恐暴竜の素材から生み出された双剣。剣と言うよりも刃そのものを持って戦うような形状をしている。
目次
概要
- 恐暴竜の頭殻と皮を加工した本体に立ち並ぶ無数の牙が刀身となっている。
刀身はまるで生きているかのように脈動しており、素手で触れれば焼けてしまうほど熱い。
絶対捕食者たる恐暴竜の具現として恐れられている。
- 明らかに剣ではない、他の双剣とは大きく異なる形状をした武器。
背負った時の見た目は巨大なL字型のナニカであり、最初は異様な違和感を感じる。
見た感じリーチが短そうだが他の双剣と全く変わらないので安心して使おう。
持ち方だけを見ると、双剣というよりトンファーのような感じを受ける。
ちなみにMHWorldでは鬼人化すると逆手持ちになるが、ラースプレデターでは持ち方が変わらない。
- 見た目からバンギスシリーズやグリードシリーズとの相性は抜群。
スキル的にも完全に不釣り合いという訳ではないので、全身イビルジョー装備で統一するのもいいかもしれない。
性能
MHP3
- 龍属性を持った双剣だが、属性値はMHP3に登場する龍属性双剣の中では最も低い。
代わりに基本攻撃力が高く、会心率10%も備えている。物理的な攻撃力は双剣の中では最高クラス。
また、龍属性双剣の中では唯一のスロット持ち(1つではあるが)。
この性質上、龍属性双剣の中では最高峰の性能であり、ジエン・モーランなどにうってつけ。
また無属性による汎用性を活かし、大連続などに担いでいく選択肢もあるが、
汎用性でみるとボッカボッカやアムル、ヴェノムウィングの存在が気になるところ。
- 他の龍双剣を見てみると、ロワーガは攻撃力は劣るが青ゲージが非常に長く属性値がやや高い。
超絶一門はさらに攻撃力が落ちるが属性値がずば抜けて高く、匠発動時の白ゲージが他2つより長い。
また、これらはラースプレデターと違って作成にレア素材が不要。
上述した性能のラースプレデターも含めて割と良いバランスが築かれている。
- 近接イビルジョー武器で最も使われている武器であろう。
というのも、他の近接イビル武器は全て同武器種にアルバ武器が存在し、
その高属性値+素の長い白ゲージに押されてほとんど日の目を見ていないのである。
MH3G
- G級素材でネロ=ラースに強化できる。
しかし、同じ龍属性双剣の「甲刃インセクトロード」にスロットが付いた影響か、
最大の売りであったスロットが無くなってしまった。
- 攻撃力は高い方ではあるが、今作では汎用性に特化した爆破属性双剣2対、
毒属性のンディギギラや揺光に押され気味。
残念ながらあまり目立てているとは言えない。- ただし、ジエン・モーランに関しては毒は無効な上に
今作もあまりの体力に前に爆破も(大ダメージとは言え)息切れを起こす。
上述の爆破双剣で持続力不足を感じたならネロで試してみるのもいいだろう。
(グラン・ミラオスの場合は部位破壊やそれに伴う攻撃手段の減少と肉質変動があるため話が異なる*1。)
- ただし、ジエン・モーランに関しては毒は無効な上に
MH4
- 業双刃ベガモラルタと銘を変えて続投。
今作ではしっかりイビルジョー飢餓の素材を要求されるので、作成は計画的に。
- 相変わらず攻撃力が252と高水準、申し訳程度に会心率が5%、そして匠でなんと白ゲージ60を得る。
しかしながら覚醒で現れる龍属性200は、覚醒の手間を考えると厳しい。
無属性で運用するのがベストだろう。
- しかし現実は非情である。
無属性で運用しようとすると、攻撃力322に素で青ゲージ50、さらにスロ3のグルカにどう足掻いても勝てない。
汎用性を武器で具現化したような業物の前に、ベガモラルタは無情にも斬り捨てられてしまっている。- ただしグルカは匠でも白が出ないため、弾かれにくさではベガモラルタに分がある。
- そして覚醒を使い龍属性武器として使用しようとすると獄双刃リュウソウが立ちふさがる。
