MHFに登場するハンマーで、キリン素材を用いた剛種武器。
G級武器の「幻雷神鎚【幻惑】」についても記す。
目次
概要
- 幻雷鎚【雷電】は剛種武器の中でも最古の部類に属するものである。
現在では天嵐・覇種・G級覇種・烈種、そして始種武器への強化が可能となっている。
- 古い武器のためプレイヤーハンターが担いでいるのはその大半が始種武器【疾風迅雷】と思われるが、
レジェンドラスタの「ギネル」がデフォルトで担いでいるのがこの系統のハンマーなので、
知名度自体はかなり高いと言えるだろう。
太鼓のような形状となっており、抜刀・納刀するとそれを鳴らしたような音が出る。
- G級武器の幻雷神鎚【幻惑】も、デザインは【雷電】と同じである。
性能
幻雷鎚【雷電】
- 初期の剛種武器ということで性能はかなり控えめであり、具体的には、
- 攻撃力1196
- 雷属性はやや高い420
- 防御力+25
- 武器スロット1
- 斬れ味レベル+1で白ゲージが発生
- 実装時点ではハンマーの属性は考慮せず物理のみを見るという考えが強く、
同期の「ネブララピス」に比べ、物理性能の低さが難点とされた。
一応使えないわけではないが、これと言った長所も無いという不遇な立場であった。
- 実は雷属性単体の剛種ハンマーは非常に少ないのだが、
複属性まで考慮するとHR5昇格後すぐに作れる「輝界白竜鎚【光殴】」があらゆる面でこの武器を上回る。
また、ジンオウガの王鎚カミナリはもっと大変なことになっているため、
雷属性を見込んだ活用も少々厳しいものがある。
作るのであれば、幻雷獄鎚【招雷】まで一気に強化するつもりで作成するとよい。
幻雷獄鎚【招雷】
- 剛種キリンのHC素材「キリンの銀角」を用いて強化できる天嵐武器。
幻雷鎚【雷電】から見て性能が大幅に強化されている。具体的には、- 大幅に向上した攻撃力1300
- 雷属性500
- 斬れ味レベル+1で紫ゲージが遂に発現
- 防御力+30と微強化
- この武器は天嵐防具システムが追加される前のフォワード.2で追加された
(当時は「HC剛種武器」と呼ばれた)のだが、
この頃になるとハンマーもある程度属性をチョイスする必要はあると言われるようになった。
当時時点では物理性能自体も非常に高いものがあり、
同時期に実装された怒髪大鎚【巨浪】という強大なライバルが君臨していたものの、
雷属性が弱点のモンスターには高攻撃力・高属性が相まって非常に強力とされた。
- なお素の性能では王鎚カミナリにまるで及ばないのだが、
剛種クエスト、覇種(HR6)クエストで天嵐防具2部位を装備していると、- 攻撃力1456
- 斬れ味レベル+1で空色ゲージが発現
属性の関係上ディオレックス戦は厳しいが、
HR5と6の指定クエストには雷属性が機能しやすい剛種・覇種モンスターが多い為役立つだろう。
- なおMHF-G9.1までは強化難易度も非常に高かった。
当時はキリンが2回しか剥ぎ取れず、HC素材の入手難度も現在より遥かに高かったためである。
幻雷獄鎚【裂雷】
- 幻雷鎚の快進撃は天嵐武器に留まらず、覇種武器にまで及んだ。
天嵐武器全般で見れば古い武器だったためか、更に性能が向上している。- 攻撃力1404
- 雷属性600
- 守りの護符+爪をも上回る防御+60。
- 天嵐武器からさらに拡張されたスロット2。
- 【招雷】と同じ斬れ味ゲージ
まだこの時点においても王鎚カミナリには素の性能で及ばないが、防具補正を含めれば話は別である。
- この武器はフォワード.5で実装され、当時の時系列では2番目の覇種であるUNKNOWNの素材で作成できた。
だがこの当時は再び物理偏重に戻りつつあった上に、
与ダメージに関する環境が激しく変動する激動の時代であったため、
この武器が満点の評価を得られていた訳では必ずしもなかった。
- MHF-G1では、雷属性に弱いモンスターが多かったため、空色補正も相俟って裂雷は大活躍の場を得た。
環境の変化によって一気に大活躍の武器へと昇華する例はMHFでは珍しい。
- 現在では、ギルド指定クエストの覇種UNKNOWN撃退で素材を入手できるため、
覇種武器の中では割と作りやすい武器にはなっている。
ただしG級では幻雷獄鎚【大散雷】を生産できるため、強化するかどうかはよく考えたほうがいい。
幻雷獄鎚【大散雷】
- MHF-G2で追加されたG級覇種武器。
ステータスの上昇は武器倍率+10(攻撃力+52)、雷属性660という微強化に落ち着いているが、
代わりかG級HC素材は★1のイャンクックの怪鳥の鳴管2個と、
★4のフルフルの伸縮する柔皮1枚と、G級序盤ランクに落ち着いている。
そのため、割と作成しやすいのは利点である。
- 現在のG級環境においては、残念ながら実用に耐えるとは言えないため、
