武器/黒龍双刃

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:13:07

MHP2Gで初登場した、黒龍ミラボレアス単体の双剣
今のところ黒龍双刃としての登場は同作とMHXX、MHW:Iのみ。

目次

概要

  • MHP2Gになってデビューした黒龍武器の一つであり、
    ミラメノス(狩猟笛)とミラザーゲスパノン(太刀)の同期にあたる。
    ミラブレイドを双剣スケールにした幅広形状の剣と、
    黒龍の角をそのまま使ったような鋭角な剣とで1セットとなる。
  • 黒龍の怒りが染み付いているといわれ、近づく者を敵とみなして勝手に斬りかかってしまうらしい。
    それはたとえ使い手が絶命していても同じであり、
    むしろ使い手の制御を失った分余計に恐ろしい事態になりかねない。
    この剣だけで全身を操るとまでは言われていないが、
    死者の腕が獲物を求めて暴れるだけでも不気味きわまる光景である。
    これを帯びた者は黒龍に取り付かれた狂戦士として、生前も死後も忌み嫌われるのだろう。

性能

MHP2G

  • ブラックツインダガーからの派生であり、黒龍の素材を使って強化される。
    G級のミラ素材で黒龍双刃【二天】まで強化することが可能。
    最終的には攻撃364・属性380・会心率-20%となり、中々の攻撃力に高めの属性値とバランスが取れている。
    特に龍属性値380は封龍剣【真絶一門】に次いで2位であり、非常に高いものとなっている。
  • 大きな欠点として悪い斬れ味が挙げられ、デフォルトでは青ゲージ、匠をつけても白40が限度。
    P2Gの物理の紫ゲージ補正は圧巻の1.5倍であるため、物理ダメージはあまり期待できない。
    しかしながら龍属性値の高さによって総合的な火力は補えており、
    更に物理補正において、紫→白が1.15倍もの差がある一方で白→青では1.04倍程度の差しかないため、
    他の紫ゲージ双剣が紫と白の火力差に悩む傍ら、白でも十分な火力を持つ【二天】は青まで使い切っても何の問題も無い。
    業物込みでも50以上は軽く消費してしまう双剣にとって、この斬れ味の持ちの良さは大きなアドバンテージである。
    また、属性値が高いため属性攻撃強化スキルの効果が大きいのも双剣として見逃せないポイントと言える。
  • 双刃を作るのに鋼龍の宝玉、【二天】にするのにお約束の大宝玉が必要で、生産難易度は高め。
    ミラ自身が宝玉を持っていない点がまた厄介なところである。
    もっとも、太極は老山龍の重殻×4、天鱗×1・ 黒龍の剛紅角×2・黒龍の邪眼×2を要求してくるため、
    黒龍の剛角2個と重殻4個、古龍の大宝玉1個で済む二天の方が楽であり、制作難易度の低さも強みかもしれない。
  • 龍双剣のライバルは多く、激戦である。
    上述した双龍剣【太極】、攻撃力が上で【太極】よりさらに斬れ味に優れる蒼穹双刃
    斬れ味が同等レベルだが属性値で大きく勝る封龍剣【真絶一門】…という具合である。
    • 双龍剣【太極】とは、ガチガチのライバル関係である。
      太極の紫ゲージは20と少なく、この長さでは業物でも最大火力を発揮できる時間は非常に少ない。
      オオナズチ頭(斬50龍35)では、例えば斬れ味を40ゲージほど消費した場合二天がダメージで上回り、
      アカムトルム頭(斬50龍40)や脚(斬30龍30)ではゲージ消費30を上回った瞬間に二天がダメージで勝つ*1
      全体的に、瞬間火力の【太極】、継続火力の【二天】と考える事ができるか。
      なおラオシャンロン腹(斬55龍30)の場合は、肉質の柔らかさによって、
      斬れ味を80程度消費しても太極が上回る形となり、これは後述する蒼穹双刃も同様である。
    • 蒼穹双刃に対しては肉質や立ち回りによって変わってくる。
      二天が匠+属性攻撃強化、蒼穹双刃を匠+見切り+2として上記と同様オオナズチ頭(斬50龍35)で比べてみると、
      乱舞1回で10数ダメージほどダメージで蒼穹双刃が上回る結果となる。
      しかし、ゲージを50消費すると両者与ダメージで横並びになるため、それ以上消費すると二天が上回る。
      業物込みでも双剣で斬れ味消費を50以内に収めて戦うのは難しいため、二天の方が立ち回り易い。
      また、オオナズチ脚(斬30龍25)のような斬肉質が硬い部位や
      アカムトルム頭(斬50龍40)のような非常に龍属性が通る部位に対しては、
      蒼穹双刃が紫30を常時維持してようやく二天に勝てるレベルまで縮み(双剣の手数的にほぼ不可能である)、
      アカムトルム脚(斬30龍30)などでは二天が常時与ダメージで上回る結果となる。
  • 総括すると、強走薬を飲んで弱点部位に乱舞を連発すれば、
    白ゲージにもかかわらず他の紫ゲージ武器を凌駕できるポテンシャルを有する双剣だと言える。
    ただ、使いどころを誤って龍属性を活かせなければただのなまくら武器になってしまうので、
    モンスターの肉質を吟味して使用したい所である。
  • ちなみに、封龍剣【真絶一門】に対してはお話にならないレベルで【二天】の優勢である。
    いくら属性値で負けていようと封龍剣【真絶一門】の攻撃力はわずか182。物理で圧勝できるためである。
    しかしながら、真絶一門はG1でも作成可能でありG級序盤の繋ぎとして有用な武器である。
    こちらは終盤にようやく作れる武器であり、制作時期の違いによる実力差と考えれば致し方ないだろう。

