弓に装填できるビンの一つ。MHP2Gから登場。
キレアジから採れる特殊な体液を詰めたビン。最大所持数は20個。
目次
概要
MHP2G~MHXX
- キレアジの体液に含まれる成分により、矢の鋭さを高める効果を持つビン。
キレアジの体液には粘性があまりないため、少し距離が離れている相手を狙っても
発射の勢いで体液が吹き飛んでしまい効果が無くなってしまう。
- これを装填した弓から放たれる矢は、至近距離から当ててもクリティカルヒットとなる。
クリティカル距離が遠い貫通矢だと特に恩恵が大きい。
ただし強撃ビンとの併用はできないので、
強撃ビンをセットした状態で実際の適正距離から射撃を仕掛ける方が攻撃力は高い。
それどころか、クリティカル距離の手前で当てても強撃ビンの場合と威力は同じ。
基本的には強撃ビンの予備として持ち込むべきアイテムである。
- 拡散矢の場合は、矢が殆ど拡散してない状態でも全ての矢をクリティカル扱いにできるので、
ジンオウガやナルガクルガのように、弱点部位が小さかったり狭かったりで、
クリティカル距離ではまず一本しか矢を当てられないような相手に対して、
弱点へのクリティカル集中攻撃が可能となる等、これまた利用価値が高い。
- 近接攻撃(矢切り)の際に斬れ味の補正を白ゲージ相当にまで高める効果も持つ(通常は黄色ゲージ相当)。
このため、接撃ビンを装填した場合の矢切りは余程硬い部位でない限り弾かれない。
小型モンスターの掃討には意外と便利。
また、その気になれば大型モンスターの尻尾の切断も狙っていける。
しかしガンナーとしての防御力や矢切り自体のスキの大きさには変化がないので無理は禁物。
更に、ダメージ自体は強撃ビンをセットしていたほうが高くなることも忘れないように。
- 一部の弓は「○ビン強化」という特殊なステータスを持っているが、
MH4Gからはこの特性に新たに「接撃ビン強化」という種類が加わった。
この効果を持つ弓は、接撃ビン使用時に強撃ビンの「ダメージ1.5倍」という効果が上乗せされる。
つまり、強撃ビンを更に追加で20本(調合分含めれば40本)持ち込むことができるというわけである。
ついでに言うと接撃ビンの本来の効果もそのまま発揮されているため、
接撃ビン分の射撃に関してはクリティカル距離をそこまで考えなくてもよい点も忘れてはならない。
MHXX以前でこのステータスをデフォルトで持つのはセルレギオス素材製の弓のみだが、
非常に強力なステータスであると言えよう。- ただし、接撃ビン強化が強いとされるのは、
「強撃ビンに加えて接撃ビンが使える」という前提が必須であるということに注意。
これが強撃ビン装着不可で接撃ビン強化が付いている、
つまり「強撃ビンの代わりに接撃ビンを使う運用をする」武器だった場合、
元から強撃ビンが使える武器に比べて矢切りとクリティカル距離以外ではメリットが無く、
最大所持数が強撃ビンより少ないため間違いなく残念武器の烙印を押されていたことだろう。 - MHXXでは、新登場のスキル刃鱗磨きによって他の弓にも接撃ビン強化を付与できるようになった。
発動させれば高火力を維持しやすくなるが、当然スキル枠を圧迫する事になるため、
他のスキルも吟味した上で発動させるか否かを考えたい。
- ただし、接撃ビン強化が強いとされるのは、
MHW(:I)
- MHWorldでは弓装備時に最初から所持していてポーチの枠を取らず、数も無限になった。
そしてさらに、物理ダメージを1.2倍にする効果も追加されている。
倍率は強撃ビンより低いが、強撃ビンが切れた後の息切れをある程度抑制できる。
今回は剛射が拡散する事もあり接近する立ち回りが効果的なので今までより有効的に使える。
素で物理ダメージ強化の効果が付いたためか MHWorldで接撃ビン強化の弓は登場しない。
- ただし、射程距離が短くなる効果も追加されている。
1ステップ分くらい短くなるので中~近距離戦を強いられる。
持込無限や攻撃アップだけだと強すぎるのでデメリット部分も追加されたと思われる。
また、地味に近接攻撃への効果がなくなっている。
- この仕様上、キレアジとは何の関係もなくなってしまった。
なお、キレアジの方もアイテムポーチに入れて所持できるのは本体ではなくヒレだけとなっている。
MHR(:S)
- MHRiseでも続投。基本的な性能はMHWorldの頃と同等、物理ダメージを1.2倍にして所持数も無限である。
MHWorldからの変更点として近接攻撃の斬れ味の補正と「接撃ビン強化」のついた弓が復活した。- 接撃ビン装填時の近接攻撃の威力は物理ダメージ1.2倍と斬れ味補正1.32倍を合わせて1.584倍となり、
強撃ビン装填時よりも火力が出るようになった。 - 接撃ビン強化の性能だが、斬れ味補正のみを1.32倍から1.39倍にするというものに変更されている。
実質的には近接攻撃のダメージが約1.05倍になるだけの効果となっている。
さすがに所持数が無限になり、素で物理ダメージ強化のついた接撃ビンに
強撃ビンの効果をつけるのはまずいと判断されたのだろうか。
- 接撃ビン装填時の近接攻撃の威力は物理ダメージ1.2倍と斬れ味補正1.32倍を合わせて1.584倍となり、
- MHRiseではチャージステップとの入れ替え技で身躱し矢斬りという技が使えるようになっている。
詳しい仕様についてはこちらを見てもらうとして、
端的に説明すると近接攻撃を繰り出しながら回避ができるというものである。
また、MHWorldの時に廃止されていた矢タイプの概念がMHRiseでは復活しており、
元々剣士並の間合いで立ち回る必要があった拡散タイプの弓に前述の身躱し矢斬りと合わせて、
弓でモンスターに張り付くというプレイスタイルが確立されている。
ガンナーの耐久力で近接戦闘を行うには相当な練習が必要になるが、
極めると通常の立ち回りと比べ手数が近接攻撃1回分増えるためDPSが上がり、
近接攻撃は切断属性のため尻尾切りも現実的になる。
そのようなプレイスタイルの場合はモンスターに近接攻撃を行う機会が多々あり、
接撃ビン強化の効果を十分に活かすことができる。
- 弓の百竜武器である百竜弓には、「ビン強化【接撃】」という百竜強化で
接撃ビン強化効果を付与することができる。
しかし同時に攻撃力が5下がるため、接撃ビン強化の対象外である射撃のダメージは減少し、
肝心の近接攻撃も基礎ダメージの低下と補正値の低さから大した強化にはならない、
とんでもない百竜弱化強化となっている。
- MHR:Sでは基本的な仕様はMHRiseと変わらないが、近接攻撃のみ物理ダメージが1.25倍に強化されている。
- スキル「刃鱗磨き」が復活した。
発動中は物理ダメージ補正が1.2倍から1.3倍に強化される。元が強化された近接攻撃も1.3倍にしかならない。
- スキル「刃鱗磨き」が復活した。
余談
- スキル「弾導強化」とはちょうど逆の効果である。
こちらはクリティカルの最大距離が延びる訳では無いが、手前の至近距離がクリティカルになる。
弾導強化の方は手前の非クリティカル距離には何の影響もないが、クリティカルの最大距離が延びる。