MHP3、MH3G、MHX(X)に登場するガンランス。
軍隊チックな名前から分かる通りハプル武器の一角である。
目次
概要・性能
ギルドの精密技術がつぎ込まれた対飛竜用銃槍。
竜を屠る事だけに特化した恐るべき兵器。
(62式突撃銃槍)鋼もひしゃげる飛竜の鱗を軽々と貫く恐るべき銃槍。
竜殺しを目指した兵器の一つの到達点。
(ソルダートアサルト)
- ハプル武器と言えば、一線級の武器には劣るものの、
そのいぶし銀のごとき安定した性能と重厚な外見でファンの多い武器であるが、
このガンランスもその典型のような存在。
- 巨大な機関銃に小型の銃剣を装着したといういかにもミリタリーチックな、
他のガンランスとは一線を画す実用性重視のデザイン。
銃剣型のスタイル自体はガンランスではオーソドックスなものの一つであるが、
銃部分のデザインが完全に現代兵器のそれを踏襲しているため、他のハプル武器同様独特の風貌を備える。
特徴的なのは竜撃砲の冷却機構。
多くのガンランスでは排熱用の蓋が開き、そこから放熱するが、
この武器には銃身に冷却用の穴が多数空いており、
排熱時にはこの部分が赤熱し、冷却中であることがわかるようになっている。- 実際の構造的には銃身の外側を穴のあいた筒(バレルジャケット)で包んだ形になっている。
現実世界でも機関銃の銃身等に見られる仕組みで、銃身周辺に空気の対流を生むことで若干の冷却作用を得ることと、
高温になった銃身に人や物が直接触れないようにするのが主な目的。
- 実際の構造的には銃身の外側を穴のあいた筒(バレルジャケット)で包んだ形になっている。
- アサルトは英語で突撃・強襲・攻撃などの意。ソルダートはイタリア語で兵士のことを指す*1。
すなわちソルダートアサルトは突撃兵や強襲兵といった意味となる。
- マーシャル(martial)は戦争・軍事・軍隊などの意。ウォーストの元ネタは軍事戦略(War Strategy) あたりだろうか。
MHP3
討伐隊正式銃槍→62式突撃銃槍→62式突撃銃槍改→ソルダートアサルト
- 一発生産は不可で、必ず討伐隊正式銃槍から派生することになる。
性能面では、攻撃力130(ブースト込みで145)、拡散LV1、水20と、どこか物足りない性能。
しかし、斬れ味緑がそこそこ長く、防御力+14が付くなど継戦能力に長けている。
そもそも、下位時点で作れる水属性ガンランスはこれだけである。
その後も、ジエンを撃破するだけで改に強化でき、
上位ハプルを倒せば最終強化形態のソルダートアサルトにできる。
- 他の水属性ガンランスと最終強化形態を比較すると、以下の通りになる。
(攻撃力はいずれもブースト込み。斬れ味は斬れ味レベル+1発動時)
武器名 攻撃力 水属性 会心率 スロット 斬れ味 砲撃 他 作成可能時期 ソルダートアサルト 215 30 0% 0 白:長
青:長拡散2 防御+18 上位★7 アグナ=アクア 205 48 20% 0 白:短
青:長通常3 上位★8
(アマツ後)凶銃槍【瑞雨】 255 16 -20% 0 青:長 放射3 上位★8
(アマツ後) - 単純な火力では一歩劣るが、斬れ味の優秀さと作成時期の早さが魅力となる。
- 砲撃レベルが2なのが気になるかもしれないが、実際には放射LV3と同じかそれ以上の威力があるためさほど問題ない。
もちろん放射とは装填数や射程、斬れ味消費が違うので使い勝手は異なる。
MH3G
討伐隊正式銃槍→62式突撃銃槍→ソルダートアサルト→マーシャルウォースト
- やはり一発生産は不可。また、今回は62式突撃銃槍からブレイクショットに派生可能。
- 低めの攻撃力、防御力上昇効果、比較的優秀な斬れ味、作成難易度の低さは相変わらず。
しかし、ガノトトスの復活により、マリンフィッシャー系統が現れるなど、
MHP3時代よりライバルが増えている。
最終強化で斬れ味レベル+1を付けても紫が現れないのも難点。
白自体はそこそこ長いのだが…。
さらにG級なのに、拡散3というあんまりな砲撃LV。
これで素の攻撃力が優秀なら納得できたのだが…。
- 試しにこちらも最終強化形態で比較してみよう。
武器名 攻撃力 水属性 会心率 スロット 斬れ味 砲撃 他 作成可能時期 マーシャルウォースト 529 260 0% 3 白:長
青:長拡散3 防御+18 G★1 ダム・アグナコルソ 552 430 10% 1 紫:長
白:長通常5 G★2 海神槍リヴァイアサン 598 310 0% 0 紫:短
白:長放射4 G★2 - 攻撃力、属性値、砲撃全てが他2つに劣っており、もはや息していないレベルである。
防御18などG級では誤差レベルであるし、真面目にスロット3と作成時期しかメリットがない。- ただ、G★2昇格の緊急クエストが爆砕の連鎖であることを考えると、この2つのメリットは意外と大きい。
他の水属性ガンランス2種は、最終強化にG★2のアグナ亜種の素材が必要となるので、
緊急クエストにはそれぞれリキッドスロワーと海王槍リヴァイアサンの状態で挑まなければならない。
前者は上位武器ながら高い水属性値(340)を持つが、素の攻撃力(437)と砲撃レベル(通常2)に