獄双刃リュウソウは龍属性が通る敵に、大体有効な雷との双属性の武器で双方の属性値が高い。
攻撃力も業双刃ベガモラルタと同じ252。斬れ味も匠で40と大差ない。
覚醒が不要な分スキルの自由度も高く、ほぼ上位互換といって差し支えない武器となっている。
- 総じて今作のイビルジョーの双剣はお世辞にも目立てているとは言えない。
もう少し攻撃力が高いとか、紫ゲージが出てくるとかだったら十分差別化できていたかもしれない。非常に残念である。
MH4G
- イビルジョーと共にベガモラルタももちろん続投。
今作ではG級素材により、新たに滅双刃ダークブリングへと強化可能になった。
- 性能は飛躍的に上昇しており、
- 非常に高い攻撃力434
- それを更に加速させる会心率10%
- 匠で念願の紫ゲージ20
- 覚醒させるとそこそこの龍属性280が出現
龍属性値も低くはないので、古龍等に担いで行くときは覚醒運用も視野に入るだろう。
ただしスロットは空いていないのでスキル調整は難しい。
- また、今作では高性能な物理型双剣がわんさか登場しており、
- 圧倒的攻撃力と防御力、スロット3を兼ね備えた、前作でのベガモラルタの天敵蛇帝棘ベルムマデュラ
- ダークブリングに肉薄する攻撃力、匠で比較的長い紫ゲージ、覚醒で爆破を隠し持つ絶衝爪【虎刃】
- 素で紫ゲージがあり、回避による斬れ味回復も可能なニューフェイス叛逆爪セルレギオン
- 青ゲージ止まりのとんだナマクラだが、そのハンデをも覆す逸脱した攻撃力と会心率を誇る覇鋭爪クーネアムカム
- 匠の力で高威力・高斬れ味に化ける暴虐の双棍ブロス=ケイオス
- 双剣界では規格外の攻撃力、兎に角数値で他を唖然とさせる崩天刃ヤッカオンカム
- 匠不要の長めの紫ゲージと、氷・爆破の双属性を持つツインエルダー
- 普段は飛び抜けて強いわけではないが、狂撃化により凶悪な本性を現すヘヴンorヘル
という結果になる。武器名 攻撃力 会心率 最大斬れ味 最大期待値 滅双刃ダークブリング 434 10% 紫20 645 蛇帝棘ベルムマデュラ 448 -10% 白110 576.6 絶衝爪【虎刃】 420 10% 紫30 624.2 叛逆爪セルレギオン 406 10% 紫10(匠不要) 603.4 覇鋭爪クーネアムカム 476 40% 青90 628.3 ブロス=ケイオス 448 -20% 紫20 617.1 崩天刃ヤッカオンカム 518 -30% 白20 632.5 ツインエルダー 448 -40% 紫30(匠不要) 584.6 ヘヴンorヘル 420 -25%/15%
→40%紫20 592.3
→669.9
…お分かりだろうか。通常時の瞬発火力ではかの崩竜と覇竜の双剣をも凌ぎ、
生産双剣中トップをマークしているという事実を。
紫ゲージの長さは心許なく維持するのが難しいが、業物を併用すれば実用圏内である。
- しかしダークブリングが最強かと言われるとそうとも言い切れない。
- ベルムは匠いらずの長い斬れ味とスロット3故にスキル自由度が高く、
防御力上昇効果と覚醒による麻痺属性によりサポート性能が高い。 - 虎刃はエルダーと並びこれらの中では最長の紫ゲージを持ち、
覚醒させれば爆破属性によって数値以上の火力が期待できる。 - セルレギオンは匠が要らないためスキルの自由度が高く、
立ち回りによっては数値以上の継戦能力を発揮できる。 - アムカムはダークブリングに肉薄する期待値を持ちながら高い継戦能力を誇っている。
- ヤッカオンカムはデフォルトで氷属性を有しており、弱点のモンスターに猛威を振るう。
ギルドクエストで人気のラージャンに対しては相性抜群だ。 - エルダーは匠不要による高いスキル自由度と、使い勝手のいい組み合わせの双属性を持つ。
- ヘヴンorヘルは狂撃化しないと本領を発揮できないという制限があるものの、
