ISFJの美徳と限界、そして挑戦的課題

Last-modified: 2021-03-02 (火) 15:11:57

ISFJの長所

・現実を事細かに捉えよく覚えている
・自分の内によく整理された情報格納庫がある
・経験からよく学び次に役立てる
・粘り強く最後まで終わらせる
・細かいところまで注意が行き届く
・丁寧な仕事をする
・内省する
・謙虚で素朴な印象を与える
・礼儀正しくその場に相応しい振る舞いをする
・冷静に考え物事の仕組みを理解する
・倫理観がしっかりとしている
・美的センスに優れる
・社会性や協調性を大切にする
・他者のことをよく見ており、思い遣りがある
・養育する
・奉仕する
・完全な理解を求める
・公平であろうとする
・不公平には我慢がならず正そうする

こういった長所は、一生の間ずっと、ISFJの魅力となることでしょう。 もしあなたがISFJならば、決して自分に反することなく、これらの善い点を手放すことのないようにしましょう。

アキレスのかかと 外向的直観にご注意下さい

馴染んだことにこだわることが多く、 新しいことをあまり挑戦しようとしないため、融通が利かないと言われることがあります。

特に、重要な意思決定においては、既に上手くゆくとわかっていること、慣例になっていることを採用します。 安定を求めるあまり、試行錯誤をしながら道を切り開こうとする気合に乏しいことがあります。

自分の為すべきことや考え事に集中しすぎるので、 関連情報や状況変化を見ようとしなくなってしまいます。

空想や仮定、可能性の話しをすることを楽しめないことがあります。 そのため、有益な意見交換ができなくなります。 また、議論をしながら新しいアイデアを発見してゆこうということがなかなかできなくなります。

懐かしいことや、古くからの付き合いを大切に感じますが、一方で積極的に新しい人間関係を築いてゆこうという 姿勢がなくなってしまいます。

相手の言動の本心を見抜けず、真に受けてしまうことがあります。

相手の期待していることを見抜けず、勘が鈍いと思われることがあります。

これらはすべて、第四の心理機能である 外向的直観(Ne) が「アキレスのかかと」になっていることが原因です。 しかし、第一の心理機能である 内向的感覚(Si) の働きを長所をとして発揮するためには幾分仕方のないことです。 外向的直観(Ne) を意識的に鍛えれば解決するなどという簡単なことではありません。 しかし、 外向的直観(Ne) を抑圧していることが欠点となって、せっかくの地道な努力が本当に必要とされているものでないことに気がつかず、 すべてが瓦解することのないように、気に留めておくことは大切です。

大抵の場合は、脇道に逸れることなく粘り強く実行してゆけば目標は達成されるでしょう。 しかし、ときに様々な角度から物事を捉え直してみる必要があります。

ISFJは歳を取るにつれて 外向的直観(Ne) が働くようになるので、柔軟な発想をし奇妙なことも受容する気さくな特徴も現れてきます。

ISFJは人間や物事の印象をよく覚えており、整理整頓が得意なわけですが、 そうやって仕入れた知識やデータをもっと有効活用できれば良いと考えるでしょう。 それは、意味や関連性を汲み取ったり、 新しい組み合わせによって何ができるのか発想してみることによって可能になります。

そのために、たまには現実にとらわれることなく自由な想像を許し、 仲間と共に議論する機会を設けるとことで、いつもと違った有意義な経験をすることができるでしょう。 アイデアが中途半端であると思われても、試してみることで分かってくることは多くあるはずです。

前例のない事態に直面しても、取り乱すことなく、ISFJの 膨大な印象と知識、そして整理されたデータのプールから機転の利いた方法を思いつき、 試行錯誤しながらも改善を重ね、乗り越えることができるでしょう。

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