- 種族
- 鋏角種(鋏角目 ヤツカダキ科)
- 別名
- 衛蜘蛛(このえぐも)
- 英語表記
- Pyrantula
- 登場作品
- MHR:S
目次
生態・特徴
- 主に溶岩洞や城塞高地に生息する小型の鋏角種モンスター。
熾妃蜘蛛ヤツカダキ亜種の幼体であり、《衛蜘蛛》とも呼ばれる。
妃蜘蛛ヤツカダキの幼体である臣蜘蛛ツケヒバキとは外見が非常によく似ているが、
その身に纏っている糸玉が鮮やかな赤橙色に染まっている。
基本的に自ら動き回ることはなく、行動のほぼすべてを親であるヤツカダキ亜種に依存しているが、
ツケヒバキ同様に親の元を離れて単独で活動している個体もしばしば目撃される。
- 近づいてきた者を何でも敵として認識する習性があり、ひとたび敵の存在を感知すると積極的に攻撃を仕掛ける。
また、体内に爆発性のガスを蓄えており、外敵と交戦する際には体当たりだけでなくガスを周囲に噴出して攻撃する。
ヤツカダキ亜種が狩りを行う場合は使役される形となり、獲物に張り付くと親から糸を通して爆轟が伝えられ、
それに反応して小規模な爆発を引き起こして獲物を仕留めるという方法をとる。
この際、ハゼヒバキはヤツカダキ亜種の発する特殊な音により強制的に動かされており、
時に絶命をも前提とした冷徹非情な指揮によって操作されるハゼヒバキはハンターにとっても大きな脅威となるため、
狩猟の場においては優先的に討伐、或いはヤツカダキ亜種の腹部を攻撃し産卵を抑える事が推奨されている。
概要
- ツケヒバキと同様フィールドを徘徊しており、ハンターを発見すると積極的に攻撃を仕掛けてくるが、
こちらは火炎放射だけではなく、爆発性のガスを周囲に展開し、こちらを爆破やられにしてくる攻撃を行う。
大型モンスターと交戦中にいきなり爆破やられにされて
大型モンスターの痛手を喰らう……などということがないように気をつけたいところだが、
一度ハンターを視認すると延々と付きまとってガスを浴びせようとしてくるのが厄介。
- ハゼヒバキが輝くのは、やはりヤツカダキ亜種の戦闘の補助においてだろう。
ヤツカダキ亜種の攻撃の灯腹を使った攻撃では引っ付いていたハゼヒバキが振り落とされるのだが、
振り落された、および地上を徘徊しているハゼヒバキにヤツカダキ亜種が発音器で命令を下し、
ハゼヒバキに繋いだ糸を爪で着火させることで爆轟を送り込み、ハゼヒバキを爆発させる大技を持つ。- 設定資料集によればこれはヤツカダキ亜種による強制的な使役であるらしく、時には絶命をも強いるのだという。
が、ゲーム中では死ぬような事はそこまでなく、爆発後もハゼヒバキは無傷な事が多い。
明らかに自分の体の大きさより大きい爆発なのに大丈夫なのだろうか…。
おそらくハンターへの攻撃のように周囲に発生させたガスを爆発させているだけで、
かつ体に纏っている糸玉に護られているおかげなのだろうか。 - その威力は大したもので、ヤツカダキ亜種の生態ムービーでは4体でラングロトラに貼りつき、
そこをヤツカダキ亜種に一斉に着火されることで仕留めるという活躍を見せた。
- 設定資料集によればこれはヤツカダキ亜種による強制的な使役であるらしく、時には絶命をも強いるのだという。
- ただし、ツケヒバキに比べるとマスター個体とは思えないほど体力が低い。
その脆さたるや、片手剣でちょんちょんと数発つつくだけでその場に転がってしまうほど。
終盤の武器なら一撃で倒せるし、なんなら下位武器でも軽く蹴散らせてしまう。
オトモの攻撃でも致命傷を負わせられ、割とそのまま倒してくれる。
一方のツケヒバキは順当に硬くなっており、小型モンスターながらその生態の差を感じる。
爆破に何度も耐える体の構造をしているのだからハゼヒバキの方が衝撃への耐性は高そうなものなのだが……。- この異常な脆さが原因で、交戦中のハンターや大型モンスターの攻撃に巻き込まれて
いつのまにか死んでいる光景もよく見られる。
大型モンスターがエリア移動し、辺りを見回すとオレンジ色のナニカが数個転がっているさまは哀愁を誘う。
- 親のヤツカダキ亜種がハゼヒバキによって攻撃範囲を広げてくるので、
射出されたハゼヒバキを倒せば優位に立てるという攻略ギミックがあるが、
その辺を徘徊しているハゼヒバキもその割を食っていると思われる。
- この異常な脆さが原因で、交戦中のハンターや大型モンスターの攻撃に巻き込まれて
- ツケヒバキはリオレウスやテオ・テスカトルにすら火炎放射で挑みかかるほど好戦的だが、
こちらは大型モンスターがいても体当たりして爆破粉塵を出す程度に留まっている。
本領を発揮するには親の力が必要だからなのか、ツケヒバキよりも幾分か消極的なようだ。
余談
- 言うまでもないだろうが、名前の由来は「爆ぜ」+「(ツケ)ヒバキ」だろう。
- 本種が名前公開とともに紹介されたのはPV3での熾妃蜘蛛ヤツカダキ亜種の登場に合わせてのことだが、
その存在自体は、2022年6月2日より公開されたMHR:Sの実機プレイ映像内に
ツケヒバキによく似ているが色味が微妙に異なる小型モンスターが映り込んでいたことから話題を集めていた。
- 小型モンスターの亜種のような立ち位置でありながら固有の名前を貰っているのは、
かつてのギアノス(元ランポス亜種)を思わせる。- 通常種が幼体となる小型モンスターを率いている場合、亜種は小型モンスターなしの単独で登場することが多かった。
亜種の登場に合わせ、小型モンスター亜種に当たるモンスターも新規に追加されるというのは非常に珍しい。
- 通常種が幼体となる小型モンスターを率いている場合、亜種は小型モンスターなしの単独で登場することが多かった。
- 衛と書いてこのえと読むという、常軌を逸した別名を持つ。
当然ながら、「このえ」とは本来「近衛」と書く。近を衛るから「近衛」であり、
「衛」単品の読みは「エイ」とか「エ」である。
本来の読みからずらした別名ならば時折あることだし、何なら母親からして同類なのだが、
流石に1文字丸ごと省略してしまうというのは他に例を見ない。
通常種に倣って「えいぐも」では駄目だったのだろうか…。
素材
- 衛蜘蛛の黒紅糸
- ハゼヒバキの爆発性の体液がしみ込んだ糸。
扱いは難しいが非常に耐久性に優れた素材。
関連項目
モンスター/ヤツカダキ亜種 - 親、成体
モンスター/ツケヒバキ - (明言されていないが)亜種
モンスター/鋏角種 - 種族
モンスター/ブンブジナ - 同じく爆発しても耐えられる小型モンスター