MHFシーズン3.5で登場したヘビィボウガン。
当記事ではG級武器「コンヘラル=ダオラ」についても記す。
目次
アルギュ=ダオラSP
概要
- その名の通り、デルフ=ダオラ系列のSP武器版である。
リボルバー型の外観そのままに銀色のフレームが美しく、人気が高い。
が、それ以上にかつて剛種討伐、特にクシャルダオラ相手に猛威を振るったことで有名。
性能
- クシャルダオラ剛種の登場と同時に実装され、その高性能で当時のハンター達に衝撃を与えた。
- 攻撃力432に会心率30%と高い火力を誇る。
- 反動「やや小」はありがたいがリロード「遅い」という欠点を持つ。
- 通常弾6/6/9、貫通弾3/3/-、毒弾と麻痺弾3/1
元武器から受け継いだのが撃てる弾や反動・装填速度だけでなく会心率もだったのが問題。
これにより、デフォルト30%に発動していることがほぼ基本な剛力スキルの見切り+3でさらに30%、
HR100以上のクエではSPボーナスでも20%追加され、驚異の会心率80%を誇る。
- 当時はその高い会心率によってもたらされる火力を最も生かす方法として、
肉質無視の毒・麻痺弾を撃ちまくる戦法が多用された。
この戦法自体は別にアルギュでなくてもできるが、
当時は火事場力と狩猟笛の重ねがけで攻撃力が簡単にカンストしてしまったので、
上記の通り高い会心率によってカンストしても他のボウガンより高火力が得られること、
SPヘビィでは唯一の反動「やや小」により反動分のスキルポイントに余裕があることなどから、
「毒・麻痺撃ち=アルギュ」のような認識が当然だった。- なお、麻痺弾を撃たない場合ではより高い攻撃力、装填速度を持つカクトスプリーマに分があった。
- こういった理由により、毒麻痺で風圧を無効化できるクシャルダオラ剛種と特に相性がよく、
PTの際には攻撃大スタミナ減少無効旋律の笛1人、角と尻尾担当の双剣が1人、
残りの2人がこれを担ぎ、火事場を発動させて翼の破壊、という構成が定番であった。
- 弱点としては、状態異常弾において重要な装填速度がデフォルトで遅いということ。
装填速度+3を付けても普通にしかならない為、リロードのタイミングに気を配る必要がある。
そして何より、必要な素材に古龍種の重殻が含まれてしまっていることが大問題。
これはその名の通り、古龍の汎用素材。主にクシャルダオラ剛種からとれる。
つまり、剛クシャ対策の武器を作るために剛クシャを倒さないといけないのである。
ちなみに他のレア素材として鋼龍の宝玉も2つ必要だが、こちらは剛種を相手にするよりは楽なはずである。
- …しかし、猛威を振るったのも今は昔。
アルギュの登場以前より毒麻痺弾による肉質無視戦法は問題視されており、度重なるアップデートで- ライト&ヘビィにおいて火事場の攻撃倍率が1.3倍にダウン
- 状態異常弾が肉質の影響を受けるようになり、通常弾程度の攻撃力に
これにより、毒麻痺ありきだったアルギュは一気にその数を減らすこととなったのであった…
- その装填弾種と装填速度が仇となり、MHF-G3現在この武器を有効に活かせる策は見い出されていない。
一応反動がやや小なので、通常弾Lv2の圧縮リロードを無反動でできるという利点はあるが、
装填数的には今一つである。
ちなみにその後期間限定のイベントクエストで、同じくクシャルダオラのヘビィボウガンである
クシャレラ=カムイが実装された。
こちらは武器倍率がアルギュより10低いが会心率60%と高く、更に現在のヘビィボウガンの
主力弾である貫通弾が全レベル6発装填可能、装填もやや速いと非常に優秀。
性能的には剛種武器未満クラスであるが、素材は剛種ルコディオラから全て回収できるため
難易度自体もそれなりに易しいものとなっている。
コンヘラル=ダオラ
概要
- MHF-G10でクシャルダオラがG級に登場したのに合わせ実装されたヘビィボウガン。
通常の「G級武器」に属する。
コンヘラルとはスペイン語の「congelar(凍る)」が語源と思われる。
- G級クシャルダオラの武器はいずれもMH2時代から存在する武器のデザインが踏襲されているのだが、
ヘビィボウガンのみ「デルフ=ダオラ」ではなく、このアルギュ=ダオラSPのカラーリングになっている。
