瘴気の谷に存在する黄色いガス。
瘴気の谷の象徴的要素の一つとなっている。
概要
- "瘴気"の正体は開発曰く「バクテリアのような微生物」とのこと。
「瘴気の谷」のメインギミックであり、この地で活動する人間含む生物に大きな影響を及ぼす。- 瘴気は人類にとって有害であり、瘴気の濃い場所に滞在していると特殊ダメージが発生する。
瘴気の影響下にある場合、体力バーが若干黄色寄りになり持続的にスリップダメージを受ける。
被ダメージ速度は毒よりも緩やかではあるが、影響下に在る限りダメージも受け続けてしまう。
影響を受けている間はハンターも苦しいのか、時折咳き込む動作を行う。 - 瘴気が充満していない場所に逃れると、体力の自動回復が始まる。
また、火打石を調合してできる「スリンガー松明弾」を地面に射出して火を起こすと、
火が燃えている間は周囲の瘴気が晴れ、その近くにいる間はダメージを受けることが無くなる。
特殊装具の内「装衣」として扱われるものを着用すると効果中は瘴気を無効化する。
また、「スキル/瘴気環境適応」および狩猟笛の旋律「地形ダメージ無効」で無効化することも可能。
- 瘴気は人類にとって有害であり、瘴気の濃い場所に滞在していると特殊ダメージが発生する。
- 生きているモンスターに対しても瘴気は強い影響を及ぼしている。
小型モンスターのラフィノスは本来温厚でおとなしい翼竜とされているのだが、
瘴気の谷では体を蝕む瘴気の影響で体色が変わり、性格も攻撃的なものへと変じてしまっている。
また、ギルオスも瘴気によって狂暴化した個体を見掛けることがあるが、
そちらは体から靄らしきものを発し、まるで亡霊が彷徨っているようにも見える。
これらのモンスターから攻撃を受けると「瘴気侵蝕状態」に陥ることがある。
- 瘴気の谷の中層部(生態マップ2層エリア群)は瘴気の影響が非常に強く出るエリア群。
瘴気が濃いため、長時間の活動にはスリンガー松明弾の使用などの対策が必要となる。
また、モンスターも瘴気の影響を受けて狂暴化している者を多く見かける。
- "悪天候"の「酸の雨」は雨が降り注ぐ場所の瘴気を中和し、
その場所ではスリップダメージが発生しなくなる。
- 屍套龍ヴァルハザクは瘴気と共生関係にあり、自分の意志で瘴気を自在に操る能力を持っている。
驚くべき事にヴァルハザクは相手に取り込ませた瘴気を能力によって回収する事で、
その者から直接エネルギーを奪い取る事ができる。- ヴァルハザクが纏う瘴気はフィールドのものとは違いスキルや装衣でダメージを無効化出来ない。
瘴気侵蝕状態はスキルで無効化出来るが、体力には十分注意して戦うべし。
- ヴァルハザクが纏う瘴気はフィールドのものとは違いスキルや装衣でダメージを無効化出来ない。
余談
- 本来、瘴気とは『熱病を起こさせる山川の毒気・悪い空気』を意味し、
原虫や細菌、ウイルスなどといった病原体が認識できなかった時代に、
人々が疫病の原因として考え出した迷信の一つである。
下記の通り、今作に登場する瘴気は本来の意味のものとはやや異なるが、
『生物に病的な影響をもたらす』という点は共通している。
この「よく解らない悪い空気」としての"瘴気"は、どちらかと言うと霞龍の領分だろうか。
- ちなみに、瘴気の谷の奥にある腐肉の塊が青く燃えること、現実にも同じような生態を持つ微生物が居ること、
水と反応して強酸になることから、この瘴気の正体は硫化水素に近い気体ではないかと仮説を立てているファンも居る。
毒耐性スキルや解毒剤で瘴気に関連するダメージを防ぐことができないのは恐らく出血性の毒に対するアイテムでは
窒息性の毒物を防ぐことはできないということなのだろう。
逆に言えば今後のシリーズで窒息性の毒ガスを使用するモンスターが現れた場合
瘴気関連の耐性スキルに再び出番が訪れる可能性もないとは言い切れないかもしれない。
関連項目
シリーズ/モンスターハンター:ワールド
フィールド/瘴気の谷
モンスター/ヴァルハザク
世界観/微生物
フィールド/沼地 - 瘴気と呼称される気体が漂っている。ただしこちらは演出。