武器/エンプレスケイン

Last-modified: 2023-11-05 (日) 07:26:55

目次

概要

  • 外見は防具のエンプレスシリーズのような青い金属質の鉱石棍。
    ただし形状はアイアンブレードのものでなく、フロストブレードのような強化により変化した月牙鏟となっている。
    ここから派生によってはネルギガンテゼノ・ジーヴァの素材で補強されていく。
    • 初期段階の生産にいきなり宝玉を使うため、生産の難易度は結構高め。
      現状アイテム錬金で手形と交換できないのもそれに拍車をかけている。
      Ver.5アップデートにて炎妃龍の宝玉もアイテム錬金のラインナップに加わった。
      強敵であるナナ・テスカトリのレア素材目当ての連戦を避けられるとあってだいぶ楽になるだろう。

性能

  • 今作の炎妃龍武器はベースを生産してから炎妃、滅尽、冥灯の3種の派生に分かれることになる。
    それぞれ派生しても強化巻き戻しは可能だが、カスタム強化を施すと巻き戻せなくなるので注意。
    派生ごとの性能は以下の通り。
    名前攻撃力会心率斬れ味(匠LV5)属性スロット装備スキル
    エンプレスケイン・炎妃58920%白40(白90)爆破150Lv1×1根性
    エンプレスケイン・滅尽6200%爆破120Lv2×1加速再生
    エンプレスケイン・冥灯58910%爆破210Lv3×1、Lv1×1業物/(弾丸節約)
    どの武器も圧倒的な斬れ味の長さが特徴的。
    本作の操虫棍は過去作に比べて斬れ味の維持にとにかく難がある事が多いため、
    低レベルの匠、あるいは匠を発動させないでもそこそこ十分な継戦能力を持つのは大きな魅力。
    既存の素白武器よりも攻撃力が高いのも魅力である。
  • 今作ではゾラ・マグダラオステオ・テスカトル、バゼルギウスといった
    爆破属性武器に派生する強力なモンスターが多い中、
    操虫棍にはこれらの棍が存在しなかった。
    存在していたのは中型モンスターが故に性能的には今一つ足りないドドガマルの棍
    属性解放でそれなりに高い爆破属性を持つが*1他の性能はいたって平凡といった感じのアイアンブレードのみであり、
    爆破属性棍の使用者はかなり少なかった。*2
    その中で登場したエンプレスケインは、後述の発動スキルもあって一気に爆破属性棍のシェアを独占する形になった。
    • MHWにおける操虫棍の新要素として猟虫が発する「猟虫粉塵」が存在するが、
      本作には爆破属性の粉塵を使う猟虫が非常に多い
      爆破の猟虫粉塵と合わせて使えばかなりのモンスターを爆破漬けにできる。
      もしかしたら爆破属性棍+爆破の猟虫粉塵で無双されないように
      強力な爆破属性棍が無かったのだろうか……?

エンプレスケイン・炎妃

  • そのままベースから直線上に強化した操虫棍。見た目は特に変化せず、さっぱりしている。
    この中では最も高い会心率と中間の爆破属性、バゼルギウスの宝玉を使うからか装備スキルの根性が特徴である。
  • 操虫棍は基本的に手数武器であるため、属性値150というのはかなり寂しい。
    上述したドドガマル棍の最終形態「ガマルケインII」が同じ150と言えば大体察してもらえると思う。
    流石に炎妃の方が攻撃力や斬れ味の点で大きく離してはいるものの、
    特に攻撃力が操虫棍全体で見れば平均よりは良い、といった程度で
    馬鹿みたいな火力を叩き出す無属性強化のタイラントグレイブグランジストームの前では若干霞みがち。
  • 素の会心率が20%あるため、達人芸との相性は良い。
    弱点特効や達人の煙筒を用いれば、容易く100%を維持して白ゲージも維持できるだろうが、
    ただ斬れ味を維持するだけなら後述のエンプレスケイン・冥灯の業物効果がシンプルに強いため、
    斬れ味維持と火力の底上げを両立できる独自性を活かすためにも、超会心などもしっかり発動しておきたい。

