武器/デスグラシア

Last-modified: 2023-10-02 (月) 09:49:27

災いを招くという悪霊の手を模した武器。掴まれた者は訪れる災厄から逃れられない。
(デスグラシア)

大厄を呼び寄せ、更に禍々しく成長。触れた者の未来を奪う デスグラシア最終型。
(禍鎚ヤドラモルテ)

MHXより登場した、常軌を逸した外見のハンマー。
禍々しい布をキー素材として生まれる所謂デスギア武器の一つ。

目次

概要

  • 災いを招く悪霊の手を模した、恐ろしい外見の武器。
    その手に掴まれた者は訪れる災厄から逃れる事はできないという。
  • 何よりインパクト抜群の外見が特徴の武器。
    その見た目とは、一言で言えば「ナニか』を握るガイコツの拳」。
    拳そのものが槌頭になっており、指の部分は完全に骨が露出している
    そしてその指の付け根には巨大な釘のようなもので禍々しい布と思しきものが留められており、
    その布がさながら腐り落ちかけた外皮のようにも見える
    これだけでも血の気が引きそうだが、それ以上の問題はその拳が握る『ナニか』。
    赤黒く明滅する核のようなものがあり、抜刀するとこれが赤黒い炎を噴き上げながら燃え盛る
    正体は不明だが、明らかに人間、いやこの世の生き物が直接触れていい代物ではないと思わせるほど禍々しい
    最終形態の『禍鎚ヤドラモルテ』に至っては「触れた者の未来を奪う」とまで書かれており、
    最早人間が扱っていい武器とは到底思えない。こんなものがレア度3で本当に大丈夫なのだろうか…

性能

MHX

  • 最終強化 禍鎚ヤドラモルテの性能は
    • 属性武器らしい低めの攻撃力170
    • 斬れ味は素で青10、匠でもは10しか出ない
    • 高めの龍属性35
    • 会心率は0%で、おまけの防御+12
    • スロットは多めの2
    他のデスギア武器と同様、物理攻撃力は控えめな代わりに龍属性値が高い。
    一撃の重みが重視されやすいハンマーとしては少々ミスマッチな性能かもしれない。
    また、だからといって龍属性が異様に高いという訳でもなく、
    同等以上の龍属性を宿したハンマーも多いため、攻撃面だけでは他の武器より見劣りしてしまう。
    若干の防御力ボーナスと生産時からのスロット2が他の武器との差別化ポイントとなる。
  • 「拳」の形状だからか、砕竜の拳や砕竜の剛拳が強化素材として必要となる。

MHXX

  • 究極強化で災禍鎚ダルカラモルテになる。その性能は
    • 属性武器としては平均値をやや上回る攻撃力310
    • 斬れ味は素で青30白30。斬れ味レベル+2で紫20
    • 大して伸びなかったが属性武器としては十分な龍属性41
    • 据え置きの会心率0%に、こちらは多少伸びた防御+20
    • これだけの性能を誇りながらスロットは据え置きで2
    …と、ハンマー最強武器と言うのは流石に無理があるが、どこからどう見ても一線級の龍属性ハンマーがそこにあった。
    むしろ、攻撃力310かつ素白30で、スロット2というハイバランスな性能故に武器咎鎚ドロル
    さらにあのダークバニッシャーまで食ってしまっているという大躍進を遂げた。
    …まさか、これらの武器の未来を奪った結果がこの高性能なのか…?
    • しかも、これだけの性能を誇りながら完成時期はG★4。さらに他デスギア武器と異なり準レア素材すら一切不要。
      獰猛な強竜骨が必要なため、限界突破はG★3到達後と他デスギア武器より遅いが、
      何故か他デスギア武器より強化段階が一つ少ないので禍々しい冥布が半分の3つだけでいいのも嬉しい所。
  • ただ、斬れ味レベル+2を前提に考えるとより長い紫ゲージが出る
    パワーofエンミティミラアンセスルインがライバルとして立ちはだかるのが悩み。
    パワーofエンミティは素で青、ミラアンセスルインは素の白ゲージが10しかないので、
    匠や業物を切り、素の白ゲージ30とスロット2を活かし
    スキル自由度で勝負するのもアリかもしれない。
  • ちなみに、龍属性ハンマーで最も性能が近いライバルはバースorデス
    あちらと比較すると素の斬れ味で若干見劣りするが、こちらには運用に一手間必要な会心率ギミックがなく、
    属性値と防御力ボーナスで優る。
    狩技装備枠に余裕のないブシドーやエリアル、ブレイヴスタイルで、
    狂竜身以外に使いたい狩技があるならこちらに軍配が上がるか。