元々クシャルダオラの武器として違和感の無い銀色であったことや、
ハンターから高い人気があったアルギュ=ダオラSPの復活という意味も込めているのだろうか。- なおSP武器カラーリングのG級武器はいくつか存在するが、
いずれもMHF-G2までに実装されたもので、
コンヘラル=ダオラは約3年振りに登場したSP武器カラーのG級武器と言える。
- なおSP武器カラーリングのG級武器はいくつか存在するが、
性能
- Lv50時の攻撃力は765と非常に高く、
リロードは「普通」反動は「小」とアルギュ=ダオラSPよりも改善されている。
ただし会心率はない。
- コンヘラル=ダオラはアルギュ=ダオラSPの装填弾種は一切引き継がれていない。
上述したように、今更アルギュ=ダオラSPの装填弾種を引き継いでも実用性に欠けるためだろう。
ではどのような弾が撃てるのかというと、- Lv1通常弾、Lv2通常弾(装填数はどちらも9)
- 氷結弾、電撃弾(装填数はどちらも6)
- 捕獲用麻酔弾、ペイント弾、鬼人弾、硬化弾(一般的なボウガンと同じ)
復活に際し、えらく極端な性能を身につけたと言える。
同時期にG級進出したテオ・テスカトルのヘビィボウガンはもっと大変なことになっているが…
- この武器の注目ポイントとしては氷結弾と電撃弾が挙げられる。
コンヘラル=ダオラはG10現在、氷結弾・電撃弾が撃てる反動小のボウガンとしては最も攻撃力が高いため、
圧縮リロードによる属性撃ちに秀でているということができる。
反動小なので、この銃が撃てる弾は穏射+2を発動させるだけで最速・無反動圧縮撃ちができるようになっており、
スキル枠の面でも非常に魅力的であると言える。
専門ではないが、G10で強化されたLv2通常弾圧縮撃ちも使いやすい。- 氷結弾はともかく何故電撃弾が撃てるのか?と思う人もいるかもしれないが、
G級クシャルダオラの近接武器は氷と雷の複属性である「風属性」を有するため、
ヘビィボウガンもそれに基づいて属性弾が設定されているのだろう。 - ちなみに弾速は「遅い」なので、氷結・電撃弾の集弾能力も良好。
- 氷結弾はともかく何故電撃弾が撃てるのか?と思う人もいるかもしれないが、
- 貫通弾や散弾(打撃弾)といったメジャーな弾には対応しておらず、
MHF-G8以降ヘビィボウガン=属性弾特化という風潮も廃れてきているため、
この銃は如何なるクエストにも使えるほどの汎用性はない。
とは言え運用シーンを吟味すれば、文字通りいぶし銀の活躍ができるのは間違いないだろう。
- この銃の登場により、ラヴィエンテ猛狂期にて属性弾で攻めるという模索が誕生した。
ラヴィエンテ猛狂期は全耐属性が一律70であり*1、
これは秘伝スキルにも属性値UP効果がある故に属性値を高めやすいヘビィにとって見逃せない点であったが、
属性弾故の弾切れのしやすさ、例え不退スキルを用いたとしても、
属性、物理両用装備を組むことは困難であった*2こと、
そして当時属性ヘビィ自体が下火状態にあったため暫く注目されていなかった。
そして時が経ってG10。圧縮装備が構築しやすく、更に2種類の属性弾が使用できて持続性も担保された、
この銃の登場によって本格的にこの属性弾で攻めるという戦術が模索されるに至ったのだが、
突ける部分を徹底的に突いた*3結果、あまりにも強すぎた事が判明。
詳しくはこちらでも述べているが、2016年5月下旬辺りから進行速度が限界になり、
それ以上火力を上げると様々な要因から全員貢献ポイントを稼ぎづらくなる事態が頻発し始めるようになった中、
更に速いこの戦術の登場は、普及するどころか逆に自粛するべきだ等と言った、
今までのラヴィエンテの性質からは考えられない事態を招いた。
そして事を重く見たMHF-G公式が程なくして肉質調整実施の宣言をするに至った。- ただし、これはあくまでラヴィエンテ猛狂期に限った場合での話である。
この銃自体は騒動を受けて弱体化される、なんてことは一切ないし、
ヘビィボウガンの属性弾が弱くなるといったこともない。
上記の通り、相手を選べば強力な火力が期待できるのには変わりない。決して履き違えないように。
- ただし、これはあくまでラヴィエンテ猛狂期に限った場合での話である。