ひとたび狂撃化すれば期待値はダークブリングをも凌ぎ全生産双剣中トップに躍り出る。 - 一見これといった強みが無いように見えるブロス=ケイオスも、
これらの中では最も早く完成させることができ、作成難易度も比較的低いという
性能面以外での強みを持つ。
一概に優劣をつけることはできない。
この武器は覚醒させることで多くの飛竜・古龍戦に有益な龍属性を得られるため、
覚醒が差別化のカギと言える。
ちなみに龍属性双剣としてみると、物理寄りながらブッチギリの高火力武器となり極めて優秀。
なんと斬れ味が落ちた白ゲージの状態ですら紫ゲージのTHEシャングリラに匹敵する威力を持つほど。
匠、業物、さらに覚醒と必須スキルの難易度はかなり高いが、使いこなせればかなり頼りになるだろう。
詰まる所、担ぐ相手や自分の戦闘スタイルに合わせて使い分ける事が重要なのである。 - ベルムは匠いらずの長い斬れ味とスロット3故にスキル自由度が高く、
MHX
- イビルジョーと共に続投。
イビルジョー素材のまま突き進めるとラースプレデターに、
怒り喰らうイビルジョーの素材で派生強化するとベガモラルタを経てダークブリングに派生する。
- 最終強化であるうち、ラースプレデターの性能は
- 高めの攻撃力210
- ほのかに存在する会心率5%
- 素ではやや短めの青。斬れ味+2で白は出るがこちらも短め
- やや低めの龍属性12
- スロットは残念ながら無し
属性値の低さやスロット無しと言う痛い点はあるが、龍属性双剣の中では最も攻撃力が高い。
獰猛化素材を要求されるものの要求数は少なめで、他は特に怒り喰らう個体の物が必要、と言う事もない為、
作成難易度だけ見ればこれでもまだ温情的な方である。
但し攻略中も順当な強化が出来る双曲剣ロワーガやクロウofハンガーと比べるとやはりきついか。
- 一方のダークブリングは
- やや低めの攻撃力180
- それを補う会心率10%
- 斬れ味は素で白ゲージ20、匠でさらに伸びる。
- 属性武器としては及第点の龍属性28
- うれしいスロット1
競合相手としてはTHEヘヴンが考えられる。
総合的な性能で言えばダークブリングに軍配が上がるものの、
作成難易度とスキル・超会心や属性会心との相性ではTHEヘヴンの方が有利である。
超会心や属性会心有りでも物理・属性期待値共にダークブリングが上回るが…
この辺はスキル構成次第であると言えるだろう。- やはり作成条件は相応な難易度になってしまっており、
勇気の証G 2枚に加え、獰猛化恐暴竜鱗6枚・恐暴竜の宝玉に至っては"2個"必要となる。
そもそも、いずれも強烈な戦闘能力を持つ怒り喰らうイビルジョー・獰猛化イビルジョーの素材を
両方求められる事を考えると、これだけの性能になるのは妥当と言えるか。
- 確かに龍属性双剣としての性能は最高峰といっていい。
しかし本作の龍属性双剣は微妙の一言に尽きており、ぶっちゃけるとこの武器の採用率も非常に低い。
そもそも龍属性の通りが良いモンスターは、他に何かしらの弱点を所有している。
その為作成そのものが遅れる龍属性を持ち出す必要は薄いのである。
第一作成にHR6*2必要・完成はHR解放後と言う遅さを併せ持っているこの武器に出番があるかと言うと…。
- 当武器の性能自体は、やや攻撃力が物足りないと感じるかもしれない程度で、優秀でありながら
ここまで不遇な立ち位置に収まってしまったのは、ただただ環境が逆風だったと言わざるを得ない。
MHXX
- MHXXではG級強化追加により、ラースプレデター・ダークブリングに新たな強化が追加された。
まずはラースプレデターのG級強化・ネロ=ラース。
その性能は- 攻撃力340
- 相変わらずしょっぱい会心率5%
- 斬れ味はそのままでは短めの白30。紫は斬れ味+1から。
- 属性値こそ龍属性14とほぼおまけ