MHX

  • MHXでは、黒龍双刃と同じ形状の武器、ブラックツインダガーが生産できる。
    今作ではミラボレアスは登場しないが、ポッケ村の洞窟に安置されている黒龍のものと思われる剣から得られる
    黒いかけら黒い塊を素材とすることで生産可能。
    生産後は、古龍の血オストガロアの素材を用いて強化可能。
  • 最終強化はクロノツインダガー。性能は
    • 攻撃力200
    • 龍属性20
    • スロット無し、会心率0%
    • 斬れ味は、匠+1でが出現し、匠+2で白30
    匠での運用が前提ではあるが、かなり優秀な龍属性武器となる。
    村クエストを進めなければ、ポッケ村の洞窟へ行くことができないので、クリア後に気づく人もいるとか。

MHXX

  • MHXXにてミラボレアスが復活し、この武器も復活を果たした。
    製作手順は、上記の方法でブラックツインダガーを生産し、クロノツインダガーまで強化したものを、
    さらに、ミラボレアス素材で限界突破することで黒龍双刃と名を変える。
    要するに、村クエストを進めてブラックツインダガーを生産し、それを強化しなければ入手できない。
    他の古龍武器のように、ミラボレアスを討伐しただけでは黒龍双刃が生産リストに現れたりはしないので注意。
  • 究極強化として復活を遂げた黒龍双刃の性能は、
    • 攻撃力330
    • 龍属性30
    • スロット1つ、会心率-10%
    • 斬れ味は素で短い、匠+2で白20紫30を得る
    前作の最終強化段階と特徴は変わらず、匠運用前提ではあるが優秀な龍属性武器。
    会心率にマイナスがついたが、高い攻撃力を脅かす程ではない。
    スロットが1つ増えているので取り回しはよくなった。
  • しかし、今作の龍属性双剣は非常に強力なライバルがおり、この武器の立ち位置が怪しい。
    • 一つは怒り喰らうイビルジョーの双剣、咎双刃アビルブリング
      攻撃力は300と劣るが、龍属性32とこちらを上回り、斬れ味は素で紫が出ており、しかも延長可能。
      おまけの会心率10%とスロット1つが脅かす。
    • もう一つはMHXXのメインモンスターである、バルファルクの双剣、赫醒刃リクヘスト
      攻撃力300とアビルブリングと同じく劣るものの、
      龍属性値30と属性値が同じなのと、スロット2つによる拡張性が魅力。
      そして尋常ではない長さの白ゲージによる継戦能力で他の龍属性双剣を圧倒する。
  • 作成可能時期も黒龍双刃はHR90でミラボレアスと戦闘可能なのに対し、
    アビルブリングはHR45、リクへストはHR35でそれぞれ究極強化可能である点もかなりの痛手である。
    斬れ味も考慮するとハードルが高い分、性能の高さが特徴といったところか。

