MHFにて利用可能なマイシリーズの一つ。
目次
概要
- HR5(旧体系HR100)で解禁されるマイシリーズ。
屋外にあったマイガーデン、マイトレ、マイホルクなどと異なり、
こちらは建物内にある施設となっている。
神殿のような堂々とした造りで、入口からの通路の右側には正規アイテムボックス、
その先は若干の階段が設けられ、祭壇にはツリーのような装飾、
その両サイドには巨大な円盤形の石板が備え付けてある。
さらに、向かって右側の石板の手前には男性教官の「秘伝教官S」、
向かって左側の石板の手前には女性教官の「秘伝教官R」が立つ。
それまでのマイシリーズとは一味も二味も違う雰囲気が印象的。- 実装されたのは2012年のフォワード.4。当初はHR500より使用可能な施設だった。
- 祭壇の周囲にはマネキンが飾られているが、
これはいったい何なのかというと、秘伝防具を着せる専用の人形である。
初めはただ台が設置してあるだけだが、
対応する武器種の秘伝書を取得すると、吊り下げられた旗に武器種のアイコンが描かれ、
その前にマネキンが出現、さらにマネキンがライトアップされる。
この後、その武器種の秘伝防具を生産すると、
自動的に人形に秘伝防具が着せられる仕組みとなっている。
防具として生産したのが純白でも真紅でも、
そしてG級秘伝防具の4種類に派生させたとしても、
マネキンに着せられるものは強制的に純白の秘伝防具となる。
全ての秘伝防具を着せても直接何かが発生する訳ではないが、
ハンターナビのやりこみ項目に「マネキンに12武器種分*1の秘伝防具を着せる」ミッションがある。
報酬は秘伝食材を各50個ずつという比較的些細なものだが、余裕があれば達成しておくといいだろう。- 秘伝防具が一式揃っていると、きらきらと輝く仕掛けが施されている。
もともとは最上位の秘伝スキル(剣聖、双龍など)を発動できる状態、
つまり全部位がFX以上の強化段階だと輝く仕組みであったのだが、
時期不明ながら今では一式揃えるだけでも輝くようになった。 - なお、MHF-G5より実装された秘伝防具EXには対応していない。
そのためもし飾りとして用意したいのであれば、従来の秘伝防具を作成する必要がある。 - 一度マネキンに秘伝防具を着せたとしても、
ボックスから秘伝防具が失われれば再び未装備状態に戻る。
特に秘伝防具の精錬でもこれは発生するため、
ハンターナビのミッションを達成しておきたい方や、
マネキンに防具を着せた状態を保っておきたい方は要注意。
まあ、秘伝防具は生産だけならばそこまで難しくはないので十分取り返しはつくが。
- 秘伝防具が一式揃っていると、きらきらと輝く仕掛けが施されている。
ミッション
- "ミッション"の名の通り、特別な任務をここで受注可能。
ミッションには大きく大別して2種類がある。
一つ目は複数の章から構成される「ミッションS」や「ミッションR」。
二つ目は秘伝書に特殊な効果を付与させていく「秘伝書育成ミッション」。
現在、MHF界隈で"マイミッション"と呼んだ場合、ほとんどは後者を指す。
また、後者についてはマイミッションの機能というよりは、
HR6で解禁される秘伝書関連システムの一つという位置付けである。
理由は下記参照。
ミッションS/R
- 簡単に説明すると、お話を一つずつ進めていくミッション。
シナリオ式や、オススメ式など複数種類あるが、進め方は同じである。
提示されるモンスターの傾向は、ミッションSとミッションRで差別化がされている。
クリアしていくと石板にパネルが埋め込まれていき、
合計10クエストとなる1章分をクリアすると、ツリーにぶら下げられたメダルの色がグレードアップする。
- ミッションS/Rはいずれかの秘伝教官から受注し、
指定されたモンスターを目標数討伐してここへ帰還することで達成となる。
ミッション中にログアウトすると、当然だが狩猟したモンスターの数はリセットされてしまう。
また、ミッション受注中は武具工房含めマイミッション以外の施設に立ち入れなくなるほか、
ミッションを受注した時点の装備で強制固定され、装備の変更はできない。
武具の吟味は必ずミッション受注前に済ませておくこと。
- なおこのミッションS/Rには、重大な注意点がある。
苦労して全80話(10話×4章×2人)をクリアしても、報酬はミッション達成証30枚だけ。
後述の秘伝書育成ミッションを数回分免除する効果しかない。
しかもこの特典はG級昇級後でないと得ることができない。
