アイテム/ビン

Last-modified: 2023-10-17 (火) 11:41:27

目次

概要

  • 専用のアイテム。空きビンと素材を調合して作り、それを弓にセットして強化する。
    空きビン以外は、ボウガンにおける弾丸と同じ扱いとなっており、
    ガンナー用ポーチが登場する作品ではそちらの方に収納できる。
    スラッシュアックスおよびチャージアックスの機能にも同名のものが存在するが、
    そちらはアイテムではなく武器に内蔵されたシステムであるので、「システム/ビン」を参照されたし。
    • 下記の箇条書きのうち
      「○○を詰めたビン」と言う表記が無い場合にはアイテムとしての空きビンは必要が無い
      条件を満たした上で、難度が高い特殊な調合を要する場合(爆撃ビン、打撃ビン)がほとんどだが
      中には空きビンも含めて調合材料を一つも使用しない場合(レンキン狩技ビン)もある。
  • セットされたビンは射る度に1本ずつ消費される。拡散矢や連射矢を放っても消費されるのは1つ
    これを不思議に思う方もいるかもしれないが、後述するMH4GのOPにて描写された形ならば不自然なことではない。
  • 忘れがちだが、近接攻撃にもビンの効果は適用される。しかも近接攻撃ではビンは減らない。
    また、毒ビンなどの状態異常系ビンの場合、近接武器と違って必ず効果を発揮する。
    しかし元々低威力で範囲も狭い近接攻撃での話であり、
    更に状態異常値の蓄積量もほとんど無意味なほど微々たる量なので、狙っていく価値はまずない。
    そもそもガンナーゆえの低防御力で近接戦をしかけること自体が危険を伴う。
    無印の毒のように、状態異常エフェクトが発生するたびに効果時間がリセットされる仕様であったのなら、
    一定の需要はあったかもしれないが。
    • なお、MHFにおける昇龍弓は実用的な性能を持つが、
      代わりにビンもきっちり消費される。
  • 状態異常系のビンやペイントビンを装填している場合、元々その弓が備えていた属性値は無効となる。
    特に属性値偏重の性能を持つ武器だと火力の大幅ダウンに繋がりかねないので、
    節約の面でも相手が状態異常に陥ったのを確認したらすぐにビンを外そう。
    また、無属性弓強化シジルも無効化されてしまう。
    とはいえ、MHFでの状態異常ビンには強撃ビンほどではないにせよ攻撃力強化効果があり、
    その上昇値はシジルによりものよりも大きいので、そこまで大きな問題ではない。
  • 毒、麻痺、睡眠はビンによって状態異常を蓄積させることが出来るからか、
    これらの状態異常属性を備えた弓は存在していない。
    ただし爆破属性だけは例外である。そのせいで爆破ビンが日陰者になってしまっている節も……
  • MHP2Gまでは状態異常系ビンを装填するとクシャルダオラ等のバリアを貫通することができたが、
    MH4からはできなくなっている*1

ビン一覧

  • バリエーションは以下の通り。どれを使えるかは弓によって異なる。

空きビン

  • まだ何も入っていないただの空きビン。これに素材を詰める。
    99個持てるため、素材があれば他のビンのスペアとして利用可能。支給品に入っていることも多い。
    また、砥石カラ骨【小】を調合する事でこの空きビンを作ることもできる。
    カラ骨【小】を砥石で削って、中に液体を入れることができる形にしているのかもしれない。
    ただし空きビン自体が砥石より安価なので、
    調合リストの穴埋めや現地調合でもない限り、自作することはなさそうである。

強撃ビン

  • 火薬草ニトロダケの成分を詰めたビン。
    MH4G以前はレベルによる区別はなく、物理ダメージが1.5倍に上昇するという効果だった。
    MHX、XXでは1.3倍のLV1、と1.5倍のLV2が存在する。
    MHWorldでは再び区別が無くなり、1.35倍に弱体化した。
    弓での戦闘では主軸となる。