始種強化を前提として作成したほうがよいだろう。
幻雷烈鎚【天疾雷】
- G7アップデートにて、始種実装に先駆けて強化が可能になった烈種武器。
- 攻撃力2080と、当時の烈種武器に比べるとかなり控えめ。
- 雷属性690も高いと言えば高いがそれ程とび抜けた値ではない。
- ちょっとパワーアップした防御力+80
- 素で紫30、当然匠で更に50も延長される。
これは後述の始種武器強化を前提とした調整であるためと思われる。
- 強化には烈種ディオレックスの素材と、ゴウガルフのHC素材を使用する。
武器に付与されたスキルはもちろん逆鱗。防御力がアップする事も合わさり防御的な性能である。
幻雷始鎚【疾風迅雷】
- 始種の実装により強化が可能になった始種武器。
荒れ狂う雷神の力が解き放たれたかのようなハンマーである。
- 一番最初に実装された始種武器ということで、その性能に多くのハンターが驚愕することになった。
- 攻撃力2652と超強化
- 雷属性770も順当に強化
- 防御力アップも+100に微増
- 武器倍率にして110もの攻撃力増加があり、なんとG級武器Lv50のランキングに並べても(当時)第2位の数値となる。
ランキング上位はほぼ紫ゲージの武器で占められており、
こちらは始種防具と併用する事で空色ゲージが得られる為、凄まじい火力を有する事となる。- 始種防具は1部位からゲージの強化があり攻撃力上昇もUPしている。
始種防具1部位装備で攻撃力は2756、雷属性790となる。
現状最も攻撃力の高いG級武器空色ゲージハンマーは華鳳鎚【緋桐】だが、
武器倍率にして何と29もの差を付けてこちらが優勢に立っている。
また、似たような属性値と斬れ味にコストを振って、
残りを全て攻撃力に投じた強化した天廊武器との攻撃力差は武器倍率で15しかない。
その為始種2部位で下手な天廊武器すらも上回るという恐ろしい事態が起こる。
- 始種防具の攻撃力補正は火事場などの乗算には乗らないが、
仮にこの攻撃力UP補正だけ無視したとしても、
そもそも攻撃力2652で空色ゲージを持つG級武器など存在しないという事実がある。
- 始種防具は1部位からゲージの強化があり攻撃力上昇もUPしている。
- 自動発動スキルはブチギレにランクアップ。
怒は昨今のG級装備ではそこまで多くのものに付与されている訳ではなく、
なおかつプレイスタイルによっては非常に有用なものであることは現在も変わらないため、
スキル枠の圧縮に大変便利なものとなっている。
- 最初の始種武器であるため、G9.1以降の始種武器と比べれば見劣りする点が見られる。
また、性能は低くないものの更なる革新を求めてG級防具5部位で固める運用も見られるようになり、
強力なスキルが登場し続けている昨今、それで容易にひっくり返ることもあり得る。
よって、運用には工夫が求められる武器と言える。
スロットが2しかない点は重篤な弱点にもなりかねないので注意。- そのため、カテゴリー的にもライバルとして長年競い合った、
舞雷竜のハンマーが始種武器化を果たすとかなりきつい状態になる可能性が考えられる。*1 - とはいえ、そんな始種武器達の先陣を切り、
方向性を定めた最初期武器の1つであるこれが残した功績は大きいものだろう。
- そのため、カテゴリー的にもライバルとして長年競い合った、
幻雷神鎚【幻惑】(G級武器)
- MHF-G10.1で追加された、G級キリンの素材を用いて生産できるG級武器。
【雷電】と同じデザインだが、派生ではなく独立した武器である。
- G級武器はLv50まで強化でき、その性能は下記の通り。
- 攻撃力2558
- 雷属性710
- デフォルトで長い紫ゲージがあり、斬れ味レベル+1で空色ゲージが発生
- 防御力+80
- 始種武器である【疾風迅雷】と比較すると素の性能はたったの武器倍率17~18、始種防具を考慮しても40程の差。
属性値も十分追いつけるレベル。よって良質なシジルがあればこちらが上回ると考えていいだろう。*2
また、細かくカスタマイズを活かせる、始種武器では難しい「G級防具5部位構成」で活用できるのも利点である。
- 実際の所、この武器の一番のライバルはジンオウガの「真・王牙鎚【破天】」と言える。
作成可能時期に大きな違いはあるが、攻撃力2584、雷属性860と若干上回られているためである。
ゲージ量など細かい部分での違いはあり、シジルがある関係上性能差も誤差レベルではあるが。
関連項目
モンスター/キリン/派生作品
武器/キリン武器
武器/真舞雷鎚【八咫烏】
武器/四方鬼刃 - 同型の武器に、上記の覇種武器と同じく「裂雷」と付く武器が存在する。
武器/王牙剣斧【裂雷】 - 同上。後にMHFにも登場した。