刃の赤く輝く、氷狼竜の双剣。
その爪は獲物を切り裂くことを
求めるように脈動している。
(冷たき月の朱爪)
切り裂けど切り裂けど、その
欲望は収まらず。冷酷に、
凄惨に、赤き爪は血を求める。
(氷輪爪フェンガル)
目次
概要
性能
MHR:S
- 氷属性派生から分岐して制作可能。
強化には氷狼竜の秘氷玉を用い、最後に傀異化素材を用いて最終強化、氷輪爪フェンガルとなる。
その性能は、- 少し高めの攻撃力320
- 斬れ味は素で紫50で匠延長可だが、全色揃って短い
- 双剣的にはもっと欲しい氷27
- 会心率0%
- Lv2スロットが1つ、百竜装飾品スロットLv2
どの部分を取ってみても割とマイルドな仕上がりとなっており、
この辺りは汎用性高めであまり尖っていないルナガロシリーズともなんとなく似ている。
- 唯一の個性…というにはあまりいい事ではないのだが、斬れ味がとにかく短い。
素の紫50は匠を使わなくとも鉄蟲研糸等で補える長さではあるが、後続の白が30しかない。
何も考えずにダウンしたモンスターに螺旋斬を当て続ければあっという間に息切れしてしまうので、
使いこなすには防具構築段階からモンスター選びに至るまでかなりの思考力を要するだろう。- ルナガロ武器の「やや長めの紫ゲージ斬れ味、他は並程度」という近接武器共通の特性が、
斬れ味消費がトップクラスに激しい双剣という武器特性にあまりにもミスマッチなのが、
このなんとも言えない性能の正体か。
武器種は違うがバルク大剣が非常に長い白ゲージを持て余した事例に似通る。
- ルナガロ武器の「やや長めの紫ゲージ斬れ味、他は並程度」という近接武器共通の特性が、
- 対して、新スキルの研磨術【鋭】との相性はすこぶるいい。
紫白の合計が80なので剛刃研磨は完全に切り捨ててよく、砥石使用高速化以外はフリーとなり、
発動中の物理期待値は継戦能力込みでトップに躍り出るなど目覚ましい強化が果たせる。
スキルに対しての武器、武器種の両方ともがマッチしているだろう。- ただし、この運用だと属性を越えてイブシマキヒコの神閃・風雲一双も立ちはだかる。
フェンガルとは次元の違う相性の良さで、龍属性まで通る相手だとかなり厳しいだろう。
龍も氷も通る相手が限られるといえばそうだが…。
- ただし、この運用だと属性を越えてイブシマキヒコの神閃・風雲一双も立ちはだかる。
- しかし、仮にも属性値は氷双剣ワースト2位*1。そのため研磨術【鋭】発動時こそ強力だが氷双剣の中では中堅。
中でもウェントゥス=ダオラはモチーフが被っている上に性能は全ステータスで
平均以上をマークするかなり優等生な武器に仕上がっている事もあり、中々勝ち目は薄い。
こちらも研磨術【鋭】に対応しており、属性込みで強力な相手となっている。- 特に気がかりなのは派生元となるグレイス=クオーレ。
こちらの悉くを上回るスペックに白70という継戦能力まで備える業物で、圧倒的スキル自由度を誇る。
フェンガルが勝っているのは紫ゲージによる補正と斬りやすさを持つという点のみ…なのだが、
この利点も斬れ味補助が欲しいという事情とあちらのスキル自由度が重なり簡単に上書きされてしまう。
兎にも角にも研磨術【鋭】大正義を貫かないと差別化ができない。
研磨術【鋭】を活かすためにも是非とも理想の防具を狙っていきたいところ。 - 特に気がかりなのは派生元となるグレイス=クオーレ。
- ストーリー攻略段階では数少ない素紫という個性は持ち合わせているが、
それでも攻撃力や会心率の低さが物理運用では足を引っ張るためどうにも活かしづらい。
さらに、その時点では既にルナガロンより一足早くイソネミクニ亜種が登場しており、
その双剣の雪華のスノウクロウが今作最高の氷属性値を湛えた業物となっていることも手厳しい。
とは言え、イソネミクニ亜種は中々の強敵であり
武器作成のために連戦するのもやや辛い面もある。
ルナガロンの方が対処しやすい場合、攻略用としては十分に選択肢になるだろう。
もっとも、こうなると物理寄りで被っているベリオロスのフリームブリザードもあるが。
余談
- 氷狼竜武器共通のギミックとして納刀時に鎖で固定されるギミックがある。
武器の形がそのまま掌なので腕を拘束されている様な具合に見えなくもない。
因みに、鬼人化によるギミック等は特にないため、
ルナガロンの様に爪が氷を纏って長大化…といったことには残念ながらならない。
- 最終強化の「フェンガル」の由来は、ギリシャ語で「月」を意味する「Φεγγάρι」から。
殆どの氷狼竜武器は「満月」を意味する世界の様々な言葉が由来だが、
これと操虫棍の「氷輪棍トゥングル」のみは単なる「月」が由来となっている。
ちなみにギリシャ語で「満月」は、チャージアックスの名になっている「Πανσέληνος」。
- PV1にて鉄蟲糸技の螺旋斬のシーンで使われていた。
この時はまだルナガロンの爪が朱く染まっているという特徴は大きく触れられていなかったこともあり、
謎の赤い爪の双剣を見て新たな龍属性双剣、もしくはメル・ゼナの双剣と見ていた人もいた様子。