ミッションの仕組み自体も少々面倒なものがあり、2016年現在ではやる意味は殆どないものとなっている。- なおハンターナビを通じて報酬が出るようになったのはGGのアップデート以降であり、
それまでは石板が豪華になろうがメダルの色が変化しようが、何も起こらない要素だった。
これについては元々意味があったが、「作業性を増長する」という批判があって取りやめたのではないか、
とする噂が実しやかに囁かれている。
- なおハンターナビを通じて報酬が出るようになったのはGGのアップデート以降であり、
- ミッション自体をクリアする意味はあまり無いとは言え、
後述するラスタとしての秘伝教官を同行させるためにミッションを受けるというのも一つの手。
ミッションを受けた場合、契約したラスタの次の同行優先順位にて秘伝教官が同行することになる。
状況次第では並のラスタよりも役に立つ場合があるが、
HR6クエストに対応していないなどこちらもこちらで厄介な点がある。
- 現在では以下で述べる秘伝書育成ミッションが常時受注されている状態となったため、
上記のミッションを受ける以外ではマイミッションの施設内に入る理由は無くなっている。
なお、通常ミッションと秘伝書育成進行を同時に進めることも可能になった。
秘伝教官
- ミッション遂行時、オプションでラスタをONにしている、
かつラスタが参加した上で残りメンバー枠が空いている場合に同行するNPCハンター。
硬い表現をしたが、端的に言って「ラスタの次に優先的に参加する存在」である。
- 秘伝教官Sでミッションを受注した場合は秘伝教官Sが、
秘伝教官Rでミッションを受注した場合は秘伝教官Rがクエストへ同行する。
男女で特にステータスに違いはないが、フォスタ系列であるため、
吹き出しで話す内容にはそれぞれ違いがある。
- クロオビソード型の専用片手剣を装備しており、無属性。
大型モンスターに対抗するとなると攻撃力は心もとないが、
彼らのAIは比較的高性能に構成されており、非常にアグレッシブな動きを見せる。
積極的にモンスターに斬りかかるだけでなく、
どんな即死級ダメージを受けようが絶対に狩場から離脱しない。
囮として活用すると、異常なほどの活躍っぷりを見せる。
なるほど、自分がモンスターを狩猟してしまっては意味がない、
しかしプレイヤーはしっかりサポートする。さすがは"教官"といったところか。
- しかし、当初は通常のラスタを上書きしてクエストについてくる仕様であり、
ラスタの装備が充実するようになった現在では邪魔者扱いされることが多かった。
MHF-G5.1アップデートにて仕様が現在のものに変更され、ラスタとの共存が可能になった。
- 秘伝教官は男女双方とも専用のボイスがあてられている。
教官という特別な存在だからか、地味なところで豪華な扱いを受けている。
- ちなみにHR5というランクを考慮しても、秘伝教官の発言は妙に初心者に向けた印象が強い。
やはり教官にとってハンターはいつまでも新米、ということなのだろうか。
なお当初はマイミッションを受注可能なのは熟練ハンターに限定されていたため、
違和感を覚えたり、神経を逆撫でされると忌避する人もいたようだ。
- なお秘伝書育成ミッションのリファインに伴い、秘伝書育成ミッションでは教官は付いてこなくなった。
教官に会いたければミッションR/Sを受注しよう。
秘伝書育成ミッション
- マイミッションの主な需要で、HR6で解禁される。
SRシステムが存在していたMHF-G9.1以前はSR500から利用可能なコンテンツだった。
- 実装当初はマイミッションにおける本命のようなコンテンツであり、
ミッションS/R同様、マイミッションの秘伝教官Sから受注する
(ログアウトで狩猟数がリセットされたり、ミッション受注後の装備変更不可なども同じ)ものだったが、
G7以降は、マイミッションに入らなくても常時受注されている状態となった。
秘伝教官Sからは受注することができなくなり、この関係上秘伝書育成ミッションに教官は付いてこなくなった。
- 概念としてはミッションS/Rと同じで、
「秘伝書ステータス」内に記載されているモンスターを指定された数だけ狩猟することで、
自動的にクリアとなり次のお題が提示されるようになっている。
現在のターゲット、及び達成状況はステータス画面から常時確認できるようになっている。
カウントはクエストごとに行われるので、途中でログアウトしてもそれまでに討伐した分は記録されている。
