武器/双龍刃【紅空闇夜】

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:25:24

、一つになり龍を滅する力となる。
試練を乗り越えたものだけが許される驚異の兵器

目次

概要

  • MH4より登場した、紅龍ミラボレアスの素材を用いた双剣。
    双龍神【黒天白夜に続く、伝説の龍が織り成す双属性武器
    紅空闇夜】の名の通り紅色の刃と黒色の刃で構成されており、
    黒龍とその亜種とされる紅龍をモチーフにした武器だと思われる。
  • 黒龍武器からの派生ではなく、またMHP2G以前の【黒天白夜】と違い一発生産のみであり、強化前も存在しない。
    気になる素材だが、黒龍の紅角3本と炎龍の宝玉1個に加え、黒龍の紅殻12個を要求される。
    一応、ミラバルカンは全身で計9回と破格の剥ぎ取り回数を誇っているため、
    報酬枠と併せて通常の剥ぎ取りで出る紅殻の大量入手は存外容易である。
    部位破壊報酬狙いの角破壊と宝玉の入手さえクリアすれば案外と手早く製作できるだろう。
    紅龍本体の剥ぎ取りでは黒龍素材は出ないよう仕様変更が為されたのもポイント。
    • 公式ガイドブックにより一足先に明らかになった性能や見た目、似通った銘を持つ【黒天白夜】の前例から、
      黒龍と紅龍の双方の素材を用いると思われていたが、ご覧の通り生産にミラボレアス(黒龍)の素材は必要ない
      もっとも、一般に紅龍は「怒れる邪龍(黒龍)」であるとされているため、
      紅龍の素材で黒い刃を作成出来ても不思議はない(過去作の紅龍からは黒龍素材も剥ぎ取れた)。

性能

MH4

  • 紅龍の武器という事で、黒龍の武器の性能をある程度受け継いでいる。
    爆発性の粉塵やメテオを操る紅龍の力を反映し、と共に爆破の属性を宿しているのが特徴。
    • 最終強化双剣としては若干低めの攻撃力224
    • 何かと汎用性が高い双属性爆破220&龍280
    • 今作に登場する全双剣中唯一の白ゲージ+紫ゲージ
    • 安定のスロット3
  • 紫ゲージ補正を得られる点で他双剣よりも頭一つ抜けており、攻撃力は表示数値ほど低くは無い。
    属性に関しても、これまでの双属性双剣はそれぞれの属性で突ける弱点が噛み合わないことが多く、
    対応力や(どちらかの属性で弱点を突けないことによる)実質火力の低さから敬遠されることが多かったが、
    本武器は相手を選ばず手軽に部位破壊をこなせ、且つ双剣との相性が良い爆破属性
    多くの竜や龍に対して効果を発揮できる龍属性と便利な双属性を兼ね備えており、
    おまけにどちらの属性値もそれなりの水準をマークしていると来ている。
    スロット3のお陰で匠発動がそれほど苦ではないのもポイント。
    総じて汎用性が高く、大連続狩猟クエストや2頭クエストでは重宝することだろう。
    • 一方で、斬れ味ゲージは紫ゲージ、白ゲージともに短く、戦闘継続能力では他の武器に後れを取る。
      手数武器であるが故にこのデメリットは響くので、
      匠はもちろんのこと、可能であれば業物砥石高速化を揃えておきたいところ。
      スロットを利用して最低でもどちらか一方は発動させておこう
      (効果は控えめになるが、砥石高速に関してはネコの研磨術で代用可能)。
      それでもなお、青ゲージまで使用するとしても物足りないゲージ量であるため、
      乱舞を他用するとあっという間に緑ゲージまで下がってしまうことには注意。

