MHGで初登場した、クロオビ武器のライトボウガン。
シリーズ通して訓練所や闘技大会でもらえるコインやチケットを使うことで、作成が可能。
目次
概要・性能
- オーソドックスな形状のボウガンであり、所々に教官が着る防具の意匠が施されている。
上位モデルにタツジンボウガンやツワモノボウガン、シハンボウガンといったレパートリーがある。
- 性能を見ると、シリーズ共通で電撃弾の運用に長けているという特徴がある。
教官の落すカミナリをイメージしているのだろうか。
MHG・MHP
- 訓練所の登場と共に華々しく初参戦を飾る。
この時代においては電撃弾を得意とするボウガンは数少なかったため、ある意味貴重な存在だった。
また通常弾の装填数はライトトップタイの9/9/12とかなりのもの。
とは言え、属性弾そのものがあまり活躍できない環境だったのと、
訓練所限定のコインやチケットを必要とすることから積極的に使われたとは言い難い。
MH2~MHP2G
- 速射システムの実装に伴い、このボウガンもいよいよ電撃弾速射ができるようになった。
MHP2までは引き続き属性弾の使い勝手はよくなかったが、MHP2Gではかなり強力になったため、
雷属性弱点の相手にはこの系統のボウガンを持ち出すのも悪くはない。
ただし、電撃弾運用が得意なライバルのライトボウガンも多数現れたため、
作成の難しいこの武器の立場はあまりいいとは言い難い状態である。
- 拡散弾全レベル追加を発動させると、なんと全レベル拡散弾を3発装填できる。
素のリロードが「速い」ため、レベル1拡散弾を最速装填、レベル2, 3を通常速度で装填可能。
これによって、リロードが遅くなる神ヶ島Gや幻獣筒【三ツ角】を超える速度で拡散弾を発射できる。
もっとも、神ヶ島Gは代わりに砲術師を付けられるため徹甲榴弾の火力を上げる事ができるし、
幻獣筒【三ツ角】に至ってはレベル1拡散弾を速射できたりする。
ただ、PTでの拡散祭りでは最適解になり得るし、幻獣筒が苦手な散弾や徹甲榴弾などを活かしてみるのも面白い。
訓練を頑張った証として、コインが余っているなら作成してはどうだろうか。
- またMHP2(G)ではディアブロス討伐訓練と特別訓練のショウグンギザミ討伐訓練でライトボウガンを選択すると、
この武器で出撃することになる。
どちらもライトボウガンとは相性が良いモンスターとは言い難いため、なかなかハードな訓練と言える。
MHX
- 久々に復活。
強化を進めてレベルを上げていくことで、晴れて最終強化段階である、シハンボウガンが完成される。
決して市販ボウガンではない。おそらく「師範」であろう。
デザインはクロオビボウガンと同一。
- クロオビボウガンといえば、昔から電撃弾の速射という個性を持っていたが、
時代の流れと共に様々なライバルが現れ、この銃の知名度は次第に薄れていき、
MH3以降はとうとう登場すらしなくなり、長い月日が経っていた。
だがそんな冬の時代を乗り越え、今作の武器内蔵弾システムにより、
この銃には新たな個性が宿ることとなる。
- その個性とはまさに教官に相応しい「味方のステータス強化」。
その徹底ぶりは凄まじく、生産段階から鬼人弾・硬化弾の双方を内蔵。
最終形態であるシハンボウガンでは、さらにそれに加えて鬼人硬化弾が5発追加される。
もちろん鬼人弾と硬化弾も削除されるどころか据え置きで使えるため、都合15発の味方強化系弾を運用可能。
連続狩猟などの長丁場でなければ、開始から延々と戦闘中の味方を強化状態で保ち続けられる場合もある。
今作では鬼人弾と硬化弾を両方内蔵したボウガンこそ珍しくないが、鬼人硬化弾までも撃てるのはこの銃だけである。
- また、最終段階ではLV1遠撃弾を40発も搭載している。
遠撃弾はかなり離れないとクリティカルしないため、恐らくは遠巻きに激を飛ばす教官のイメージと思われる。
