カムラの里で造られた剣斧は、
その卓越した技術によって
複雑な機構を実現している。
(カムラノ鉄剣斧)
この剣斧ならば、森ひとつ刈り
取るも造作なし。加工屋の
自信がみなぎる、迫力の業物。
(カムラノ忍剣斧/カムラノ武剣斧)
奮迅する英雄のため、カムラの
里が団結して生み出した剣斧。
曇天を切り裂いて陽光を招く。
(カムラノ傑剣斧)
MHRiseで登場したスラッシュアックス。
目次
概要
- 本作における初期武器に相当する。
一見すると斧モードでは旗のように見えるデザインは、武骨なものが殆どであった初期武器の中では洗練された部類。
この斧刃は5枚の刃を縄で繋ぎ合わせたものであり、剣モードにする際は畳めるようになっている。
地味ながらもカムラの里の技術力を感じさせるギミック武器である。
- MHR:Sで追加された強化先であるカムラノ武剣斧からは色合いが変化。
丁寧な研磨と焼き入れにより刃が黒銀に輝き、刃に刻まれた紋が赤く塗られている。
性能
MHRise
- 初期段階では、非常に低い攻撃力50と初期武器の中ではマシな部類に入る斬れ味黄色60をもつ。
また、これまでの初期武器の例に漏れず強撃ビン搭載である。
- ところが、今作の強撃ビンは覚醒が非常に遅いという弱点を持っており、
この武器から他のビンの武器に乗り換えた際にその速度の差に驚くこともある。
しかも早い段階から最速の毒ビンや滅龍ビンに派生でき、
配布の里守用武器もそこそこ覚醒の早い減気ビンで猶更である。
- ゴシャハギの素材を用いたカムラノ鉄剣斧IVで突如攻撃力が140に急上昇する上に青ゲージを入手。
上位上がりたてで強化できるカムラノ鉄剣斧Vは攻撃力150と青30とLv2スロット一つを持ち、
ビンに目を瞑れば上位攻略用として有用である。
- 最終強化するとカムラノ忍剣斧となり、
- 控えめな攻撃力190
- 青50は今作では優秀な部類
- 会心率や属性はなし
- スロットはLv2ひとつとLv1ひとつ
- 百竜スキルは「会心率強化IV」「防御力強化II」「操竜の達人」
強撃ビンである点に目を瞑れば、一足早く最終強化できるため集会所☆5クエストでは十分に一線級で運用可能。
ただ、Rise(上位)の時点では「序盤ポジションの武器は最後まで強化しても高ランクの武器と大きな差が出る」
という特性があり、☆6になると今作最強の武器群に押され出番はなくなる。
一応、操竜の達人という百竜スキルを設定できる珍しい一振りではある。
- 強化途中でデルクセーゲルやフルフルツール、リオフラムグレイブや狐剣斧ワカレヲサソフに派生可能。
上述した青熊斧や天具・法輪の斧にも派生するが、これらは一発生産も可能。
百竜スキルにもさほど影響はないため、この武器から強化していくかは素材と相談と言ったところ。
MHR:S
- マスターランクではこの武器も早速強化に対応してくれる。
エルトライト鉱石他鉱石素材や小型モンスター素材を使い「カムラノ武剣斧」となる。
気になる性能であるが、- MR1の武器としてはかなり高めの攻撃力250
- 青ゲージが更に伸びて青100に到達
更に匠3から白ゲージが出るため、ハンターX一式で白ゲージを極短ながら機能させられる - 装飾品スロットがLv4×1&Lv1×1と強化
- 百竜装飾品スロットLvは2
ただし、すぐにコンクエスタが強化できてしまうこともあって影が薄い。
本作の無属性剣斧はどれもこれも大体そんな感じだが。
コンクエスタと違ってこちらはこの段階の直接生産に対応してくれるので、
マスターランクで剣斧を手に取る分には不足のない性能ではあるが。
覚醒に関してはMR1から解禁の二段変形斬り連携を当てれば、
一応上位までと比べればマシなスピードで覚醒は可能。
- MR3で「カムラノ武剣斧改」へと強化が可能。
攻撃力は290、デフォ白ゲージを得るがラスボス討伐まではここで強化が打ち止めとなる。