MH4G

  • G級追加に伴い、この武器もG級強化先を得た。
    『真・双滅龍刃』を経て『真・双滅龍刃【黄昏】』へと強化できる。
    その性能は
    • 攻撃力はあの希ティ双剣と同じ420
    • 属性値も強化され、爆破310龍370(実質155&185)
    • 斬れ味も強化されたものの、素で短い青ゲージ、匠で紫30と短め
    • 空きスロット3は変わらず
    といったもの。
    何より前作ではイマイチだった攻撃力が大幅に強化されたのが大きい。
    紅空闇夜から黄昏にかけて攻撃力上昇量は武器倍率にして140
    これは今作のG級武器の中では屈指の上昇量である。
    そこに極限強化【攻撃】を加えると上昇率はなんと2倍である。
    そしてそのトップクラスの攻撃力に加えて汎用性の高い龍属性攻撃と爆破属性、
    更には拡張性の高いスロット3と、まさに至れり尽くせりである。
    欠点はやはり、紫を使い切った後の斬れ味が貧弱なこと。なんと白も青も20しかないのだ。
    心眼攻撃を持つ双剣とはいえ、これはあまりにも短い。
    G級双剣は基本的に白または青ゲージまでが実質の使用斬れ味であるので継戦能力はG級最低クラス。
    このため業物と砥石使用高速化によるフォローはほぼ必須となっている。
    またパッと見では高いように見える属性値も、双属性の仕様のため単独では極めて低い水準になってしまう。
    特に爆破属性は単独で見ればブラキ双剣の半分ほどであるため、長期戦になるとほとんど爆破は発生しない。
    爆破属性、強力な攻撃力、そして極めて短い斬れ味という特性を考慮すると
    大連続狩猟や複数頭クエストに特化した性能といえるだろう。
    短期決戦に限ってはまさに凶悪そのものの攻撃性能を持つため、使いどころは良く選ぶ必要がある。
    • 一応、4Gでは斬れ味が1/3の確率で減らなくなる*1効果が追加されたため、
      MH4に比べると斬れ味の維持は多少しやすくなっている。
      また上位に比べると匠(または真打)と業物(または心剣一体)の同時発動は格段に容易となっており、
      スキル面の負荷もかなり軽減された。
      紫ゲージを使い切ったら研ぐという運用でもそれなりに戦うことはできる。
  • 上位と同じく対象の広い龍&爆破、さらに攻撃力にも恵まれているので汎用性そのものはかなり高い。
    古龍や飛竜といった龍属性に弱いモンスターの尽くに対して有利な戦いを展開できるだろう。
    独特な運用としては、ゴグマジオスに対して龍属性が効かない序盤は爆破で攻めて
    爆破耐性が高くなる後半では物理と龍属性で止めを刺すという使い方もある。
    • ただし、イベントの個体は話が違い、後半戦のみで尚且つ体力も増加しているので
      爆破属性があだになってしまう。
      また通常の個体相手でも、パーティプレイの場合は仲間に爆破や火属性持ちがいないことも確認しよう。
      前者は爆破の仕様上の問題で、後者は火属性攻撃による軟化(龍属性も軟化)があるためである。
      イベントの個体を相手するときや火属性の仲間がいる時は極絶一門に出番を譲ろう。
    • 実は古龍だけでなく、龍も爆破も有効なモンスターというのは通常のモンスターでも結構いたりする。
      具体的にはイビルジョーやグラビモス、アカムトルムなどが挙げられる。
      瞬間火力に限ればこの武器の火力を超える発掘龍・爆破属性双剣もほとんど出ないほどなので、
      特に高難易度の多頭クエストではかなり頼りになる。
    • パーティプレイの時は仲間の武器にも気を使う必要がある。
      つまり、爆破属性がかぶると、この武器も仲間の武器も、その性能を活かしきれなくなってしまう。
      その場合は単一属性武器別の双属性武器に持ち替えるほうがいいだろう。
      逆に言えば、誰も爆破を持ってこなかった場合は爆破属性も輝くので黄昏の出番となる。
      ただ、この場合も研ぐタイミングの確保はできるようになりたい。
      爆破被りの問題は、爆破武器が強力な操虫棍使いが入ってきたときに特に発生しやすい。
      先に相手が装備を変えた場合はこの例ではないが、お互いの配慮が必要となるのは確かである。
  • ただし強化はかなり面倒で、真・双滅龍刃への強化のみならず、
    真・双滅龍刃【黄昏】への強化に際しても古龍の大宝玉を要求される。
    需要が高く物欲センサーに引っかかりやすい古龍の大宝玉を2つ使用する時点でかなりハードルが高いが、
    これに加えて黒龍の紅焔殻と黒龍の重殻をそれぞれ8つずつ使わなければならない。
    強力な古龍達との連戦はほぼ免れないので、覚悟しておこう。
    勿論その苦労に見合った性能は約束される。