- スロットは無いまま
ただ、なんらかのフォローが無いと悩ましい斬れ味とスロット0が地味に痛い。
白ゲージでも十分強力なので業物も悪くないが、できれば長い紫が現れる匠2を付けておきたい。
- 同様に物理性能が高い龍属性双剣として、
ゴア・マガラのクロウofキャリアーやオストガロア外殻の白骸凶双剣カストルがある。
この2振りは匠スキルを付けると、ネロ=ラースに喰らい付けるスペックを誇ることも十分にあり得る。
ただ、カストルは会心率がマイナスな上、匠2でも白どまりでしかない。
普通に扱う分にはネロ=ラースの方が使いやすいだろう。
真のライバルは素で会心率を持つクロウofキャリアーと言える。
- さて、その一方でダークブリングもG級強化され、咎双刃アビルブリングと化す。
その性能は- 属性双剣らしい攻撃力300
- 龍属性双剣としては高めの龍属性32
- 相変わらずの会心率10%
- 斬れ味は順当に強化され素で紫20白50
- スロット1はそのまま
物理火力も相応に備えている為、大連続狩猟クエスト等ではなかなかの活躍が期待できる。
ただ素紫を持つとは言え20と短い方である為、匠か業物によるフォローはなるべく導入したいところ。- この性能でありながら、ライバルは幾つか存在する。
特徴的なものはバルファルク双剣・「赫醒刃リクヘスト」だろう。
単発の火力では攻撃力300・属性値30・会心率も紫ゲージもなしとこちらに若干劣るが
白250の圧倒的な継戦能力とスロット2がウリ。
古龍武器の癖してやたらG級最終強化が早いという利点まであったりする。 - また、復活を果たした黒龍の黒龍双刃にも注目したい。
これまたこちらに迫る属性値30に加え、攻撃力は330。
しかし、素で青30匠2でようやく紫30という斬れ味と会心率-10%が災いし、
必ずしも完璧にアビルブリングに勝るとは言えない。
例えばアビルブリングが業物臨戦で素の紫を維持できないこともないのに対し、
あちらはそもそも紫を出すのに匠が更に必要である。
そして言うまでもなく黒龍を倒すまでお預けである。 - いずれにせよこちらには素でプラス会心があるため
超会心や、属性会心といった火力の底上げ手段がより容易になっている。
上記2対とはそこで差を付けられるか。 - ちなみに上記2対のように、この武器に僅差まで迫る属性値のものは存在するものの、
この武器より高い属性値のものは属性偏重しすぎて物理火力が壊滅的な封龍剣と、
双属性故に実際は表示の半分しかない黒天白夜のみである。
- どちらの武器にも言える欠点なのだが、やはり最終強化に相応のHRが必要になるのは痛い。
アビルブリングに至っては飢餓ジョー自体がHR45までお預けなので限界突破すら不可能と言う有様である。
ただ更にその先には龍属性がよく通る黒龍の系譜が待ち構えている為、
龍属性の必然性が薄かったMHXよりは活躍の場もあるだろう。- ただ、足元は紅龍は氷、他は火の方が効くので
龍属性双剣で挑む場合は上半身や乗りを狙えるエリアルスタイルをお勧めする。
何かと一長一短で微妙な性能感が否めない氷属性はともかく
火属性は今回も強豪集団なのでなおさらエリアル推奨である。
- ただ、足元は紅龍は氷、他は火の方が効くので
MHWorld
- アップデートで追加されたイビルジョー武器の一角として登場。
最終強化がラースプレデター。
非常に高い攻撃力308に龍属性180、龍封力【大】を備えており、攻撃性能は極めて高い。
斬れ味は素で短めの青だが匠で長めの白ゲージが出るため、研磨術スキルが無くても運用は容易。
会心率-20%がついてはいるものの、こちらもフォローしやすいので問題は無いだろう。
ネルギガンテ武器の残滅の爪に比べると斬れ味の自由度ではやや劣るものの、
そもそもの破壊力が桁違いに高いので実質的にはMHWで最強の龍属性双剣と言える。- ただ今作の大型古龍種はどれも龍属性がそこまで有効でなく、