カムラノ武剣斧から派生できるデュークアクストがほぼ上位互換に等しい性能であり、
仮にここまで鍛えていても巻き戻してしまうハンターも多いのではないだろうか。
- そして、MR10にて「カムラノ傑剣斧」に強化できる。
その性能であるが、- 強撃ビン武器としては平均的な攻撃力330
- デフォルトで紫ゲージ30が発生、匠で延長可
- 装飾品スロットがLv4×1&Lv2×1と更に強化
というか、単純な性能で言えば物理特化の赤龍ノ討ツ剣斧や、あの真名アナトカルナイムに匹敵する
数値になっており、本作ではこの上を行く攻撃力の紫ゲージ持ち無属性強撃ビンはない。
百竜装飾品スロットLvは2のままであり、
そのままではビン変形強化による変形攻撃の火力ブーストをかけられないという致命的な欠点があるが、
傀異錬成で百竜スロットを強化してやれば解決する。
百竜スロットを1段階強化する前提の最終性能は、- 攻撃力370+α(最大で攻撃力385まで増やせる)
- 紫ゲージは素で50
無属性枠で対抗となるモストマスキュラー改は攻撃力390(最大405)になり、
紫ゲージをもってしても単純な攻撃力ではあちらが上だが、
ゲージ総量、そして優秀な装飾品スロットで差別化はできる。
- だが、本作は無属性武器に逆風が吹き荒れまくっている。
本作では属性武器が大躍進を遂げており、
スラアクに関してはまず攻撃力330、或いは340の紫ゲージ持ち属性/状態異常強撃ビン武器が存在する。
状態異常にせよ属性にせよ付与されていることは±0でもマイナスになることは早々なく、
この時点でカムラノ傑剣斧が最適解となりうることは残念ながらない。
更に言えば、そんな属性強撃ビン剣斧ですら霞むほどに強属性ビンの属性押しが環境を席捲しているのが
本作の特徴となっている。- Ver.14から追加された傀異スロット拡張ボーナスでは、
属性武器では属性値が上がる拡張段階でも、無属性武器と状態異常武器で攻撃力が上がる。
そのため、攻撃力330/340の属性強撃ビン剣斧に関しては最終的にはカムラノ傑剣斧が攻撃力で上回り、
属性が効かない相手ではこちらの方がダメージが出る。
だが、状態異常武器、それも攻撃力340の素紫強撃ビン剣斧である、
鎧怨鬼斧シムタスルトには手も足もでない。勝っているのはLv4スロットがあるぐらい。
更に、傀異錬成の最終強化が見えてくると装飾品スロットがカムラノと全く同じ七星剣斧【開陽】が浮上してくる。
あちらは百竜スロットLv1なので最終的な攻撃力強化に割ける枠は小さいのだが、
それでも最大で攻撃力385と完全に追いつかれてしまう。 - 状態異常武器は蓄積時攻撃強化を積むことで、ヤーステ+確定蓄積ビルドなら期待値を最大1.2倍、
それをしなくとも最大で常時1.07倍程度のテコ入れが可能になっている。
更に、減気ビンの場合は剣攻撃と(ビン変形強化を積んだ)変形斬り全てに最大1.2倍の期待値が発生する。
その減気ビンの剣斧は一番攻撃力の低いリ=コンクエスタですら380(最大400)。勝てるわけがない。
まず、そもそもこの武器自体が百竜スロットLv2なので、
Lv3に強化しないとLv3の強撃ビン剣斧には明確で火力負けする。
そして、MR10で作れる百竜スロットLv3の強撃ビン剣斧は電刃ボルシュレッド改などが存在する。
つまり、繋ぎとして考えたとしても対抗馬が手ごわすぎるのである。 - Ver.14から追加された傀異スロット拡張ボーナスでは、
- そんな訳で数値上のスペックでは歴代最強格の無属性強撃ビンと言って良いのだが、
環境がとことん彼に味方してくれなかったと言わざるを得ない。
一応、百竜スロットLv3強化解禁時点ではシムタスルトとの差はあまりなく、
ポテンシャル自体は高いので肉質の柔らかいモンスターを狩る分には不自由はしない。
或いは重ね着で見た目をカムラノにするという選択肢もある。