登場人物/伝説のガンナー

Last-modified: 2024-03-19 (火) 09:14:39

無印、MHG、MH2、MHX、MHXXに登場するココット村の住人
MHPとMHX(X)を除いて、いつも村長の家の隣にある木の根本に座っている。

目次

概要

  • かつて巨大なボウガンを軽々と操って、各地の飛竜を次々に狩っていったハンター。
    人は彼を『伝説のガンナー』と呼び讃え、その名声はかのココットの英雄に次ぐほどに高かったという。
  • しかしある時、とある飛竜との戦いで足を負傷。
    一命こそ取り留めたものの、ハンター生命を断たれてしまい、
    その後はココット村の奥、村長の家の隣にある木の根本に座り込み続ける日々を送っていた。
    そんな彼の心境は、ある新米ハンターが因縁の白一角竜を討ち倒したことにより、大きく変化することになる。
  • 現在は趣味の範囲で狩猟をこなしているに過ぎない(本人談)というが、
    流石に「伝説」と呼ばれただけあって、その称号に相応しい豊富な経験の持ち主。
    登場作品を通して、プレイヤーに的確なアドバイスやコツを与えてくれる存在である。
    火山で大きな岩の塊を見かけると、まず通常弾を一発ぶち込んで動かないか確認するやつは、
    昔から狩りをやってるベテランだ」といったセリフからは、彼が積んできたキャリアが垣間見える。
    • なお、ココット村の村人によれば「今もココット村でハンターとして活躍してくれている」らしい。
      趣味の範疇とはいっても、簡単な採集クエストや小型モンスターの討伐と言った、
      村に舞い込むある程度の依頼などは適宜こなしているのだろう。
      ココット村は頻繁にランポスの襲撃などに悩まされる過酷な土地であるため、
      一線を退いたと言えども経験豊富な彼の存在に助けられている人は多いと思われる。
  • ミナガルデの市場の東側を行ったり来たりしている街人とは縁が深い。
    この人物は、どういうわけか筋金入りのハンター嫌い。というのも彼は伝説のガンナーの弟なのである。
    ずっと昔、伝説のガンナーは弟を捨て、市場のゴンドラからハンターとして旅に出たという。
    そんなわけで彼はハンターという職業そのものに対して不信感を持っている。
    しかし、兄の面影を求めて毎日ゴンドラ付近をうろつき、兄が帰って来るのを待ち続けている。
    • やはり弟だからか、兄がどうなったのかについて
      「多分もう生きてはいないだろうね。もし生きていたとしても、どうせ小さな村の木の下か何かで、
      世捨て人でも気取っているに違いないさ。」と推察しており、まさにその通りとなっている。

MH~MH2

  • プレイヤーがココット村に訪れた当初は特に何の目的も無くうなだれる様に座っており、
    ハンター生命を閉ざされたショックにより荒んでいたのか、最初の頃はかなり投げやりな性格だった。
    それでも「もう俺には関係ない話だがな」と言いながらも、プレイヤーに一応ながら助言していた。
    後のツンデレハンターハッハッハッハー!の人に相当する人物だと言えよう。
  • その後は新米から徐々に進歩し、一流ハンターになっていくプレイヤーに感化されたのか、
    後継作であるMH2(dos)では訪れるハンターに積極的にアドバイスを送って過ごしている。
  • MHP以降は現役復帰したらしく、「狩りに生きる」にガンナーの心得を寄稿している。
    • この原稿では文体と普段の口調がかけ離れており、ボウガンの知識が丁寧に分かりやすく綴られている。
      また、現役復帰に対する謝辞も述べられており、文章力という意外なスキルも高いようだ。