従来通り龍属性は有効な部位が頭などに限られるため
双剣の貼り付きやすい脚などの部位では他属性の方がダメージを出せる事も多い。
龍封力もそう効果を期待できるシステムと言い難いため、
なるべく攻撃力を活かせるような立ち回りと装備を意識した方が良いだろう。
一方物理面で見た場合、他の武器に比べ圧倒的に攻撃力が高いため、
常時弱点を攻撃できるゼノ・ジーヴァなどが相手となると驚異的な火力を発揮できる。
- ただ今作の大型古龍種はどれも龍属性がそこまで有効でなく、
MHW:I
- アイスボーンへの大型アップデートにて新たな強化先が登場。
怒り喰らうイビルジョーの素材を用いてラースプレデターから業双刃ベガモラルタへとなる。
その性能は…- 上から3番目の攻撃力である392
- 低めの龍属性値210+龍封力【大】
- 強化前から少し上がった-15%
- 匠1からの紫
- スロットなし
他のイビル武器は匠3あたりから紫が出てくる為、斬れ味に関しては優遇されている。- …が今作は紫ゲージの斬れ味補正が前作のダブルクロスと同様の数値となっている事、
ネルギガンテ武器「残滅の爪【鬼】」の存在でMHWと比べて影が薄くなっている。
と言うのも、ベガモラルタは匠で紫ゲージが出現する一方、残滅の爪は白ゲージ止まりとなるが、
残滅はベガモラルタと異なり白ゲージが長い。
その数値は120。ベガモラルタの匠5発動で紫ゲージを出した白40+紫50=90よりも長い。
この斬れ味の長さは双剣を含めた連撃を繰り出す武器にとってかなりおいしい。
このため匠5まで発動しても追いつくことができない斬れ味、前作から引き継がれた紫ゲージ補正値から
斬れ味の面でベガモラルタは負けてしまっている。
物理期待値で比較すると、ベガモラルタは白355.7、紫で374.6(残滅の爪は382.8)。
またそれぞれに攻撃4と見切り7を、ベガモラルタの方に追加で匠5を発動させた場合は- 残滅の爪:443.487
- ベガモラルタ:436.321
匠を発動させると残滅に迫るところまではいけるが、逆に匠を発動しても追いつく事はないとも言える。
匠が重めなのもネック。ベガモラルタは素の状態でもそれなりに高い期待値を出すも、
上記2スキルを発動した段階で414.348と匠なしでは残滅と大きく離れてしまう。そのため匠の搭載は必須。
しかしベガモラルタが残滅並に火力を出すためにはマイナス会心を打ち消す見切りや弱点特効はほぼ必須で、
物理火力を高める攻撃力UP、その2つを更に上げる挑戦者や底上げに超会心といったものが欲しいところ。
そこに安定性を高めるためにランナーなどを入れ、更に匠を入れるとなると結構キツい。
挑戦者を削れば幾分楽にはなるもののきついことには変わりなく。
達人芸なら匠はある程度緩和出来る。しかし一定数の匠に加え、
達人芸がシリーズスキル故の3部位防具縛りは結果重めな事は変わらない。 - 龍属性を加えるとほぼ同数とはなるものの、残滅の爪はスロット1があるのに対し、
ベガモラルタはスロットなしであるなど、やはり残滅の爪に軍配が上がる。 - 以上のことから総合でも、各部門ごとでも残滅の爪に負けてしまっている。
なお、龍属性値はベガモラルタが優っているものの、現状双剣の削減補正により差はないと言ってもよい。
- …と、ここまでベガモラルタをズタボロに言ってきたが、
これはあくまでも残滅の爪と比較した結果であって、双剣全体から見るとMHWorld同様破壊力は高い。
これは残滅の他にも後述される双剣と比較されている辺り、その強さは保証されている。- 今作の双剣はバランス調整という名の属性補正弱体化からかなりの打撃を受けている。
しかし物理型の双剣は極端な属性値を持つ双剣同様そこまでダメージを受けていない
