黎明期のMHFにおいてネタにされていた、「退出時のベタな言い訳」の一つ。
概要
- 使い方としては、何らかの理由でPTから抜ける時に発せられる。
「フレ」とはフレンド(ネット・リアルを問わない)を指すので、
「友人に呼び出されたのでPTから抜けます」という当たり障りのない理由である。
……本来ならば。
- 実際のところこのフレーズは「地雷がいるので移動しますね」という意味が多分に含まれている。
ネタになり過ぎて世間一般に浸透してしまったため、最早言葉のクッションの意味を成していない。
プレイの際はたとえ冗談であっても使わないほうが無難である。
- ネタにされつつもなんだかんだ愛されて(?)おり、このフレーズを改編する用法も生まれている。 ここまで来ると最早逃げたいという気持ちを隠す気すらないレベル。
- 類義語に「用事を思い出したので」がある。
この場合は間違っても「用事を思い付いたので」とは言わないように。- こちらは元々は『FINAL FANTASYⅪ』や『Ragnarok Online』等で使われる事が多かったフレーズ。
なお、シリーズ作品である『FINAL FANTASY Ⅴ』では
登場キャラクターの一人であるギルガメッシュが敗北した際に逃げ出す言い訳として
「うっ!急用を思い出したぜ!」というのがあり、シリーズファンの間では度々ネタにされている。
- こちらは元々は『FINAL FANTASYⅪ』や『Ragnarok Online』等で使われる事が多かったフレーズ。
- ちなみにオンライン用語で「離席します」という意味の
「AFK(Away From Keyboard*1の略)」という言い回しをして離脱する人もいる。
経緯
- 黎明期のMHFでは求人区(CSにおける集会所のようなクローズドスペース)にて、
延々と同じモンスターを狩猟する事が無駄のないスタイルとされていた。
基本的に1回狩ったらそれで終わりというのはMHFではほぼ無く、
部屋主が満足するまで、もしくは各参加者が必要な素材を揃えるまでは何も言わずとも同じメンバーで連戦する、
というのがMHFにおけるPTプレイの常道であった。- この、「主または参加者が必要回数クエストをクリアするまで同一メンバーで連戦」は、
黎明期に限らず、サービス終了までMHFにおける基本スタイルであった。
求人区は使われなくなったがその経緯については上記リンクを参照のこと。
- この、「主または参加者が必要回数クエストをクリアするまで同一メンバーで連戦」は、
- そして黎明期は効率至上主義的な考え方が非常に強く、
上の考えに合わない、或いはできないプレイヤーは「当たり前」すらやっていないとして、
迷惑行為やお荷物だとみなされる風潮があった。
だからと言って出来ない(やらない)プレイヤーに暴言を吐いて叩き出すのはもっての他
(そもそもMHFにはキックアウト機能がない)であり、
そういう暴言吐きも「性格地雷」として忌み嫌われていた。
よって、「効率プレイの風潮に従わないプレイヤーがいるから抜ける」と正直にぶちまければ、
去り際の捨て台詞で相手を地雷呼ばわりする性格地雷として名前を憶えられてしまう。
かと言って無言で抜けるのもマナー違反であり、1戦しかやってない
(もしくはクエストに行ってすらいない)のに突然抜けるのは不自然すぎて言い訳が必要……と、
相手を思いやってのものか、自分の保身が目的かはともかく、
プレイ環境が気に食わず部屋から退出していく場合は適当な理由をでっち上げる人が非常に多く見られた。
なお、言い訳をしてPTや攻略を抜けるという行動自体は古くからネトゲではベタな物ではある。
- MHFに関連する掲示板やコミュニティではしばしばその日に起こった事をネタにする書き込みがあり、
そうした場で「効率プレイしない・できない面倒なプレイヤーから逃げた」際の言い訳の典型として
「フレに呼ばれたので」が広く使われ、定着していった。
やや極端な例としては
3乙フルクシャおにぎりに「もっかい行こ」とか言われたら他のメンバー全員が
「フレに呼ばれたので抜けますね^^;」と抜けていったw
……という具合。
ただ、実際のところこのフレーズがゲーム内で多用されたというよりは、
MHFにおける効率至上主義的な風潮を揶揄したり
起こったことを端的に伝える目的で使われる事が多かったといえる。
実際に使われるフレーズの中では「素材がそろったので」や「これで失礼します」や「休憩します」などが
所謂「フレに呼ばれたので」系の方便であると言われる事があった。- 無論、一般的に使われているフレーズなので大抵の場合にその意味はないのだが、
例えば参加してきた人が1戦目終了後に剥ぎ取りもしない内から「素材が揃ったので」と言ったり、
1から人集めをしていた募集主が1戦目でいきなり「休憩します」と言ったりした場合は
流石に何かあると思っていいかもしれない。
逆に上記のようなシチュエーションで止むに止まれぬ事情があるのであれば、
変に濁さず素直にその旨を話したほうが誠意は伝わるだろう。
- 無論、一般的に使われているフレーズなので大抵の場合にその意味はないのだが、
- MHFでは求人区で野良PTを募集して同じモンスターを延々狩猟するというプレイスタイルが下火になり、
更に言えば有名なネタになりすぎたためゲーム内でもこのフレーズの報告は聞かれなくなり、
古典的なネタの一つとして分類されるようになった。
「フレに呼ばれる」というフレーズ自体は「PTメンバーに疎まれて抜けられた」
という意味を持つ用語として残り続けたが。
- これらのネタが流行ったのは2008年~2011年ごろだったため、
後発のMHFプレイヤーやMH4時代に始めたプレイヤー等は知るわけもなく
(前者に関してはネ実wikiで解説されているのでそこで知る人も多かっただろう)
「フレに呼ばれたのでってどういう意味ですか?」と彼らが質問し、
その意味が答えられている光景も散見された。
ジョークか嫌味かはともかく、そこそこの頻度で使われたためか、
MH4には存在しないフレンド呼び出しについてそういう機能があると勘違いをする人もいたようだ。- ゲーム機能としてオンラインのフレンドを部屋に招待できるようになったのはMHXからだが、
どの世代のシリーズであってもメール、SNS、チャットツール、電話、直接声をかけるなどの連絡手段で
フレを呼ぶ・呼ばれる事は可能なため、部屋を抜けるための嘘であるとは限らない。 - このような背景から、「フレンドに呼ばれたので」と言われると暗に地雷扱いされたと思って怒る人もいる。
MH界隈では10年前に流行った古典ネタの一種であるが、なぜか2015年以降に他のネトゲ界隈における
「気に入らない事があった時に嘘の理由でPTを抜けるのは反マナー行為なのではないか」というような
切り口の話題でこのフレーズがその嘘の理由の典型として挙げられる事もある。
- ゲーム機能としてオンラインのフレンドを部屋に招待できるようになったのはMHXからだが、