- ターゲットとなるモンスターは最初はHR1~、つまりどのランクでもOKなのだが、
暫く進めるとHR3(上位)、HR5(凄腕)と最低狩猟ランクが上がっていく。
具体的には、第21弾からHR3、第91弾からHR5(剛種など)となる。
また、中にはハードコアモード限定の段階もある。
モンスターの狩猟数については、現在では1~2頭でいいのだが、
G10.1のリファイン以前は、イャンクック5頭や、フルフル4頭、デュラガウア4頭など、
かなりの数を討伐しなければならないミッションもあった。- ちなみにHR1~指定のモンスターをHR3クエストで消化したり、
HR5~指定のモンスターをG級クエストで消化したりすることも可能。
ただしハードコアモード指定のHR3~ドドブランゴを、
ノーマルモードしかないG級のドドブランゴで消化したりすることはできない。
この辺りは「嵐ノ型」の解放試練とほぼ同じである。
なおHR5~のテオ・テスカトル、ドラギュロス、オディバトラスは覇種でも達成可能。
ただし同じHR条件を満たす剛種でもこなせるので、敢えて覇種クエストを受注する必要は無い。 - また、ミッション達成の条件は受注者さえ満たしていれば良く、
ランクを問わず他のハンターや、サポート狩人が参加してもクリア可能。
- ちなみにHR1~指定のモンスターをHR3クエストで消化したり、
- HR5からG級昇級前までは170弾までミッションを進めることが理論上は可能。
G9.1以前はSRによる上限が存在していたがHRシステムの刷新に伴い、撤廃されている。
ただし後述するが、昇級前にそこまでやっておく必要は無い。
G級昇級後はG級クエストを対象に更に段階を進めることができ、MHF-G10現在ミッションは全250弾ある。
- この「秘伝書育成ミッション」を達成していくと、秘伝書装備時のステータスにボーナスが得られる。
ボーナスは一回一回ごとに決められた種類のLVが1上昇する。
現在は主に以下の4種類。- 攻撃力上限解放…武器倍率の最大値を"LV×40"の値だけ引き延ばす*2
- 被ダメージ軽減…モンスターの攻撃で受けるダメージ量を(LV÷2)%軽減する
- 我慢力…受けたダメージに対する赤ゲージ量の割合がLV分増加する
- 復帰力…麻痺や睡眠など、拘束系状態異常の時間を(1.5×LV)フレーム短縮する
我慢力は最終的な回復力の増強、復帰力は追撃の回避を助長する効果である。
- G10現在、秘伝書育成ミッションをやる最大の理由はこの「攻撃力上限解放」効果にある。
現在のMHFではG級昇級以降、武器倍率がシステム上限の800に容易に到達でき、
プレイスタイルやスキルによってはこの上限を大幅に超過する攻撃力が発現可能となる。
ところが秘伝書育成ミッションをやっていないと、
武器倍率800を超えた分は切り捨てられ無駄になってしまう(通称カンスト)。
この上限を800から引き上げ、
G級の装備革新に応じた高い攻撃力を引き出させるのが秘伝書育成ミッションの主な役割という訳である。
なお一応非G級でも武器倍率上限限界に達する可能性はあるが、条件は限定される(後述)- MHF-G10.1より、武器倍率が「カンスト」している場合は、
ステータス上の攻撃力が赤色で表示されるようになった。
攻撃力がどう伸びるかは武器種によっても違うので、
自分の使う武器種で赤色にならないところまで秘伝書育成ミッションを進めるのが一つの目安となるだろう。
特に太刀、双剣、穿龍棍など、アクションなどで攻撃力が上がる武器種や、
火事場+2、闘覇、巧撃、猛進のように、
クエスト内補正で攻撃力が大きく上昇する要素を用いる場合は、
ロビー内でカンストしていなくてもクエスト中にカンストしている場合がある。
可能であればそのような最大まで攻撃力が上がりきった状態でステータス画面をチェックするとよい。 - ちなみに、過去には被ダメージ軽減なども注目されていた。
もちろんミッションを進めれば進めるだけ秘伝書は強化されていくし、どの効果もマイナスに作用することは決して無いので
「250弾までコツコツ進めよう」と挑戦するのも良い。
- MHF-G10.1より、武器倍率が「カンスト」している場合は、
- なお現在のHR帯では、一般的なプレイスタイルの場合、武器倍率800に到達することはまずない。
HR6まで到達するとG級がすぐそこに控えていることや、
HR6/7クエストにおいて秘伝書育成ミッションが果たせる役割は大きくなく、
G級昇級後に進めても別に遅くはない(むしろ強力な装備を使える分、効率は上がる)ため。