(もちろん他の双剣もスキルによるフォローさえできれば強力になることは間違いない)。
そのため物理型のベガモラルタはスキル自由度は低いものの、
決して使えないわけではない。この補正見直しはこの武器にとって相対的な追い風と言える。 - 斬れ味に関しても残滅と比べたら確かに短いが、匠5で白紫合計90は手数武器としては十分使える。
と言うより紫ゲージが白ゲージの延長と考えれば、わざわざ匠5を発動しなくても問題なく運用できる。
これは似た武器にイシュワルダ双剣「邪鬼霧散―慧眼―」があるが、物理期待値や継続戦闘能力の面では
匠5を発動しなければ同等にはならないためこちらに軍配が上がる。 - 同じ物理型の双剣として、上記以外にも物理期待値最強のディノ亜種双剣「硫斬双刃ソンドン」が挙がる。
しかしあちらはあちらで大変な為、問題をクリア若しくは運用が面倒と感じるのであれば、
そこまで大変ではないこちらを使うのもあり。
これはベガモラルタと同攻撃値を持つイシュワルダ双剣にも言える。詳しくは該当概要欄を参照。 - 使用の際には斬れ味や会心率などはもちろん、龍属性値210も物理型前提で多少のフォローが出来れば、
龍属性弱点の相手には(残滅よりは良さげなおまけ程度の属性値ではあるが)
多少は火力に貢献してくれるレベルではある。
ただしその場合はただでさえスキルがカツカツなところを更に圧迫する、
生存を削った前のめりの装備になる、といったことは留意しておくべきである。
また上記の物理期待値を見れば分かるが、残滅と同様に龍属性を捨てた特化でも問題なく運用できる。
…とここまで読んで「残滅の爪でよくない?」と考えたそこのあなた、間違っていない。
- 今作の双剣はバランス調整という名の属性補正弱体化からかなりの打撃を受けている。
- ……とまあここまで語ってきたが、赤龍ノ舞ウ爪の登場以降は一変。
赤龍武器は、覚醒能力というカスタム強化に似たシステムで強化される。
強化内容次第では、ベガモラルタは完全に下位互換になってしまう。- 具体的には、
- 斬れ味V
- 攻撃力V
- 属性強化VI+V×2
どう足掻いても勝てる見込みがない。
- 具体的には、
- またマム・タロトがマスターランクで登場したことで、World時で暴れた鑑定武器も強化された。
その中でも双剣は全武器種の中で当たりが多いとされており、生産武器のみならず、
赤龍武器さえも上回る能力を獲得したものが多数いる。
上位から引き継ぐ形であるため、当然龍属性のも存在する。- では、それが強化されたものがこちら。
- 攻撃力406
- 龍属性値390+会心撃【属性】
- 斬れ味白40(匠延長不可)
- 会心率20%
- 防御ボーナス付き(+20)
- スロットLv1×1
- パーツ強化可能
同じ土俵にすら立たせてもらっていない。 - 特に攻撃力と属性値はどう足掻いても迫る事すらできない。
更に会心撃【属性】が素で搭載されているため、この時点でスリーアウトである。 - そこに追い討ちをかけるかの如く、会心率や防御ボーナスなどで悉く差をつけていく。
- 斬れ味は皇金双剣の方が難ありと思われるが、意外にも達人芸は搭載しつつも、
双剣の欲しいスキルを多数搭載可能。
その点を考えれば、斬れ味の短さはデメリットにはならない。
- 斬れ味は皇金双剣の方が難ありと思われるが、意外にも達人芸は搭載しつつも、
- そして挙げ句の果てに、武器の重ね着ができるようになった。
このシステムは初め、見た目を変えられても皮ペタ系統のみであった。
しかしアップデートを重ねることで、固有の見た目を持つものにも変えられることになった。
……最早これ以上は言うまい。以上をもって、彼/彼女の運命は確定された。
- では、それが強化されたものがこちら。
MHF
- 遷悠武器として実装。
憤怒の双刃、ラースプレデター、そしてネロ=ラースに強化可能。
