詠唱時間

Last-modified: 2023-04-07 (金) 17:42:58

原語は「Casting Time」。この場合のcastは投げる、掛ける、向けるといった意味の動詞。
AD&D第2版までの用語。呪文を詠唱して発動させるのに、どの程度の時間がかかるのかを示す。ただし、AD&Dの呪文の中には「詠唱」を必要としないものが存在するが、便宜上「詠唱時間」という用語が使われている。
略語は「CT」。


AD&Dでは各呪文に数字が設定されている。数字の後ろにラウンド、あるいはターンという時間単位が付いていればその時間単位が終わる時に詠唱している呪文が発動することになる。時間単位が記されておらず数字だけの場合は、選択ルールでの武器のスピードファクターと同様、イニシアチブの数値に加算することになる。つまり詠唱時間の数値が低い呪文は、発動に必要な隙の少ない呪文ということになる。逆に詠唱時間の数値が高い呪文を戦闘中に使用する場合は、その戦闘ラウンド中に敵の攻撃にさらされることになる。特に、詠唱中の呪文がダメージにより発動不能になるDMのもとではなかなか重要な数値となる。


なお新和版の和訳では、スクロールでも「詠唱時間」と訳されているが、原語は「Reading Time」となっている。

関連用語

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