアラカルトとも。
  • テキストによると竜骨【大】は「一品モノの加工には欠かせない」とされる。
    確かに入手手段や大きさ、加工難度などから察するに量産品の素材には向いていなさそうではある。

関連項目

登場人物/ミケ - 雇用機会が一度きりの固有NPC。
スキル/自動防御 - 該当のお守りを売却してしまうと使用不可能になる。
アイテム/抗竜石 - 「試作抗竜石・心撃」は1クエストのみで使える期間限定品。
アイテム/高密度滅龍炭 - 「試作高密度滅龍炭」はあるイベント戦でのみ使える期間限定品。*3
ゲーム用語/装備コレクション


*1 防具合成におけるベース防具・性能側
*2 連動時にサブクエストクリアに必要なさびた塊が入手できるが、このさびた塊は一品物なうえに売却できるため売ると入手不可能
*3 同戦闘内であれば二つ以上入手する事自体は可能