奥付は1987年12月1日。
概要
全62ページ。表紙はシタデル製のメタルフィギュア「Elven attack CHARIOT」のイメージイラスト。作者は柳荷風。
裏表紙はAC6キャラクターレコードシート、AC2マスタースクリーン、AC9モンスターマニュアル、X6 スパイラルシティー、ドラゴンスキンの広告。
カラーページは表紙裏の広告と裏表紙内側の第二回メタルフィギュアペイントコンテストの上位入選作品のカラー写真のみ。
誌面端の「はみだし情報」は、マスターレベル用とイモータルレベル用モジュールの紹介だが、当時はまだマスター用4冊、イモータル用2冊しか出ていないためすぐ終わる。
特集記事:投稿リプレイ&アドバイス
- “D&Dプレイングサンプル・参考としての活用法”
「他人がどうやってD&Dをプレイングしているのか知りたい」という意見が多いため、特集された。今号に採用・掲載されたのは以下の4本。- 竜の眼
R.三ツ木とVAHAMUTによる投稿。カットイラストも豊富にある。プレイヤーキャラクターはパラディン2名・クレリック1名・エルフ1名。 - Crimson Crescent Quest
投稿者は恩田幸子。主人公はエルフのLiace。1on1によるショートシナリオのプレイレポート。 - 魔獣テラルの復活
投稿者は高野健太郎。3号に掲載された「魔獣テラルの復活」の小説風のプレイングレポート。 - ソルベーク オブジェ
投稿者は新澤貴之。原稿用紙百枚を越す大作で、リプレイ記事というよりも小説。第一章のみを抜粋したものを掲載している。実際のプレイはシーフを主人公とした1on1。
- 竜の眼
- まとめにかえて
編集局から、コンベンションでのゲームプレイングについての紹介。プレロールドキャラクターの使用を推奨している。当時の傾向として、東京のコンベンションでは持ち込みキャラクターが多く、大阪ではプレロールドキャラクターを使用することが多かったらしい。
Advanced Dungeons&Dragons
- 洞窟外生活講座~第一回「正しい騎士の作り方」
石丸太による記事。騎士という存在と、その誓いなどに関する記事。 - 幻生物伝承 第五夜「精霊―神から生物へ」
精霊という存在に関する記事。 - 幻界創世記 第三章「英雄の章」~時の流れのままに~
ワールドの歴史や、NPC、国家と民族について。
連載
- Dungeon Master's Room~D&D・AD&Dマスター座談会
テーマは「D&D:原点とその方向性」。大貫昌幸の司会による座談会。黒田幸弘が参加している。
D&Dの魅力、デザイナーの意図、プレイングの多様性を論じている。 - ステップ・バイ・ステップ2
明日川敬による記事。ベーシックビギナーズガイドに掲載された記事の続編。
テーマは「ヒューマノイドモンスター」で、ミニシナリオ「捕らわれしもの・・・~敵からの脱出」をサンプルとして掲載している。 - Dungeon Original World 第五回「秋風のメロディ」
大貫昌幸による記事。今回からのキャラクタークラスの紹介に先んじて、「冒険者」に関する説明と、最初に「シーフ」について紹介している。最後に、NPC1人を紹介している。
オリジナルQ&Aページ「ようこそ アトランティス魔法商会へ」では、あったらこわいものシリーズとマジックアイテムのコストや売買価格について。 - ヴィジュアル・ダンジョンズ・コーナーV
Q&A。別売りのベースやシールド、フロアプランなどの商品に関する質問の回答と、目の塗装法の解説。 - COLUMU~RPGのプレイヤーとは?~DMたちのつぶやき
荒木高志と藤川俊一による対談記事。TRPGプレイヤーをビギナー、パワー、プライド、フレンド、マスター、ロールの6種に分類してそれぞれの対応や功罪を論じている。
Dungeon House(読者交流欄)
- ようこそグリフォン・インへ
第二回エルフ友の会と第一回ハーフリング友の会の特設ページがある。 - サークル紹介
DOD(Dungeons of Dragons)、KEM隊、Janus D(ジェイナスD)、Dragon's God。 - プロショップ紹介
おもちゃのヨシオカヤ、日野屋玩具店、サントイズだるまや。 - DFC Q&Aコーナー
Q&Aコーナーはお休みで、コンパニオン・ルール・セットの正誤表が載っている。 - インフォメーション
1987年のおもちゃショーでのD&D関連商品の記事。
Advanced Dungeons&Dragonsの翻訳決定、DFCクリスマスパーティーの告知、1987年オフィシャルコンベンションの報告記事、新製品の紹介記事、DFCニュース創刊の告知。