非G級で秘伝書育成ミッションを進める必要性及びメリットは基本的にはない。
素材集めや体験がてらやる程度でいいだろう。
ちなみにHR1~のミッションは全20個あり、全てクリアすると武器倍率上限は1280になる。
G級でも当面の間はカンストしないので、一定の目標を付けたいのであればまずはこれを目指すとよい。- 現在の、と前置きしたのは、
2015年以前のMHFにおいては武器倍率を1.2~1.4倍に増幅する秘伝防具を、
非G級で作成する事が現実的にありえたため。
また、火事場+2と狩猟笛の旋律を重複させることが前提の戦術も数多く存在したため、
ヘビィボウガンでは秘伝防具なしでも、それによってカンストする可能性は存在した。
現在では非G級で秘伝防具を作成する意味も利点も完全に失われており、
火事場+2前提の狩猟も非G級では全く行われなくなった。
もちろん自発的にそれらの要素を用意するなら話は別だが、
通常のプレイスタイルでは考慮する必要はそれほどない。
- 現在の、と前置きしたのは、
- これに関して、たまに勘違いをする人がいるが、
ハンター自体を強化するコンテンツではなく、秘伝書を強化するコンテンツである。
そのため、秘伝書が有効な状況でなければ効果を発揮せず、
たとえ特定の武器種のステータスボーナスが限界まで解放されていたとしても、
それ以外の全く進めていない武器種でクエストに向かえばボーナスなど無いも同じ。
秘伝書を外した状態や、ラスタにはこのボーナスが一切反映されない。
また、これもたまに誤解がある部分であるが、
秘伝書育成ミッションを進めることと「火力を上げる」ことは同義ではない。
歴史を紐解くとそういう設定や風潮が存在したのは紛れも無い事実であるが、
少なくともMHF-G10現在においては、
折角上げた火力を無駄にしないよう調整するのが秘伝書育成ミッションの役割で、
秘伝書育成ミッションをどれだけ進めても、ハンター自身の装備を改革したり、
G級秘伝書を強化しなければ火力は上がらない。- なお、ゲームバランス的な都合上、
本当に平等でなければならない公式狩猟大会では例外なく無効化される。
そのため、最近の公式狩猟大会ではスキル選択と武器次第では武器倍率カンストが起こることも多い。
- なお、ゲームバランス的な都合上、
- 秘伝書育成ミッション250弾クリアは武器倍率上限8000と同義になるのだが、
いくらインフレの進んだMHFとは言え、武器倍率8000に到達する状況は2019年現在でもかなり限られ、
辿異進化武器を使用し、剛撃、巧撃、雌伏、消費特効、猛進、獅子奮迅、辿異シジルなどの武器倍率加算要素と、
火事場、闘覇、秘伝スキル、狩猟笛の攻撃旋律など各種武器倍率乗算要素を用いることで初めて到達できる。
この様な極めて極端な例を除けば、170弾*3辺りまで進めておけば殆どカンストは起こらない。- かつてはハンターナビの「やりこみ」に、全11武器種のミッションを170弾までクリア、というものがあった。
これは、このナビが追加された当時は170弾までしかなかったためであり、
「11武器種」となっているのは穿龍棍とスラッシュアックスFも未実装であったが故である。
秘伝育成ミッション統合後の現在では単に170弾まで進めるだけでよいので、
当ナビの達成難易度は劇的に緩和された(それでもゼロから始めるとかなりの労力を要するが)。
- かつてはハンターナビの「やりこみ」に、全11武器種のミッションを170弾までクリア、というものがあった。
- 秘伝書育成ミッションをどこまで進めればカンストが発生しなくなるのかは、
武器種やハンターの装備によって異なる。
とりあえずは170弾付近まで進めてあればよほどの状況でない限りカンストはしない。
- なおマイミッションの達成状況は他のプレイヤーからも見えるようになっている。
現在では極限定された状況でしか発生しないが、過去には具体的な特定段階までクリアしている
(上述した武器種や装備状況に応じたものではなく、「170弾クリア必須」のような一律設定)
ことが前提の指定募集も多く見られた。
- 上でも少し触れたが、秘伝書育成ミッションを最後の第250弾までクリアした場合、
得られるステータス効果は最高となるが、以下のようになる。- 攻撃力上限解放LV180⇒180×40=武器倍率上限7200上昇*4
- 被ダメージ軽減LV20⇒20÷2=全被ダメージ10%軽減
- 我慢力LV25⇒赤ゲージ量最大25増加
