冥界に眠りし異形の骸。
闇は貫く。祝福の魂を失い、奈落に沈みゆく儚き肉体を。
概要
- 巨戟龍ゴグマジオスの堅牢な素材を用いたランス。
盾は人間の肋骨を模しているように見える。
- 一発生産の戒めの枷から本武器天涯のゲガルドに強化出来る。
例によって素晴らしいセンスを遺憾無く発揮している解説文である。
マジオス武器は「○○の××」という名前で統一されている為、
THEウェポンズや四字熟語を冠すウエポ辺りに比べると
若干大人しめな名前という印象を受けるかもしれない。
性能
- 気になる性能だが、
- 高水準の攻撃力690
- ありがちな会心率-10%
- 微量の睡眠属性180
- なんと素で紫ゲージを備える
- 今作では数少ない、素で斬れ味レベルがMAXに達しているランスである。
これにより、必須スキルである匠スキルを切り、その分を他のスキルに割くことが出来るのだ。
しかし、問題はその紫が僅か10しかないという点にある。
要するに匠の代わりに業物が必須スキルになっているのである。
ただ、匠に比べれば発動は容易なので、匠が必要な他のランスとは違うスキル構成も可能だろう。
業物を発動させたところで紫は20なのでランスとしては厳しく、
続く白ゲージが長いことを考えるといっそ業物も切って白ゲージ運用する構成も視野に入る。- しかし今作では防具・護石性能向上や装飾品追加により、匠発動の難易度は下がっている。
また、真打が事実上死にスキルになってしまうので火力盛りで勝つのはかなり難しい。
武器を使うなら、スキル構成には熟考と妥協を要するだろう。
- しかし今作では防具・護石性能向上や装飾品追加により、匠発動の難易度は下がっている。
- コイツ単体で見てもかなり強いのだが、ライバルは非常に多い。
- まず角竜武器であるレイジングテンペスト。
全ランス2位の攻撃力759が自慢で、匠で白10紫20と継戦能力こそ劣悪なものの、
それを有り余って高い物理火力を有している。
また、攻略段階で作れて極限強化が楽なのもポイント。 - 白一角竜武器のホワイトカタストロフ。
こちらはゲガルドと同じ倍率でマイナス会心が無い。
紫ゲージは出ないが、素で白60なので匠を外して使える上、
スロット2が自由度の高さに拍車をかけている。
更に、微弱ながらも水属性150を備えている。 - 次に、金獅子の鬼神天槍ラージャン
倍率も会心率もホワイトカタストロフと同等で、此方は匠によって紫が20出現する。
そして雷属性値も310で及第点。継戦能力の低さ以外は極めて優秀である。 - 元ラスボスの武器である蛇帝槍タンドマデュラも手強い。
紫ゲージは無いが2段階上の武器倍率、斬れ味白70、防御+40、スロ2等色々盛り沢山。
また、覚醒によって麻痺属性が発現し、PTプレイでのサポートもある程度こなせる。 - そして無属性ランス最後の砦絶衝槍【虎獄】
倍率が一段階上で極短の紫と長い白ゲージまで備えているのに、とどめの会心+20%である。
その結果、ゲガルドの紫ゲージをもってしても虎獄の白ゲージにすら負けてしまう程。
まあこの武器は他の物理ランスをことごとく葬り去ってきているので今更感があるが
- まず角竜武器であるレイジングテンペスト。
- また、匠不要で素で紫ゲージまであるランスとしてのライバルは次の通り。
- 今作の看板モンスターの武器、叛逆槍ハーダレギオン。
素の斬れ味こそ白20紫10だが、ステップを繰り返すことで斬れ味を修復できるという
前代未聞のギミックを搭載。見た目以上の継戦能力を発揮する。
物理火力自体も高く、ゲガルドと同等の倍率で会心率は+10%。
但し、斬れ味修復に必要なステップ回数が9回と多いのが難点か。 - 風翔龍のテリオス=エルダオル。
ゲガルドより2段階上の高倍率ではあるが、会心率-40%が致命的である。
なんとウカムル武器(-30%)より低い。また斬れ味は白20紫10とゲガルドより悪い。
そしてスロットも無い事から、氷が効く相手でもない限りゲガルドが優勢と言える。
しかし、匠不要かつ貴重な睡眠属性持ちというアドバンテージを最大限に生かせば差別化は難しくない。 - 今作の看板モンスターの武器、叛逆槍ハーダレギオン。
- 高火力で僅かながら睡眠も狙える点はダークルードとかなり差別化されている。
しかし物理面で圧勝な為作成後はほぼこちらがメインになるだろう。
- またマジオス武器ということで、他のマジオス武器の例に漏れず作成難易度はかなり高い。
ゴグマジオスのレア素材戦火の龍神玉に加えて、悪名高き古龍の大宝玉も要求される。
ゴグマジオス自体がかなりのタフネスを誇る相手なので素材集めには苦労するだろう。
余談
- ゲガルド(Geghard)はアルメニア語で「槍」を意味する言葉で、
天涯は「空のはて」「(故郷から)非常に遠い土地」を意味する。 - なお現代「ゲガルド」というとアルメニアにある世界文化遺産に指定されている4世紀に創立したゲガルド修道院が有名である。
名前の由来はキリストの脇腹を突いた聖槍の一部がここで発見されたことに因んでいる。
盾のグラフィックが肋骨っぽいのはその為であろう。 - 武器そのもののデザインモチーフは、中世に罪人に対して使われた
『鉄釘の首輪』と呼ばれる拘束具と思われる。
内向きに並んだ棘の僅かな隙間に被疑者の首を通して放置することで
無理矢理に身体の自由を奪う、かなりエゲツない代物だったようだ。
ちなみにオトモ武器も同様の物をモチーフにしているが、こちらは打撃武器である。
釘の打ち方と発光部分で上手くネコの顔を表現しており、
なかなか可愛らしい。