MHXX

  • ミラバルカンの復活に伴い再登場。
    「双龍刃【紅空闇夜】」→「真・双滅龍刃」→「真・双滅龍刃【黄昏】」と3段階に強化される。
    なお、今作はミラバルカン素材だけで単独生産・強化可能になっている。
    一方、本来の派生元と思われるミラボレアス武器「黒龍双刃」の方はというと、
    この武器の派生元ではなく、ブラックツインダガーの究極強化品という扱いになった。
  • スペックは以下のようになる。
    • そこそこの攻撃力300、会心率0%
    • 龍属性31爆破属性37
    • 斬れ味は素で青30、匠+2で紫30
    • スロット3
    MH4Gでの属性値が入れ替わった程度で、ほぼ性能に変化はない。
    前作より匠が二段階になったため、スキル自由度はやや下がっている。
    また、極限強化が無い分実質的な攻撃力は弱体化している。
  • MH4Gの頃は際立った攻撃力の高さが独自の立ち位置だったものの、
    今作ではその強みは他武器に追い上げられて失ってしまった。
    よって属性の性能で戦うのが残された道ではあるが…
    • この武器の持つ龍属性と爆破属性、それぞれで特化した武器が非常に強力なものが揃っており、
      双属性という事を鑑みると実質的に両方の属性値は半分となるので、属性双剣として見ても厳しい。
      それにより今作で人気の双剣スキル構成である属性会心型や超会心型のいずれにも噛み合わない。
    結局、中途半端な性能の武器にとどまる悲しい結果になってしまった。
    ただし他の多数ある攻撃力300未満のミラバル武器ほど悲惨ではないのは黒龍の力を半分借りたからだろうか
    • 4Gと同様に龍属性と爆破属性の両方に弱いイビルジョーに対してなら、一応まだ使い道があると言えるか。

余談

  • 武器説明文によれば、本武器はもはや武器ではなく兵器の域に達しているらしい。
    なるほど確かに、爆破属性でモンスターを爆発させるところを見るとまるで兵器のようだが、
    その見地から言えば前作の巨人殺しの双剣だとか虹色の双剣だとかも立派な兵器のはず。
    やはり伝説の黒龍の素材を用いて完成した業物という事実が、"驚異の兵器"たる所以か。
  • 少々読みにくいが、武器名の読み方は「そうりゅうじん【こうくうあんや】」。
    もう一つのミラ双属性双剣「双龍神(そうりゅうじん)【黒天白夜】(こくてんびゃくや)」、
    そしてその強化前の「双龍刃(そうりゅうじん)【飛天】(ひてん)」を踏まえたものだろう。
    もしG級強化が解禁されれば、この双剣も「双龍神」の名を冠すことになるのだろうか?と思われていたが、
    ところがどっこい、G級版は紅龍武器の命名方法に倣った「真・双滅龍刃」であった。
  • 秀逸なデザインと高性能ぶりが人気を集めたのか、
    MH4ではミラバルカン配信前に不正な改造によって本武器を入手する不届き者がちらほら存在していた。
    このため、紅空闇夜自体が改造厨の代名詞となってしまっていた時期もあった。
    この風潮はミラバルカンの解禁後も尾を引き、正式に入手した本武器を担ぐハンターが改造厨認定される、
    雰囲気が似ているだけの別武器である紅蓮爆炎刃まで改造呼ばわりされるといった事態も発生した。
    まともにプレイしていたハンターからすれば迷惑千万な話である。

関連項目

モンスター/黒龍 ミラボレアス
モンスター/紅龍 ミラボレアス
モンスター/紅龍 ミラボレアス特殊個体
武器/ミラ系武器
武器/黒龍双刃
武器/双龍剣
武器/双龍神【黒天白夜】


*1 実質、斬れ味が50%増しされて紫ゲージは45相当