大剣で抜刀術【技】と抜刀術【力】の両方のスキルを発動させたスキル構成及び戦闘スタイルの事。
MH3から可能となり、MHP3以降は主要な戦法の一つとなった。
概要
- 効率を重視した場合、本当に必須なのは抜刀術【技】と集中の2つである。
これに抜刀術【力】を加えてスタンや減気を狙い、弱点に溜め3を叩き込む隙を無理矢理作るのが目的。
使う人が使えば強力な戦術であり、ハンマーがお株を奪われたと言われる原因*1でもある。
- 性質上頭が弱点のモンスターや、横殴りまで安定して入るモンスターとの相性が良い
(抜刀横殴りでスタン値は30+21=51。ハンマーだと縦振りで15+15+50=80、溜め2で40。
ハンマーには及ばないものの、横殴りまでコンスタントに入ればハンマーに近いスタン値を溜められる)。
他にもドボルベルクなどもスタン時に普段は狙えないコブを攻撃出来、
結果的に討伐時間短縮が出来る。- とはいえ、抜刀斬りをコンスタントに頭に当てるのはともかく、
横殴りまでコンスタントに行かなければスタンがオマケの領域を超えられない為、
横殴りを組み込む運用のためには練習は必須。
またどれだけ練習を積もうが、横殴りが安定して入らない敵が相手では旨みがどうしても足りない。
抜刀アーティと違い腕を磨いた上で更に相手が限定されるので、お手軽には程遠い。 - ……というのは主にMHP3での話である。
横殴りを繰り返すのは斬れ味消費が激しくなるという欠点があり、
それでゲージの色を落とすのは特に大剣にとっては看過しがたい。
では何故MHP3ではそう評価されたのかというと、
下記の通りW抜刀運用ではアルレボが強力だったからである。
白が最高の作品で素で白60であることをベースとした運用となるため、
横殴りを入れても斬れ味には微々たる影響しかない。
そのため、わざわざ斬れ味を消費してでも横殴りを入れるべきという理論が成立していた。
この点に関しては下記のMH4GとMHXXでの運用が示している。
この2作品でのW抜刀運用の場合最高の斬れ味の長さは20~30であるため、
横殴りを繰り返すと斬れ味消費が多すぎる点が浮き彫りになる。
よっぽどスタンを取りたい場合でもない限り、
抜刀攻撃→横殴りの連携に拘泥する必要は皆無と言っていいだろう。
- とはいえ、抜刀斬りをコンスタントに頭に当てるのはともかく、
- もう1つの効果である減気も重要である。
頭限定では無い安定さに加え、一部だがスタンより疲労の方が美味しい相手もいる。
- MHP3では匠のポイントを持つ防具が少なく斬れ味レベル+1と集中を
両立させることが困難であったこと、ガンキンS一式で抜刀術が双方揃うこと、
素で斬れ味白を持つ非常に優秀な大剣が存在したことから大剣使いのテンプレの一つとされていた。 - MH3Gでは抜刀術【力】より優先すべきスキルが増えた為、
ただでさえ横殴りの命中率という不安定さを抱えるこのスキルは外される事が非常に多い。 - そんな経緯があってか、MH4にて抜刀術【力】に攻撃力上昇という効果が追加され強化された。
ちなみに抜刀攻撃限定ではなく、素の攻撃力上昇である。
その武器倍率は…たったの+5。雀の涙程の強化であった(この倍率は攻撃力UP【小】のたった半分である)。
相変わらずスタンの方は不安定であり、やはり優先度は低いとしか…。 - しかし続編であるMH4Gでは、テオ・テスカトルのG級装備であるカイザーXに
匠と居合術【力】(抜刀術【力】+納刀術の複合スキル)のSPが付与されている。
匠と納刀に加え、抜刀術【力】まで付く状態に大剣使い達が目を付け、
遂にW抜刀術がG級大剣テンプレ装備入りを果たした。
これにより、腕さえあれば頭を常時狙える相手に限り
スキル枠を余分に消費せずスタンを取れる様になった為、更なる火力向上が可能になった。
今作で登場したビーストオトモと共に、相手のスタミナを根こそぎ奪うのもアリか。- 大剣の他にテンプレ流用をするならチャージアックスが視野に入る。
4Gで追加された属性強化状態だと斧攻撃のモーション値(1挙動ごとの攻撃力)が1.2倍になるため、
W抜刀術のチャージアックスは意外と侮れない性能を発揮する
(大剣抜刀攻撃のモーション値が48に対しチャージアックス抜刀斧攻撃は47、属性強化で56)。
- 大剣の他にテンプレ流用をするならチャージアックスが視野に入る。
- MHXXではブラックX一式で抜刀術【技】と居合術【力】が同時に発動する。
ブラックX一式ではこの他に集中も発動するなど大剣にとって必須級のスキルが揃っており、
やはりこちらもテンプレ装備として知られている。