MHW:I

  • 最後の大型アップデートとなるVer.15.0.1でミラボレアスの実装に合わせて登場。
    G級相当のMRからの実装となる為生産時点で黒龍双刃、
    強化で黒龍双刃【二天】となる。
  • 今回のミラボレアス武器は概ね物理特化の性能となっており、
    黒龍双刃【二天】もご多分に漏れない。
    • 双剣では最高値の攻撃力518
    • 会心率-30%
    • おまけの龍属性120、龍封力
    • 2つのLv4スロット
    • 斬れ味は素で、匠で更に延長可能
  • と、物理で言えばぶっちぎりの最強双剣である。
    他武器種同様にミラボレアスの防具と合わせる事で会心率をカバーしつつ斬れ味のフォローもでき、
    ストレスフリーな狩猟が可能になる。
    • 攻撃力518は武器倍率で言うと370で、
      これは350が標準の今作のミラボレアス武器の中でも高め。
      属性が主なダメージソースとなる双剣の武器特性からして、
      多少攻撃力が高い程度では選択肢に入らない為と思われる。
  • 今作の双剣は属性偏重とは言われるが、
    特にクリア後やアップデートで狩猟する相手に関しては属性が通りにくい相手も多く、
    これだけの物理性能があればそれらの敵に対して有効打が与えられる為、
    属性双剣が揃っている場合でも候補に挙がる性能となっている。
    • 特に、当のミラボレアスに対するタイムアタックでは本装備を使用しているハンターが多く、
      同様の肉質傾向を持つモンスターへの有効性を証明している。
      ミラボレアスタイムアタックでは火事場極意がよく使われるが、
      1.4倍の物理強化を最大限活かせる本武器が最適となるのである。
      • ちなみに次点のミラボレアス用高火力ビルドに冰気双剣があるが、
        こちらに関しては本武器はあまり適さず、アルバ武器の採用が一般的。
        たとえ乱舞であっても本武器はダメージが伸び悩み、
        加えてドラゴンシリーズを使わないことで斬れ味維持が大きな壁となる。
        これから火力重視の装備でミラボレアスに挑むハンターは注意されたし。
  • ただし、物理性能で属性差を覆せる他の武器種と異なり、
    基本的にはこれ一本で大丈夫という武器ではない。
    他の防具とは隔絶した性能で武器を強化するEXドラゴン装備との併用を以てしても、
    平均的な肉質の相手にはダメージ特化のシルバーソル赤龍装備はおろか、
    快適性や防御性能との両立が可能なエスカドラ装備にさえ大きく劣るダメージしか出せない。
    あくまで属性の通りにくい相手への特化装備としての運用がメインである。
    • 上記のミラボレアス戦で採用されるのはモーション値に対して属性ダメージの低い乱舞が高火力で、
      タイムアタックにおいてはこれを主軸に組み立てた結果物理ダメージの比率が上がっている為。
      逆に言えば乱舞(や同様に物理火力の高い回転斬り上げ)を相応の比率で打ち込めなければ、
      同様の肉質の相手であっても属性武器の方がダメージが出る事が多く、
      特に鬼人突進連斬を多用する立ち回りではダメージ低下が大きい。
      基本的には玄人向けの装備である。
    • なお、他の黒龍武器は武器の性能だけで見ても非常に強力で、
      旧来のテンプレ装備+黒龍武器で黒龍素材を集めるという手段が使える武器種がほとんどだが、
      この武器は双剣自体の要求スキルや定番の火力スキルに加え、
      斬れ味や会心率のフォローまでも必要となる為、
      事実上EXドラゴン装備とのセット運用が大前提と言える。
  • とは言え、
    好きなスキルを積み放題でスタミナ・斬れ味問題から解放されるEXドラゴン装備が使えるメリットは大きく、
    その快適性を手放せないというハンターも多い。
    どちらかと言うと双剣でEXドラゴンを着るならこの装備(クラスの超性能)が欲しいと言った方が近い。

関連武器

双龍刃【飛天】

  • 同じブラックツインダガーから派生する武器で、祖龍と黒龍のハイブリッド武器。
    龍と雷の双属性になっているが、黒龍双刃よりさらに生産難易度が高い。
    ついでに逸話も同等以上に危険で、不幸な死に至らなかった使い手がいないと言い切られてしまった。
    詳細はリンク先にて。

双龍刃【紅空闇夜】

  • MH4でミラボレアスが久々に登場したが、黒龍双刃は復活しなかった。
    その代わり、新たにミラバルカンの素材を用いた双龍刃【紅空闇夜】が登場している。

関連項目

モンスター/黒龍 ミラボレアス
武器/ミラ系武器
武器/極・闇黒邪龍双剣
武器/双龍神【黒天白夜】
武器/双龍刃【紅空闇夜】
武器/双龍剣 - 黒龍素材と老山龍素材のハイブリッド双剣。


*1 双龍剣【太極】が見切り+3・斬れ味レベル+1・業物、黒龍双刃【二天】が属性攻撃強化・斬れ味レベル+1・業物と仮定した場合。