属性強化ビン

  • にが虫落陽草の根の成分を詰めたビン。MHXより登場。属性値を強化する。
    LV1で1.35倍、LV2で1.5倍となる。属性弓での戦闘に使用する。
    先に出ていたスラッシュアックスやチャージアックスの方のビンのイメージで勘違いしやすいが、
    強属性ビン」ではない。
  • MHWでは削除されてしまい、MHX、XX限りの登場となった。

毒ビン

  • 毒テングダケの成分を詰めたビン。
    攻撃に毒属性を付ける。支給品にもよく入っている。
    MHFのみ物理ダメージも1.4倍に上昇する。

麻痺ビン

  • マヒダケの成分を詰めたビン。
    攻撃に麻痺属性を付ける。
    MHFのみ物理ダメージも1.4倍に上昇する。

睡眠ビン

  • ネムリ草の成分を詰めたビン。
    攻撃に睡眠属性を付ける。
    MHFのみ物理ダメージも1.4倍に上昇する。

接撃ビン

  • キレアジから採れる特殊な粘液を詰めたビン。MHP2Gより登場。
    近接攻撃の威力と斬れ味補正を高める。また至近距離でもクリティカル扱いになる。
    セルレギオスの弓を用いたり、スキル「刃鱗磨き」を発動させたりすることで、
    それに加えて強撃ビン(LV2)の効果も付属される。
  • MHWではLV1通常弾のように最初から持っていて弾数∞のビンになり、さらに攻撃力が1.2倍になる効果が追加された。
    その代わりに、矢の射程が短くなるというデメリットも追加されている*2

ペイントビン

  • ペイントの実を詰めたビン。MHP2Gより登場。
    モンスターをマーキングする。
    • ペイントボールが不要になったMHW以降では登場しない。

減気ビン

  • クタビレタケ、またはシンドイワシの成分を詰めたビン。MHP3より登場。
    攻撃に減気効果と気絶効果が付く、すなわち通常射撃が曲射と同じ効果になる。
    さらに減気ビンを装填中に曲射を撃つと減気、気絶効果が上昇する。

爆破ビン

  • バクレツアロワナの成分?を詰めたビン。MH3Gより登場。
    絶命時に爆発するという特性を活かし、爆破属性を蓄積する事ができる。
    が、蓄積値があまりよろしくなく、ビンを全て使っても1~3回程度で終わってしまうことも多い。
    初登場のMH3Gはともかく、以降の作品では爆破ダメージも大きく低下しているため、
    爆破を狙うならば爆破属性の弓を担いだほうが良いだろう。

爆撃ビン

  • 爆薬を詰めたビン。剛種武器専用。MHFに登場。
    当たると爆発し、威力固定のダメージを与える。
    名前は似ているが、爆破ビンとは似て非なるもの。性質的にはむしろ徹甲榴弾に近い。

打撃ビン

  • 進化武器専用のビン。MHFに登場。
    打撃属性になる。一応スタンも可能で、物理ダメージも1.4倍に上昇する。

レンキン狩技ビン

  • MHXXで登場したレンキンスタイルで作れる特殊なビン。
    弓装備時のみゲージ消費1で3個生成可能。
  • ヒットすると通常より多く狩技ゲージが溜まる効果を矢に付与する。
    レンキン狩技弾と同様、こちらも全ての弓で使用可能。
    また、レンキンスタイルで使用した場合は狩技ゲージ蓄積量が増え、適正距離で矢を当てると更に増加する。
    最大所持数は20個。

