世界観/クエスト代行

Last-modified: 2022-01-04 (火) 19:26:10

文字通り、他のハンターが行なうはずだったクエストを代わりに行なうこと。

概要

  • MHシリーズにおけるハンターの仕事とは、
    基本的には「一般人たちを悩ますモンスターを狩猟し、守ること」である。
    そして、その仕事をハンターたちがスムーズに行ないやすいよう、
    ハンターズギルドはそう言った一般人の悩み事を取りまとめ、モンスターたちの状況を把握したうえで、
    「クエスト」と言う形にしてハンターたちに提示している。
    ハンターたちはクエストを遂行することでモンスターの脅威を取り除き、
    一般人たちの悩みも解決される。これが、基本的なクエストの流れである。
  • しかしハンターによるクエスト遂行は当然ながら、失敗に終わってしまうということもある。
    モンスターが強すぎて力不足だった、途中でモンスターが逃走してしまい狩りそこなった、
    予想外のアクシデントが重なってそもそも狩りに出発できなかったなど、原因は様々ではあるが、
    こういった場合にはモンスターの脅威はそのまま残ってしまうということになる。
    決してそのまま放置するわけにはいかないが、だからと言ってクエストに失敗してしまったハンターを使って
    強引に完遂させるなどと言うことはできない。そこで出てくるのが、「クエスト代行」である。
    要するに、「自分たちではクリアできなかったが、自分以外の誰か別のハンターに
    そのクエストをクリアしてもらうことで、状況を解決しよう」ということである。
  • クエスト代行は基本的には、いわゆる主人公であるプレイヤーハンター自身ではなく、
    それ以外のNPCのハンターたちがプレイヤーハンターに依頼してくる形となる。
    ギルドから提示されたクエストを見ていると、
    いくつかは「クエスト代行を依頼している」と見て取れる内容の依頼文が書かれたクエストがあるはずだ。
    そう言ったクエストは多くの場合、依頼主がハンターであることが明記されている。
  • MH2のオフラインでは、ジャンボ村在住のハンター同業者であるライバルハンターや修行中ハンターから、
    行ってきてほしいクエストを頼まれることがある。
    酒場で受注できるフリークエストと内容は同じだが、彼らから直接引き受けてそのクエストとクリアした場合は、
    頼んできたハンターと仲良くなれるというメリットがある。
  • 救難信号や参加要請と言ったシステムが登場したMHWorld以降は、
    設定上はそれらの要請を発したであろうハンターの応援と言う形になっていると思われるクエストも登場した。
    この場合、要請を出したハンターがフィールドのどこにも見当たらないのは
    メタ的な事情抜きで考えるのであればクエストリタイアして帰還していると考えられるため、
    このケースに関しても広義での「クエスト代行」と言って問題はなさそうである。
  • クエスト代行依頼という内容のクエストであっても、
    報酬の内容は通常のクエストのものと特に大きく変わってる点は見られないことが多い。
    こういった点から、どうやらそのクエストで元々支払われるはずだった報酬と全く変わらない分だけ、
    代行を引き受けたハンターに対して支払われる、と見てよいだろう。
    まあ、代行を依頼したハンターは多くの場合既にそのクエストに失敗しているため、
    当然と言えば当然なのかもしれないが。
  • 上述のように基本的にはプレイヤーハンター自身が他ハンターに代行を依頼するということはないが、
    ごく一部、こういった形をプレイヤーが取るケースも存在する。

プレイヤーハンターによる代行依頼

  • MH3Gからはふらっとハンターに対してお金を払った上で出発してほしいクエストを指定して、
    そのクエスト報酬の一部を受け取る、と言うことができるようになっている。
    • たとえふらっとハンターがクエストに失敗したとしても素材が少しだけ得られるようになっている点から、
      どうやら上記のNPCによる代行依頼とは少し扱いが異なるようだ。
  • MHXのニャンターモードも、これに近い形のシステムと言えるかもしれない。
    こちらは世界観的には、「ハンターの代わりにオトモアイルーにクエストに行ってもらう」、
    という扱いになっている。
    クエスト中に入手した素材などは全て、ハンターとニャンターで共有される形となる。
  • 中には、ストーリー上の都合でプレイヤーハンターが行なうはずだったクエストを、
    NPCに代わりに遂行してもらうという展開もごく一部存在する。
    • このケースではMH4Gのオフライン上位における、雌火竜捕獲クエストが有名か。
      このクエストは本来ならば、旧砂漠においてリオレイアを捕獲することで達成されるはずだったのだが、
      想定外の乱入者との邂逅によって異常事態が発覚、主人公は強制的にドンドルマに帰還することとなり、
      クエストは失敗と言う形で片付けられてしまうこととなった。
      その後、NPCである筆頭ガンナーがこのクエストを代行することとなり、無事に完遂されたという流れとなる。

余談

  • 友人と一緒に集まってモンハンをやっている時に、
    例えば自分が突如急用や体調不良などに見舞われ、近くにいた友人にゲーム機を託して、
    その時やっていたクエストを友人に代わりにクリアしてもらう…ということもありうる。
    この場合は、ゲームの中の世界観ではなくリアルの方でのクエスト代行と言えよう。
    • 無論、普段自分が使っている武器・オプション・(3DS作品であれば)下画面のカスタマイズや狩猟スタイルとは
      異なる環境でプレーすることを強いられることも珍しくない。
      もし託されるようなことがあればそれは大いに名誉である。
      何としても完遂してやろう。
  • またMHでは、難関クエストにおいて不慣れな仲間をBC待機させて突破するという
    実質的な代行行為も可能である。
    仲間全員の進行度を合わせるなどの目的でこのような選択肢を取る場面は有り得るだろう。
    BC待機自体は地雷行為他ならないが、同意があるならばその限りではないケースの一例である。
  • 別のジャンルのゲームでも、称号などの為に別の人がプレイそのものを代行する場合がある。
    直接証明の難しいネット上で実力を偽装するために代行を依頼するといった卑小な理由から、
    高難度・期間限定のコンテンツで称号などを得ることが困難といったやむを得ない理由など、利用目的も様々。
    プレイジャンル次第ではリアルマネーすら絡めて代行を依頼するケースすらあるようで、
    その是非はともかく需要自体は高いようである。

関連項目

システム/ふらっとハンター
モンハン用語/クエスト失敗