- 復帰力LV25⇒1.5×25=37.5フレーム(=1.25秒)短縮
- 秘伝書育成ミッションは原則大型モンスターの狩猟クエストクリアでのみ達成できるが、
「ミッション達成証」という、専用のチケット型アイテムを指定された数だけ提出することにより、
その段階のミッションをスキップ、クリア扱いにすることができる。
必要枚数は2~12枚で、後半になるほど要求数が増す。
また、きんぴか小判Gの使用でもスキップすることが可能。
ミッション達成証はハンターナビで入手出来るものを除けば、
基本的には「きんぴか小判Gのガチャで当てた生産券を特別調合で変換する」、
「有料コースの『秘伝書コース』を購入する」など課金する必要がある。- 「アニバーサリー2018プレミアムキット」には、このミッション達成証が1000枚も含まれている。
この1000枚は破格の量と言え、これらを用いるだけで大半の育成ミッションをスキップできる。 - ちなみに121弾からはミッション達成証の要求数が基本6枚と大きく増える。
156弾以降は基本8枚となる。
- 「アニバーサリー2018プレミアムキット」には、このミッション達成証が1000枚も含まれている。
- 先にも少し触れたが、かつては秘伝育成ミッションが武器種ごとに存在した。
そのため複数の武器種で攻撃力のカンストを防止するには、
「カンストしない程度のミッション数×武器種数分」をこなす必要があった。
ミッションを全て統合して欲しいという要望は当初からあったが、
ゲームコンセプト上対応できないということで見送られていた。
ただし2016年にはマイミッションの大幅リファインが予定されている、と発表され、
G10.1にて全武器種のマイミッションが統合された。詳しくは後述。
変遷
- 元々秘伝書育成ミッション(以下マイミッションと表記)の攻撃力上限解放は、
上述したようにヘビィボウガンと秘伝防具使用時の一部の武器種にのみ明確な恩恵があった。
一方、実装時には武器倍率上限解放とは別に、「攻撃力上昇」という項目が存在した
(現在のHRごとに発生する攻撃力上昇と全く同じものだが、上昇値は低い)。
その為、多くのハンターはこの「攻撃力上昇」のために進めるものとされていた。
ただし段階の割に上昇値も低く、やり込みプレイヤー向けのものであると言われていた。
- その後フォワード.5にて攻撃力上昇は秘伝書の基本ボーナスに振り変えられ、
その分攻撃力上限解放の限界値が上昇することにはなったのだが、
これは当時MMを進めていたプレイヤーから批判の声が大きかった。
というのも、当時は近接武器で武器倍率500を超える武器が今後登場するとは誰も想像すらしておらず、
ヘビィボウガンと秘伝防具の一部武器種を除けば、武器倍率上限解放のメリットが無いとされたためである。
- MHF-G2ではG級武器の上限が現在のものとなったことで、
全ての武器種において武器倍率のカンストが現実味を帯びることになった。
MHF-G1でも一部の武器種ではこの問題が発生しており、
それを防ぐという意味で「カンストNGの指定」が行われる場合もあった。
ただ、武器倍率カンストが発生しているかどうかは本人にしか分からなかった
(そもそもシステムを理解していない場合は本人ですら分からない)ため
「カンストNGの指定」が個々の知識と良心に頼らざるを得ないものであった。
この頃から「マイミッションの段階を可視化してほしい」「マイミッションをやりやすくしてほしい」
という声が少しずつ挙がるようになる。
また、この当時はG級クエストでミッションを進行させることはできなかった。
MHF-GGでマイミッションの進行をG級クエストでも行うことが可能なようにリファインされている。
- 2015/3/6に公開された動画版運営レポート特別編にて、
MHF-G7で進行過程で手間となる部分の改善と、進行具合の可視化が行われる予定であることが発表され、
公約通りアップデートにおいて前述の仕様が実装された。
それまでは各段階ごとにマイミッションに入る必要があり、
さらにクリアしても報告前にログアウトしてしまうと無効になってしまっていた。- ただ、以前はマイミッションで受注後は対象クエストのみが表示される仕様だったが、
リファイン当初は自分でクエストを探さなければいけなくなった。
こちらについては5月20日のアップデートにて「秘伝書育成クエスト」という項目が追加され、
選択することで現在のミッションに適合するクエストが自動的に絞り込まれるようになった。 - 序盤の下位~上位の進行において、2頭クエストや強個体のクエストを選ばないよう注意が必要である。