余談

  • ビンの効果が矢に付随されるわけだが、おそらく矢の刃の部分にビンの内容物が付着するのだろう。
    プレイ中によく観察してみると、ビンを装着するアクション時には、
    ハンターが何かを弓に叩きつけるようにセットしているらしい動きを見せる。
    また、弓のグラフィックを見ると、矢を番える部分に筒状の物が細いアームで固定されている(無い弓もあるが)。
    これが恐らく「ビン」だろう。
    • MH4GのOPムービーでは、かなり明確な場面が描写された。
      その内容は、「矢を番えて引き絞ると、設置されたビンから内容物が鏃に向けて吹き掛けられる」
      といったものである。
      おそらく、弦とビンのスプレー機能に何らかの動作構造があるのだろう。
  • 弾丸はボウガンの構造上対応していない機種に無理矢理装填するのが不可能なのはわかるが、
    なぜ「矢に塗りたくるだけ」のビンがモノによって対応していたりいなかったりするのかは謎。
    「『物理的に装填できない』のではなく、弓矢に元々備わっている属性などとの相性の関係で、
    装填『してはいけない』ビンがある」のかもしれないが、
    だとすると、弓は原始的に見えて意外と繊細な武器なのかもしれない。
  • 上記とは全く関係ないが、回復薬強走薬
    ホットドリンク等の飲用系アイテムもビンに入っている。
    当り前だが弓のビンも含め、それぞれに大きさや形に違いがある。
    特に回復薬系のビンは割れにくい様に周りを金属で補強してあるらしいが、
    それでもモンスターの咆哮で割れる事があるという。
  • 実際に、回復薬の空き瓶は、ぽかぽかアイルー村において
    博物館に飾ることが可能なレアアイテム扱いである。
    こんなものを火竜の逆鱗と同列に飾ってしまうとは、
    アイルー達の感性は、人間のそれとはかけ離れていることがうかがえる。
    カルチャーショック!
  • MH4GのOPムービーに、ビンの調合シーンが初めて登場した。気になるその方法は、
    ビンにキノコ(色からするとニトロダケ)をむしってそのまま手で潰しながら詰めて蓋をする→よく振る→完成
    以上である。おそらくだが、同じくキノコを材料とする毒ビン、麻痺ビン、減気ビンも同様と思われる。
    草や魚を使用する睡眠ビンと爆破ビンについては気になるところだが、
    調合成功率が同じなので、作り方は同じなのかもしれない。
    • それにしても、なんでこんな簡単な作業で1割も失敗するのか疑問である。
      ビンの振り方にコツが要るのだろうか。作ってた当人は完全によそ見してたけど
      それともフタを押さえないで振って中身バラまいたとかそんな感じなんだろうか。
      それはそれでハンター自身が状態異常にならないのが不思議だが。
    • なお、ビンでは無くタルを振るレンキン狩技ビンの調合成功率は(中断妨害されなければ)100%である。
      また、レンキンフェールによる調合増殖も成功率は100%だが作成数にはバラ付きの幅がある。
  • シリーズ通して「ビン」とカタカナで表記するのが正しいのだが、
    スキル系統名としては「~瓶追加」という漢字表記となっている。
    多くの作品ではスキル系統名は5文字以内なので、「麻痺ビン追加」だと字余りになるためだろう。
    毒ビンだけは5文字で収まるが、統一性を持たせるためかこれも漢字表記である。
  • 英語版では弓のビンに当たる語はCoating(上塗り剤)で統一されている。空きビンはempty phial(空の薬瓶)。
    使用者の視点としては容器であるビンより中身の薬剤の方が重要なので当然だろう。
    なおスラッシュアックスやチャージアックスのビンはPhial(薬瓶)なので日本語とほぼ同じ。

関連項目

システム/ビン - こちらはアックス系統に機能として付属しているビン。
アイテム/ビンの王冠 - MHSTで登場した収集アイテム。同作ではビンそのものは未登場。


*1 MHP3(もっと言えばシステム面でのベースであるMH3)からの仕様である可能性もあるが、そのものが無かったり、該当の効果を持つバリアを纏うモンスターがいないため検証はできない
*2 適正距離が短くなる他、放った矢そのものが消滅してしまう距離も短くなる、そのため照準にも矢の到達可能距離が反映されて適正外、射程外表示になる距離が短くなる