MHP3

  • MHP3の祭りムービーでは、彼らしき人物が射的の的を次々撃ち落とす姿を見られる。

MHX

  • MHXではココット村が復活し、彼の姿を久々に見ることが出来るようになった。
    龍歴院の要請で村を訪れた主人公には、狩人の先達としていろいろと助言をしてくれる。
    肩書が「休息中のハンター」になっており、無事ハンター業に復帰した様子がうかがえる。
    今も完全復帰に向けてトレーニング中だといい、本調子を取り戻すのはまだまだ先のようだ。
    • 狩人の立場からココット村の人々に対しても身を守るためのアドバイスを行なっているようで、
      いざという時は爆薬と大タルを調合すれば強力な爆弾が作れる、といった知識を村人に伝授している。
  • 無印から数年が経ったと思われる現在でもココット村の住人たちからは憧れと羨望の眼差しを向けられており、
    特に「おしゃべりな村人」は彼に対する賛辞を惜しまない。
    ココット村付近にライゼクスが現れた際も、
    対抗できるハンターとして真っ先に「伝説のガンナー」の名を挙げていた。
  • 集会所★5クエスト「毒、麻痺、混乱にご用心!」をクリアすると実力を認められ、
    彼が編み出したライトボウガンの狩技「全弾装填III」と、
    その技術を応用したチャージアックスの狩技「オーバーリミットIII」を伝授してくれる。
    • 今作で実装された狩技は「ハンター達が独自に編み出した物をギルドが広めている」という設定であるが、
      彼が編み出した全弾装填は少しアレンジされてIとIIが初、中級者ハンター向けに広められ、
      それを伝説のガンナーが更にアレンジした物がIIIであるという。
      また、オーバーリミットはこの全弾装填に着想を得たとある人物が編み出したもののようである。
    • 伝授してくれる際の思い出話によれば、全弾装填を編み出したのは現役時代であるらしい。
      この全弾装填の存在も彼を伝説たらしめていた要因の一つであったが、
      全弾装填の技を過信した結果、かのモノブロス亜種との闘いにおいて大怪我をし、
      これが引退に繋がってしまったのだという。
      ……まあ、無印以前の時代にMHX並みの動きができたら誰だって浮かれたくもなるだろう。
      というか、あの時代において全弾装填を可能としていたという事実そのものが紛うことなき「伝説」である。
    台詞から分かる通り、彼が全弾装填を現役時代に編み出したのは、時系列としては無印MH以前の話である。
    一見すると速射の無かった時代に速射に関わりのある技術を生み出してしまったようにも思えるが、
    前述の通り全弾装填IIIは彼がIとIIに再アレンジを施したものとされており、
    オリジナルの全弾装填とはまた違ったものである。よって、特に矛盾は無い。
    むしろ4G以前のリミッター解除によるフルリロードは、彼の技術と
    独自カスタマイズのボウガンによって「狩技として」可能だった全弾装填を
    「ボウガンの機構のみで再現」した弊害により速射との両立が不可能だったとも取れる。
    • また、今作で登場した「ブシドースタイル」のジャスト回避からのリロードテクニックにも言及しており、
      「リロードの仕方について色々試していたらセオリーに反すると先輩に怒られた」という
      思い出話を語ってくれる。
    • また同じくボウガン系統の狩技である「バレットゲイザー」や「スーパーノヴァ」に関しては、
      「オレには思い付きもしない」「まだまだ奥が深い」と感嘆しており、
      燻りつつもその心意気までは失ってはいない。

MHXX

  • MHXでの活躍に加え、ココット村の若者たちがクルプティオス湿地帯にて謎の彗星に襲われた際に、
    暴れまわるバルファルクを引き付けて村人を守り、主人公が駆けつけるまでの時間を稼いでいる。
    幸いにして村の若者は全員がかすり傷程度の傷で済み、無事にココット村に帰還した。
    • それにしても、かつてハンター稼業を退くほどの古傷を負った身でありながら
      強大にして無比の存在たる古龍種を相手に時間稼ぎをやってのけるとは、
      腐っても鯛というべきか、一線を退いてなお相当な手練れであることが窺い知れる。
    また、この一件からバルファルクについては思うところがあったらしく、
    龍歴院のハンターが正式にバルファルクの討伐を成し遂げてからは狩魂に火が付き、
    「ケガに邪魔されて本調子には遠いが、あきらめるつもりはない」
    《伝説のガンナー》は、必ず戻ってくる」と述べ、ハンター稼業への想いを新たにしていた。
  • MHP3に引き続き、エンディングムービーにもきっちりと出演している。
    ムービーでは元気に踊っていることから、脚の傷もある程度は回復したようである。
  • 「全弾装填III」と「オーバーリミットIII」を教えた後も狩技開発に勤しんでいた*1ものの、
    頭の中で考えているだけでは閃かないと、龍歴院のハンターにザボアザギルの狩猟を依頼する。
    結果としてザボアザギルの溜め動作とチャージショットIと身躱し射法Iの動きを組み合わせることで
    「チャージショットII」と「身躱し射法II」開発に成功、伝授してくれる。
    • まだ本調子ではないにもかかわらず、教官の教えた狩技にアレンジを加え、
      (直接見聞きした訳ではなく、龍歴院のハンターの"報告を"見ただけで)
      より実戦的な技へと昇華させるとは凄まじいセンスの持ち主と言える。
      現役ハンター顔負けの向上心・探求心には頭が下がるばかりである。
      彼の伝説はまだまだ終わりそうにない。

余談

  • 増弾のピアスの説明文には「伝説のガンナーと呼ばれた男がつけた耳飾り」とある。恐らくは彼の事だろう。
  • MHシリーズでは
    「モンスターによる怪我が原因で引退した元ハンター」というポジションの人物がよく登場するが、
    彼はその始祖とでも言うべき存在である。
    なお、後発作品における同じポジションの人物と引退した原因のモンスターを挙げると、 が該当する。
    • いずれも先輩として、主人公に対して役立つ知識を教えてくれたり、
      ストーリー上での存在感が大きく何かと目立ったりするため、
      プレイヤーからは高評価されやすい人物である。

関連項目

世界観/ココット村
モンスター/モノブロス亜種 - モノブロス亜種と交戦した際に負った傷が引退の原因である。
アクション/狩技 - 現役時代にライトボウガンの狩技の1つ「全弾装填」を編み出した。
登場人物/物知りなハンター - MHP3の「狩りに生きる」では彼がガンナー関係を執筆している。


*1 MHXの時点で新狩技に挑戦していることは明言している
*2 頭部に傷を持った個体。ストーリーで撃退する段階では錆びたクシャルダオラへと変貌している