若干の不安が残り、後者は素の攻撃力(552)、水属性値(290)のいずれにおいても
マーシャルウォーストを僅かに上回り、砲撃レベル(放射3)もほぼ同等だが、こちらにはスロットが無い。
つまりこの一瞬に限れば、最後は好みで決められる程度には選択肢に入りうるのである。
- ただ、G★2昇格の緊急クエストが爆砕の連鎖であることを考えると、この2つのメリットは意外と大きい。
- ハプル武器は、割と優秀な性能を持つのにどこか抜けている、あるいは更に優秀な選択肢があることが多いが、
この武器もその典型にピッタリ当てはまってしまっている。
とはいえ、全くどうしようもない性能というわけでもない。
前述の通り見た目はロマンの塊のような存在なので、外見が好きで使っている人も多いだろう。
- 是非ともハプルシリーズと一緒に使ってやりたいところ。
見た目が良く合っているし、納刀術や早食いで立ち回りが強化されるのは、
どうしても一歩遅れがちなガンランスにとってはうれしい。
MHX
アイアンガンランスLV3→62式突撃銃槍LV1→62式突撃銃槍LV5→ソルダートアサルトLV6
- ハプルボッカ復活に伴いこの武器も再び登場。今回も鉱石銃槍から強化して製作する。
レア素材を使用しない製作難度の低さは相変わらすだが、
強化の過程でタマミツネやディノバルドの素材を要求したり、
最終強化時に★7素材の獰猛化狩猟の証IIを使用するなど、若干面倒になった。 - LV1~LV5の段階では、製作時期が早めで作りやすい一方で、武器性能は大分控えめ。
同時期に作れる水属性ガンランスに劣ることが多いので、繋ぎとしての立場が強い。
しかし、LV6でソルダートアサルトに銘を変えると一気に性能が向上し、前線へと躍り出る。 - 最終強化のソルダートアサルトの性能と他水属性ガンランスとの比較は下記の通り。
武器名 攻撃力 水属性 会心率 スロット 斬れ味 砲撃 他 作成可能時期 ソルダートアサルト 200 30 0% 0 白:中
青:長拡散3 防御+18 上位★7 アビサルダイバー 180 48 0% 0 白:短
青:長拡散3 上位★7 ジェントルゴアード 190 20 0% 3 白:長
青:短通常3 上位★7 チャリリヤティ 210 15 0% 1 白:長
青:長通常3 上位★7 ウィルガキャノン 190 18 10% 0 白:中
青:長通常4 防御+15 上位★7
(HR解放後)さばへなす荒槍の水守 200 28 10% 1 白:長
青:長放射3 上位★7 ディープフィッシャー 200 36 0% 0 白:短
青:長放射3 上位★7 砲銃槍ゲネルタフネス 180 27 0% 2 白:中
青:長放射3 上位★7 天嵐ノ銃槍【春茜】 240 16 -20% 0 白:短
青:長放射3 上位★7
(HR解放後)
水属性ガンランスは、数こそ多いものの飛び抜けて強力なものは無く、横並びの傾向である。 - ソルダートアサルトの性能は基本的にMHP3時代を準拠しているが、
最大の弱点だった砲撃レベルが改善され火力難を克服したことで、一線級の実力を手に入れた。 - 斬撃性能ではさばへなす荒槍の水守、ディープフィッシャー、チャリリヤティが意識されるが、
砲撃タイプが違うので差別化は出来ている。 - 水属性の拡散ガンランスとしては、アビサルダイバーがライバルとなる。
こちらは攻撃力こそ低いが属性値が特に高く、斬れ味も青ゲージがかなり長めなのが強み。
また、獰猛素材を使用しないために人によっては早期かつ容易に製作できるのもポイント。
性能差は一長一短なので、狩猟対象や好みで使い分けていいだろう。 - なお、この武器は3rdの頃からテクスチャが貼り替えられていない。
そのせいで盾の見た目が悲惨なことになっており、まるで右手にモザイクを掛けられたような有様である。
MHXX
- G級の素材を使うことで更なる強化が可能に。究極強化の武器名は旧作と同じマーシャルウォースト。
性能は以下の通り。- 高めの攻撃力320
- 平均的な水属性34
- 気休め程度の防御+22
- 砲撃は拡散タイプでLV4
- 素で平均程度の白ゲージ&匠+2で同じ長さの紫ゲージ
- スロットは0のまま
- MH3G時代の不遇さが嘘のような、高水準で安定感のある性能である。
MHX(X)のハプル武器は攻撃力が高めなかわりに斬れ味ゲージがやや短い傾向があるのだが、
この武器は他のハプル武器と比べて斬れ味ゲージが長めであるのも長所と言える。 - 性能の高さに反して作成難易度が低めなのも嬉しい。
G級の獰猛化個体を倒す必要こそあるものの、レア素材と言えるものは潜口竜の重頭殻くらいであり、
HR解放前に究極強化できる。
そのうえでHR解放後も十分通用する性能なのだから、ありがたい限りである。 - ただし見た目の変化はないので、相変わらずテクスチャが古くモザイクがかかったような盾なのが、
見た目重視のハンターにとっては悩ましいところである…。
関連項目
モンスター/ハプルボッカ
武器/ハプル武器
武器/シーダイバー - 水属性で砲撃以外が優秀であることが共通している。