呪文/【ソート・ブロードキャスト】

Last-modified: 2020-12-28 (月) 20:22:17

原語は「Thought Broadcast」。
broadcastは放送する、ばらまく、散布するといった意味の動詞。
術者が指定した対象の考えた事を、周辺の生物全員に暴露する魔法。
この魔法にかかった生物はその表層思考をばら撒くことになるため、隠れることが困難になってしまう。もちろん尋問にも有効。
ESP」など、術者が対象の表層思考を読み取る魔法はTRPGなどで存在するが、それを周囲に無差別にばら撒くという魔法はさすがに聞いたことがない。単語からすると、対象の思考をラジオ放送のように発信するという魔法効果ありきで考案されたのだろうか。

アドバンスド・ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ

プリースト4レベル呪文。未訳のため訳語はなし。
オルタレーションに属する。コンポーネントはV、S、M。
スフィアーは「ソート」。
対象となった生物1体の表層思考を周囲にいる他の生物にばら撒く呪文。
術者が指定した対象は対スペルST判定に失敗すると「ソート・ブロードキャスト」の効果を受けてしまう。
「ソート・ブロードキャスト」の対象となった生物は、自分が考えた事が周囲30ヤード以内にいる全ての生物に知れ渡ってしまう。さらに思考を発信した者が誰なのかまで分かってしまう。しかし対象は自分が考えていることが周囲にバレていることに気づかない可能性がある。
持続時間はラウンド単位で、術者レベルに比例して延長されていく。
触媒は「小さな風船」。消費される。
初出は「Tome of Magic」。
Spell FrequencyはCommon。


主に尋問で使われる呪文。一方で、表層思考をばら撒くことはプライバシーをイロイロと侵害しかねないため、いたずらで他者にかけることはオススメできない。

関連用語

ESP