また従来の雷オヤジぶりにも磨きが掛かり、LV2電撃弾も30発搭載しているため雷弱点のモンスターには効果的。
- 最終段階の基本性能は
- 【攻撃力:210】(今作の最終強化系武器の中では標準値)
- 【リロード:速い】
- 【反動:中】
- LV1通常弾:9 LV2:9 LV3:9
- LV1貫通弾:5
- LV1散弾:6
- LV1徹甲榴弾:1
- LV1拡散弾:1
- LV1回復弾:3 LV2:3
- LV1毒・麻痺・睡眠・減気弾:3 LV2:1
- LV1火炎弾:3 LV1水冷弾:3 LV1電撃弾:2
特に通常弾の装填数はかなり多いため、ライトの根幹を成す狩技「全弾装填」のチャージには困らないだろう。
突っ込むべきは電撃弾速射銃なのにあまりにも情けない電撃弾の装填数。
属性によるラッシュ力は皆無と言える。
- しかしこの銃はあくまでも教官用。味方のヒヨッコ共を鍛え上げ導くのが本分である。
【反動:中】が厳しいが、サイレンサーと反動軽減+1があれば強化系弾は元より各種LV1状態異常弾も連射可能に。
パワーバレルを切ることによる火力低下はあるが、この銃は「強化した味方に敵を殴って貰う」ことが重要なので
モンスターの突進を誘発させないよう、ヘイトの上がりを抑えるサイレンサーの方が総合的に見て高相性である。
【リロード:速い】は「ここで麻痺が欲しい!」といった要所で早期の蓄積を後押ししてくれるだろう。
まず鬼人弾・硬化弾でステータスを底上げ、次いでモンスターを毒や減気で弱らせ、
麻痺と睡眠で反撃の好機を作り自らも通常弾回し撃ちで弱点を狙い撃つ。
狩りの最中に万が一教え子が窮地に陥ることがあったとしても、
回復弾の回し撃ちで即座に立て直し、遠撃弾で遠くからでもしっかり援護。
このように味方を強力に支援しつつ立ち回ることで最大の戦果を挙げることができる銃なのである。ヌハハハハ!
- この性質上、ただ単に戦うだけなら他の火力重視のボウガンを使う方が圧倒的にラク。
しかし高い支援性能と抑え目ながら十分な火力も併せ持ち、ボウガンという一歩引いた視点で戦場を見られるため
「まだ狩りに不慣れなプレイヤーをある程度慣れたプレイヤーが支援する」際には最適と言えるだろう。
また教官側も安穏と強化弾を垂れ流していれば良いわけではなく、味方とモンスターの位置や
補助効果の持続時間を考慮しつつ動く必要があり、攻撃一辺倒では培えない判断力の鍛錬になる。
ある程度の知識と経験を身に着けたハンターが手に取れば、得る物は決して少なくない筈である。
- クロオビシリーズということで生産と強化には闘技大会でのコインとチケットを使用する。
しかし今作では闘技大会のSランク取得難度が低めであり、従来よりも作成難度は低い。
とはいえ一定の実力が必要なのは確かであるため、看板に偽りなく師範のためのボウガンである。
- なお、闘技大会の全クエストをクリアした際に得られるお馴染み「増弾のピアス」との相性も良好。
Lv1状態異常弾がすべて4発装填になるので、大抵の相手に2マガジン分で初手の状態異常を取れるようになる。
あと情けない電撃弾も3×3発で1マガジン9発と多少なりマシになる。
MHXX
- MHXXの究極強化で「キューキョクボウガン」LV6となる。
攻撃力320・スロット2つまで伸び、装填数が全体的に増えた以外は上位からそのまま。
速射対応の電撃弾が4発装填になったので使い勝手は改善されたが、
相変わらず火力は不足気味で、支援性能も「絶対にこの武器でなければ」というほどのものではない。
- 限界突破以降の素材は闘技大会で手に入るものだけなので、
闘技大会が苦でないプレイヤーなら簡単に作れるのが長所。
余談
- MHWorldではクロオビボウガンは登場しないが、
代わりにクロスボウガンが闘技大会のコインを集めることで生産可能になっており、
同デザインであるクロオビボウガンの立場を受け継いでいる。