旧仕様では「受注履歴」よりも優先して対象クエストの一覧が表示される仕様だったため、
厄介なクエストが上に出てくるミッションでは何度も選び直すor一度キャンセルして履歴を選択し直す、
と言う煩雑さがあった。
- ただ、以前はマイミッションで受注後は対象クエストのみが表示される仕様だったが、
- 同じくG7のアップデートにおいて、秘伝書の解放がHR500→300に緩和されたため、
それに伴いマイミッションを利用できるのもHR300からとなった。
さらに、秘伝書を所持していないハンターがパーティに加わっても達成可能となった。
従来は秘伝書未所持のハンターが一人でも混じるとミッション達成とは見なされない仕様であり、
募集文にてHRで受けられるクエストであるにもかかわらず「SRハンターのみ」とする募集も散見された。
- G7アップデートでマイミッションが可視化されたことによって、
プレイヤーから「今後マイミッション170弾指定が常識化し、それに満たないプレイヤーが淘汰されるのでは」
という懸念が上がるようになった。
事実この頃から、天廊遠征録での地ノ型穿龍棍+秘伝スキルなどごく限定された条件下で、
「マイミッション170弾までクリアしていないとカンストする」もしくは
「170弾までクリアしていてもカンストする」という事態が確認されるようになった。
当時武器倍率上限はLv1ごとに20UPする仕様だったため、170弾でも武器倍率3000が限界だったのである。
一般のクエストでマイミッション170弾指定が常態化はしなかったものの、
上記の状況を見た一部のプレイヤーから
「マイミッションはやればやるほど火力があがる(ので、170弾クリアは当然やるべきである)」
という見識が見られるようになり、そういった正確ではない見識もあってかG7中盤以降、
通常クエストでもマイミッション170指定が見られるようになった。
- MHF-G8では従来の最高ランクの強さのG★7のモンスターを超えた難易度の遷悠種が登場。
その内ジンオウガに関しては火事場ハメによる狩猟が一時期流行り、
上記の見識、及び指定における面倒事を避ける目的でか、
マイミッション170弾クリアが参加の絶対条件、とするプレイヤーが多く現れることになった。
だがその後遷悠種の難易度設定が明瞭になったこともあってハメ狩猟は下火となり、
再び天廊遠征録の番人討伐火事場PTにて指定される程度に留まり、
170弾未達成プレイヤーを地雷視する動きや、
フォワード時代の狩人珠論争のようなスケールの大きな確執は起こらなかった。
ただ、どうあれマイミッション170弾クリアでもカンストする可能性が存在することは問題になっていた。
- MHF-G9では武器倍率上限解放のレベルごとの基礎値が2倍になるという大幅な強化が行われ、
更にそれでも足りないというケースに備えてかミッションが250弾まで解禁された*5。
前者の影響は特に大きく、MM90弾前後でもG8以前の170弾相当の武器倍率上限値が得られるようになった。
その為、MM250指定どころか170指定も再び少数となっている。
- 直接のリファインではないが、G9.1で剛種の狩猟難度が低下しており、
間接的にだが91弾以降のミッションが進めやすくなっている。
- そしてMHF-G10.1では、遂に「秘伝書育成ミッションの全武器種統合」が実施された。
統合後はプレイヤーが最も進めていた秘伝書育成ミッションの段階に合わせられる。
2016/5/25の運営レポートによると、賛否両論の声が出るのは承知の上で、
プレイヤーが複数種類の武器を使用できるように
(秘伝書育成ミッションの進行具合で使用できる武器種が縛られないように)という意図で、
リファインを実施するとの事。
またこのリファインで170弾までのモンスターの狩猟数と必要なミッション達成証の枚数の緩和もされた他、
段階はどうあれ秘伝書育成ミッションを進める重要性が波及しにくい原因の一つとなっていた、
「武器倍率のカンスト」が視覚化され分かりやすくなった。*6
- MHF-Zアップデート以降は250弾に到達している場合でもカンストする状況が確認されるようになった。
関連項目
システム/スキルランク - 秘伝書
システム/ハードコアクエスト
システム/武器倍率
システム/ダメージ計算式
システム/マイガーデン
システム/マイハウス
オトモ/ラスタ
防具/秘伝防具
登場人物/教官