MHFのイビルジョー武器は全て無属性で、覚醒もないため完全な無属性双剣となる。
- 憤怒の双刃はHR5時点で生産可能となる。
その性能は、- HR5では規格外にもほどがある攻撃力392
- 会心率5%
- 斬れ味レベル+1で紫ゲージが発生
- 武器スロット1
- スキル「早食い」を自動発動
- HR5時点で作成できる武器で攻撃力392かつ紫ゲージを持つ双剣はMHFには無い。
というよりG級未満でこの攻撃力を上回るのは、覇種武器ネグルドバイラルのみである。
流石に天嵐防具や覇種防具を装備しその特殊効果を発揮させるとパワー負けするが、
それらが作成できるまで、及び特殊効果が発揮できない変種未満でのクエストでは極めて強力な火力を有する。
- MHFの双剣は一部攻撃を除き属性低減がないが、
これを作成するHR5で主に戦う変種については無属性の方が相性が良いことが多い。
従って無属性でも全く問題ないだろう。
早食いスキルは体力減少・味方からの回復を受け付けない状態になる真鬼人解放を主力とする双剣にとって、
素早く回復して戦線復帰するという意味で非常に有効なスキルであり相性は良い。
- 唯一の懸念材料は斬れ味ゲージ。
HR5時の武器としては別に悪いわけではないのだが、斬れ味レベル+1は勿論、
業物+2でケアしてもやや不安が残るものとなっている。
特にHR5時点では業物+2もまだ発動が難しいので、斬れ味の消耗の激しさに悩まされるかもしれない。
- G級の最終強化であるネロ=ラースの性能だが、
- 攻撃力669
- 会心率10%
- 装飾品・シジルとの兼用スロット3
- デフォルトで短い紫ゲージ、斬れ味レベル+1で50の空色ゲージが発生
無属性双剣としては最高級の性能を持つといえるだろう。
相変わらず斬れ味にはやや不安が残るので、巧流スキルなどでカバーしたい。
- なお、空色ゲージのみの火力で見た場合、
攻撃力681かつ会心率10%のアキュート・エッジに負ける。
アキュート・エッジは空ゲージが40で、次が白ゲージと持続性に不安を抱えるが、
どちらも巧流スキルを使うという前提ならこの差はほぼない。
シジルを焼き付けてパワーアップを図れるという点も完全に被っているため、
ここは自動発動スキルの早食いを活かした差別化をしたい。
また、2017年現在の装備では会心率を100%にする事が容易のため(見切り+5&一閃+3&秘伝書効果等)、
閃転スキルが無い場合、会心率があまり役に立たないケースがあるので注意。
余談
- ラースプレデターの邦訳は「怒れる捕食者」である。
また、キリスト教の七つの大罪の一つ、「憤怒」を現す言葉であるラース(wrath)が由来。
MHXXで登場した、ディアブロス素材のガンランスの究極強化形である、
角竜銃槍イーラホーンの「イーラ(ira)」はラテン語で、同じく「憤怒」を現す。
- MH4での銘「ベガモラルタ」は、神話上の武器「ベガルタ」「モラルタ」が元ネタだと思われる。
モラルタ(Mor-alltach:大いなる激情)、ベガルタ(Beag-alltach:小さな激情)共に、
1対の槍と並んで、ケルト神話の一騎士ディルムッドの得物であった。
モラルタは一太刀で全てを斬り捨てる魔剣とも謳われていたようだ。
しかしながら、妻に狩りに使う剣と槍を指定(モラルタが含まれていた)されたにもかかわらず、
指定された方と逆の武器(ベガルタ)を持ち出した結果、失敗し命を落としたとされている。- ちなみに持ち出したベガルタであるが、教えに背いた罰か、
イノシシに弾かれるどころか粉々に砕け散ってしまったという。
4での性能が微妙なのはそのせいじゃなかろうか。
- ちなみに持ち出したベガルタであるが、教えに背いた罰か、
関連項目
モンスター/イビルジョー
モンスター/怒り喰らうイビルジョー
モンスター/イビルジョー/派生作品
武器/イビルジョー武器