MHRise

  • MHWおよびMHW:Iでは欠場したが、MHRiseでは復活。
    禍々しい布はオトモ隠密隊での入手になる。
  • 最終強化 禍鎚ヤドラモルテの性能は
    • 属性武器らしい低めの攻撃力180
    • 斬れ味は素で青10、匠でもは10しか出ない
    • 高めの龍属性34
    • 会心率は0%、おまけの防御+10
    • スロットはLv2×2と多め
    • 百竜スキルは攻撃力強化IV・属性強化【龍】II・竜種特効
    おおむねMHX時代と近しい傾向である。
    Ver3.0時点では一撃物理重視だったハンマーで属性値は活かしにくく、
    かといって攻撃力強化IVで物理に寄せると無属性ハンマーに勝てないとやや厳しい。
    防御ボーナスとスロットの豊かさは相変わらずなのでそこを活かしたい。
  • 同じ方向性でのライバルはバルク武器の龍天鎚レッドノウド
    基本性能では基礎攻撃力が同じのまま、龍属性値・斬れ味の両面で圧倒されており、
    はっきり言って火力での比較は不利。やはりスロット差と防御ボーナスで差別化することになる。

MHR:S

  • 究極強化で災禍鎚ダルカラモルテの銘を取り戻す。その性能は
    • 属性ハンマーとしては平均値の攻撃力320
    • 斬れ味は素で白90。匠2から
    • 属性武器として十分通る龍属性52
    • 据え置きの会心率0%だが、またも伸び直した防御+20
    • 今回もスロット据え置きLv2×2
    • 百竜スロットも広くて安心Lv3
    ……と、かなり持ち直した。
    他の属性値最大が氷76雷73火75水74と突き抜けているので地味に見えるが、
    これでもVer10.0時点では龍属性ハンマー最大の龍属性値を誇る。
    また本作は溜め変化:勇の属性補正強化、チャージマスターでの属性増強などハンマーでも属性値を活かしやすく、
    有効な相手を見定めれば真価を十分発揮できる。斬れ味も素白90で継戦能力が高く、その気になれば紫40も狙える。
    それでいて安定の拡張性と防御+20は頼もしい限り。
    百竜スロットも広いので、各種特効も弱点特効【属性】も選べる。
  • 今回の龍属性ハンマーは数が多いが、因縁のライバルたる赫絶の剛翼ヴェスリオ以外は
    禍鎚ヤドラモルテの龍属性値34すら超えていない。
    このため属性特化運用なら、斬れ味白で運用しても基本的にはダルカラモルテに分がある。
    逆に物理重視で龍属性はついでだと不利で、特に研磨術【鋭】を投入した神潰・風雲烈震のハードルは高め。
    とはいえ、前回と異なり第一線で戦えるハンマーに成長したのは大健闘と言って良い。
    • Ver.13では新たな属性重視のライバルとしてバースorデスが登場。
      こちらに近しい斬れ味と、ヴェスリオに近しい攻撃力330・龍属性値43を併せ持ち、
      さらに渾沌マガラ武器特有の特殊狂撃化仕様により、属性面でも会心撃【属性】が活用できるのがウリ。
      ただし百竜スロットがLv2なので、無拡張で弱点特効【属性】を使える点がダルカラモルテの強みになる。
      狂竜症【蝕】に頼る必要からどうしても癖は強いので、安定運用では未だこちらも健在だろう。
    • Ver.16では最後の追加武器にして最新のライバルとなる刻銀の破鎚が降臨。
      龍属性値48とかなりこちらに迫っており、スロットや斬れ味では上回る強豪である。
      やはり特有仕様で攻撃時回復量増加があり、血氣覚醒でのブースト2段階目を狙いやすいのも強み。
      ダルカラモルテも体力回復量UPを盛れば血氣覚醒を安定して機能させられるが、
      なにせあちらのスロットはLv4×3とやたら広いので、同じ方針では拡張性の差で逆転されうる。
      差別化を図るなら、防具部位の都合で血氣覚醒Lv3と両立できない天衣無崩を採用し、
      安定運用にさらなる磨きをかけていくと良いだろう。

余談

  • 「デスグラシア(desgracia)」とはスペイン語で「不幸」という意味である。
    もっとも、不幸な目に遭ったのはこのハンマーではなく他のデスギア武器や龍属性ハンマーだったが。
  • 最終強化と究極強化に共通する「モルテ(morte)」とはイタリア語で「」という意味である。

関連項目

武器/デスギア武器
アイテム/禍々しい布
武器/テッケン - 拳型ハンマー
アイテム/嵐龍の胸殻 - 『その光に照らし出された者は未来を奪われる』という説明文を持つアマツマガツチの素材