エンプレスケイン・滅尽

  • ベースにネルギガンテの素材を加えて強化した操虫棍。ネルガルハッシュと同様の補強が施されている。
    特筆すべき点は一歩上の攻撃力とスキルの加速再生。
    素の火力の期待値では他の2本を上回るため攻撃と生存力両立の面においてバランスの取れた一振りと言える。
    しかし属性値は一番低く、たったの120。今作の操虫棍ではなんとワーストタイである。
    これではどうやっても爆破属性はオマケの域を超えない。
    • ネルギガンテ棍の最終形態「撲滅の導灯」も高い攻撃力におまけ程度の属性値*3といった性能になっており、
      火力に関してはあちらに近い感覚で使えるものと思われる。
      ただし、匠不要の長い青ゲージの導灯と匠による長い白ゲージが旨みのエンプレスケイン・滅尽では
      スキル構成や立ち回りは若干違ってくることに注意。
  • 注目したいのは付与されているシリーズスキルである加速再生。
    操虫棍は手数武器ながら加速再生による回復量が10と高めに設定されており、*4
    回復能力付与のカスタム強化と合わせると、体力満タンをキープして立ち回ることも可能。
    言うまでもなくフルチャージとの相性は抜群に良く、
    フルチャージを含む火力スキルを搭載した構成は、本作の操虫棍のテンプレとして人気が高い。
    • アップデートによりドラケン装備カイザーγが実装されることで、
      シリーズスキルと弱点特効や見切りによる会心率アップの両立がかなり容易になり、
      達人芸で斬れ味を補助する運用も現実的になったのも大きい。
    • 操虫棍なので回復の猟虫粉塵も併用すれば更に回復の手数が増える。
      回復の猟虫粉塵はスピードが高いタイプの虫に宛がわれており、扱いやすいのもポイント。
      ただし、この武器においては爆破の猟虫粉塵で爆破属性を補う運用もアリなので
      どちらを選ぶか悩ましいところ。
  • 高い攻撃力に爆破属性値…とくれば、かのヤマタを思い浮かべる人もいるかもしれない。
    ただこのエンプレスケインはそこまで抜きんでた攻撃力というわけでもなく、属性武器としてはやや高めといったレベル。
    一方でヤマタと違って白ゲージを維持することは難しくない。

エンプレスケイン・冥灯

  • ベースにゼノ・ジーヴァの素材を加えて強化した操虫棍。補強部分はゼノ=シュマイナと同じ形状である。
    強化には宝玉を含めたゼノ・ジーヴァの素材を使用する。
    物理攻撃力は一番低いがスロットと属性値に秀でており、なんと言っても装備スキルの業物の存在が大きい。
    今作の操虫棍はとかく斬れ味に悩まされる武器種であるため、
    この武器ひとつ担げばゼノラージシリーズ3ヶ所を脱ぎ捨てられるというのは
    操虫棍のスキル自由度において大きなアドバンテージとなる。
    おまけにスロットLv3とLv1各一個ずつの拡張性が更にスキル自由度を後押しするので
    従来は同時発動が困難だったどんなスキルとも共存可能。
    快適性という点においては他の追随を許さないほどに高い。
  • 一方で斬れ味以外の性能は、他の2種より高めの属性値が目を引くが、
    毒や麻痺などの属性値に比べればまだまだ低く、
    攻撃力もエンプレスケイン・炎妃と同じため火力に関してはべらぼうに強いわけではない。
    研ぎ知らずの継戦能力を手数に回して火力を求めるなり、
    耳栓などのスキルを詰め込んで生存率を高めるなり差別化を図りたい。

余談

  • かつて爆破棍はほかの棍の存在意義をも奪いかねない時代もあっただけに、
    高性能の爆破棍の実装はヤマタの再来ではないかと実装当初は危惧されていたが、
    マルチプレイでは状態異常耐性が爆上げされるMHWの仕様や、3種とも妥当な数値に設定された攻撃力から
    バランスブレイカーと言うほど圧倒的な性能というわけでもない。
    好みやプレイスタイル、相手取るモンスターによって選択していくべきだろう。
    まぁ考えてみれば、爆破属性は登場初期に壊れ性能の方向で相当やらかして段々調整されていったわけで、
    今更加減を忘れて壊れ性能を出すとも思えないが。

関連項目

モンスター/ナナ・テスカトリ
武器/テスカト武器
モンスター/ネルギガンテ
モンスター/ゼノ・ジーヴァ
モンスター/バゼルギウス
システム/シリーズスキル - 武器自体にシリーズスキルが付与されている。


*1 ちなみに属性解放Lv3で発現するのはエンプレスケインを凌ぐ270、ただしこれも他の状態異常属性の数値を見るとそこまで高いという訳では無い。
*2 アイアンブレードに関しては、属性解放に匠等の強力なスキルを兼ね備えるマム・ガイラ装備が登場する以前は、無属性強化の存在もあり属性解放で現れる属性に見向きもされなかった事情もある
*3 ただし導灯は、ゼノ=シュマイナが何故かワーストになってるせいで属性値ワーストでは無い
*4 同じく手数武器の片手剣や双剣は5しか回復せず、あまり実用的とは言えない。